遊撃インターネット雑記42
北のりゆき=死売狂生=行方未知

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2008

41日(火)花見にいく

 せっかく桜の花が咲いたので噴水のある公園へ花見にいってきました。平日の昼間だというのにけっこう子づれが多かったねえ。春休みだからなのかな?

 

 子供は噴水が好きだねえ。桜なんぞには見むきもせずに大勢の子供たちが噴水のまわりに集まっていた。噴水が音を立てて放水するとビクッとなってあとずさるの。うちの子だけじゃなくてみんなそうなんだよな。子供の習性なのかねえ。
 うちの子はお気に入りのピンク色のボールをかかえて噴水池をひたすらグルグル回っていた。子供特有の無意味な行動はみていてあきないねえ。
急に思いついた花見だったので弁当や酒などを持っていかず二時間くらい桜の下を歩きまわっただけなんだけどね。最近忙しかったのでいい気晴らしになりましたよ。

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42()『マリファナブービートラップ』の電子化

 時間を見つけてずっと以前に発行した『マリファナブービートラップ』をパソコンに取りこみました。アメリカの警察の内部文書でマリファナの密栽培所や麻薬工場にしかけられたブービートラップを解説した冊子です。内容は、まあ、こんな本です。前書きを読んでください。

 本書は、マリファナの密栽培や麻薬を製造している場所に仕掛けられたブービートラップ(仕掛け爆弾)に対する注意や解説を述べたアメリカ警察の内部文書の翻訳である。爆弾やブービートラップなどを仕掛けて捜査官を死傷させたりしたら、麻薬の上に殺人やテロの罪まで負い、死刑にもなりかねないと思うのだが、アメリカの犯罪者は日本よりもはるかに荒っぽく攻撃的なようだ。
 本書を通読して感じることは、犯罪者にべトナム戦争など軍隊の影響がかなり見られることだ。アメリカでは日本と比べて若い世代の従軍経験者が多く、武器の解説や使用法、製造法を記した軍の内部文書なども手に入りやすい。そういったものを参考にしてブービートラップを製造しているのであろう。したがって以前発行した米軍マニュアルと内容が一部重なる部分があることを承知されたい。もともと戦争で劣勢な軍が時間を稼いだり敵を消耗させるために使用したブービートラップが、このような形で犯罪に使用されるとは何か示唆的で考えさせるものがある。

 中身はこんな感じだよ↓。警察が踏みこんできそうなところにこんなものを仕掛けるんだからアメリカの犯罪者ってスゴイよな。
  
 それにしても、よくこんな本を見つけてきてシコシコ翻訳したもんだよね。われながら感心するよ…。十年以上前にコピーを百冊くらい売っただけで絶版にしていたんだけど、せっかくだから再版することにしました。
 手なれてきたせいか二時間もかからずに版下を電子化できた。メシを食っている間に例のレーザープリンタで三十部ずつ印刷。まだ紙折りと製本が残っているけど
通信販売ページ にアップしたのでした。

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43() 『裏切り/ヒットラー=スターリン協定の衝撃』を読む

 サヨクの愚行録とでもいうべき内容です。ヒットラー=スターリン協定とは、正式には独ソ不可侵条約というのだけど著者はよほど腹にすえかねたようで、ヒトラーとスターリンを結びつけるヒットラー=スターリン協定と呼んでいます。
 ヒトラーは、ポーランドを侵略したくてたまらなかったんだけど、英仏とソ連との二正面作戦になるのが恐くて戦争に踏みきれなかった。それをスターリンが手をさしのべ、同盟を結んでいっしょになってポーランドに攻め込み分割してしまったのです。独ソ不可侵条約が締結された直後にナチスドイツがポーランドに侵攻して第二次世界大戦が勃発したというのだから、その悪質さが分かるでしょう。
 ナチスが政権を取るまで世界中の共産党は、ナチスやファシズムに対する戦いは二の次で社会党を主要な敵としていました。ところがドイツでナチスが政権を取るとソ連の指令で方針をひっくり返し、社会党はおろか自由主義者とも連合を組んでファシズムに対抗します。この方針は評判がよくて世界中で共産党は躍進し、スペインやフランスでは人民戦線が政権を獲得しました。軍部が反乱を起こしたスペインでは、世界中から集まった人民戦線の義勇軍がナチスの派遣した部隊と戦火を交えるところまでいったのです。それがある朝に目を覚ましたらナチスとソ連が同盟国になっていた。世界中の共産党は大混乱におちいります。このころすでに日本の共産党は、壊滅して無くなっていたんだけどね…。
 スターリンを擁護するやつ、転向するやつ、自殺するやつ…。スターリンを擁護するやつの言いぐさなんて、現在の中国のチベット侵略を支持する自称平和主義者の言い分にそっくりですよ。政治はウソであるということは分かっているんだけど、左に寄れば寄るほどウソが厚かましく大がかりになり大勢の命にかかわる気がしますね。
 独ソ不可侵条約締結直後にドイツとソ連が同盟国になったということでフランスでは共産党の大検挙が行なわれたとか、ドイツで反ナチ運動をやってソ連に亡命していた人たちがゲシュタポに引き渡されたりとか、現代史の悲惨だけど興味深いエピソードが多数収録されており、面白くてひと晩で読んでしまった。

