遊撃インターネット狂人雑記79
北のりゆき=死売狂生=行方未知

 遊撃インターネット雑記 遊撃インターネットTOP

 ご意見等は掲示板へ
 
http://webkit.dti.ne.jp/bbs1/yuugeki/yuugeki/

2011

216日(水)幼稚園の入園手続き / 『冥王計画ゼオライマーΩ』(ちみもりを / ワタリユウ)一・二巻を読む

 引っ越し作業が忙しく雑記の更新が滞っています。申し訳ありません。同人誌や漫画以外にも『普通の本』が数千冊あります。普通といっても過激派やらボルシェビキやらナチスやらアウトサイダーアートやら、キチガイじみた本が多いですが。
 半生をかけてよくこれだけ読んだものだと我ながらあきれますね。しかも、ちっとも役に立っていない! ちゃんとした先生について体系的に学んだわけではなく、しょせん面白そうな本を手当たり次第に読んだディレッタント的衒学趣味にすぎません。こんなふうに本を読んではいけないという見本ですね〜。
 でも、一度読んだ本は脳に染みついていてページを開いたらだいたいの内容を思い出せます。しかし、その本を売ったり捨てたりすると二度と思い出せなくなってしまう。手元にないとダメなんですよ。役に立たない知識であっても、もはや活字本は自分の脳みその一部と同じになっているので、どうしても捨てることができない。

 細君に尻を叩かれてムスメの幼稚園入園手続きにいってきました。幼稚園は、二年制かと思っていたら最近は三年制なのな。ムスメは年中組の編入になります。入園料が十一万円に制服代やら教材代やらで十五万円もかかってしまった。子供はカネがかかるにゃ〜。オレが遊ぶ金がなくなってしまう…。市だか区だかの補助があって十二月に十万円くらい戻ってくるとか細君が言っていたけど、本当かなあ。

 帰宅後『冥王計画ゼオライマーΩ』(ちみもりを / ワタリユウ)一・二巻を読みました。二五年くらい前に元になったオリジナル版『冥王計画ゼオライマー』を読んだ記憶があります。たしか『レモンピープル』連載だったよなあ。オレの世代は、『レモンピープル』と『漫画ブリッコ』に、さんざんワルい影響を受けたよね。
 たしか、高校生の男女がロボットに乗って敵と戦うんだけど、なぜか女の子のマソーに変な玉を挿入しないとロボットが動かないとか、そーゆーエロ漫画じゃなかったっけ。ラストとかは、おぼえてないや。読まなかったのかもしれない。しかし、なぜ二五年もたってこんな漫画の続編を出すことになったのであろうか
? 疑問に感じたのでなにかの本をネット古本屋で買ったついでに購入し積んでおいたのです。
 絵柄が今っぽくなっている。前作から転生したらしいヒロインがかわいい。でも、やっぱり玉をつっこまれちゃうのね…。血が出たぞ。処女だったのか…。退屈しのぎにはなったけど、二巻まで読んだだけでは評価しようがないなあ。気が向いたら破瓜少女目当てに三巻も読んでみます。
 古本なのに中にこんなペーパー↓が入っていました。得をしたのかな。

 

 

 雑記TOP  遊撃インターネットTOP

217日(木)『バガタウェイ』(古日向いろは)五巻 / 『それでも町は廻っている』(石黒正数)八巻を読む

 引っ越し作業の合間に漫画を読むという感じで、『バガタウェイ』(古日向いろは)五巻 『それでも町は廻っている』(石黒正数)八巻を読みました。引っ越し作業といってもまだ本の整理しかしていないのだが、こいつらをどうにかしないと引っ越しなど不可能です。家具や服なんてあまりないので、本の整理が終われば、引っ越しは七割終わったも同然なんだよね。
『バガタウェイ』は、かわいい女の子たちがラクロスの試合をする漫画。ライバル校の選手を入れると二四人と巻数のワリに登場人物が多いので、なんだかよくわからなくなってきたぞ。それに一巻丸々試合をしているだけで、お話しに進展がないなあ。
 本箱に入れて保管するほどの作品とは思えず、かといって忘れ去るのはもったいない。
PDF化候補ですね。健康なお色気が好きな人は、読んでみてもいいんじゃないでしょうか。オレは読みます。
 この作者は頭がいいと毎回思わせられる『それでも町は廻っている』
(石黒正数)も八巻になりました。相変わらず面白かった。アニメなんぞより漫画作品のほうがずっといいね。
 この八巻では、時が過ぎ何かが少しずつ変わっていく寂しさや人間の哀しみを描けているといったらほめすぎかな。女子高生のバイトメイドさんを主人公にしたコメディー作品なのに、この作品には無常感みたいなものを強く感じるんだよなあ。オレだけかなあ。

