ディスクカバーの造り方

ホイールに固定する

ネジを決める

使うネジの選択で随分試行錯誤しました。おかげで余計なネジ類が山ほど手元にあります。ぶっちゃけ使わないのは邪魔です。
そんなことはどうでもいいですね。
まずは写真から。 

結論から言うと赤のラインより下側のセットで固定します。
下段 右から M3皿ネジ10mm・ディスクカバー・ナットx2・スペーサーナット・ディスクカバー・M3皿ネジ6mm

〜〜以下は詳細〜〜
金色のモール?のところにディスクカバーがきます。
赤のラインより上が最初に使ったネジたの組み合わせ。ラインより下が最終的に決まったベストと思われる組み合わせ。
上段 右から M4皿ネジ25mm・ディスクカバー・ワッシャx3・スペーサー・ナット・ディスクカバー・ナット
下段は6行ほど上の方に書いてますね。
緑の円の中はそれぞれ、上段のスペーサーと下段のスペーサーナットの断面

上段のワッシャx3と下段のナットx2はスペーサーの高さ調節用。ホイールのリム幅に合わせて適切な長さに調節して下さい。どうせジャストサイズは売ってないので。
上段の組み合わせだと、どうしてもナット側が目立ってしまって不細工です。だからスペーサーナットを真ん中に仕込んで両側とも皿ネジに変えたんですが、スペーサーナットはM3しか売ってねぇです。仕方ないので全部M3に。M3の方が目立たなくて良いんですけどね。買ってしまったM4一式どうしてくれようか・・・orz
〜〜詳細おわり〜〜

あ、書き忘れましたが、スペーサーを覗いて全部ポリカーボネイト製のネジです。スペーサーはプラスチックの何か。
一応参考までに綺麗に収まったネジと、綺麗に収まらないナットの画像をば。

そこはかとなくブサイク(前述、上段のネジの組み合わせ)


そこそこ綺麗に収まっている。(前述、下段のネジの組み合わせ)

ネジ穴の位置と数を決める。

ネジが決まったので次は穴。穴の数はディスクの出来とスポークの数次第です。ディスクの円錐が完璧にジャストフィットしてるなら穴の数は少なくて済みますね。
下の画像みたいにディスクが歪んでると何カ所もネジ止めしなきゃいけません。概ね4〜8箇所におさまるんじゃないかな。
ちなみに見事にディスク作りに失敗して円錐が歪んでるのがコレ。

扇の切り込み角が小さかったのか、エポキシで中心が浮いた影響なのか、何にせよ円錐が歪んでいるせいでリムとディスクカバーに隙間が・・・おかげでネジ穴がイッパイ。
だから今造り直しながらこのweb造ってるんですけどね。

しかもネジ穴増やして無理矢理押さえ込んだら今度は中心部の継ぎ目に無理な力がかかって,気がついたらこんなことに。

ハブ側継ぎ目の拡大写真です。これ以上は進行しないと思うけど・・・

と・こ・ろ・で、このまま適当に両側からネジで固定すると、ディスクとホイールが回転方向にズレる可能性がありますよね。挟んでるだけだし。解決策としては

  1. 片面だけ裏側からガムテープでスポークに貼り付ける。
  2. 滑り止めのゴムをリムに貼るorディスクカバーに溝ゴムを巻く。
  3. ネジとスペーサーをスポークに隣接させる。

思いついた限りじゃこの3つ。ちなみにウチの一作目は2と3を実行。 2は考えてなかったけど、ディスクの直径が小さ過ぎたというミスを補うために溝ゴムを巻いたら見事に滑り止めとして機能しだけ。今回はゴムはなし。重量増えるしね。
1はエレガントさに欠けるのでここでは除外。お手軽だから面倒くさくなったら1もアリですね。3つとも全部やれば超安心

そんなわけでネジ穴の位置をきめましょー
まずはディスクカバーをガムテープで固定したら裏返して、こんな状態にします。↓

緑のラインのスポークを基準にして、
青い点の位置のネジで時計回り方向、赤い点の位置のネジで反時計回り方向への回転を抑止します。

ついでに空気を入れる時に使う穴の位置も決めておく(片面だけ)

バルブの位置に印をつけておきましょう。

ネジ穴を空ける

さっき片面だけガムテープで固定したままですね、そのまままずは裏側から細めのドリルで。
最終的に3mmの穴を空けますが最初は2.5mmぐらいで。

初めて普通の人はあんまり持ってないような工具を使いました。極力お手軽な工具でやってきたんですが・・・。 ごめんなさい。
ネジ穴の位置決めが結構シビアなんで、手回しドリルやピンバイス、もしくは旋盤を使った方が良いです。
普通のハンドガン型のドリルでも出来ないことはないですけど、ウチは手回しかコレでないと綺麗に出来る自信がありません。
ちなみにこの旋盤は数年前に6000円で入手。探せば安く手に入ります。

片面の穴を全て空けたらもう片面もガムテープで固定します。

当たり前ですけど、こっちはまだネジ穴開いてないですね。

さっきネジ穴を空けた方の面を上にして、ドリルビットを3〜3.2mmに交換。今度は両側一気に貫通させます。

この状態で一気に下まで空けます。手回しドリルの場合も同様。穴から垂直にドリルを突っ込んで反対側も空けます。

更に穴を広げたい時はちょっと大きいドリルビットを持って正真正銘の手回し。

ぐりぐりいきます。

使うネジが皿ネジなんでネジ穴の面取りをします。

本来はこれもドリルビットですが、手でグリグリやって面取りします。

コレでネジ穴は完成。

試運転

形はコレで出来上がったので、このタイミングで必ず試運転に出掛けます。10km程走って問題なければ次に進みます。
この段階で失敗作でも片面につき1500円以下の損失で済みます。失敗作と気づかずに塗料を塗ってしまうと損失が4000円ぐらいに膨れあがります。
ディスクが歪んで隙間が出来てしまった場合は、適当にネジ穴を増やしてごまかします。追加するネジ穴はスポークに隣接させる必要がないので、一番膨らんでるところを押さえ込むようにネジで固定。それが気にいらなければ廃棄して造り直し。

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