 

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44()フリーオBS/CSを買う

 ネットをうろついていたらパソコン用デジタル放送録画機フリーオの新型が発売されるという情報をキャッチしました。フリーオの新型は、地上波デジタル放送ではなくBS/CSデジタル放送用なんだそうだ。販売ページにいったところ、この前はあれほど苦労してアクセスすらできなかったのがウソのようにあっさりと買えてしまった。念のため地上波デジタル放送用の通常版フリーオの販売ページにいったら、こいつも「在庫有り」になっているぞ。ついでに通常版フリーオも買ってしまったよ。夜になってもう一度販売ページをのぞいてみたら両方とも売り切れになっていたので、急に発売が発表され昼間だったのがよかったようだ。
 数日中に台湾からEMSで送られてくるとのこと。こいつらがあれば気に入った番組を録画してダビングもできるので安心してデジタル放送をみることができるというものですよ。よかった、よかった。

 フリーオ販売ページ http://www.friio.com/

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45()人間椅子の『芋虫』は素晴らしい

 先週大量に借りた人間椅子のCDを返却しに新宿まで行ってきました。面倒くさいよ〜。
 それにしても人間椅子はイイ
!です。特に今回借りてきたCDには『芋虫』という神曲が収録されておりオレを深く感動させたのでした。どのくらい感動したかというと、こんなに素晴らしい曲を聴かせてくれるバンドのCDをレンタルだけでは申し訳ないと考え、あらためてアマゾンでCDやDVDを注文してしまったほどです。
 ベトナム戦争のころのアメリカの有名な反戦小説にこんなのがあるそうです。手も足もちぎれて目と耳がつぶれた傷痍軍人が軍病院に収容されています。彼には意識があるのだけどそれを表わすことができない。ところが新しく赴任してきた看護婦が手文字でいろいろ語りかけてきてくれ、彼はそれを心待ちにするようになります。その看護婦の手文字で軍の偉いさんが病院に視察に訪れることを知った主人公は、まばたきでモールス信号を送り意識があることを伝えようとします。しかし、モールス信号は伝わったんだけど反戦運動のシンボルになることを恐れた軍は、傷痍軍人の存在を隠すために手文字の看護婦をクビにしてしまい、彼は隔離されて再び孤独地獄に…。
 読んでいて気持ちが悪くなるほどよくできた反戦小説です。でも、これって江戸川乱歩の『芋虫』のパクリだよなあ。『芋虫』では、看護婦の役を貞淑な奥さんがつとめます。こっちの奥さんは欲求不満になってしまい、食欲と性欲だけの脂ぎってみにくい芋虫と化した夫を虐待し唯一残っていた目をつぶします。この小説は、たしか戦前に発禁になったんじゃなかったかなあ。江戸川乱歩は、軍部に目をつけられてひどい目にあったらしい。現代でも、今度は介護問題がどーだとか人権屋が難癖をつけてきて発表できないんじゃないかなあ。
 人間椅子は、この『芋虫』を音楽化しているんですね。津軽三味線をとりいれた東北弁のヘビメタロックという独特すぎる世界を構築した人間椅子なんだから、これはもうただですむはずがありません。芋虫の視点から謳うねじけきった世界観は、まったくもって素晴らしいというほかない。ジャケットもかっこいいぞ。モロにオレの好みだー。

 

 なぜにサソリ?

