という事で、ちいさんの挨拶に続く第一部。
まずは先日の台風で物議を醸した現職の千葉県知事「森田健作」が登場!
まさかタイミングを見計らった訳ではなかろうが、ステージ上で頭を下げると、案の定客席からブーイングとヤジが飛んで…つかみはOK。(笑)
森田知事に続いて、既にお店の備品となったヅラをかぶり…いや、若かりし頃の面影で登場した「南こうせつ」が手話で熱唱。
MCちいさん曰く、最初のこのお二人、共に同じ大学中退という繋がりがあるそうな。
実はこの大学、私の長女も卒業しているのだが、そんなエピソードは初めて知った。
なりきり劇場、意外と(?)勉強になる。(笑)

(なりきり)森田健作 |

(なりきり)南こうせつ |
続く二組目の対決(?)。
先攻は日本のガールズバンドの頂点を極めたと言っても過言ではないプリンセスプリンセスのボーカル「奥居香」。
今回はプリプリというよりも、むしろ「奥居香」を全面に出したいと言っていたが、衣装も決めてまさに正統派のなりきり!
対する「チェッカーズ」は、ステージ上には一人しか見えないが、目を閉じて聴いていると、フミヤのほかに、モクやマサハル、更にはナオユキのサックスまで聞こえる。(笑)
いや、やっぱりこの「なりきり」はこの人にしかできないだろう。

(なりきり)奥居香 |

(なりきり)チェッカーズ |
ひとりチェッカーズの後にステージに上がったのは、一瞬どこかの左官屋さんが会場に紛れ込んだかと思ってしまった「奥田民生」。
その風貌とは裏腹に、演奏もトークも抜群の安定感!
続いては、同じ広島県出身繋がりという事で、このなりきり激情には何度か登場している「浜田省吾」がステージに上がる。
いや、演じるご本人はなりきり激情初登場なので、客席からは「爽やか系の浜田省吾!」との声が飛び、これにはたまたま居合わせた元(?)、いや似非(?)浜田省吾が「俺は爽やかじゃないってか!?」とぼやく場面も。(笑)

(なりきり)奥田民生 |

(なりきり)浜田省吾 |
続く二組は、なりきり激情ならではの出演者…この日の為にはるばる黄泉の国からお越しになった方々が登場。
先攻はモノマネだったら定番の「なんじやこりゃぁ!!」でお馴染みの「松田優作」。
実はこの方、前回Vol.8に出演予定だったのだが、諸般の事情で今回にスキップ…う〜ん、こりゃ確かに見せずにはいられない出来映えだわ!(笑)
後攻は、ドラマ「高校教師」のテーマソングが有名な「森田童子」。
なんと!前出の森田知事がハープでお手伝いという贅沢な演出も!
この方の生涯は謎めいた部分が多いが、今回はご本人の口からその略歴を聞くことができ、皆さん「へ〜!!」的な。
うん、やっぱりなりきり激情は勉強になる。(笑)

(なりきり)松田優作 |

(なりきり)森田童子 |
前半戦最後の取り組み(?)は、往年のアイドル対決。
先攻は、70年代代表、となりの真理ちゃんこと「天地真理」。
ギターを弾く真理ちゃんもまた新鮮だが、2曲目でギターサポートとして再登場した奥田民生とは何だかとてもいい雰囲気…ここが芸能記者の目が届かない追浜の片隅で良かった!(笑)
客席まで惹き込んだ振り付けで盛り上げた天地真理の後には80年代を代表するアイドル、「中森明菜」が登場。
この方もスキャンダラスな臭いがプンプンするシンガーだが、今回は真相が定かではなかったアノ事件について赤裸々に告白!バックバンドを従えた賑やかな演奏とのギャップで、とても衝撃的なステージだった。

(なりきり)天地真理 |

(なりきり)中森明菜 |
休憩に入る前に、急遽ゲストとして「多部未華子」がステージに。
いやいや、正直、おじさんやおばさんばかりだったので、平均年齢を一気に下げる若手女優の登場にちょっと安堵。(笑)

