堀内孝雄
(なりきり)
in 追浜
〜 なりきりオールスター全員集合 in ぼっけもん〜
2024年4月20日(SAT)
追浜
フォーク酒場ぼっけもん
追浜・フォーク酒場ぼっけもんの名物企画で、前回新装開店となった「なりきりオールスター全員集合」。その二回目となる公演が1年ぶりに開催された。
コロナ前は年に2回のペースで開催されていたこの企画だが、諸般の事情により1年ぶりの開催。
前身の「なりきり激情」から通算すると11回目となり、なりきりレジェンド達を中心にその歴史は今も刻まれ続けており、この企画に対する想いは脈々と受け継がれている。
さてさて、今回はどんなアーティストがどんなパフォーマンスを繰り広げてくれることやら…。
<過去の「なりきり激情」の模様はこちらから>
↓↓↓
第1弾
第2弾
第3弾
第4弾
第5弾
第6弾
第7弾
第8弾
第9弾
第10弾
開催当日、主催者である私が準備の為に早めにお店に到着すると、既に気の早い演者さんたちが数名歓談している。
オッケー!今回もみんな気合十分!(笑)
スタート20分前には演者全員が集合し、定刻の午後1時、私の司会進行のもと11回目のなりきり劇場の幕が切って落とされる。
トップバッターを飾ったのは、なりきり初登場となるこのお方、「森田公一」さん。
作曲家として数多くの名曲をこの世に送り出している御仁だが、ご自身のヒット曲と言えば「青春時代」くらいしか思い浮かばない。ご本人もそれを自虐ネタにしてイジッていたが、なかなかどうして!あのCMソングも含めて美しいメロディを訥々と歌い上げてくれた。
2番目に登場したのは、あの世から舞い戻った「河島英五」さん。
今回は何故かベース弾き語り…更に突然「りりィ」さんが降臨したりと、よく解らない構成はやはり黄泉の国の異次元空間が成せる業か。(笑)
(なりきり)森田公一
(なりきり)河島英五
続いて登場したのは、これまたなりきり初登場の「杏里」さん。
この日の為に鎌倉まで行って帽子を新調したという、なりきりに毒された…もとい!なりきりの神髄を身をもって具現化してくれたなりきりストさんだ。ギターも相当練習したと見え、演奏も素晴らしかった!
4番手はニューミュージック界の至宝、「来生たかお」さん。
ピアノ弾き語りの印象が強いお方だが、今回はギターを爪弾きながら、お馴染みの優しさに満ちたメロディを丁寧に歌い上げていたのが印象的だった。
(なりきり)杏里
(なりきり)来生たかお
今回のなりきりは往年のアイドルが多数ご出演されたが、皆さん普段は持たない楽器を奏でながらの歌唱…これまたなりきりならではだ。
という事で、ここから3組続けてアイドルタイム。
まずは、私自身、少年の頃一押しだった「岩崎宏美」さんが登場。
今回はマイギターを抱えてのステージだったが、スター誕生出身のアイドルとしては歌唱力も抜群で、あの頃のクオリティは今でも健在!懐かしい名曲を余すところなく披露してくれた。
アイドル2組目は、マッチこと「近藤真彦」さん。
派手で粗削りな振り付けで歌うイメージが強い絶対的アイドルだが、今回はギターを抱えて登場。さてはよっちゃんにでも教わったか…。(笑) 少し落ち着いた感もあるが、トレードマークのバンダナは忘れない。
(なりきり)岩崎宏美
(なりきり)近藤真彦
アイドル3組目は今でも天然ボケをかまし続ける「松本伊代」さん。
カメラを向けると速攻目線を合わせてくれる余裕は、流石生き馬の目を抜く芸能界を生き抜いてきた強者だ。今回はなんと!ピアノ弾き語りという、オールスターかくし芸大会でも見せない特技をご披露。
(なりきり)松本伊代
そして前半最後に登場したのが、私「堀内孝雄」だ。
本来、「リスペクトしているアーティストになりきる」というのがこの企画のコンセプトなのに、今までどうしてこのお方が登場していなかったのか不思議な気もするが、流石にネタ切れを意識した時に突如降ってきた救世主的なアーティストだ。
しかもかかった経費は「ヒゲ」だけという抜群のコストパフォーマンス!(笑)
今回は、ソロで1曲歌った後に、豪華バックバンドに加わってもらい2曲を演奏。
昨年、盟友のチンペイさんを亡くし少し滅入っていたが、今回素敵な仲間に囲まれて元気を取り戻した次第。
(なりきり)堀内孝雄
後半1組目は、これもアイドルの括りになるのかな?「藤井フミヤ」さんがステージに上がる。
いや、アイドル…としては少しくたびれた感満載か。(笑) 以前、「ひとりチェッカーズ」さんが出演されたことがあったが、ソロとしてはなりきり初登場だ。いろいろあったのでチェッカーズの面々の再集結には至らなかったが、最後はバックバンドを従えてカッコいいステージを魅せてくれた。
続いて登場した「中島みゆき」さんは言わずと知れた日本の至宝!
