飛鳥涼(なりきり) in 追浜
〜 なりきり劇場 in ぼっけもん〜

2015年11月21日(SAT)
追浜 フォーク酒場ぼっけもん


フォーク酒場で遊んでいると、いろんなイベントのアイデアが浮かぶものだが、酔った席での話という事もあり、なかなか実現には至らない。
ところが、JULYの相方ちいさんは、いつもこれを現実のものにしてしまう。
という事で、これまた斬新な企画が立ち上がった。
題して「なりきり劇場」!
出演者それぞれがある特定のアーティストになりきって1ステージ務めてもらうという、ありそうでなかなか無い企画だ。
いつもの音楽仲間達に主旨を話すと、ほとんどの方がOKの即答だったようで、エントリーしたのは総勢15名。
1人20分の枠にしても5時間の長丁場になってしまうが、ぼっけもんマスター靖さんの計らいで、開始時刻を午後1時とする事でこのライブの開催が決まった。
sueちゃんが作ってくれたフライヤーを見ると、何だかとっても豪華な紅白歌合戦みたいだ。

開催当日、お店に着くと既に多くの「豪華アーティスト」達が集結している。
皆さんそれぞれ「なりきり」に相応しい衣装やら小ネタを用意しているようで、その気合いの程がうかがわれる。
やはりいつもの歌会やライブとはどこか雰囲気が違うワクワク感を覚えるのは、果たして私だけだろうか。

この楽しいライブのMCを務めてくれるのはともちょこさん。
定刻の午後1時、この稀代の名MCの進行で「第一回なりきり劇場」がスタートする。

     
 

トップバッターは地元出身のアーティスト「小田和正」。
この方の絶妙な「なりきりトーク」が、後続のアーティストに火をつける。
「僕がこの曲を作った当時は・・・」云々で始まる薀蓄話は、流石そのアーチスト一筋を通してきたファンならではのトークで、長時間聴いていても全然飽きない。

以下出演順で、前半は「森山良子」、「松山千春」、「谷山浩子」、「及川恒平」、「浜田省吾」、「長渕剛」が登場。

休憩を挟んで、「玉城千春(Kiroro)」、「井上陽水」、「山本潤子」、「さだまさし」、
ここで何故か「浪速のおっさん」(笑)を挟んで、「Karen Carpenter (Carpenters)」「アン・ルイス」と続く。


(なりきり)小田和正

(なりきり)森山良子

(なりきり)松山千春

(なりきり)谷山浩子

(なりきり)及川恒平

(なりきり)浜田省吾

(なりきり)長渕剛

(なりきり)玉城千春<Kiroro>

(なりきり)井上陽水

(なりきり)山本潤子

(なりきり)さだまさし

(なりきり)浪花のおっさん

(なりきり)Karen Carpenter

(なりきり)アン・ルイス

そしてこの長い長いライブの大トリとして、あの「飛鳥涼」が登場する。
アン・ルイスの異様なまでの盛り上がりの後に、「こんな私がこの場にいていいんでしょうか・・・」と、いかにも殊勝な面持ちでステージに上がる。
まだ決して本調子ではない体のようだが、そこは一世風靡した日本屈指のミュージシャン!
ギターを抱えて斜に構えたかと思うと、日頃の鬱憤を吹き飛ばすかのうように、いきなり「YAH YAH YAH」で勝手に盛り上がる。
最後に、遅れて駆けつけた(?)チャゲも加わって「男と女」を熱唱し、心配していた禁断症状も出る事なく、この長いライブを締め括った。


(なりきり)飛鳥涼

全ての出演者の演奏が終わると、遊びに来てくれた「中島みゆき」と「サザエさん」がステージに上がり、そのままアフターに突入。
居残る「豪華アーティスト」さんもいれば、別のアーティストさんに変身する方もいて、追浜の夜をに賑わしてくれた。

(なりきり)中島みゆき

(なりきり)サザエさん

それにしても楽しい企画だった!
決して「モノマネ」ではなく、あくまで「なりきり」・・・この温度感が良かったんだと思う。
長丁場だったけど、唄う人も聴く人も、終わってみればアッという間の5時間だったような気がする。

さて、こうなると第2回の開催が待ち遠しくなってくる。
次は一体誰が誰になりきるのか・・・皆様、お楽しみに!!



■演奏曲目

■競演

YAH YAH YAH

この恋おいらのからまわり

はじまりはいつも雨

男と女

小田和正 (issy)

森山良子 (やまちゃん)

松山千春 (sue)

谷山浩子 (abi)

及川恒平 (台湾のかず)

浜田省吾 (松っちゃん)

長渕剛 (靖)

玉城千春<Kiroro> (ともちょこ)

井上陽水 (チャンベカン)

山本潤子 (ちい)

さだまさし (ゾンピー)

浪花のおっさん (小西)

Karen Carpenter (はるちゃん)

アン・ルイス (みよっち)




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