【あした】
交わる2本の直線は
交点を境に無限に
永遠に離れていく
これは詩でも日々でもなく
単純な幾何学なのだそうだ
まだおれがずっとむかしのころ
あしかみたいにおよいでいた
それからだんだんと
わすれていったおよぎを
ほんもののうみでおそわった
なまぬるいしんこきゅう
おれしぬかとおもった
いまのまえにあったいまも
いまのうしろにあったいま
あしたはあしかみたいにおよいでいく
原稿用紙:あした
AKIYOSHI KATO
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