  

 雑記TOP  遊撃インターネットTOP

218日(金)粗大ゴミの準備

 今度の引っ越しには、百八十センチもある本箱四個を筆頭にかなりの粗大ゴミが出ます。ところが月に二回しか粗大ゴミの収集にこないんだよな。しかも予約制。そういうわけで、ちょっと早めに粗大ゴミセンターというところに電話して、とりあえず十八個の粗大ゴミを予約しました。役所の収集で粗大ゴミが捨てられないと民間業者に頼むことになるけど、不法投棄されそうで気持ちが悪いよね。
 百八十センチ本箱四個を外に出すには、当たり前だが本箱から本を出さねばならない。本はダンボール箱なんかには入れないで、ヒモでくくります。プロの古本屋もそうしてるんだよ。ところが、束にした本が部屋の中で山になって入り口をふさぎ本箱を出せない…。とりあえず二十束ほど父宅に持っていってあずかってもらうことにしました。老父は、本屋の引っ越しのようだとあきれています。
 本を軽いと思ったら大間違いです。紙は植物繊維でできているから、束にすると丸太とそう変わらない重さがあります。傾向ごとに本をまとめて、両端は多少痛んでもよい本にする。上から思い切り踏んづけてビニールヒモを二重にまいて蝶結びで一束上がりです。これを数十回くり返したら、いいかげん嫌になった。それに腰が痛くなってきたぞ。中腰で重い本を扱う作業が多いからだろう。腰痛は古本屋の職業病ですよ。
 いいかげん嫌になってソファーでのびていたら、メールで
PDF化を依頼していた本が三百冊ほど上がったと連絡がありました。こいつらをダウンロードしてファイル名を本の題名に変えなければならない。さらに入れかわりに別の本を一五五冊PDF屋に送りました。忙しいいいいい。アタマが痛くなってきた。オレは鬱病でなるべく寝ていたい人なので、なおさらこたえます。

 

 雑記TOP  遊撃インターネットTOP

219-20日(土-日)『ゆきのいろ』(石川サブロウ)全四巻 / 『たかこ』(六田登・野田周)を読む

 細君と子供たちを細君の実家にあずけました。いったりきたりけっこう大変です。帰宅後、引っ越し作業の合間に積んでいたマンガを読んで消化しました。購入しただけでいつでも読めると思って満足してしまい、そのまま積んでしまった本がけっこうある。困ったものです。

 石川サブロウ『ゆきのいろ』全四巻は、非常によい作品でした。作者の石川サブロウは、かなり好きな万が家なんだけど、ストーリーがご都合主義という大きな欠点があります。男キャラが自暴自棄になって友人の女をレイプしたら、その女が男キャラを好きになってしまうとか…。そんなわけあるかよ。漫画なんだから荒唐無稽なのはいいんだけど、こんなのはそれとは違うご都合主義というやつだと思う。青春漫画としてかなりよい作品だと思っていた『北の土龍』ですが、これで一気に熱が冷めてしまった覚えがあります。しかし、そんな石川サブロウもプロとして長いこと漫画を描きつづけているうちに練れてきたようで、独特の優しさを持つ破綻のない漫画を描くようになりました。
 今回読んだ『ゆきのいろ』も、石川サブロウが得意とする『北の土龍』や『蒼き炎』と同じ画家を主人公にした漫画です。主人公の『ゆき』は、なんと風俗嬢。無類に人が良く、悪い男にだまされて北海道の田舎から出てきて風俗に落っこちてしまったらしい。ひょんなことで行き倒れた放浪の画家をたすけた『ゆき』が、その画家に隠れていた才能をみいだされ、『自分の色』を探すため師匠に導かれつつ成長していくというお話しです。

