遊撃インターネット狂人雑記87 北のりゆき=死売狂生=行方未知 遊撃インターネット雑記 遊撃インターネットTOP ご意見等は掲示板へ 2011 年11 月10日(木)『がらくたストリート』(山田穣)を読むオレは一時期、商業のエロマンガ本を五百冊くらい持っていました。本を整理するために大半の本を売り払ったり PDF化してしまい、いま残っているのは三十冊くらいです。古いものが多いんだけどこの三十冊は、傑作だったり思い出深かったりするのでなかなか処分できません。その中の一冊にZERRY藤尾の『扉をコジあけて』があります。キチガイなのか純愛なのかよくわからず、そのうえ抜けるという希有なエロマンガです。発売されるとこれは一体何なのだろうかとネット上でちょっとした論争が起こったような記憶もあります。逆ツンデレで逆NTR? 巨乳優等生の女の子が、主人公に追いつめられていく様子がたまりませんでしたね。エロ成分を抜きにしても面白い傑作です。エロマンガを語るうえで(いや、語らなくてもいいんだけど…)、読んでいなければ話しにならない作品だと思う。 ところで作者のZERRY藤尾氏は、いま何を描いているのだろうかと思いつき、調べてみました。後藤寿庵に通じるねじれた天才肌のマンガ家なのでもう描いていないかなあと予想しましたが、さにあらず。山田穣とペンネームを変えて、青年誌でエロ無し作品を描いていました。 さっそく読みましたが、オレはエロマンガのZERRY藤尾のほうが好きだな。しかし、山田穣の一般作もなかなかの良作でした。エロマンガでも思っていましたが、この人のマンガはちょっと民俗学っぽいんだよね。大学で民俗学か人類学をとっていたのか、金枝篇でも読んだのか…。 『がらくたストリート』をひとことで言えば、『奇妙マンガ』かなぁ。とりわけキテレツなことを描いているわけではありません。どこが面白いのかよくわからないけど、なんだか面白いという不思議なマンガなのです。 舞台は田舎。天真爛漫な男の子と友人たち。キャラクター達が語るウンチク。ちょっとずれた不思議な日常。独特の間のとりかたやセリフ。好き嫌いはあると思いますが、絵柄が好みなら読んでみるべし。でも、『扉をコジあけて』を読んでいないなら、そっちを先にしたほうがいいよ。
雑記TOP 遊撃インターネットTOP 11 月11日(金)変な革命歌2ちゃんねるの革命歌スレをみていたら、面白い歌をみつけました。オレは革命歌はだいたい知っているつもりだけど、こんな歌詞はみたことも聞いたこともありません。ググってもでてこないんだよね~。外国の革命歌を翻訳したか、オリジナルの作曲なのかなあ。 いずれにしてもこのまま流れて消えてしまうのはもったいないので、ここに転載します。サビの「ザ・スターリナ!」がいいですねぇ。スターリンのために!みたいな第二次世界大戦中にソ連の軍歌でよく使われたフレーズらしい。オリジナルだとしたら書き手の並々ならぬ素養がうかがえます。 ファッショはびこる ヨーロッパ日本 イタリア ナチドイツ 絶望のふちに 沈むとき 一人の同志が 立ちあがる 「ザ・スターリナ!」 光かがやく その笑顔 真赤な星は 正義のあかし 戦え人民 飢えたる民よ 戦え友よ 解放のしるし 共産主義が 明日をひらく 我らが同志 スターリン! 欲にまみれた 資本主義アメリカ イギリス 西側諸国 人民、搾取にあえぐとき 一人の指導者 立ちあがる 「ザ・スターリナ!」 魂ゆさぶる その言葉 敵を許さぬ 大粛清 戦え赤軍 正義の軍隊 戦え同志よ ときはいま 共産主義が 世界を救う 我らが同志 スターリン! だれか曲をつけて、初音ミクにでも歌わせてほしい。 雑記TOP 遊撃インターネットTOP 11 月12日(土)オリンパスの粉飾決算に驚く最近オリンパスの粉飾決算が話題になっています。株価も 2500円から500円まで見事なまでに暴落しています。ちなみに東京電力は、原発事故後2000円から300円に落っこちました。
