【衝撃の貼り紙】
小湊鐵道の駅舎は、古くてボロで素晴らしい。
といったことは、私がいまさら書かなくても
「小湊鐵道 駅舎」で検索すればヒットするので割愛する。
小湊鐵道は本数が少ないため、まず里見駅で降りてごはんを食べて、逆方向のに乗って高滝駅へ戻って猫と遊んで、また上総中野行きに乗るというZ進行をすることにした。
実は、五井を出る時すでに小腹が減っており、駅舎がどうとかより(あー早く里見に着かないかなー。もうこのおにぎり食べちゃおっかなー)と思っていたので、里見に着いた時は、わーい!!と小躍りした。
しかし、無人駅のはずの里見には人がわらわらいて、あちこちに貼り紙がしてある。
ペンキ塗りたて |
工工エエエエ(´Д`)エエエエ工工
駅はまんべんなくペンキぬりたてだった。もちろんベンチも。
思わず、作業のおじさんたちに「ここでごはん食べるつもりだったんですよー」とボヤいたら「ありゃ。じゃあここで食べなここで」と、駅事務室に入れてくれた!
工工エエエエ(゜∀゜)エエエエ工工
マジすか!
思わぬ僥倖に我々は本っ気で小躍りした!
 椅子はなんとクロスシート! |  きっとスタフ閉塞のなんか
|
ストーブもつけてくれて、とてもあたたかい。うーれしーなうれしいなー。さっそくクロスシートに座って、おにぎりを食べた。
♪ここ〜はせとうち ナイアガラ〜(“カスバの女”の節で) |
でもさっき菊水買っちゃったんだよねー。やりにくいねー。と言いながら、菊水の誘惑には勝てず、こっそり飲りました、すんません。うまかった。
熊と手書きの運賃表は素晴らしく似合う |
おにぎりを3個も食べ、菊水とチーかまもやっつけて、ポケット瓶をひっかけながらホームで下り電車を待った。
 きしゃにちゅうい |  ホーローの吸い殻入れ |
小湊鐵道は、けっこう沿線にも人が住んでるしお客さんもいて、風景は寂しげだがのんきな雰囲気で、あまり胸が痛まなくていいなーと気分が良くなった。それだからか、かっこつけで買った角がビックリするほどおいしい。ウィスキーの木の香りが、ちりっと舌を焦がしながらのどに滑り落ちるたびに、体が少しずつほぐれて行くようで心地良かった。
香香ちゃんも「ふだんウィスキーなんかおいしいと思わないのに、うまーい!」と角を褒めそやした。
【待ち時間に合唱】
里見の次は高滝駅で下車した。
高滝には猫がいっぱいいるというので、降りたのです。
でも猫はいなかった。かわりにいなごがいた。
 田舎集(いなご)ってこんな字か |  珍しい形の街灯 |
駅のまわりをウロウロしたら、猫は廃車の中や屋根の上にいた。
あと「駅ノート」というものが置いてあった。
私も思わず書き込み! |
この駅ノートは、
SakurakoUさんという千葉市在住の降り鉄の方が管理されてるそうだ。こんなノートがあると、小湊鐵道は人気で、流行ってんだな! という気持ちになり、ますます人気になるかもしれないので、ローカル線はもっとこういうのを置けば良いと思った。
上り列車を待つ間、みゆさんが100円ショップで買ったハモニカを吹いて、みんなで「ふるさと」を歌った。
♪うーさーぎーおーいし |
と書くとバカみたいだが、現実には、バカみたいじゃなくバカ。というか、ただの酔っ払いだった。でもホントにすごいのは、酒を
1滴も飲まずにハモニカが吹けるみゆさんだ。
えーと何の話だっけ。
私はそのように酔っ払っい、上総中野駅からのいすみ鉄道は、ただバスに乗ってるだけみたいな感じだった。なので以下、写真だけ貼っときます。
上総中野駅の構内踏切にはワカメ顔のサザエ |
乗換駅だけど無人の上総中野駅 |
 マイルーム的ないすみ鉄道の車内 |  菜の花カラーのいすみ100形 |
 大多喜駅のスタンプは4種類 |  筍の町・大多喜 |
そんな状態だったので、今日はもう宿行って寝るだけかのう。
と思っていたら、我々にB級スポットの神が降臨したのだった。