矢沢永吉(なりきり) in 追浜
〜 なりきり劇場第2弾 in ぼっけもん〜

2016年7月2日(SAT)
追浜 フォーク酒場ぼっけもん


出演者それぞれがある特定のアーティストになりきって1ステージを務めるライブ、題して「なりきり劇場」の第2弾が、前回に引き続き追浜・フォーク酒場ぼっけもんで開催された。
何しろ第一弾があまりにも好評だったので、次回開催がいつかいつかと、首を長〜くして待っていた出演者もさぞ多かった事だろう。(当然私も含めて…)
今回もこのライブを仕切ってくれる敏腕プロデューサー(?)・ちいさんの声掛けでエントリーしたアーティストは、前回より多い総勢18組…このライブの人気の程がうかがわれる。
うち、残念ながら本田路津子さん(なりきり)と吉田拓郎さん(なりきり)が急遽欠席となってしまったが、それでも全体が5時間超という長丁場のライブとなる。
今回もマスター・靖さんの計らいで開始時刻を13時としてもらったが、出演者は3曲という限られたセットリストの中でそれぞれのアーティストを表現していく事に…。

定刻の午後1時、仕掛け人のちいさんの挨拶で幕を開けた第二弾、MCは前回と同じくともちょこさんが務める。
この名司会者の澱みない進行が、会場を和ませ、出演者の緊張感を和らげてくれる。
 
 
総合プロデューサー

総合MC

トップバッターは、松山千春をリスペクトする道産子シンガー「みのや雅彦」。「皆さん、僕の事をもっと知って下さい!」

続いて登場した「尾崎な人たち」は、尾崎亜美と尾崎豊が登場したかと思うと、3曲目の尾崎紀世彦の時には助っ人のジャンボ尾崎と尾崎紅葉まで…まさに尾崎づくし!

3番手の「福山雅治」には賛否両論あるかと思うが、一応「使用後」という事にしておこう。(笑)

続く「オリビア・ニュートン・ジョン」は、贅沢にも「キャロル・キング」のピアノをバックに女の色気ムンムン!?(笑)

5番手の「村下孝蔵」は、この日の為に黄泉の国から舞い戻ったとか…。(MCによると黄泉の国は岡山にあるらしい…)

ミニスカートで登場した「森高千里」には、客席の男どもが釘付け!(笑) 3曲目は「ロンリーズ−1」がバックを務めて最高の盛り上がりに!

その盛り上がりを爆笑に変えたのが7番手の「嘉門達夫」。見事な漫談(?)とお馴染みの「鼻から牛乳」に思わず聴き入ってしまい写真撮り忘れ。(下の写真はアフターで唄う嘉門さんです。)

8番手は2回連続登場の「さだまさし」。今回はゲストに「松田聖子」を迎え、幻の(?)豪華ツーショットが実現!

永遠の童顔ミュージシャン「イルカ」は、トレードマークのオーバーオールこそ着てこなかったものの、語りかける歌声と繊細なギターは健在!

海外から来た2組目のアーティスト「キャロル・キング」は流石の一言!まさに正統派シンガー!この歌を聴けたお客さんは超ラッキーです!

続く「松山千春」は決してふざけている訳ではありません。「なりきり大賞」があるとしたら間違いなくこの人はグランプリ候補!

今回、何故かアニメ界から殴り込みをかけたのが「サザエ&マスオ」のおしどり夫婦。ほのぼのとした漫談…いや、掛け合いで客席を和ませる。

地方公演の為遅れて駆けつけた「伊勢正三」は、まさに立っているだけで伊勢正三。(笑)昔は矢沢をリスペクトしていたという話を聞いてビックリ!(笑)

今回一番気合が入っていたのがこのオジサン、「小室等」。ステージでは白髪ですが、出番前は黒かったんです!(笑)

そして15番手は、期待通りやっぱりやってくれたこの人!「子門真人」。見た目とは裏腹に(?)我々年代の心をわし掴みにするセットリストは流石!



(なりきり)みのや雅彦

(なりきり)尾崎な人たち

(なりきり)福山雅治

(なりきり)Olivia Newton-John

(なりきり)村下孝蔵

(なりきり)森高千里

(なりきり)嘉門達夫

(なりきり)さだまさし&松田聖子

(なりきり)イルカ

(なりきり)Carole King

(なりきり)松山千春

(なりきり)サザエ&マスオ

(なりきり)伊勢正三

(なりきり)小室等

(なりきり子門真人

そして今回のライブの大トリを務めたのが、日本ロック界の大御所、「矢沢永吉」だ。
77年の武道館初ライブの時の衣装をリメイクして登場、ソロのバラードナンバーを、しっとりとしていて力強い矢沢節でご披露させていただいた。

以下、矢沢(なりきり)・談。
いや〜、衣装を揃えるのに苦労しました!
やっと見つけても、カネはかかるわ、家族からは白い目で見られるわで逆風が吹きまくったけど、やっぱり男のロマンはカネでは買えないからね。
集まった音楽仲間も素敵なヤツ等ばかりだったし、追浜ぼっけもん、サイコーでした!


(なりきり)矢沢永吉

こうして全16組、計5時間弱に及ぶ一大イベントは無事その幕を降ろした。
第一回目のレポートでも書いたが、「なりきり劇場」は決して「モノマネ大会」ではない。
一見ふざけているようにも見えるが、そのアーティストに対するリスペクト無くしてこのクオリティは成し得ない。
そして、仲間が一生懸命なりきろうとする姿を見ているうちに、いつの間にかそのアーティストが好きになってしまうのもこのライブの特徴だ。
そんな素敵な空間を演出してくれる「なりきり劇場」。
さて、次はどんなアーティストが登場するのか…今から楽しみで仕方がない。

企画してくれたちいさん、会場を提供してくれた靖さん、
そして一緒に遊んでくれた皆さん、
Thank You ! ありがとう!
また次回もヨ・ロ・シ・ク!



■演奏曲目

■競演

時間よ止まれ

もうひとりの俺

アイ・ラブ・ユー,OK


みのや雅彦 (sue)

尾崎な人たち (issy & ともちょこ)

福山雅治 (駄美)

Olivia Newton-John (ちい)

村下孝蔵 (松ちゃん)

森高千里 (みよっち)

嘉門達夫 (小西)

さだまさし&松田聖子 (ゾンピー&Yuko)

イルカ (abi)

Carole King (はるちゃん)

松山千春 (緑川)

サザエ&マスオ (チャンベカン&ユキ)

伊勢正三 (Issey)

小室等 (台湾のかず)

子門真人 (靖)




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