THE ALFEE(なりきり) in 追浜
〜 なりきり劇場第4弾 in ぼっけもん〜

2017年4月22日(SAT)
追浜 フォーク酒場ぼっけもん



二度ある事は三度ある…という諺があるが、それが楽しい事だったりすると三度ある事は四度〜五度と続くのである。
という事で、JULYの相方・ちいさんプロデュースによる大好評企画「なりきり劇場」の第4弾が、いつものように追浜のフォーク酒場・ぼっけもんで行われた。
回を重ねる毎に出演者のボルテージが上がり続けるこの企画、前回終了時に「既にネタが尽きた…」などと言っていた出演者はもちろん、4組のお初の方が加わり、今回も開演前から熱気ムンムンの様相を呈している。

第1弾の模様はこちら
第2弾の模様はこちら
第3弾の模様はこちら

今回の出演なりきりアーティストは前回越えの総勢18組。
毎回言っているが、なりきり劇場は決してモノマネ大会ではない!
にも関わらず、開場時刻の12時30分には、既に数名がなりきり扮装でスタンバイ…もちろん私も含めて。(笑)

そんな熱気と出演者達のワクワク感が漂う中、定刻の午後1時、まずはプレゼンターであるちいさんの挨拶でこのライブの幕が切って落とされる。
何故かこのプレゼンターもズラをかぶって扮装しているけれど…。(笑)

 

 
プレゼンター

トップバッターは、主催者ちいさんに激似の「八神純子」がギターを持って登場。自身もピアノ弾きの筈なのに、バックにピアニストを従えて…。(笑)
続く2番手はひとり「古井戸」がステージに上がり、懐かしいナンバーを訥々と唄いあげる。彼が「加奈崎」なのか「仲井戸」なのか、未だに謎だが。(笑)

(なりきり)八神純子

(なりきり)古井戸

続く対決(?)は金八先生と仙八先生!
まずは先輩の意地を込めて金八先生こと「武田鉄矢」がステージに上がる。見た目は怖いけれど、なりきりクオリティは、個人的に今日一の出来栄え!
対する仙八先生こと「さとう宗幸」も負けてはいない。事前の気合の入れようは、恐らくこの方が一番だったかと…。(笑)

(なりきり)武田鉄矢

(なりきり)さとう宗幸

この頃になると、進行の状況からプレゼンターちいさんの狙いが読めてきた。
そう、前回の「紅白」形式ではないけれど、同様のカテゴリをぶつける対戦形式の構成になっている。

という事で、次の対戦はこの日の為に冥界から舞い戻ったお二人。
まずは「大瀧詠一」が登場、この日は喉の調子がイマイチだったようだが、彼独特のメロディラインと心地良い歌声は健在!
続く東洋の歌姫「テレサ・テン」も、没後22年という時間を感じさせない美貌と歌声で、会場の男どもを魅了する。

(なりきり)大瀧詠一

(なりきり)テレサ・テン

4組目は、新旧の個性派シンガーソングライター同士の競演!
まずは最初のブレイクから20年あまり…まだまだ元気な「小沢健二」が登場。昔に比べて歌声が柔らかくなった印象を持ったのは私だけ?(笑)
オザケンの後を受けたのは、ちょっと前の主演ドラマがブレイクして今乗りに乗っているシンガー「星野源」。最後の曲では居合わせた「みくりさん達」がステージにあ上がり恋ダンスを披露、客席も大盛り上がりに!客席にはみくりさんならぬ「こっくりさん」がいたという噂も…。(笑)

(なりきり)小沢健二

(なりきり)星野源

続く対戦は期せずして実現した大御所対決!。
先攻の「長渕剛」は相変わらずのハイクオリティ…当初出演予定はなかったのだが、ぶっつけでこれだけのパフォーマンスを出せるのは、やはり大御所の大御所たる所以か。
北海道の星「松山千春」は、面白半分で会場に現れた所をつかまり、ムリムリステージに上げられる羽目に…。と、その前に彼をこよなく尊敬するミュージシャン「みのや雅彦」が露払いを務め、「お前、10年早いよ!」と相変わらずの千春節で登場する松山…つかみはバッチリ!(笑)

