宇崎竜童
(なりきり)
in 追浜
〜 なりきりオールスター全員集合 in ぼっけもん〜
2023年4月29日(SAT)
追浜
フォーク酒場ぼっけもん
全国1億2千万なりきりファンの皆様、大変長らくお待たせしました!!!
コロ助のお陰でずっと開催できなかったあの名物企画が、実に3年4カ月の時を超えて装いも新たに帰ってきました!!
装いも新たに…と言っても、タイトルが若干変わっただけだけど。(笑)
<過去の「なりきり激情」の模様はこちらから>
↓↓↓
第1弾
第2弾
第3弾
第4弾
第5弾
第6弾
第7弾
第8弾
第9弾
歴史を紐解くと、今を遡る事7年前、2015年11月21日の第一回公演から、前回2019年11月2日に至る4年間で、計9回を開催。
その間、「劇場」から「激情」に名前を変えて、回を重ねるごとにパワーアップしてきたこの企画。
さぁ次回は記念すべき第10回大会だ!というみんなの気合を、思いっきり打ち砕くように襲来したコロナ禍…。
出口の見えない長いトンネルの中で、いつしかこのライブも伝説になってしまうのかと危惧した事もあったけど、どっこい、ひさちゃんの想い、そしてみんなの想いは萎えていなかった!
振り返ると、前回公演が終演したその時、唐突に思いついたことがある。
この企画は、自分がリスペクトするアーティストになりきるというのが基本コンセプトなのに、どうして俺は今までこのアーティストをセレクトしなかったんだろう…。
よし、記念の第10回大会は絶対この人で!と、余韻の残る店内で早くも次回の構想とセットリストが頭の中で出来上がり、その妄想に胸躍らせていた。
そしてその後のコロナ禍…。
世の中に明るい兆しが見え始めても、考え方は人それぞれだし、なかなか手を挙げて引っ張ってくれる人は現れない。
それなら、ここは3年間ずっと強い想いを持っていた俺がやるしかないんじゃね?
という事で、ある日のぼっけもんで恐る恐る餌を投げてみたところ、みんな食いつく食いつく!(笑)
まぁそんな流れで通算10回目の「なりきり」の開催が決まった次第。
10回目という区切り、紆余曲折の経緯…いろんな意味を込めて、思い切って今回からタイトルも変えてみた。
題して「なりきりオールスター全員集合」。開催日はゴールデンウイーク初日の4月29日と決まった。
と、いろんな思いが走馬灯のように駆け巡り、思わず枕が長くなってしまった。
レポート本題に入ろう。
明るい兆しが見えたと言っても、政府のコロナ政策が変わる前でもあり、まだまだ感染対策が必要な時期なので、今回は出演枠をVol.1の時と同じ16組に限定させていただいた。
なので、1枠の持ち時間も、Vol.1の時と同じ「3曲、もしくは20分以内」。
今回声をかけられなかった皆様、申し訳ありません!
まぁそんなこんなで待ちに待った4月29日、追浜のフォーク酒場ぼっけもんに愉快な仲間たちが大集合!
定刻の午後1時、長い長い宴の幕が上がる。
冒頭、不肖私の挨拶のあと、トップバッターとしてステージに上がったのは初出場の「永井龍雲」さん。
前日まで村下孝蔵さんが出演する予定だったので、冥界からお越しするグループとして準備していたのだが、突然のキャスト変更に主催者大慌て!(笑)
続いて正真正銘、あの世から舞い戻った「高田渡」さんが登場。
制限時間を目いっぱい使って、あの独特の世界観を表現…昭和フォーク感満載だ。
(なりきり)永井龍雲
(なりきり)高田渡
3番手として登場したのは「世良公則A」さん…Aさん???と思わずメンバー表を二度見。(笑)
ヒット曲を連発していた頃と違い、渋く歌い上げる最近の世良さんスタイルもまたカッコいい。
ロックな世良さんにぶつけるのはこのお方、ご存知!ハマのロッカー「横山剣」さん。
スピリットの中にどこか昭和歌謡のテイストを感じさせる楽曲は日本人の心によく響く。
(なりきり)世良公則A
(なりきり)横山剣
5番手は再び冥界からお呼びした「坂本九」さん。
お亡くなりになって随分経つが、心和む九ちゃんスマイルと哀愁を帯びた歌声が、何ともノスタルジックな気持ちにさせてくれる。
時代は昭和から平成に移り、ステージには元祖韓流スター「ぺ・ヨンジュン」さんが登場。
個人的には「ユジン」役のチェ・ジウも連れて来てほしかったが、日本中を冬ソナ旋風に巻き込んだヨン様スマイルは健在だ。
(なりきり)坂本九
(なりきり)ぺ・ヨンジュン
7番手は日本が誇るパワーボーカルシンガー…と個人的に思っている「前田亘輝」さん。
この方の伸びのあるストレートなハイトーンボイスを聴くと夏の訪れを感じるのは私だけではない筈。
そして前半戦の最後は、惜しくも昨年末に鬼籍に入られた「水木一郎」さん。
恐らく今回のなりきりで一番気合いの入った派手な衣装で登場!流石アニソン界のアニキ!魅せてくれるわ!
