
SKI
スキー日記・・・検定目指し一直線 〜完全思い込みスクール情報
SAJ 白馬八方尾根スキースクール |
スキー場 |
八方尾根スキー場 |
日時 |
2005年4月2日(土)〜3日(日) |
受講コース |
常設レッスン 2日午後半日受講 |
リフト優先レーン |
なし |
カード利用 |
○ 但し検定代は現金 |
URL or TEL |
http://www.hakuba-happo.or.jp/f13.htm |
その他 |
泣く子も黙る鬼の検定と言われるが・・・
2006年4月にも2級検定を受けました。その時の様子はこちらをご覧下さい。 |
〜〜〜〜〜 出た、かかと荷重!嗚呼これぞ八方ふさがり・・・ 検定玉砕の巻 〜〜〜〜〜
今シーズンの幕開けも幕引きも札幌国際と決めていた。最高のパウダーに恵まれ、気持ちよくシーズンが終わる筈だった。
が、だ。やっぱりあの検定に納得いかない。(詳しくは札幌国際編をみてね)
そりゃ検定合格という形は欲しいよ。でも、その形に中身が伴ってなければ合格も空虚なものだ。
今シーズンこれだけ滑ってきて、ほんとのところどの程度上手くなったのだろうか。真の評価が知りたい!
この心の虚しさを抱えたまま、来シーズンまで過ごすなんてごめんだ!
残念ながら浦佐は今季の営業を既に終えている。ということは八方しかない。4月という最悪のコンディションで出される成績なら、
パウダー雪の助けもないわけでなおさら自分の真の実力を反映した評価が下されるに違いない。
ということで行ってまいりました。これがほんとの2004−2005シーズン最後のレポートです^^
今回は結論から言いましょう。打ちのめされました!
初日
ゲレンデ状態のすさまじいこと。これまで滑ってきた中でこんなに悪いのは見たことがないというくらい。雪質は完全なシャーベット。
そこを上級者ばかりが滑ってるもんだから全面コブコブ。コブの谷あいも、モコモコしたシャーベットがスキーヤーの足をとろうと
待ち構えてるありさま。
初級者コースは風景やワイドバーンで楽しみながらおりれるものではなく、完全に下山ルートという様相で、小回りでなければ
滑れないコース幅。(外れたら崖・・・) そこももちろんシャーベット! ちゃまなんか泣きべそ状態で、ストレスの塊になりながら
やっとこ下まで転がってったとのこと。(で、彼女は2日目はもうゴメンだと言ってスキーはしませんでした)
スクールは、みつまたスキー場のかぐらスクール同様かかと重心のレッスンでした。
つい先週札幌国際で、前傾から中心に乗るレッスンを3日間してきただけに、ここでまたパニックに。
レッスン終了後にはどうにも後傾でスピードコントロールの効かない滑りに変わってしまい(泣)
レッスンは上部の黒菱ゲレンデだったので、一番下まで降りなきゃならない。これがほんと苦痛。辛かった・・・
足はガクガク楽しいだなんてとんでもない。初級者コースというとこも含めて、上から下まで6キロ以上全面コブなんてスキー場、
経験したことないです!
以下は知り合い向けに送った、ちゃまの八方初日レポート。
行ってきましたよ!八方!なんじゃありゃ!?
ふざけんなぁ〜〜〜!!!
怒り爆発の一日でした。
とりあえず午後から常設のレッスンに入り「パラレルはできますか?」の質問に
「ええ・・・・」と答えてしまったのがことのはじまり。中級クラスのバッジをつけ、
スクールを開始したもののドンドコドンドコ上へ上がっていくではありませんか!
リフトを降りたら札幌国際の検定コブなんてチャンチャラおかしい大コブコブの狭いロングバーン!
ひぃ〜〜〜〜〜〜(大泣)まじですかぃ???しかもこの八方、このコブコブコースが満員御礼♪の大渋滞!
なんなんだ、この人たちは・・・・・さすがに中級の私達はこのバーンは滑らなかったものの、
少なくとも国際のコブバーンくらいの整地???(きっと八方ではあそこは整地なんだろう。。。。)で小まわりレッスン。
これまたクラスの人がうまいったらありゃしない。札幌国際の検定1級クラスレベルで、しかーーも
きれいな基本をすべれるではありませんか?シュテムもハの字からきれ〜に閉じれるし、
「片足あげて足首ひねりながらぁ〜ぎゅ〜〜〜」なんて先生がいったらそのとーーり。
皆さん美しすぎる☆そんな中の私の滑り???板はずして転んでましたっ(汗)出来るわけないっつうのぉぉぉぉぉ。
しかもちょっとまともに出来たかな?と思えば姿勢を注意されるし。ここはやはり前傾は注意されるんだなぁ〜。
でも国際では「足のすねにあざが出来るくらい前に体重かけろって言われたもんっ!」ともう開き直る私。
とにかに早く終わらないかと祈りっぱなしの2時間でした。
スクール終わってからがこれまた悲惨・・・・・
じゃがは検定のために練習するというので私はさっさと引き上げるはずが。。。。下まで降りれない。
とにかく必死にコブコブを降りるのが精一杯でどこに降りていいやら、人に聞きながら降りてきたものの
どうやら道に迷ったらしい。とりあえず出たところがまたまた上級コースのコブコブのオンパレード!