こーゆー騒動が大好きなオレは、さっそくオリンパス株の掲示板にとんでいきました。ライブドア騒動のような「死ぬ~」みたいな書きこみは少なく、ちょっとつまらなかった。いかがわしげな企業買収をくり返していたことを外人社長が暴いてから、逃げ時がけっこうあったからでしょう。 雑記TOP 遊撃インターネットTOP 11 月13日(日)福島で東日本女子駅伝 原発事故の福島で女子中高生が中心の駅伝大会がおこなわれました。うへぇ。それでフランスのル・モンド紙のブログに『死の駅伝』とか書かれたようです。 翻訳ページ 身体に害があるのかどうか知らないけど、若い女の子がそんなところでわざわざ走り回らんでもとは思う。参考までに福島県双葉郡の放射線量です。振り切ってますよ。 駅伝の選手の場合は、健康被害などがあったら損をかぶるのは当の本人と親ということになります。多量の放射性物質を吸いこみ内部被曝するであろう選手やその親なんかよりも、競争馬に投資している興行主や馬主のほうがシビアというところが笑えるよね。そのシビアさが金持ちになる秘訣なのだろう。 それにしても、駅伝というところがキモチ悪い。『自分だけが逃げるわけにはいかない』みたいなところがさあ。愚行の『記念』に東日本女子駅伝のホームページにリンクを張っておきます。十三歳の女の子が出場しているよ…。うへぇ。 http://ekiden.fukushima-tv.co.jp/index.html ホームページをながめると、放送はフジテレビで後援にサンケイスポーツやら福島リビング新聞社やらサンケイ系のマスコミが多数みえます。サンケイ新聞といえば、原発は修理すれば永久に使えるとか http://sankei.jp.msn.com/science/news/110719/scn11071912490000-n1.htm 原発事故直前に東京電力に『地球環境大賞』とか http://sankei.jp.msn.com/life/news/110225/trd11022505000001-n1.htm 記事で『土壌のプルトニウム 重い元素で遠くには飛ばず人体に影響ないレベル』とかhttp://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110330/dst11033022150069-n1.htm 『原子力広報・教育予算 毎年税金60億円 電通・博報堂・産経新聞社など』とかhttp://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2011-07-16/2011071603_02_1.html 正真正銘の原発狂新聞社だぞ! 十一月二十日には『第22回ふくしま駅伝』というのが開催されるらしい。特別協賛に東北電力がいる~~。うへぇ。福島から白河までの駅伝コースと文部科学省のデータを元にした放射能の汚染図をだいたい同じ縮尺で貼っておきます。
うへぇ。なぜわざわざ放射線量の高いところを走るのだ? もはやヤケクソになっているとしか思えない…。 雑記TOP 遊撃インターネットTOP 11 月14日(月)集合知はエライ『ドストエフスキー伝』(アンリ・トロワイヤ)を読了しました。ちょっと感想を書きましたが、えらく長くなってしまった。根気が続かないので後日載せることにします。最近また無気力状態になってしまって、寝てばかりいる…。 そうそう、コミケに当選しました。十二月三十一日土曜日 東地区ユ-44b遊撃隊 です。なんかニュースをみていると十二月から一月にかけてでかい地震がくる可能性が大きいといっています。コミケの最中に大地震に襲われたら、あの世行き間違いなし。…いきたくないなあ。でるとしたら武装共産党委員長だった田中清玄が三五年くらい前に月刊誌に連載していた自伝とか、日本赤軍コマンドの丸岡修の裁判記録などを小数部コピーして持っていこうかと思っています。『魔法少女まどか☆マギカ』にはまっている時に、 2ちゃんねるで下のような書きこみをみつけました。このまま消えてしまうのはあまりにももったいないので、転載します。第一話の秀才ほむほむのシーンについてです。
