
途中、土佐新荘から安和の間の海の眺めが良い、とあったが車窓から撮影するチャンスが得られず、 ただ眺めているだけで進んでしまい、終点の窪川まで行ってしまった。
土讃線の終点、窪川駅に到着。予土線の宇和島行きは90分待ち。

窪川では、昼食、第37番札所の岩本寺参詣、JA四万十の「みどり市」で接続待ちを消化することにしていた。
駅を出て周囲を見渡すと、駅前の通り沿いに数件の食堂や店屋が見えたが、駅の左に立派なビルがあった。
冷房の効いたビルの中に入っていくと案内所があったので、昼食を取る店屋と岩本寺への道筋を確認した。
下の地図はJAでの昼食後に岩本寺に行くべく町役場を通過したときにもらったもの。
岩本寺は地図の左下、以前の町役場がその隣にあったことが見える。
現在の役場は地図の真ん中、JR窪川駅のならびにある。
人口1万8千人の町にしては随分と立派なビルで、街中の整備より役所を優先したことがよくわかる。
それで町民がよく文句を言わないもんだ。
昼食を取る場所として一つ教えてもらったのがJAの直売所、地図にあるように線路の右手にJA(農協)がある。
役場のエレベーターで3階に上がると線路を横断する通路があり、JA側に降りられる。
JAも結構立派な建物だが、その先にJA四万十の直売所があり、そこに弁当が置いてある、と教えられて出かけた。
丁度お昼時で、役場の人と一緒だったが、大してうまくもない弁当でお昼にして、第37番札所の岩本寺に向かった。しかし、暑かった。

お遍路さんがお経を読み・唱和する席がしつらえてある本堂内陣
境内を含めてお遍路さんは見当たらなかった
天井の格天井画


これから乗車する海洋堂ホビートレイン
海洋堂ホビートレインはJR四国が大阪府の模型メーカー海洋堂と提携して走らせている、なんとも派手派手なラッピング列車。
車内には海洋堂が販売している「かっぱ」のフィギュアの陳列ケースが設置されており、海洋堂の宣伝列車でもある。

海洋堂ホビートレインと、隣にいた「しまんトロッコ」
「しまんトロッコ」は窪川と江川崎間を運行
いずれもJR四国の観光列車



やっと沈下橋を撮影できた


難読駅名として、また面白駅名としても有名な駅

のどかなトロッコ列車に乗っていて「つぎは〜 はげ〜 はげ〜」などと聞こえてきても、表情一つ乱してはいけない。
ガキが「アハハハハハハ、ハゲじゃと〜。誰が駅名をきめようがじゃろうねぇ。」などと言い出してもである。
駅に着いたときに乗降客の7割くらいが半家の、いや、禿げのお客様であったとしても、それは旧西土佐村の激しい高齢化のせいであるから笑ってはならない。
また、この駅では増毛駅、福生駅、布佐駅の話はしないほうがよい。まして上大井駅の話をすると、ケンカを売っていると取られかねないので注意しよう。


日本で一番暑い町、なんと41度の記録を持つ。この日も大変暑かった
この看板の下に「らぶらぶベンチ」がある。座る板がVの字になっていて二人が自然に真ん中に寄っていく仕掛け。


JR四国は「伊予灘ものがたり」を商品名にして売り出し中
この先、伊予上灘駅までの伊予灘の風景は良かった。撮影するチャンスは得られなかったが・・・

ホームからの海の眺めが有名だが、海側は造作物などが邪魔して見るべきものなし、というかネットで見れるような風景の広がりは見つけられなかった

路面電車でホテルへ


伊予西条で乗務員交代
徳島から高知、そして松山までの車窓から見えたのは農林水産の風景、
それが今治あたりから造船を含む工業・製造業の趣になった。そして、それは高松まで続いた。
今回高松から徳島までの高徳線には栗林公園までのわずかの距離しか乗車していないが、
徳島からはまた農林水産の風景がメインになるはずで、
すなわち四国の経済は瀬戸内でもっていると理解した。
観音寺駅

多度津の手前で見た瀬戸内海


栗林公園に行くため15時1分発の「Orange-town」行きを待つ
「Orange-town」はJR四国グループのよんてつ不動産が開発する住宅団地

二駅先の栗林公園北口駅で降車、少し歩いて入園



桶樋滝(おけどいのたき)
前方の山の中腹に置いた桶まで人力で水を汲み上げ、藩主がここを通るときなどに、水を流したとある。どこでも下っ端はつらい。現在はポンプで水を汲み上げ、流しているとのこと。

旧日暮亭、江戸初期の大名茶室を今に伝える建物

掬月亭
四方正面の数寄屋書院造りの回遊式庭園の中心的な建物。唐詩「水を掬すれば月手に在り」







後ろの紫雲山と手前に南湖の掬月亭、すばらしい景色

その風景の中、南湖を回遊する和船、まさに一幅の絵。
自分も乗船を検討したが閉園間際なので諦めた舟遊びだ



偃月橋と南湖を俯瞰する風景
入場券の画像

高松築港行きに乗り瓦町で下車、近場のホテルに入った。