このコブがでかいの長いので、嘘やろ????もう、やってらんないっ!!レスキュー呼ぼうかいな?っとまで思った私。
こうなったら、ってことでスキーはずしてスキー投げ捨てながら、コブをズタズタにしながらお尻で滑ってきましたよっ!
先週まであの斜度を10分で降りれたのに、なんで1時間かけて泣きながら降りてるのよぉーーー
と、すべてのことに怒り爆発!あのコブ!、この雪っ!レッスン生のレベル!、前傾を注意したイントラ!
札幌国際とのレベル差!結局のところ自分の実力のなさ、なんですけどねぇ〜
一人怒り爆発で待ってる私にじゃがの一言。
「いい経験だったねぇ」
たしかに・・・・・そう思うしかない経験でした。
ということで本当にこれでシーズン終了ですっ。
2日目
ちっとも滑れない。思うような滑りが全く出来ない。考えてみたら今年一年、こんな悪雪に見舞われたことがなかった(というか悪条件のゲレンデは回避してた)わけで、パウダーでごまかしがきいてただけなのだ。
こんなんで検定受けてなんになる? 凹むだけか?
でも答えは一つでした。
自分の真の評価が知りたい。そのためだけに八方に来たんじゃないか!
2級の受検者は20人。そのレベルの高いこと高いこと。札幌国際なら全員文句なしに合格。みんなのターン弧の美しさに見とれてしまう。
僕が持ってる2級検定対策DVDはこの八方を舞台にして編集されてるが、かなりシビアーな評価で軒並み不合格としているが、みんながみんなこんなに美しい滑りで一体誰を落とすのだろうという感じ。
さて、札幌国際では1級に近い滑りと言われたトップ合格の僕の、ここでの点数は何と・・・
小回り63 中回り64 大回り65 フリー滑降64
惜しくもなんともなく、箸にも棒にもひっかからないありさま。
あのモコモコシャーベットの中で、パウダー状態と変わらぬ滑りをしてる他の全受検生の滑りにため息が出るばかりでした。
小回りなんて、例によって内足を廻しこめないうちに雪に板とられて、そのままリズムにのることなく暴走してジ・エンド。
総合滑降はそれなりに滑ったのに64。これが真の実力なんですね〜。
ちなみに僕の成績は20人中18番でした。
さてさて、ここで本当は昨日のショックで今日はホテルでのんびりリゾートしてるはずの
ちゃまのコソコソ偵察レポートです。
あ〜、はぁ〜、ふぅ〜 出てくるのはため息ばかり。
2日目は白馬東急で一人リゾ〜ト気分を味わおうと、検定に向うじゃがくんを見送ったのでした。
でもやはり気になる。大御所八方!の検定とやらをみてみたい。と結局見学にいったのでした。
ひやぁ〜〜、皆さんうまいX2!!
今日の雪は圧雪はいってる?この人、検定のデモンストレーター?と見間違うばかりのレベルの高さ。
どこかの2級検定ではこの人たち1級全員合格よぉ〜
で、八方の検定ではその場で採点がパネルで発表。自分は受けてないので素人の私の点数と
検定員の点数を比べる楽しさもちょっとよい。
見てても楽しい、美しい、受験生の滑りだが、点数はシビア・・・・・
64だしちゃうんだなぁ〜
なんでやろ?
札幌国際で優秀点で合格したじゃがくん。
いい感じで中回り、まわってまーす。いいんじゃない?
しか〜し、64点。うぐっ・・・・ きびすぃ〜〜〜〜〜
続いて小回り。63点。。。。。 ドテッ!
それはちょっとひどくないですかぃ?
大回り、やっと出ました。65点。
最後、フリー。
いいんじゃない、うっ、後半どだろ?でもよいよい。
あうっ! 64点。つらーーーーーい。
ってことで総合256。なぁんと、18位/20名。
何もゼッケン番号と一緒じゃなくても・・・・・
そんなに周りと差があるようには決してみえないんだけどなぁ〜
合格者はわずか4名。もう、この差は、ド素人の私にはさっぱり採点基準はわかりませんっ!