  この表紙はセンスがいいなあ

  
 いくら風俗を足抜けしたとはいえ変わりすぎだろ…。

 それにしても石川サブロウの描く女の子は、かわいいなあ。最近の萌え絵は、記号化しすぎているか洗練されすぎていて、オレにはいまいちです。このくらいゆるい絵がよい。それと、こんな姫が在籍している風俗があったら教えてくれ。すっ飛んでいくから。
 例によって主人公が天才だというのは、漫画として許容範囲だと思う。キャラクターの成長物語として、とてもよく描けています。それにこの作品では石川サブロウの欠点であったご都合主義的展開も感じませんでした。
 よい作品なのに、残念ながら絶版です。でも、どうやら隠れた名作あつかいをされているようです。古本屋で一巻と二巻は百円くらいで買えるのに、三巻と四巻は千円以上します。一応アマゾンにリンクを張りましたが、バラで買うとかえって高くつくので、全四巻をセットで販売しているところをみつけて購入することをおすすめします。

 続けて六田登の『たかこ』を読みました。六田登といえば、ちばてつやの影響を非常に強く受けた漫画家です。代表作の『F』は『あしたのジョー』の影響を受け受けだし、『ダッシュ勝平』は『おれは鉄平』のマネだよなあ。ちばてつやの天才を理解してうまくその影響を受けているのだから、むしろ才能がある証拠だろう。
 幼いころ追い出された村に、主人公の『たかこ』が戻ってくるところから話しがはじまります。都会的な美女に成人した『たかこ』は、建設会社に就職しクマタカの森に道路を通すために戻ってきたのでした。その村では、数世代前までは出生した際にクマタカ飛んでいた子は福子として大切にされる風習があったのに、いつの間にか縁起が悪い鬼の子ということに変わってしまい、そのためタカが飛んでいたときに生まれた『たかこ』の一家は、迫害され村を追い出されたという過去があります。
 たぶんクマタカは、自然や異界の象徴なのだと思います。恵みをもたらし畏れの対象であった自然(クマタカ)が、豊かな物質生活をもたらす開発を阻害する忌まわしいものへと変化したということを隠喩しているのでしょう。この本の発行は一九九八年。バブル経済の最盛期です。当時はリゾート法による開発が盛んにおこなわれていました。ところがクマタカの営巣地は開発が許可されず、そのためクマタカの巣が破壊されるという事件が頻発しました。クマタカを冥くて得体の知れない『異界』である自然の象徴としたこの設定は、そういった事情を踏まえているのでしょう。
 自然
(異界)と人間の欲に引き裂かれる形で村を追われた『たかこ』は、クマタカの森に復讐しようというのか。それともムラに復讐しようとしているのだろうか…、というお話し。
 原作つきですが六田節とでもいいますか、暗い暗い暗い暗い暗い暗い作品です。でもクールビューティーな『たかこ』のハダカがいっぱいでてくるから楽しいよ。森の中でクマタカに襲われて素っ裸で血だらけになったりするしね。それに、ここらへんのセリフが↓、オレの好みにぴったりなのでした。

 

 まぁ、都会でもムラ社会的な集団はいくらでもあるけどね。…だからオレは『共同体(ゲマインシャフトというのかな?)』が嫌いなんだよな〜。
 そんなに売れた作品とは思えないし、絶版です。でも、ネット古本屋などで簡単にみつけることができます。これも埋もれた良作といってよいと思う。

  

 雑記TOP  遊撃インターネットTOP

221-23日(月-水)石川サブロウのマンガをまとめて読む1
『母の曠野』
(原案・江沢光)

