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中退共は、使い勝手のいい退職金制度です。
中退共を使ったプランは、設計次第で、とても使いやすいプランになります。

中退共

中退共(中小企業退職金共済制度) + 保険 モデルプラン

 中退共 + 保険 モデルプランのポイント

 中小企業で、もっともオーソドックスに使われている退職金給付プランです。

 中退共は、昭和34年に国の中小企業対策の一環として制定された「中小企業退職金共済法」に基づき設立された制度です。(⇒中退共とは?

 加入条件は、「中小企業退職金共済法」で規定している中小企業であることです。(⇒中小企業とは?

 事業主が中退共と契約して毎月の掛金を納付します。
 従業員の退職時、中退共から、直接従業員に退職金が支払われます。
 このプランは、中退共で、基本部分の退職金を用意し、退職理由等で加算する補足部分を保険で用意します。
 保険で用意する理由は、企業が自由に運用し、給付できる遊びの部分が必要だからです。
 中退共は、いわば確定拠出型の退職金制度です。
 毎月の掛金を払う段階で、その積立金額は、従業員に保証されていることになります。
 これを企業の立場から見ると、増額減額などの裁量の余地はなくなることになります。
 この新退職給付プランは、+αの遊びの部分に、工夫をしています。

 新退職金プラン設計のポイントは、賃金制度と、退職金制度を切り離すことです。
 従来の退職金問題の、最大の原因は、賃金の高騰により退職金も高騰してしまうことでした。
 したがって、退職金制度を、賃金制度から切り離すことが、必要です。

 ポイント制により算定された制の賃金・退職金への導入が、増えています。(⇒ポイント制とは?
 こういう企業が、退職金制度に賃金と共通のポイント制を採用すると、退職金額が高騰してしまう恐れがあります。
 つまり、ポイント制という形で、賃金連動型の退職金制度をおこなってしまうことになります。

 それでは、退職金制度に、従業員の定年までの就業実績を反映するには、どうしたらいいのでしょうか。

 賃金制度とは別の、退職金制度の設計が必要です。
 給与と連動しないモデル退職金テーブルを設計し、中退共の掛金を決めます。
 これで、現行の勤続年数原因が重視されている制度から、成果を反映したプランに変更できます。

 毎月掛金を払うだけなので、事務処理が簡単で、運営管理も簡単です。
 
 401kも、キャッシュバランスプランも、他の制度では、初期導入コスト、ランニングコストがかかってきます。
 中退共は、特にランニング・コストがかからないことも、中小企業にとって、大きな利点です。

 なお、当事務所で、特定の保険商品を、勧誘することはありません。


 中退共のメリット 

 国の制度(国の助成あり)
 確定拠出型の社外積立制度。(確定給付型の設計も出来る)
 適年の積立金が、中退共の掛金に移管できる。(平成24年3月まで)
 適年に積立不足があっても、資産の移管ができる。
 事務処理が簡単。
 ランニング・コストがかからない。
 掛金は全額非課税。


 中退共のデメリット

 運用利率が現在1%と低い。(政令により変更されるので、今後高くなる可能性がある)
 確定拠出型なので、将来の退職金支給額が、現在確定していない。
 短期の退職の場合、不支給や掛金額を下回ることがある。
 懲戒免職等で、退職金を支払いたくない場合も、原則的に本人の同意がないと、不支給にできない。
 
 


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