(なりきり)前田亘輝
(なりきり)水木一郎
アニキの熱い歌声で前半戦を締めてしばし休憩…予想通りだがここまであっという間!
後半戦が始まる前に、スペシャルゲストとして地元横浜の某女性シンガーのステージを予定していたのだが、前半戦途中で急なお仕事が入り涙を飲んで中途退出…。
さてどうしようかと思ったが、改めて会場を見渡すと、今回もいたいた!密かに紛れ込んでいる大物アーティストが!
という事で例によって無理やりステージに上げてしまったのは、「小田和正」さんと「福山雅治」さんのお二人。
お陰で「Special Guest」として結果オーライ!(笑)
(なりきり)小田和正
(なりきり)福山雅治
後半最初のステージに上がったのは、一瞬どこかのヤ〇ザかと見間違えた「吉幾三」さん。
なりきりクオリティはピカ一…足元が写真に写っていないのが残念!
前半戦はむさ苦しいオヤジ達が多かったが、ここからようやく華やかな女性アーティストが目白押し!
後半2番手は舌足らずな甘い歌声で世の男性陣を癒してくれた昭和の歌姫「太田裕美」さん。
久々に魅せてくれたギター弾き語り…多才な女性はいくつになっても美しい。
(なりきり)吉幾三
(なりきり)太田裕美
続く「小柳ルミ子」さんも、昭和を代表する女性歌手…今日は浴衣で、しかもギターを抱えて登場!
何とも可愛らしいステージだが、途中、あのぺ・ヨンジュンさんをサポートに従え、最近の姐御肌の一面もチラリ。(笑)
華やかな女性アーティスト2組の後に、再びむさ苦しいオヤジが登場。
「世良公則B」さんは、前出のAさんとまた一味違う世良さんの一面を演出…こちらの世良さんはとにかくギターワークが素晴らしい!
やっぱり多才なミュージシャンはカッコいいわ!
(なりきり)小柳ルミ子
(なりきり)世良公則B
いよいよ佳境に入った後半5組目は、押しも押されぬ昭和の大スター「越路吹雪」さんがなりきり初登場。
かなり難しいなりきりだと思うが、流石元タカラジェンヌ!溢れ出るオーラがハンパない。
さて、長い長いライブもいよいよ大詰め!残す2組はバンド対決!
トリ前に登場したのは「甲斐バンド」の皆さん。
皆さん…と言ってもステージに上がったのは一人だけ…この芸当ができるのはやはりこの方しかいない。(笑)
なりきり真剣度は写真を見ても一目瞭然!?
(なりきり)越路吹雪
(なりきり)甲斐バンド
そして今回の大トリを取らせていただいたのが、不肖私「宇崎竜童」だ。
今回は往年のバンド「ダウンタウンブギウギバンド」のメンバーにも集まってもらった。
いや〜、構想3年半、やっと実現できた!(涙)
これだけ温めた企画だから、ギター、衣装共に細部までこだわってみたんだが…まぁ例によって演奏の質はともかく、とにかく演ってて楽しい!
自分で言うのもなんだが、これぞなりきりの神髄!…って、自画自賛?(爆)
一応演奏の模様を動画に撮ったのだが、公開は自主規制するほどの体たらく…。
これは衣装まで付き合ってくれたメンバー共々、いつか必ずリベンジという事で!
(なりきり)宇崎竜童
そんなこんなであっという間の5時間、新生なりきり劇場「なりきりオールスター全員集合」は大盛況のうちにその幕を下ろした。
今回も皆さん趣向を凝らした演出で存分に楽しませてもらった。
思えばこの3年半、いろんな事があったけど、新しい仲間も増えたし、何よりも帰って来る場所があって、そしてみんなが温かく迎えてくれて本当に嬉しかった。
いろんな思いを噛みしめながら立ったステージ、最後はみんなが笑顔になれて大満足!
この企画、みんなが「もういいよ!」って言うまで続けていきます!
是非またお付き合いください!
■演奏曲目
■競演
スモーキン’ブギ
港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ
身も心も
永井龍雲 (笠G)
高田渡 (坂)
世良公則A (駄美)
横山剣 (ジョエル)
坂本九 (まっちゃん)
ぺ・ヨンジュン (チャンベカン)
前田亘輝 (カン娘)
水木一郎 (靖)
吉幾三 (Toshi)
太田裕美 (abi)
小柳ルミ子 (ゆき)
世良公則B (ムッシュ青木)
越路吹雪 (みよっち)
甲斐バンド (よし)
<飛び入り>
小田和正 (ミネタ)
福山雅治 (かずま)
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