 2月20日の雑記に書いた石川サブロウの『ゆきのいろ』が非常に面白かったため、石川サブロウのマンガをまとめて読みました。原作つきの作品が多いですが、ご都合主義的な石川サブロウ作品の欠点をおぎない、どれもなかなかよい作品です。
 楽しめる人情ものが多かったのですが、最後に読んだ『母の曠野』
(原案・江沢光)は、戦後の日中関係や老人問題などを考えさせられる実に素晴らしい作品でした。原作の素晴らしさと石川サブロウのマンガの上手さが融合し、しかも深く考えさせられるテーマを追っている傑作です。これほどの作品があまり知られずにいるのは惜しいので、ここで紹介したいと思います。

 十二歳で単身満州から引き揚げてきた人物の手記が原作です。主人公は、軍人の父、政府の統計局に勤めていたという英語ペラペラのインテリ母、それと三人の弟・妹たちと満州の開拓村で暮らしていました。幸せはソ連軍の侵攻で崩壊します。父はソ連軍を迎え撃つために戦場へ行き、十二歳の主人公がピストルを持たされ美しい母と弟たちをまもり難民となります。次々と弟や妹が死んでいく地獄絵図が続きます。とうとう母と子二人だけになってしまいます。主人公もチフスで死にかかりますが、病院に入院することができてなんとか命が助かったのでした。

 

 しかし、その入院費用は、母が中国人と結婚(というか身売り)することでこしらえたおカネだったのでした。帰国直前にそれを知らされた主人公は、母と引き離され一人で日本に引き揚げることになってしまいます。そして大陸に残った母とは、そのまま音信不通になってしまうのでした。

 

 帰国した主人公は、必死に働き四〇年後には平凡だけどかなり裕福な家庭を築いています。そこに偶然が重なり四〇年ぶりに中国から母の手紙が届いたのでした。母の消息を知った主人公は、勇躍中国まで母を迎えにいきます。良心のあるまともな人間だったら、これほど恩がある母を中国に放置することはできないだろう。
 四〇年ぶりに再会した母は、…………変わっていました。何か意地汚いバアさんに変化していたのです。『謙譲』とか『恥』とか、そういう日本的な美徳が消失しているという感じでしょうか。親戚回りをした際に手切れ金だとばかりカネをよこされ、主人公が腹を立てて受けとらないと、「いらないんだったらアタシがもらっとくよ」と横からカネをかっさらうありさまです。それどころか、夫が戦死せずシベリア抑留後に弱って病死したことを知ると、「どうせ死ぬなら華々しく戦死してくれりゃ遺族年金がもらえたのにねぇ」などといって主人公を愕然とさせます。

 

 もともとわずかな食糧を妊婦にあげてしまうような優しい人だったのに↓、中国での四〇年の歳月が母を変えてしまったのでした。

 

 母は、日本になじめず中国の家族(といっても義理の家族)の元に帰りたがります。とうとう主人公はあきらめ、母を中国に帰す決心をします。
 要するに母は、カネをせびりに日本に来ただけだったんですね。満面の笑みを浮かべて中国の曠野へ帰る母…。その母の姿を見て主人公は、胸に木枯らしが吹き抜けるような寂しさをおぼえるのでした。

 余談ですがシベリア抑留者は、戦後六五年間にわたって国に無視され続けてきました。だから母の「戦死してくれりゃ遺族年金がもらえたのにねぇ」という発言が飛び出します。シベリア抑留者に国が一時金を支払うという『シベリア特措法』が成立したのは、民主党政権になった二〇一〇年です。二五万から最高一五〇万円程度の額ですが、ようやく国が一応の責任を果たしたといえるでしょう。自民党政権が一貫して拒否し続けた国のために戦って捕虜になった人たちを救うというこの法案を民主党政権が通したという点だけでも、「民主は売国」とかいうネトウヨの口グセが嘘っぱちだということがわかります。

