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スキー日記・・・検定目指し一直線 〜完全思い込みスクール情報

   SAJ かぐらスキースクール
スキー場 みつまたスキー場
日時 2005年3月12日(土)
受講コース 常設レッスン 1日受講
リフト優先レーン なし
カード利用 ×
URL or TEL http://www.erste.co.jp/
その他 名称はかぐらでも、スクールはみつまたゲレンデにある。わずか50メートル離れてない
ところに、同じSAJのみつまたスキースクールがある。両者は全然別個なので要注意。


〜〜〜〜〜 悲しくも虚しい4時間。むやみに色々なスクールに入るのは逆効果! 〜〜〜〜〜


かぐら・みつまた・田代と3つのエリアをもつ巨大なスキー場。
また、苗場とも相互に滑降していくことはできないもののゴンドラで連結されている。日本屈指のビッグなスキー場だ。

 下から見て標高が最も高いのがかぐらエリア。そこから山裾の方向左側に広がるのが田代、右側下部にみつまたゲレンデが展開してる。
せっかく来たのだからかぐらで滑ってみたかったのだが、みつまたですら時々霧がたちこめる有様。上部のかぐらエリアは
みつまたからは何も見えない状況だったので断念した。
 
湯沢からかぐらまでのシャトルバス(200円)は本数がごく少ない上、実用的な時間だと事実上2往復ということもあって
乗客が集中する。
朝一のバスに連絡するのは初電新幹線とき301号1本だけなのだが、それでも新幹線出口付近で降りた人以外はもう座れない状況だった。
 
ちなみに帰りについてもシャトルバスは田代エリアから出発するので、みつまたでは先頭で並んでても座れない。
僕らは帰りはタクシーを使ったが、湯沢駅までは2,400円程だった。走行距離で比すると東京のタクシーよりはるかに廉価。
ちなみに迎車料金はプラス100円。上のスキーキャリアにスキーを乗せてプラス100円の合わせて2600円ほどでした。
 
 
初日にして最終日^^
 
普通の土曜日の日帰りスキー。申し込んだのは4日前だったが、朝一番6時8分東京発の新幹線は満席状態。やむなくグリーン車にしたが、これまた隣り合わせの席はなかった。
土曜の朝の新幹線が混雑してるのはもうわかってはいたが。。。
 
東京都から埼玉県に入ったくらいから外は霧の世界に包まれ、浦和・大宮から熊谷を超え本庄に至るくらいまでは周囲真っ白。何も見えない中を走り過ぎた。まるで都市消滅のような風景に驚き!
川端康成の「トンネルを出たらそこは雪国だった」のフレーズの通り谷川岳を超えたら天気ががらりと変わるのが今までの経験だったので、関東平野でこの霧ならいわんやスキー場ではもっと悪天候か・・という不安はなかったが、それにしても幻想的な現象だった。
(後から聞いた話だが、この霧の影響で関越高速が閉鎖されたとのこと。みつまたではリフト待ちが皆無だったが、首都圏からの日帰り自動車族が来れなかった影響があったに違いない)
 
湯沢からバスで20分、かぐら・みつまた・田代スキー場の最初の玄関みつまたロープウェイに到着。
土曜の朝だというのに、駐車場はがらがら。スキー場の規模の割には小さな無料更衣室や有料(400円)のコインロッカーの施設がある。
混雑期は大変だろうな。
 
ロープウェイの待ちもなし。800メートルほどの短い距離を上がったところがみつまたスキー場。
リフト自体は4本だが、うち2本はかぐらへ続くゴンドラへの連絡リフト的な
使われ方なので、事実上このスキー場は100メートルほどの距離を置いて並行にかかってる高速リフト2本の小規模なエリアだ。
 
一方が初級のファミリーコース、もう一方が中級の大会バーンとなってるが、大会バーンも他のスキー場なら初級者コースと言う程度の斜度しかない。
ファミリーコースの方の一部にだらだらとした斜面が広がっていて、ボーダーが集まっている。一方の大会バーンの方はボーダーが少ないので全然滑りやすい。パラレルターンの練習に最適な斜度と変化だ!
 
