活性炭フィルター

　活性炭を筒状に成型した液体ろ過用カートリッジフィルターで、多孔質が液体の化学物質・不純物(塩素・色素・臭素等)を安定的に除去します。カーボンフィルターとも呼ばれ、フィルターの外側から内側に向かって液体が流れますが、デブスフィルター(深層ろ過型)ですので、深層部まで微量な不純物を吸着します。主に水道水の塩素除去や地下水等に含まれる化学物質の除去に使用されますが、活性炭自体のろ過精度は5μmとなりますので一次フィルターとして1μm程度の糸巻きフィルターやプリーツフィルターを使用された後に活性炭フィルターを使用されると効果が長持ちします。
　活性炭フィルターには、安価な練炭タイプ・費用対効果の優れたヤシ殻タイプと吸着能力が高い繊維タイプの３種類がありますが、どちらもサイズは２５０ｍｍと５００ｍｍの2種類で、液体ろ過用として様々な用途に幅広くご使用頂けます。
　ヤシ殻タイプは、塩素の他特にヨウ素やメチレンブルー等の吸着性能に優れ８０℃までの用途に対応し、安定したろ過期間を持ったバランスの取れた製品で塩素の除去能力は９８％を上回り、標準流量は８L/分（250mm）。（実験値）
　繊維タイプは、高比表面積で超微細孔を持った工業用精密タイプで、高価で使用期間は長くありませんが、吸着速度は10～100倍と速攻性能に優れ、早く広い範囲の化学物質を短期間に協力に吸着することが出来ます。