(なりきり)多部未華子 |
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休憩を挟んだ第二部のトップバッターとして、日本ブルース界の雄、優歌団のボーカリスト、「木村充揮」が登場。
普段からシラフなのか酔っているのかよく判らない方だが、この日の彼は普段見れないパワーボーカルで客席を圧倒。
そしてその後を受けて登場したのが、今回のなりきり激情で一番怪しいこのお方…。
一体誰だ!?…と出演者リストを見ると、「おばさん」と書かれている。
お、お、おばさん!? …思わず二度見。(笑)
聞けば、この姿で会場までやって来たという強者…いやいや、たまにこういう方が現れるのもなりきり激情の醍醐味か。(笑)

(なりきり)木村充揮
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(なりきり)おばさん
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怪しい「おばさん」がその風貌とは裏腹にバンド演奏をビシッと決めてくれた後は、MCのちいさん曰く、「図々しい者対決」だそうな。
なんでも、本日の演者たちの中でも、「演じる人」と「なりきられる人」の年齢ギャップが大きすぎて、よくもまぁそんな若い人になりきれるもんだと…。(笑)
先攻するのは、なりきり激情初登場!今が伸び盛りの若手シンガー「あいみょん」。
正直、今や標準的な「おじ様」となってしまった私は、名前は知っているがその何たるかを詳しく存じ上げていないので、ただただ、カワイイなぁ…的な感想。(爆)
しかしギター、上手くなったなぁ。

(なりきり)あいみょん |
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そして後攻としてステージに上がったのが、私「森山直太朗」だ。
過去8回のなりきり激情に、母は2度ほどお呼びいただいているが、私自身は初めての出演となる。
何分にもキャリアの割に大きなヒット曲があまりなく、選曲するのに大いに悩んだが、今回は並み居る偉大なシンガーたちに遅れを取らないよう、無難に代表作と言われている「さくら(独唱)」と「夏の終わり」の2曲をセレクト。…まぁどちらも思いっきり季節外れだが。(笑)
自分で言うのも何だが、なんと言っても私の魅力は高温域のファルセット…お店の音響の良さもあって、唄っていて気持ち良いのなんのって!
いや〜、追浜の夜、クセになりそう…。(笑)

(なりきり)森山直太朗 |
森山直太朗がステージを降りると、いよいよ最後の対決!
まずはニューミュージック界の巨匠であり、日本の至宝とも言える「松山千春」。
いや〜、なりきり激情には何度も登場しているミュージシャンだが、なんと言っても今回の千春さんは「作り物」でほなく「天然素材」だ!
一見テキ屋のオヤジに見えてしまう程のリアリティは、是非下の写真で確認していただきたい。
しかし演者さん、思いきった!(笑)
続いてステージに上がった「吉幾三」も負けてはいない。
そもそもコミックソングから本格的な演歌まで、幅広く曲が書けるマルチプレーヤーだから、なりきり初登場となる今回、果たしてどんなパフォーマンスを魅せてくれるかと楽しみにしていたが、定番の「雪国」はともかく、まさかあのCMソングを披露してくれるとは!
いや、なりきり激情の最後に相応しいガチンコ対決だった!

(なりきり)松山千春 |

(なりきり)吉幾三 |
そしてこの大盛り上がりのライブをビシッと締めてもらう為に招聘された、「世良公則…の専属ギタリスト」(笑)が登場!
ギターだけでは決まりが悪いので、「おまけ」として一緒にご招待した「世良公則」がまさかのドタキャン!…というアクシデントがあったものの、幸い会場に代役の「世良公則」がいたお陰で、ボルテージMAXのまま大団円に。

(なりきり)世良公則…のバックギタリスト |
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こうして9回目のなりきり激情も大興奮のうちにその幕を下ろした。
いや〜、毎度同じ感想となってしまうが…今回も楽しかった!!
個人的には今回はちょっと「休憩」的な部分もあったが、その分、次回の10回記念興行に精力を傾けようかと…。
って、既に完全にその気じゃん!(爆)
はい、その日の為にこれから精進します!
参加してくれた皆さん、お疲れ様でした!
次回も思いっきりハメを外しましょう!
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