長い「なりきり」の歴史を振り返った時、このお方のなりきりは密かに個人的に期待大だったが、今回もその期待を裏切らないクオリティ!しかも今回は思いもつかない大道具さんまで駆使し、会場に新たな「風」まで巻き起こす斬新さ!いや、素晴らしい!
(なりきり)藤井フミヤ
(なりきり)中島みゆき
後半3組目は、これまた黄泉の国からお越しになった「村下孝蔵」さん。
なりきりには何度かご出演されているが、「中の人」は初登場だ。(笑) 普段、「中の人」はオリジナル曲メインで歌われているので、このなりきりはとっても新鮮!いや〜、オファーして良かった!
そしてその後ステージに上がったのが、なりきり初登場の「宮本浩次」さん。
今回、企画段階で一番ビックリしたのがこのお方だ。代理人のマネージャーさんからアーティスト名を聞いた時に思わず3度確認してしまった程の意外性は、ある意味なりきりの真骨頂か。
後半は後ほど出演する「〇〇」さんがサポートで登場。これまた意外な交友関係?
(なりきり)村下孝蔵
(なりきり)宮本浩次
さて、なりきり初登場はまだまだ続く。
後半5組目は、独特の世界観を醸し出す俳優兼ミュージシャンの「六角精児」さん。
この方の楽曲を良く存じ上げていない人は多いと思うが、鉄オタとして出演しているBS番組で何気に聞いた事のある曲を演奏され、あ〜あ〜・・・的な。(笑) やっぱり雰囲気は一味も二味も違う。
そしてその後にステージに上がったのは、先ほど宮本浩次さんのバックでギターサポートに入った「玉置浩二」さん。
研ぎ澄まされた楽曲と特徴的な歌い方が魅力のミュージシャンだが、このステージでもその魅力を余すところなく披露。大御所と称されるアーティストのパフォーマンスは流石の一言に尽きる。
(なりきり)六角精児
(なりきり)玉置浩二
そして今回の「なりきりオールスター全員集合」の大トリをお願いするのは、もうこの方をおいて他にはいないだろう。
冥土からはるばるお越しいただいたロックの神様、「Elvis Preslay」さんだ。そのなりきり度、パフォーマンス、シャウトする歌唱…どれをとってもピカ一のクオリティだ。何気に付け替えられたマイクにも是非注目してほしい。
大トリに相応しい見事なパフォーマンスで、11回目のなりきり劇場は大団円を迎えるのであった。
(なりきり)Elvis Preslay
いや〜、今回も大いに盛り上がって超楽しかった!
ネタがないネタがないと皆さん仰るが、今回初登場のアーティストは15組中9組!
まだまだネタは尽きないですな!(笑)
次回の開催も11月に決まり、楽しみは増すばかり!
どんななりきりアーティストが登場するのか…乞うご期待!
■演奏曲目
■競演
愛しき日々
君のひとみは10000ボルト
遠くで汽笛を聞きながら
森田公一 (にしやん)
河島英五 with りりぃ (Toshi)
杏里 (abi)
来生たかお (坂ちゃん)
岩崎宏美 (みよ)
近藤真彦 (まっちゃん)
松本伊代 (HAL)
藤井フミヤ (靖)
中島みゆき (カン娘)
村下孝蔵 (ヨコヤマハ)
宮本浩次 (ゆき)
六角精児 (駄美)
玉置浩二 (チャンベカン)
Elvis Preslay (ジョエル)
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