一口に畳替えといっても、その痛み具合や使用年数によって、 裏返し、表替え、新畳取り替えと内容が変わってきます。 まずはご相談いただくのが一番ですが、 ご自分でもだいたいの目安はつけることができます。畳替えには次の3種類の方法があります。
新 畳 | 畳をそっくり取り替えます。古い畳の処分も必要です。 |
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表替え | 芯部分(畳床)はそのまま使用し、表部分(ゴザ゛)を新しいものに取り替えます。縁も新しくなります。 |
裏返し | 現在、付けられている畳表の裏側を表側にして付け直します。 |
畳替えをしたいお部屋は何畳間ですか?枚数を確認しておくことは予算をたてるうえで必要です。
畳の大きさは通常のものですか?五八サイズ(通常の江戸間)本間サイズ(京都間又はメーターモジュール)があります。一般的には、みじかい方の辺が90cmを超えると本間サイズになります。
畳の厚さはどれくらいですか?通常は50mm〜60mmくらいです。軽量鉄骨や2×4住宅のバリアフリー仕様ですと極端に薄いものもあります。もし、畳を少し浮かせることができるならご確認ください。
家具やピアノがありますか?重量物がある場合は事前にお知らせ頂けるとありがたいです。できる限り対応します。
「畳替えに適したシーズンはあるの?」という質問をよくいただきますが、年中いつでも良いと思います。
新草が流通し始める時期は9月〜10月くらいですが、流通し始めの新草がおすすめというわけではありません。多少、時期をおいたものの方が日焼けがきれいという説もあります。梅雨から高温多湿の時期は藺草がカビやすくなりますが、この時期に施工した方が注意していただけるメリットがあります。以前に施工された方、高温多湿の時期はより注意していただきたいです。
地元に密着した畳屋さんは基本的に皆さん親切だと思います。
適正価格というのはわかりづらいと思いますが、地元の畳屋さんより極端に安い広告を出している業者は注意した方がよいと思います。施工代総額でみたら安くなかった、仕上げが雑だったということはよく耳にします。基本工賃の値引きというのは常識的にはありません。