千葉に行く
2008/02/10〜11





あこがれの小湊鐵道


日暮里駅まわりの気になる看板

友達の香香ちゃんとみゆさんと、3人で千葉へ行った。
千葉は近場だけど旅っぽくて、遠い感じがする。あと小湊鐵道いすみ鉄道といったローカル線に乗れて、短期旅には向いてる。

しかしどこ行こうかな?
と考えて、前につげ義春作品のロケ地訪問として太海(ねじ式)行ったら面白かったので、またつげ旅にした。「つげ義春を旅する」(高野慎三著)や高田馬場つげ義春研究会を見て検討の結果、大多喜らへんに行くことにした。でも「初茸狩り」や「沼」の舞台である『寿恵比楼』はもう営業してないから、「リアリズムの宿」にチラッと出てるという『大屋旅館』へ泊まることにした。
なんか大屋旅館は商人宿で、江戸時代からあって、立派で、森まゆみさんも褒めてる。そんだけ肩書きがあれば、何かあっても「江戸時代だから…」「森さんが…」と言い訳がたつと踏んだ。
だが予約の電話をしてみると「いまねー、大浴場が改装中でー、コブロしかないんですよ」と断られかけた。ので必死で「や。コブロで良いです。私たち実は、つげ義春さんのファンでして!」と、つげで押してみた
そしたら電話の人(たぶん女将さん)は「まー。つげさんの。つげさんのファンの方って息が長いのよねー。それで皆さん必ず西部田のバス停に行かれるんですよ」と好感触。無事予約ができた。

それで当日、みゆさんと日暮里で待ち合わせて行った。日暮里に早く着いてしまったから、そこらの看板などを撮影した。

【駅弁が売ってない】

「やり田」が駅弁屋か?
五井駅に着き、武蔵野線経由で来る香香ちゃんを待つ間に駅弁を買おうと思った。みゆさんが「JRと小湊鐵道の連絡通路で300円のあさりめしを売ってる」という情報を仕入れていたが、あさりめしもしじみめしもただのめしも、何んーにも売っていなかった。
日曜なのになんで!?
連休なのになんでよ! と憤慨したが、どうしようもないから、ニューデイズでおにぎりとか、どうでもいい感じの食料を買った。日本酒党の香香ちゃんむけに燗番娘とふなぐち菊水も買った。
ビールも買いたかったけど、ナマぬるビールはイヤなので、サントリー角のポケット瓶にした。ウィスキーはふだんめったに飲まないが、ポケット瓶はスキットル型でかっこいいので、ただのかっこつけで買った。
通路に「やり田」と書いた餅箱があって、きっとここで売ってんだねー。畜生。やり田にやらりた。と駄洒落で怒りを誤魔化した。
それから階段を下り、JR分を清算して1700円の1日乗車券を買った。
さあ、ここからが旅ですよ!
まずは3人で記念撮影だ。
愛の手で育ったなれの果て

3人一緒に映るのは難しかった。
それから、キハを記念撮影した。

ホーローのサボ使用

可愛い色合い

撮ってはみたものの、たいして車両に詳しくないから、どこが見どころなのか、ホントはわからない。車庫を見て「わー。“安房”って書いてあるよ!」などと言ったけど、良く見たら「安全第一」の「安全」側なだけだった。
五井駅の車庫でぶらぶらしてるキハ

ドアを手でカラカラと開いて車内に入ったら、ロングシートの真ん中へんに円柱があった。

車内に謎の柱が鎮座

なんで円柱があるのかわからないけど、ゴージャスな感じだった。って、いまネットで調べたら、この円柱は排煙ダクトだそうだ。ネットは便利だなあ。
脳味噌チョクでGoogle検索できたら、何も覚えてなくても利口なふりができて、きっと便利だ。
でもネットも脳味噌Googleもなく、利口なふりもできない我々は「何これー」「これ何ー」とつぶやきながら列車に乗り続けた。
光風台駅の広告椅子

生菌て何ー。
「生菌スナック」で検索してみたら、犬のオヤツがヒットした。
でもたぶん、生菌スナックはヒトのオヤツだ。やはりネットでは、わからないことも多いということが、わかった。


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