沢田研二(なりきり) in 追浜
〜 なりきり劇場第3弾 in ぼっけもん〜

2016年12月10日(SAT)
追浜 フォーク酒場ぼっけもん



JULYの相方・ちいさんプロデュースによる大好評企画「なりきり劇場」の第三弾が、いつものように追浜のフォーク酒場ぼっけもんで行われた。
前回が7月だったから、約5ヶ月ぶりの開催となる訳だが、この再演を今か今かと首を長くして待っていた方もさぞ多かった事だろう。
それだけ大人気の企画だけに、出演者へのオファーから当日の仕切りまで、プロデューサーであるちいさんの苦労は計り知れない。
まずはその尽力に大きな拍手を送りたいと思う。



第1弾の模様はこちら
第2弾の模様はこちら

今回の出演なりきりアーティストは総勢16組。
開場時刻前から出演者の方々が続々と集まり、その気合いの程が伺われる。
既に衣装を決めていたり、入念にメイクをチェックしている人がいるかと思えば、小ネタを隠し持ってポーカーフェイスを気取っている人もいたりと、各々このライブを存分に楽しもうという気持ちがとっても和やかな雰囲気を醸し出している。
何よりも、集まった方全員が笑顔でいるのが嬉しい。

今回は出演者がちょうど男女二分だったという事もあり、進行は紅白歌合戦の体となる。
そんな訳で、総合司会はちいさん、紅組司会はともちょこさん、そして白組司会はジョエルさんが担当する。
日本野鳥の会こそいなかったけど…。(笑)
 
 
総合司会

紅組司会

白組司会

そんなこんなで、定刻の午後1時、なりきり劇場 (激情?) の第三弾は、紅組のトップバッター「竹内まりや」の演奏で幕を開ける。

いつも満面の笑顔で一五一会を奏でる竹内まりやに続いて、白組のトップバッターは、このライブの為に冥界から舞い戻った「尾崎豊」。その熱唱に思わず目頭が熱くなる。

(なりきり)竹内まりや

(なりきり)尾崎豊

紅組2番手は、本物より格段に可愛い「矢野顕子」。歌声もカワイイ!
対する白組2番手は、日本ブルース界の重鎮、憂歌団から「木村充揮」がちょっと体重オーバーで登場。(笑) やっぱりこのオジサンはブルースが似合っている。

(なりきり)矢野顕子

(なりきり)憂歌団・木村充揮

続く3組目の対戦、紅組は「研ナオコ」が坂崎幸之助他、豪華バックバンドを従えて賑やかに登場。
白組の「井上陽水」は、写真を見ていただくと判るが最高級のクオリティ。動画で音声まで聴いていただけないのが残念!個人的には今回のなりきり大賞!

(なりきり)研ナオコ

(なりきり)井上陽水

4組目の対戦、紅組の「ユーミン」が荒井由美、松任谷由美の往年の名曲を可愛い歌声で唄い上げれば、対する白組は、冥界・・・ではなく、「本牧からやってきた」という「ジョン・レノン」が、「ヨーコ・オノ」を連れて登場。ピアノ弾き語りのジョンは今回のサプライズ賞か。

(なりきり)ユーミン

(なりきり)ジョン・レノン with ヨーコ・オノ

5組目の対戦、紅組は「ヒデとロザンナ」の二人。女性陣の中で一番気合が入っていたロザンナさんは、個人的に今回の努力賞。これまた冥界から舞い戻ったヒデさんのサポートで熱唱!
対する白組は、「来生たかお」と「岡村孝子」がコンビを組んで登場。あれっ?このカップル、なんだかいい雰囲気じゃない? 芸能レポーターに追いかけられなきゃいいけど。(笑)

(なりきり)ヒデとロザンナ

(なりきり)来生たかお&岡村孝子

と、ここで、お忍びで客席に来ていた「松山千春」が発見されてしまい、ムリムリステージに上げられる。
意外とシャイな千春さん、「旭川から生中継」の体で。(笑)

(なりきり)松山千春

続く6組目の対戦、紅組は「チェリッシュの悦ちゃん」がギターを持って登場!ご主人の松崎さんは熱川にご旅行中とか…。(笑)
対する白組は銀行はやめた筈なのに何故かスーツ姿で登場した「小椋佳」。その訥々と歌い上げる姿は健在!

(なりきり)チェリッシュ・悦ちゃん

(なりきり)小椋佳

7組目の対戦、紅組なのに「斉藤和義」???と思ったら、本人曰く「斉藤和義さんの家で家政婦をしているミタです。」との事。素性は怪しいが音楽のクオリティは最高!
怪しい・・・と言えば、白組の「南こうせつ」も風体はかなり怪しいが、これまた音楽は絶品!(笑)

(なりきり)斉藤和義

(なりきり)南こうせつ

ラストの対戦、まず紅組は、80年代バブルを彷彿させる衣装を纏って登場した「工藤静香」。
途中からご主人の「木村拓哉」がサポートに入ると、ギターを弾きながら振りをつけるというスゴ技も披露。まさに魂の歌唱!


(なりきり工藤静香

そして白組の大トリとして、生涯ロッカーを豪語する「沢田研二」が、かつての盟友「井上堯之バンド」を従えて登場、「グループサウンズのボーカリストは楽器ができない」という通説を覆す為に、なんと!今回はギターを抱えて熱唱する。
体型が変わってしまい、せっかくリメイクした「カサブランカ・ダンディ」の衣装がキツそうだったが、往年の名曲を熱唱するジュリーは何とも気持ち良さそう・・・。
場違いな「井上堯之」の変貌ぶりが気になるが、会場の温かいお客様と一緒になった盛り上がりで、今回もめでたく昇天!


(なりきり)沢田研二 & 井上堯之バンド

こうして全アーティストの演奏が終了。
審査委員長・みよちゃんのジャッジにより、優勝は白組、そして「斉藤和義の家で家政婦をしているミタさん」がMVPに決まり、5時間にも及ぶ長い長いライブが終了した。

回を重ねる毎に、出演者の気合が漲り、ドンドン盛り上がっていく「なりきり劇場」。
とてもハイクオリティな音楽と「なりきり度」を存分に堪能させてもらい、大いに笑い、今回もあっという間に5時間が流れていったような気がする。
もうネタ切れ・・・という者もいるが、既に次回に視野を広げている者もあり、まだまだ盛り上がりそうなこの企画、さて、次回はどんな「なりきりさん」が登場するのか!?
皆さん、お楽しみに!



■演奏曲目

■競演

カサブランカ・ダンディ

時の過ぎゆくままに

危険なふたり

<Encore>

勝手にしやがれ


竹内まりや (AKKO)

尾崎豊 (まっちゃん)

矢野顕子 (はるちゃん)

憂歌団・木村充揮 (駄美)

研ナオコ (ちい)

井上陽水 (のろ)

ユーミン (kira)

ジョン・レノン with ヨーコ・オノ
   (ジョエル & ナオ)

ヒデとロザンナ
   (台湾のかず&ももっち)

来生たかお & 岡村孝子
   (チャンベカン & ユキ)

チェリッシュ・悦ちゃん (abi)

小椋佳 (ゾンピー)

斉藤和義 (ともちょこ)

南こうせつ (靖)

工藤静香 (カン娘)





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