75 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2011/01/15(土) 17:28:47 ID:uNyt/g7v0 Be: 1話の板書は3枚ともおかしい。 1枚目、2乗をつけるところが間違っている。分子にあるはずのプラスが抜け落ちている。高校3年数IIIの数列の問題 2枚目、一応これであっているけど、本当は実際に条件を満たす整数解を持つ2次方程式が存在することを確かめておくべき。一例として、a=6, b=-13 のとき2次方程式 x^2-12x-13=0 が整数解 x=-1, 13 を持つことを確かめればよい。問題にある条件が常に成り立たない場合には、形式的に解答を求めても無意味なので、問題の条件が成り立つ場合があることを確かめておくのが完全な解答。高校1年数学Iの2次方程式と再来年からの高校1年数学Aの整数の性質の複合問題。 3枚目、b倍が間違ってb乗になっている。式のはじめの左括弧(が抜けている。本来小さい文字で添え字にあるはずの+1が大きく書かれて後ろのbに掛けられている。 82 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2011/01/16(日) 05:33:17 ID:VZ5el+3R0 Be: 自分で考えた場合には、絶対に起きない誤りだな。他人の解答をよく分からずに写したときの間違いだ。 宿題を自分で考えてやったときの誤りか、他人の宿題を写し間違えたのかはこんなところから分かる。 ひい、オレにはナニを書いているのか、さっぱりわからないよ。 ヒマな貧乏人でも大勢集まれば大した集合知を発揮します。同時に日本では下流層といえどもかなりしっかりした教育を受けていて、上のような数式が理解できる人もいるということでしょう(オレには理解できないけど…)。アメリカやヨーロッパなどの字が書けないような不法移民労働者と較べると、知的水準は段違い高いように思えます。オレの親戚にも明治大学にストレートで入ってかなりいい成績で卒業したのに、正社員になれなかった人がいます。そういう人たちが、なんの権利もない派遣労働者として時給八百円の単純労働で糊口をしのがなければならないのだから、恐ろしい時代になったものです。 雑記TOP 遊撃インターネットTOP 11 月15日(火)『90分で読む!超訳 罪と罰』(日比野敦)を読む オレは『罪と罰』マニアなので、さっそく買ってきました。原作を三分の一程度に縮めています。『知的生きかた文庫』ということだけど、読んだところあんまり知的じゃないなあ。 『罪と罰』は、ドストエフスキーの長編の中で最もまとまった作品だと思います。それでも『長い』と感じるところはあります。ところがこの本のように短くしちゃうと全然面白くないんだよね。『 90分で読む!』とか題名に書かれているのに、途中で寝てしまって読み終わるまで三時間くらいかかってしまった。やはり『神は細部に宿る』ということでしょうか。これだったら岩波文庫の『罪と罰』全三巻を読んだほうがずっといいですね。
雑記TOP 遊撃インターネットTOP 11 月16日(水)解放派の文章は、なんだかすごい オレは過激派マニアなので、過激派の機関紙類を多数集めています。ひとことで過激派といっても、文体ひとつとっても各セクトごとに明確な相違がみられます。革マル派のひねくれきった文体は、いやみったらしいインテリ左翼の文体のひとつの頂点をなすものでしょう。かつての中核派の紋切り型の文体も捨てがたいものがありました。内ゲバで革マル派を殺したという声明文ですら決まり文句を羅列したものなんだから、これはもう一種の伝統芸でした。ゲリラをやっていたころの戦旗派は、血が上ってくると文体が漢字熟語だらけで右翼みたいになってくるのが面白かった。 ●君のたたかいの歴史はわが軍に脈々と生きつづける 全体から見て、同志は生涯を革命的軍事の発展を中心にすえて革命家・共産主義者として闘い抜き格闘し、そういうものとして反革命集団の憎悪を一身に浴び虐殺された。カッと見開かれた君の目は死してなおかつ虐殺者どもを見据えるように真っ赤に血に染まっていたという。まさに全身を血塗れにして最後の瞬間まで敵の前に立ちふさがり憤怒の形相で君は死んでいった。その生涯は革命運動に生きかつ死んでいった一人の同志として、我々の闘いと団結の内に生き続ける。 我々は同志の最愛の伴侶の「天を衝く怒り」を分かち合う。同志を虐殺した首謀者=山田・土肥、その下手人、手引き者を決して許さない。反革命集団の完全な解体まで闘い抜く。 最後に、1999年7・20に開催された追悼集会に寄せた「革命軍アピール」の一部を抜粋して掲載する。ここに記した決意は瞬時も揺らいだことはない。 …思えば、君の戦いと存在なしにはわが軍の今日の精強不屈の存在はありえなかっただろう。 - 略 - 最後に会ったとき、君の目は、全国を鉄パイプを手にとびまわり反革命どもをうち倒していったあの頃の目の輝きをとりもどして、生き生きとして喜びにみち、解放派の隆々たる未来と革命勝利の不抜の確信を語っていた。 山田と土肥は、君のこの革命的再確立に恐怖した。憎しみを一身にあびて君は虐殺された。君の新たなるたたかいの開始が、彼らの未来がないことを突きつけているがゆえに君を殺したのだ。 君の革命的軍事(組織と戦闘)に集中した30余年のたたかいの歴史は、わが軍の非非的組織建設と戦闘行動の中に継承され、脈々と生きつづけるであろう。 革命軍建設のパイオニアであり勇敢な戦士であり、すぐれた指導者=組織者であった同志長田の、プロレタリア・共産主義革命勝利にむけた未完の遺志を革命軍は断固として継承し、前進する。 1999年7月20日 革命軍 雑記TOP 遊撃インターネットTOP 11 月17日(木)『ドストエフスキー伝』(アンリ・トロワイヤ)を読む 文庫本で七五〇ページもあるドストエフスキーの伝記を読みました。文庫本で三五〇ページもあればかなり分厚く感じます。この本は、その二倍以上。製本にかなりの無理があり、読んでいる内に真ん中から裂けてページがバラバラ外れてきました。…読みにくい。なんで二冊に分けなかったんだろう? 「ある日のことです」とバナーエフ夫人はつづけている。「ツルゲーネフがドストエフスキーのいる前で、自分のことを天才だと思っている男に、あるとき田舎で会ったことがある、といい出したのです。そして彼は、その人物が、どんなに滑稽だったかということをおもしろおかしく話し出したのです。するとドストエフスキーの顔から、すうっと血の気が失せ、途中で中座するといきなりとび出していきました。だから私、その場にいたひとたちにいってやったのです。 これだけ読むとツルゲーネフがひどいやつみたいだけど、ドストエフスキーも『悪霊』でツルゲーネフをモデルにした西欧かぶれのバカ教授を登場させ笑いものにしているので、まあ、あいこでしょう。 ………………………ここまで書いたらいやになってしまった。この十倍くらい書かないと書評にならないんだもん。『遊撃インターネット雑記』を読みにくる人でドストエフスキーがどうとかいう記事を読みたい人がどれだけいるだろうか…。ドストエフスキーの賭博狂いだとか、ロリ少女をレイプしたことがあると吹聴してまわったりとか、アンナ婦人の賢婦人ぶりとか面白いんですけどね。 スピーチが終る。顔は真蒼で、しわの底に汗が光っている。疲れているせいか目がひりひりする。壇上の勝利者に向って、出しぬけに、狂気じみた金切声が飛びかう。女たち、男たち、場内は大混乱になり、全員総立ちで、はじけるような拍手を送り、わめきたて、感きわまってぼろぼろ涙を流している者もいる。歓喜の号泣が場内のあちこちからわき起こる。いまでは敵同士も抱き合い、これからはもっといい人間になり、もう憎み合うのはやめよう、と誓い合っている。そのとき群衆の中から、若者の一団が出しぬけに「予言者だ、予言者だ!」