同じSAJだが全く別経営の2つのスクールが隣接して建っている。僕らはかぐらスクールの方を申し込んだ。
テーマ別に企画されてる土日コースの人(この週は小回りだったらしい)が
10名ほどいたが、常設レッスンの参加者は僕らの2人だけ。
何と土曜日で2人だけのプライベートレッスン状態となった。
思えばちゃまと同じ班で講習受けるのは初めてのこと。
 
とまぁ本来は喜ばしい筈のレッスン環境だったのだが、二人揃ってとてつもなくストレスの溜まる欲求不満なスクールとなってしまった。。。
講師の言うことさせられること全てが、今までのスクールで習ってきたことと真逆なのだ!
僕らは今までスキー姿勢の基本は前傾あるいは中心にのると教わってきた。
が、ここかぐらスキースクールではかかと荷重しろと。。。
 
スキーに色々な滑りがあって正解がないということくらいは僕らでも知っている。
また新雪やパウダーを滑る時には、かかと荷重しないと埋もれちゃうということも理論としては知ってる。
けど、僕らはまだ目標2級そして3級というスキーレベルでしかないのだ。
ちゃまに至ってはボーゲンから何とかパラレルに移行したいともがいてるレベルなのだ。

「前傾しすぎてるからもっとスキーの真ん中にのってください」なら理解できるが、
「スキーはかかとにのってください」
これって・・・今まで悪い滑り方と教わり、気をつけて気をつけて治してきた滑りじゃないかぁ!
 
「じゃがさん、パラレルはもっと上下運動を使いましょう」
エッ・・・ それも良くない初心者パラレルと言われ、これまでのスクールで修正させられてようやく最近脱してきた滑り方なのに。。。
一事が万事こんな調子で、2人とも午前中で完全にパニックに陥った。
 
長い長い2時間だった。いつもならレッスンが終わると2本くらい滑ってからランチにするのだが、
この日は2人とも意気消沈で萎えていた。
大して期待のできないゲレ食にはお金を使わないはずのちゃまが、何と一番高いカツカレーを食べている。食べることで紛らわそうとしたのか・・・
「午後どうしよう?」
「もう一日分お金払っちゃったしね」
「でもこのレッスン意味がないような気がする」
「意味がないどころかマイナスだよねぇ。時間巻き戻されてるし」
「午後も先生同じだって。。。」
「・・・・・・・」
 
結局「お金払い戻ししてください」と言う根性がなくレッスンにやってきた二人。
午後から講師が変わった。(本来は一日通しのレッスンが多いらしいから、僕らが不満そうだったのを講師が察知してチェンジしてくれたのかも)
これで少しは為になるレッスンをと期待したのだが。。。
 
午前中と同じだった。教え方も方針も。ただ午後の講師はとてもフレンドリーな人柄で、僕らから質問しやすい女性だったのが唯一の救いだった。
聞いてみると、スクールのメソッド(?)で「かかと荷重」は校長の方針らしい。
午前午後通じてだが、僕らが今まで治されてきた昔の滑りをすると褒められる。今まで習ってきた滑りだとダメ出しされる。
これって習う方からするとどうにもならないんだけどなぁ。。。
 
ガーラは何も教えてもらえず最悪ではあったが、あれはビデオを撮って自分の滑りをみるということを重視してたからまだ救われたし、何より今までの滑りを壊されることはなかった。スクールとしてはマイナスでも、今までの滑りの過程からすればプラスにもならない代わりマイナスでもなかった。
黒姫中里とスクールが違うのだから当然教え方や重点をおくところは違うにしても、路線が一応一貫したメソッドの中にあった。
が、荷重やターンの仕方について、その大元がまるで180度違うものになってしまうと僕らは一体何を信じたらよいのか。。。
わざわざ同じSAJ(全日本スキー連盟)公認のスクールに入ってるのに・・・
 
〜むやみに色々なスクールに入るのは逆効果だ!〜
これが今回の教訓でした。
 
レッスン終了後、すっかり精神的に凹んでしまった僕らはその後滑る気力もわかず、4時前だというのに帰路についたのでした。


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