(なりきり)長渕剛

(なりきり)みのや雅彦&松山千春

いわゆるニューミュージック世代の大御所対戦の後は、更にその前の時代に遡った神対決!?
まずは女性シンガーを代表して「森山良子」がステージに登場。この方の勉強熱心さにはいつも感心されられるのだが、今回もギターの腕に更に磨きがかかっていて、もう脱帽!
続く「ムッシュかまやつ」、残念ながら最近鬼籍に入られてしまったが、シャバに舞い戻って若い頃のエネルギッシュな姿が復活!平均年齢が高い客席が大ウケになったのは言うまでもない。

(なりきり)森山良子

(なりきり)ムッシュかまやつ

7組目は海外からお迎えしたゲスト同士の対戦。
先攻はCMソングでもお馴染みの女性シンガー「ロバータ・フラック」。もう元が誰だか全く判らない凝りようで、当然MCも全編英語。流れるようなピアノの旋律と透き通る歌声が心に沁みる。
対する男性ボーカルの「エルトン・ジョン」、限りなく日本語っぽいイントネーション英語とこの風貌が何とも怪しすぎるが、それがまた「なりきり感」を醸し出していて大ウケ!あっ、もちろん演奏クオリティもロバータ・フラックに負けてませんよ!

(なりきり)ロバータ・フラック

(なりきり)エルトン・ジョン

8組目はこの日の最後の対戦。往年のアイドル二人による夢の競演が実現する。
まずは「カ・イ・カ・ン!」でお馴染みの「薬師丸ひろ子」。出演者リストを見た時に、当然の事ながら会場の男ども全員がセーラー服姿を期待したのだが、残念ながらその望みは叶わず…でも、今も残る彼女の可愛さに誰もが納得!機関銃芸もサイコー!(笑)
続くは新御三家を代表して永遠のアイドル「西城秀樹」がステージに登場。ベースでアシストする奥様もレアだが、急遽ドラムが加わったそのパワフルなステージングは圧巻!期せずして会場全体から「ヒデキ!」コールが!

(なりきり)薬師丸ひろ子

(なりきり)西城秀樹 

こうして会場が最高潮に盛り上がる中、このライブの大トリとして我が「THE ALFEE」が登場する。
エントリーの段階でバンドが無かったので、ここだけは対戦形式にはならなかったが、最後に相応しいノリノリのステージを!という想いに集中してステージを務めさせていただく。
ちょっとイキ過ぎてしまった感のある「高見沢俊彦」と、今回も小物の使い回しができたと、変な所で喜んでいる「坂崎幸之助」、いずれも見た目はチャラいけど、演奏力は抜群!
このメンツに、ドラムとピアノが加わった重厚なサウンドは、ちと「フォーク酒場」のイメージとはかけ離れているかもしれないが、お陰で私、ベースの「桜井賢」は気持ち良く3曲を熱唱、追浜の空に昇天させていただいた。


(なりきり)THE ALFEE

こうして全18組の演奏全てが終了し、その余韻を残しつつ「なりきり劇場4」はその幕を降ろした。

いやいや、前回終了時に、場違いな「井上堯之」を見て、勢いで「次はアルフィーで!」と言ってしまったものの、これまでベースを弾いた事が無い私が「桜井賢」になりきるのは至難の業であった。
しかも、バンド全員で合わせるのは本番直前の1回だけ…という無謀さに、一時は真剣に離脱も考えたが、今となっては「やって良かった!」と心から思っている。
演奏自体は素人丸出しのダメダメ状態だったかもしれないが、この1ヶ月の努力を記憶に留め置く為に、敢えて動画をに公開する事にした。
※下の演奏曲目をクリックするとYouTube動画にリンクします。

付き合ってくれたメンバーのみんな、企画してくれたちいさん、共演してくれたなりきりアーティストの皆さん、ぼっけもんのマスター・靖さん&みよちゃん、
この日遊んでくれた全員に大感謝!
みんなホントにありがとう!
次回、なりきり5も盛り上がっていきましょう!!



■演奏曲目

■競演

メリー・アン

Promised Love

星空のディスタンス


八神純子 (ちい)

古井戸 (駄美)

武田鉄矢 (よし)

さとう宗幸 (台湾のかず)

大瀧詠一 (まっちゃん)

テレサテン (りお)

小沢健二 (チャンベカン)

星野源 (のろ)

長渕剛 (靖)

みのやまさひこ (すえ)

松山千春 (緑川)

森山良子 (abi)

ムッシュかまやつ (ジョエル)

ロバータ・フラック (はる)

エルトン・ジョン (にしやん)

薬師丸ひろ子 (ゆき)

西城秀樹 (グッチ)





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