と叫び出す。場内は上を下への大騒ぎとなり、みんながいっせいに壇上に駆けのぼってくる。うろたえているドストエフスキーめがけて、人びとの顔や服や腕の波が押し寄せてくる。だれもが彼の足元にひざまずき、彼の手をとってキスの雨を浴びせかける。「あなたは天才です。いや、天才以上です!」。その半狂乱の騒ぎはかれこれ三十分もつづく。 日本で作家が講演しても、感激して足元で転げ回るようなやつはまずいないよね。この狂熱的なところがロシア人の一大特徴です。十九世紀には進化論のためには死ねるとかいうインテリがあらわれたり、突然数千人の若者が農村に入っていって農民の教化運動をはじめて警察に突き出されたり、テロ団をつくって皇帝を暗殺したり…。とうとう社会主義の先進国であるドイツやフランスを追い越して共産主義革命。
雑記TOP 遊撃インターネットTOP 11 月18日(木)佐々淳行の本にあきれる初代内閣安全保障室長というのが売りものの佐々淳行が書いた『彼らが日本を滅ぼす』という本の抜粋をチョロリとながめました。まあ、要するに民主党はワルいという趣旨の本みたいだ。 p.148 鳩山由紀夫 この人物を私は「サロンコミュニスト」と呼んでいる。 ロシア革命前夜、ロシア貴族の師弟たちの中には、豪華な上流富裕階級としてサロンで贅沢な日々を送りながら「ヴ・ナロード〈人民の中へ〉」と呼号した者がいた。 彼らはレーニン・ボルシェヴィキ革命への道筋を開いたといわれる、当時、このような人は、「ナロードニキ」と呼ばれた。 鳩山氏は典型的な「ナロードニキ」である。 うへぇ。驚いた。間違いだらけだ。 > ロシア革命前夜、ロシア貴族の師弟たちの中には…??ナロードニキ運動は1860年代。桜田門外の変で大老井伊直弼が暗殺されたころです。ロシア革命は1917年。第一次世界大戦中ですね。50年以上離れています。 > サロンで贅沢な日々を送りながら「ヴ・ナロード〈人民の中へ〉」と呼号した者??ナロードニキ運動とはロシアの学生やインテリが実際に農村に入っていった教化運動です。サロンがどうとか関係ないですね。 こんなことは世界史をとった高校生でも知っています。このレベルの間違いが随所にあるようだ。本当にこの人、大学でてるの? 公安岡っ引きの知的水準はこの程度ということでしょうか。しかし、これで内閣安全保障室長って…。官僚はバカばかりなのか? それともこいつが老いぼれてボケているのか? 読んでも時間とカネが無駄となる駄本だなぁ。むしろこの本で得た『知識』を他人に話したら赤恥をかくのは必定でしょう。だからオレは読まない。 雑記TOP 遊撃インターネットTOP 11 月19日(金)大地震がくるとかで鬱る 地震エコーというのを研究している北大の研究者が、十二月から一月にかけて大地震がくる可能性が高いという発表をしたそうです。 森谷武男のページ 東北沖太平洋地震前後の地震エコーの変化. コミケの最中に大地震がきて津波に襲われたら確実に死ぬな…。一気にコミケに行きたくなくなってしまった。 それにまた鬱がぶり返して寝こんでしまった。原因は、はっきりしています。ネットで預金通帳をみたら一年前の半分に減ってる~。一年で半分になるということは、一年後にはスッカラカンということです。ガキが生まれたり、鬱で寝こんだり、ガキの手術があったりしたからなぁ…。仕方ない、仕事をすっかと思ったら、一気に鬱がぶり返した。これじゃあナマケ病だあ。そういうわけですので、更新が滞り気味になるかもしれません。 雑記TOP 遊撃インターネットTOP 11 月20日(土)『神のみぞ知るセカイ』のちひろに萌えるたぶん今一番面白い週刊連載マンガ『神のみぞ知るセカイ』で、攻略対象のちひろが萌えなことになってしまいました。
ひでえぇぇぇぇぇ! 失恋萌え! ああっ、もう、ちひろの涙が可愛いなぁっ! どーでもいいけど中国でも人気があるみたいだぞ。さっそく翻訳されとりました。
このちひろというキャラは、年を食ったオタクに受けがいいようです。普通っぽいところがイイっ!