 この話を読んで最初に感じたのは、漢民族の恐るべき同化力です。しっかりした教育を受けた日本的美徳の権化ともいえるような女性が、四〇年間中国に取り残されると、すっかり中国人化してしまっている! 
 三国志の次の時代は、南北朝時代といわれ、最終的に中国の北部は拓跋鮮卑族の立てた北魏が支配しました。その北魏の将軍が反乱を起こして立てた隋が中国を再統一しました。聖徳太子の遣隋使で日本にもよく知られています。隋は二代で滅び、唐にとってかわられます。唐を立てた李氏も北魏につらなる鮮卑系の貴族なので、唐は実は漢民族の国ではありません。ところが、やはり漢民族の国なのです。漢民族を支配したはずの拓跋鮮卑族は、代を重ねるごとに漢化し、とうとう漢民族と同化して拓跋鮮卑族は消滅します。拓跋鮮卑族は、漢民族に吸収され滅びたのです。
 漢民族のこの異常な同化力は、もともと人口が多いうえに、戦争で人口が減少しても生産力の高い農耕民であるため爆発的に人口が増加しすぐに回復するところからきているのでしょう。漢民族を支配しその度に同化されてきた周辺の狩猟採取民にくらべ際だって高い漢民族の文化は、この農耕民の生産力の高さが基盤になっているのでしょう。
 梅棹忠夫の『文明の生態史観』からの受け売りですが、中国という国の歴史は、平和に暮らしていると主に北方の遊牧民が攻めこんできて、すべてを奪いつくし焼きつくし殺しつくします。農民が廃墟から国を再建すると、再び異民族が攻めてきてすべてを破壊する。このような積んでは崩しのくり返しなのだそうです。
 逆に日本は、異民族が攻めてきたことはほとんどなく、戦争といっても土地の取りあいで農民は殺されません。殺したら奪った土地を耕すものがいなくなりますからね。ところが中国では、戦争の相手は言葉も通じない文化も宗教も異なる異民族です。定住する気などもなく、後のことなと考えず、すべてを破壊し奪いつくすのです。こんな国で四千年も生きてきた民族の庶民が、日本人からみれば下賤ともいえるような超現実主義になるのは当然でしょう。
 中国のエリート層である士大夫は、また違う道徳観や倫理観を持っていました。日本人はバカ正直にそれを輸入し、中国では人口の一パーセントにも満たないエリート層の道徳観・倫理観を、全国民にあてはめようとしました。それはある程度成功したようで、日本の庶民の民度の高さの理由のひとつは、ここらへんからきているような気がします。でも、日本の美徳は平和なタテマエ社会のおかげで、人間の本質は中国人のほうにあるんだろうとも思います。だから簡単に感化されてしまう。

 もうひとつ感じたのは、日本は戦争に負けてよかったなあ、ということです。中国は連合国の一員だったから日本は、アメリカだけでなく中国にも戦争に負けています。たとえアメリカが参戦しなくても、日中戦争で日本の勝ちは無かったと思います。持久戦に持ちこまれ国力を消耗して最終的には撤退を余儀なくされたでしょう。海を越えて十倍も人口の多い国に攻めこむなど、もともと無茶なのです。
 しかし、なにかの奇跡が起こって日本が勝利を収め中国を支配していたらどうなったでしょう。おそらく北魏を立てた拓跋鮮卑族の二の舞でしょう。あっという間に十倍の人口を持つ漢民族に同化されていたと思います。戦前にくらべると現在の日本は、アメリカみたいな国になりました。しかし、アメリカは歴史が浅く文化の薄い国です。アメリカ大衆消費文化が流入しても日本民族が滅びるようなことはないでしょう。しかし、したたかな漢民族が流入・混交して日本人が漢化したとしたら、日本民族は滅びたかもしれないと思います。そうならなくて、よかった、よかった。『母の曠野』を読んで、そんなことまで考えてしまいました。傑作なので、ぜひ読んでみて下さい。

 他の作品についても書こうと思いましたが、長くなりましたのでここまでにしておきます。ここのところ引っ越し作業が忙しく雑記の更新が滞っています。三月中ごろから正常に戻ると思います。申し訳ありません。

 

  遊撃インターネット雑記80

 

遊撃インターネット雑記 遊撃インターネットTOP

ご意見等は掲示板へ http://webkit.dti.ne.jp/bbs1/yuugeki/yuugeki/