 このジャケットを描いたのは大越孝太郎というガロ系のマンガ家さん。感動のあまりこの人のマンガまで買ってしまったよ。それはともかく、いいから黙ってこのCDを買うんだー。ここまでいってもわからないんだったら、人間椅子の代表作『人間失格』の動画を張っちゃうぞ。
 女子アナがいたたまれない感じでいい味だしてるよなあ。ねずみ男がちょっとコミックバンドみたいだけど、歌詞がインテリで技術もすごいよ。でも、赤ちゃんにみせてやったら嫌がりやがるの。細君にこういうワルいものをみせたらいけないと怒られてしまった。

 

 

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46()十四代を飲みフォアグラを食う

 細君のおばあさんの九〇歳の誕生祝いとかで高そうなホテルの食事会にいきました。ナントカ省で役人をやっているという細君イトコがプランを立てただけあって高級店でしたよ。日本庭園がついていて幻の酒といわれる十四代が普通にメニューに載ってるんだぜ。それにフォアグラが出たぞ。それが無料!
 こんなところ自分で出すんじゃ行かないからねー。いや〜、いい思いしたなあ。十四代は、飲んでみたらフツーの日本酒という感じでしたねえ。十四代が一合で二千百円なのにたかがコーラが一杯六百八十円というのはちょっと変じゃないか。大半はショバ代なんだろうけど、高級店の値付けはよくわからんな。
 本当は秋葉原でまんだらけが新店をオープンするというのでそっちに行く予定だったんだけどね。好奇心が満たされて満足して帰ったのでした。
 赤ちゃんは、ジジ・ババにチヤホヤされ、帰りには「ジジ・ババとはなれたくないよ〜、えーん」と泣きだすという技をだして喜ばれていた。カワイイというのは、赤ちゃんが生存したり身を守るための唯一最大の武器だからね。カワイイ念力をムンムン発散していましたね。

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47()『ケーキの作り方』をパソコンに取りこむ

 十数年前に発行した米軍のゲリラ戦武器製造マニュアル『ケーキの作り方』をパソコンに取りこんでいました。面白くもおかしくもない作業です。
 全五巻で、一巻が爆薬や火薬の作り方、二巻がその爆薬を使った地雷や銃、三巻は無反動砲や焼夷剤、四巻は時限装置やスイッチ、五巻がその他補遺という本です。アメリカではこんな超危険本が子供でも通販で買えるんだからまったくたいしたものです。そいつをはるばる入手しシコシコ翻訳してコミケで一巻千円で売ったんだからオレも立派なもんですよ。もっとも本当にバクダンなんかをつくるヤツがいたら迷惑なので、一巻の爆薬製造編は、原材料名を●●●●●●と伏せ字にするというちょっとチキンな態度でした。
 それなのにコミケが放火されるという事件があったとき、どうやらオレは容疑者だったらしい。警察からの要望でオレの氏名やら住所やらを漏らしたと代表の米沢氏がすまなそうにわざわざ言いにきたっけ…。昔からケーサツには目をつけられていたんだよなあ…。このシリーズは、肝心の爆薬製造の部分を伏せ字にしたから実用性の点では?????なんだけどね。ちゃんと気をつかってたのに…。焼夷剤編は、ガソリンを動物の血でゲル化するとかゲリラっぽくて面白いのが多いけど、普通にガソリンをまいて火をつけたほうが早くて楽じゃないかなあと思ったね〜。
 こんな本を再版してまた目をつけられたらかなわないよな。でも、出したい気はあるんだよね。そこで一応パソコンに取りこんでおこうと思ったのです。 

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48()赤ちゃんが悪い子になる

 細君がパートにいっている間オレが赤ちゃんの面倒をみたんだけど、今日は途方もなく悪い子になってしまい、えらくくたびれました。オランダの育児書によると赤ちゃんは定期的に悪い子になる時期があるらしい。
 なにが気に入らないのか分からないけど足をジタバタさせてギャオギャオ泣きます。オムツ代えも普段は協力的なのに今日は足をバタつかせての妨害だ。そのままにしてそこら中におしっこをされてはかなわないので、つかまえて無理にオムツをはかせたらひどく彼女の感情を害したようで、狂ったように泣きわめきました。お腹がすいたのかと思って食事にしようとしたら皿をひっくり返すし…。気分転換にヨーグルトを与えたらピタッと泣きやんでむさぼり食い、食べ終わったらまた泣きだした。
 いい加減あやすのにも疲れてしまい、勝手に泣いていてくれと育児放棄をして隣の寝室に逃げこんだら、追いかけてきて寝室で泣くー。そのうち泣き疲れて眠っちゃったけどね。翌日は回復してよい子に戻っていたのでした。不思議な現象ですね。 