雑記TOP 遊撃インターネットTOP 11 月21日(日)マイクロソフトオプティカルマウスが高い マウスが壊れてしまいました。そんなに簡単に壊れるものではないんだけど、テーブルの上に置いておいたら赤ちゃんが振りまわしてそこら中にぶつけまくり、さらにベロベロなめて水分を注入してみごとに破壊してくれた。 雑記TOP 遊撃インターネットTOP 11 月23日(火)『ドストエフスキー 写真と記録』(V・ネチャーエワ)を読むドストエフスキーに凝っているので、写真や図版でみることができるドストエフスキー百科みたいな本を買ってきました。『白痴』で出てきたホルバインの『十字架からおろされた救世主(墓の中の死せるキリスト)』やドストエフスキーが複製画を身近において生涯愛したと伝えられるドレスデン美術館収蔵のラファエル『マドンナ』なんかが、そのことを書いてある文章のすぐ隣に掲載されていてとても便利です。 かっちょいい大審問官 ソ連時代に出版された本なので『悪霊』のあつかいが面白かった。『悪霊』といえば、社会主義やら革命やらにケチをつけるために書かれたような小説です。より正確には、観念に支配された人間の醜悪な行動を聖書に書かれている悪霊にとりつかれたブタになぞらえている小説でしょうか。こんな作品をソビエト・ロシアでどう紹介しているのか興味津々でした。 雑記TOP 遊撃インターネットTOP 11 月24日(水)中国人の言語感覚に感心するネット上でこんなことを書いている人がいました。 中国は同盟相手としては近すぎ&でかすぎ。 この文を中国人が下のように翻訳していました。 中国作为同盟对象的话,不仅离得太近而且中国太大。 『 ポチ』を『斑点狗』と訳す言語感覚には舌を巻きました。それだけの話しなんですが、たしかにポチは斑点犬だよね。うーん。中国人には、たまにすごく頭のいい人がいるなぁ。 雑記TOP 遊撃インターネットTOP 11 月25日(木)太平洋戦争中の戦意高揚グラフ誌『寫眞週報(写真週報)』をPDF化する太平洋戦争中に内閣情報局が発行していた戦意高揚国策グラフ雑誌『寫眞週報 (写真週報)』をPDF化しました。一九四二年四月二日発行の二百十四号から一九四四年二月十六日発行の三百九号まで七九冊分です。残念ながら間に歯抜けが十七冊あります。今回PDF化しているものは、ずっと以前に神田の古本屋でみつけ、かねてから復刻したいと思っていたものです。しかし、ページ数が一五八〇ページと膨大なため本にすることは不可能で、手をつけかねていました。最近ScanSnap S1500を購入したので、PDF化に挑戦することにしました。せっかく七十年も保存されていたものなのにバラバラにするのは非常に惜しい。でもまあ、仕方ないですね。 なんといってもそんなに昔に発行された雑誌なので、丁寧に扱わないと劣化していて簡単に破けてしまうようなページもあります。それにせっかくなので画質も600dpiのカラーにすることにしました(通常は300dpi)。 紙質の劣化のため自動取りこみができず、一枚ずつ挿さないとジャムって破けたりします。おかげでえらく手間がかかった。こんなスキャン作業で丸三日つぶれました。 これをDVD二枚に焼いてコミケで千円で売ろうというのだから、我ながら物好きというかバカというか…。まあ、好きじゃないとできません。採算度外視の一種の社会事業?だよね。 通販もする予定なので、よかったら買ってください。太平洋戦時中の日本軍の貴重な写真が収録されているうえに、いわゆる銃後の雰囲気を知ることができる貴重な資料だと思います。wikipediaから引用させてもらいます。 写真週報(しゃしんしゅうほう)とは、内閣情報部(のち情報局)により編集・刊行された、国内向けの週刊の国策グラフ雑誌。 1938年2月16日号(創刊第1号)から1945年7月11日号(第374・375合併号)まで刊行された。価格は10銭・A4版・20ページ、内閣印刷局印刷・製本。最大で20万部発刊された。 概要 写真は、木村伊兵衛(創刊号表紙)、小石清、土門拳、永田一脩、林忠彦、入江泰吉、梅本忠男らが担当。公募等により、一般読者の写真作品も掲載された。 一方、美術(レイアウト、エディトリアルデザイン等)は、情報部(情報局)内で担当していたといわれ、担当者の実名等は、必ずしも明らかではない。 その美術的・デザイン的な質は、同時期の「NIPPON」や「FRONT」に、はるかに及ばないが、むしろ、この2誌の方が異常だったというべきで、そのことだけをもって、写真週報を低く評価することは適切ではない。 デザインの観点からは、写真を誌面の中でどのように生かすか(組み写真やフォトモンタージュの利用)といった、現在では当たり前となった思考や技術の源泉を、この雑誌にも見ることができる。また、写真の観点からは、報道写真とプロパガンダとの関係、また、この雑誌の中で、報道写真がどのように変質していったのか、ひるがえって、日本戦前期における日本の報道写真とは結局はなんだったのか、ということを考察することも可能であろう。 一般に、写真週報は政府によって刊行された国内向け国策宣伝のための雑誌ということになっているが、写真週報の性格や位置づけについては、明らかになっていない点も多く、今後の綜合的な研究が待ち望まれる。
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