いいもの見せてもらった〜って感じ。
いやはや、八方の標高は高い、高い。
ところで使われた名木山ゲレンデの使用斜面は、札幌国際よりも全然緩い斜面でした。。(エコーコースくらいの斜度かな)
もちろん黒姫よりも緩々。
検定員は上部を使いたかったらしいけど、ガスがかかって断念したとか。
検定距離も半分くらいの短さ。だからスピードでごまかすことも出来ず。そこそこの中斜面であれば僕が習ってきた滑りで
なんとかなったかもしれないけど、スピードの出せないモコモコシャーベットでは対処できずこのありさま。

八方の検定は、滑り終える毎に検定員がボードで数字を掲げるので、
すぐに結果がわかってしまう仕組みになっている。
つまり国際とは異なり、3人の検定員が協議しながら点数を決める
システム。大抵はすぐにボードがあげられるが、点数評価が微妙な場合、
数十秒審議に時間がかかる場合もあります。
その場合も検定員の手にかかってるボードの数字をみれば、
何点と何点で悩んでるかが判明してしまいます。
ちなみに僕の場合、小回りは長い審議でした。24に留めるか23まで
落とすか。結果23。大回りも24か25で長い審議でしたが何とか25。
が、中回りと総合滑降は降りた瞬間にもう24があげられてました。
滑る順番は全種目ゼッケン1番から。順番調整はありません。
スコアボードは小さくて上からでは見えませんから、早く滑った人ほど
他人の滑りでどの程度評価されてるのかわかります。
(僕の場合20人中ゼッケン18だったので、後の2人の滑りしか
点数わかりませんでした)
20番の人は角付けもしっかりできてて切れのある素晴らしい滑りをしてました。66か7かと思ってみてたら65。
充分にいい滑りをしてても64。もう段違いに厳しすぎる〜〜〜 64出したら、まずリカバリーは無理という八方でした。
僕の場合、申し込みを早くしてまずはみんなの滑りと評価を勉強するとこからはじめないと^^
ということで大撃沈大沈没の八方検定初体験でした。札幌国際の点数と違い、自分的には概ね納得できるものでしたけどね。
小回りの63。あの演技じゃしょうがないでしょ。むしろ検定員に64か63で悩むなと言いたい!
あれで64が出たら逆ギレしますよ^^ それに2日間通じて、練習で一度も小回りコントロール出来てなかったし・・・
中回り64。65くれ〜と叫びたいけど、ここは中途半端な滑りじゃダメなんでしょうね。
SAJの2級種目検定要綱には、各種目の滑りの内容として
『条件状況に対応して ・テールコントロール ・トップ&テールコントロール・トップコントロールを選択して滑る 』と規定してある。
今まで自分の滑りの形がどれになってるかは意識したことはない。
講師に「見事にテールコントロールされてますね」と言われると、あっそうなのか〜と思うだけだし、
「トップ&テールで滑りましたね」と褒められても自分で自覚がない。
ただ黒姫や湯沢で指摘された『両スキーを肩幅くらいに開いてできるだけ角付けする』という滑りを意識してやってるくらいな
ものなのだ。
つまりはテールだろうとトップになっていようと、それを意図して使えてるわけではなく、偶然どれかの滑りになってるという
だけの話だ。黒姫や札幌国際の検定では、この滑りの形を指摘させられることも意識することはなかった。
が、ここでは雪やコース状況、自分の技術に応じて明確に滑りを決めて滑らなければならないに違いない。
そういう意味では、滑りの意思がよくわからないとして64と評価されたのならまさにその通りで、
八方がもっともSAJ本部の要綱に沿ってるということになるのかな。
と考えれば、フリー滑降で自分ではまともに滑ったつもりでも、検定員が悩みすらせず即座に64と評価したのも納得できる。
フリーはとにかく演技だ、ダイナミックにアピールすることが1番だと考えて、いつも一人で滑ってる時のように何も考えず
自由に滑走した。僕自身が大回りをしてるのか中回りをしてるのか意識してないのだから検定員に伝わるわけもない。
結局中途半端な滑りと評価されたのだろう。
この悪雪でももうちょっとまともな滑りが出来ると信じてたこと、そしてもうちょっと点数がでると信じてた僕には
ダブルショックな八方だったが、一方で国際にはない清清しさも覚えた。
この評価を毎年上げようという新たな目標ができたのだ。
東京駅に着いたその足で、ヴィクトリア本店に板をチューンナップに出しに行った。饒舌なワックスおじさんとの会話。
「どこに滑りに行ったの?」
「八方です。検定受けてきたんですが」
「勇気あるねぇ。けちょんけちょんだったでしょ?」
これこそ八方神話というものなんでしょう^^
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