【愛するきみへ】
ひとは時に たったひとりで
ゆかなければならない
でもせっかくなら
一緒に行こうか
ポッケに好きな詩の一行をいれて
めでたい席なら 屋根にのぼって
旗ふってあつめよう
新幹線に乗って 東北の人も呼ぼう
天気がよければ 芋煮だってしたくなる
収穫時期なら なおさらさ
鍋もってあつまろう
具材なんて火をおこせば
誰かが持ってくる
人は時に たったひとりで
ゆかなければならない
もちろん失敗もするだろう
生きているみんな
初めての人生だ
原稿用紙:愛するきみへ
AKIYOSHI KATO
 |
|
 |
 |
 |
■学校での授業・中学校朗読詩としてもご使用頂いています。
個人のみでの利用や広く学校活動等では、ご自由に詩はお使い下さい。
但し、著作権は加藤彰仁にありますので、著作の明記が必要になります。
商業利用・二次配布等の無断使用・転載は禁止しています。 |
 |
 |
→もしここが北極点でも僕は南にいかない 著作加藤彰仁
|