プラスチックで造ることしか頭になかったので、木工や鉄工のことは忘れてくれるとあり難い。
プラスチックと言っても色々あります。でも俺はプラスチックの知識はゼロなんで、ほかの人から聞いた話。
とはいうものの、700Cホイールのディスクを作るには少なくとも620x620mmもしくはそれ以上の大きさが必要になる。そこいらでは入手不可。
ググればあっさり通販サイトが見つかるものの、今度は逆に1000x2000mmからの販売。デカ杉。板厚も1mmまで。厚杉。どれだけ探しても1mm厚以下のABS樹脂を売ってるところは見つからない。
諦めて1mm厚で我慢。
面積の方は無料で2カットしてから宅配してくれるところを発見。1000x2000mmのプラ板を1000x666(mm)x3にカットで注文 。約3000円の出費。
自分のホイールの半径or直径から、切り出す円の半径を決める。(ウチは半径305mmぐらい)
そして円を描く。
MAX半径500mmの巨大コンパス(東急ハンズで購入)
クリップコンパスなので先には普通に油性ペン
線が2重にあるのは、後で誤差を修正しやすいようにする為。
一回目の製作の時に半径が4mm程が小さいというミスをしでかしたので、予定より3mm大きい円も含めて2重に描く。これで大きかったら小さい方に合わせて少しずつ削ればいい。
最初はプラスチックカッターで大まかに切る。
定規を当てて真っ直ぐに
16角形ぐらいまではプラスチックカッターでサクサク切る。 (半径の計測がいい加減なので3重線)
カクカクしているところを普通のカッターナイフでスパスパ切る。 ダンボールからプラ板を取り出すところからはじまって、ここまでで3時間弱。途中でタバコ、トイレ、食事含む。
※追記
「コンパスにプラスチックカッターを挟んで切れば?」と言われました。1.カッターが丸くない 2.コンパスの挟む力が弱い ということでムリです。
プラ板の中心とプラスチックカッターを固定して、プラ板を回す方法も試しました。メンドクサイだけでした。外径が大きすぎればどのみちカッターでスパスパやらなといけないので。
カッターナイフである程度まで真円に近づけたら、ヤスリの出番。 ここで使うヤスリはデカくて荒い方がやり易い。油性ペンで描いた線自体も1mmぐらいの太さがあるので、とりあえず一番外側の線が消えないように真円に削る。
カンナに近いヤスリ。金属用のデカイヤツです。
ハブの直径を計ってコンパスで円を描き、扇形用の直線も引く。ここで直線を引いておかないと、真ん中をくりぬいたら中心点をロストします。
円の内側に沿ってドリルで穴を空けまくる
そりゃもう適当に。ショボいリューターの先に2.5mmのドリルビット
中心の2重線は微調整用。直線は1本目を超テキトーに、2本目は角度を約1°開いて描く。
ニッパーで切る
昔ミニ四駆でよくやった手法
カッターやヤスリで綺麗にする。ヤスリは半丸でちょっと細かいヤツ。穴が小さければチビチビと広げてジャストサイズにする。
と、このように造ってますが、真ん中の穴に関してはこのサイトの手順どうりに造ったのは最初の1枚と、このサイトの為に造ったコレ。合わせて2枚だけです。
他はホールソーでウィーンっと・・・中心の直径も多少大きい分には問題ありませんからね(直径1.5mm程度までは)。
次へ進む。 (この時点ではまだ外周部の直径は微調整してないのでちょっと大きいはず。)