

こんな感動ってあるだろうか!間近に連なる4千メートル級の山々、手を伸ばせば届きそうなくらいにほんの間近に頂きが迫る。
真っ青な大きな空の下、その山塊目掛けて朝一番の誰もいない見事に圧雪されたバーンをハイスピードでかっとんでく・・・ターンのたびに
エッジのシャープな音が静寂な空気にこだまする。そう、ここはアルプス、世界至る所でその名を冠した○○アルプスではない、
紛れもなく本物のアルプスにいるのだ。
知り合った時からマッターホルンを見に行きたいと言い続けてたちゃま。彼女の念願の夢は、当時彼女が考えてもいなかったスキー旅行
という形で今回実現しました。宿泊は標高3,100m、世界で最も高い所に建つ本格ホテルにステイしてのスキー旅行は、夢の
雲海世界あり、夢のマッターホルン独り占め(?)あり、高山病との戦いありと、ほんの数日の間にまさに色んなことがありました。
スイス側からイタリア側へマッターホルンをぐるり180度周回しながら滑り降りた一日の滑走距離は、ガイドさんに言わせると50キロ超とか。
スキーでなければなしえない世界でした。滑ったのは実質たった1日だけでしたが、今後ツェルマット旅行を計画される方への
ガイド代わりにもなるよう、宿泊・交通・周辺情報もかなり細かく盛り込んでみました。これを見た皆様がいつの日か
マッターホルンスキーパラダイスに足を運ばれ、真の意味で僕らと感動を共有できる日が来ることを心から願ってます。
第一章
ツェルマットスキー概観
第二章
ツェルマットへの足
Ⅰ.日本からのフライト
Ⅱ.モーベンピックホテル・チューリッヒエアポート
Ⅲ.チューリッヒ空港からブリックへ
Ⅳ.ブリックからツェルマットへ
Ⅴ.鉄道旅行の参考に ~1等と2等の違いなど
第三章 マッターホルンスキーパラダイスにて
1.初日
ツェルマットからゴルナーグラートへ
Ⅰ.スキーパス(SKI PASS = リフト券)のお話
Ⅱ.雲中雲上のゴルナーグラート・モンテローザ鉄道
Ⅲ.世界最高地点に建つ本格ホテル「クルムホテル・ゴルナーグラート」
2.初日
アルプス初滑降
Ⅰ.ゴルナーグラートからフーリー ①
Ⅱ.ツェルマットの電気バス
3.2日目
異変
4.2日目 夢のマッターホルン大滑降(スイス・イタリア国境越えスキー)
Ⅰ.
ゴルナーグラートからフーリー ②
Ⅱ.
フーリーからクラインマッターホルン
Ⅲ.
イタリア・チェルビニアへ
Ⅳ.イタリア・ヴァルトルナンシュへ
Ⅴ.
マッターホルン山麓の大滑降(グレーシャーパラダイスからツェルマットへ)
5.2日目
快晴のゴルナーグラート・モンテローザ鉄道
Ⅰ.ツェルマットからリッフェルアルプ
Ⅱ.5ツ星『リッフェルアルプホテル』でのディナー
Ⅲ.リッフェルアルプからゴルナーグラート
6.3日目
悲劇は重なる・・・アルプス最後のスキー
Ⅰ.再び襲い来る高山病
Ⅱ.悲劇は続く・・・
7.3日目
スネガ・ロートホルン・ストックホルン観光
Ⅰ.スネガパラダイスからロートホルンパラダイス
Ⅱ.スイス最高峰 モンテローザ(ストックホルンにて)
8.3日目
ツェルマット
Ⅰ.ツェルマットの街
Ⅱ.ホテルポスト
第四章
さようなら マッターホルン&ツェルマット
Ⅰ.氷河急行 ツェルマットからブリック
Ⅱ.ブリックの街とホテル紹介
Ⅲ.ブリックからミラノ
Ⅳ.旅の終わりに(ミラノ)
第五章 実用編
1.ホテルの選び方
A)山岳ホテルか、ツェルマットのホテルか
B)食事形式によりホテルを選ぶ
C)星(格付け)評価でホテルを選ぶ
D)部屋からマッターホルンが見えるかどうかでホテルを選ぶ
Ⅰ.スキーインアウトが可能な山岳ホテル
Ⅱ.ツェルマットのホテル
Ⅲ.その他のツェルマットのホテル
2.いつ泊まるのがよいか ・・・スイスの閑散期・通常期・繁忙期
3.いつ訪れるか(マッターホルン・スキーパラダイスのスキーシーズン)
4.言語と通貨
Ⅰ.言語
Ⅱ.通貨
5.様々なアクティビティ
Ⅰ.ヘリコプターを利用しよう
Ⅱ.パラグライダー
Ⅲ.ナイトスキー
6.便利なリンク集
※ 地名の日本語表記は、現地案内所にあった日本語ガイドブックに拠ってます。