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49()仕事スペースの片付けと『ケーキの作り方』

 赤ちゃんが悪い子化したのは、リビングにある仕事スペースに入りたいのにオレが入れないからではないかと思いつき、イタズラされては困るものや危険なものをかたづけました。四畳もない小スペースなのにあれやこれやと積みあげてあって午前中いっぱいかかってしまった。ずいぶんすっきりして仕事がしやすくなった感じです。これで赤ちゃんが入りこんでも大丈夫。
 時間をみつけて例の『ケーキの作り方』をスキャナで取りこみました。原版は
B4判なんだけど、この判型を取りこめるスキャナといえばA3判対応の十万円くらいするものになってしまう。そんなカネはないので半分ずつ取りこんでフォトショップでもう一度くっつけるという手間をかけています。二巻と三巻の取りこみが終了。ヒマがあるとこんな事ばかりしているので、ここのところ本も映画もみることができない。

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410-11(-)フリーオBS/CSが届く

 はるばる台湾からパソコン用デジタル放送録画機フリーオBS/CSが届きました。ホームページからソフトをダウンロードしてインストール。ワクワクしながらフリーオBS/CSをパソコンに接続しましたが…、B−CASを認識しない…。USBの差し込み口をかえてみたりケーブルを変えたりいろいろやったんだけどねえ。ダメだあ。最後の手段としてカード読み取り機を取りつければウソのように安定することがあるらしいのだが…。数日中に地上波用フリーオが届くのでそいつを試してからにしよう。
 やっぱり新製品は安定性が良くないよな。よくみてみたらホームページにアップされていた対応ソフトがまだβ版だし…。しばらく待ってから買うべきだったかなあ。

 熱帯魚専門店チャームに以前から狙っていたヒドジョウが入荷しているのを発見。ヒドジョウ三匹とスジシマドジョウ二匹、それにエサのたぐいを注文しました。ドジョウはタナゴ水槽にいれるつもりです。泳いでいるのだけじゃちょっとさびしいからね。底にもにぎわいがほしかったのです。チャームは五千円以上で送料無料キャンペーンをやっていたのでちょうどよかったですよ。ちなみにヒドジョウってのは緋鯉のドジョウ版。黄色いドジョウです。これがけっこう人気あるんだ。

 楽天の熱帯魚店にリンク

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412()地デジ用フリーオが届く

 今度は地デジ用のフリーオが届きました。こいつを設定するのにかなり時間をとられてしまった。フリーオBS/CSは、USBケーブルが二又になっていてパソコンのUSB口を二カ所ふさいでしまうけど、地デジ用フリーオは、普通のUSBケーブルです。でも、同梱されていないので自分で買ってくる必要がある。押し入れに使っていないUSBケーブルがころがっていたので、こいつを使うことにしました。
 さっそく取りつけました。立派に認識・動作します。さっそく適当な番組を録画してみます。おお、なかなか画質がいいぞ。それに自由にコピーや保存ができる。
 しかし、二台あるパソコンのうち普段使っていないバックアップ用のパソコンは、フリーオの動画ファイルの音が出ない…。エンコードかデコードだかがどうとかいう面倒くさいことが原因なんだろうな…。何かのオマケについていた
Power DVDというソフトをインストールしたら無事再生するようになったのでした。
 地デジ用フリーオを取りつけたら、なぜかフリーオ
BS/CSもB−CASを認識するようになった。むーん。よくわからん。どうもフリーオBS/CSより地デジ用フリーオのほうが安定しているようだなあ。それに地デジ用フリーオとフリーオBS/CSは一緒に使えないみたいだ。先にパソコンに接続したほうの番組しかみることができない。まあ、挿しなおせばすむだけのことなんだけどね。でも、たぶんすぐにいかがわしげなパソコン雑誌が特集して一緒に使う方法をあみだすんじゃないかな。
 録画するときにパソコンの前にいなければならないのは不便だなあと思っていたら、フリーオ用の予約録画ソフトを作ってネットで公開している奇特な人がいた。さっそくダウンロードして使わせてもらいましたよ。番組表もネットからダウンロードして利用できる。クリックひとつで現在の視聴率まで表示されるぞ。これは面白い。こいつがあれば専用の録画機なんていらないねえ。便利になったもんだ…。
 アニメ専用のパソコン用の予約録画ソフトなんてのも発見しました。ちょっとクリックしただけでアニメの新番組が表示されて毎週予約録画できるぞ。ソフトを作る人もいろいろ考えるもんだね〜。

 フリーオ用の予約録画ソフト http://1st.geocities.jp/tvrock_web/

 アニメ専用予約録画ソフト http://members2.jcom.home.ne.jp/kurusugawa/mAgicAnime/

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413()無添くら寿司にいく

 まだ減量を続けています。十一月末に九七キロあった体重を七九キロまで減らしたぞ。四ヶ月半で十八キロの減量…。十八キロといえば1.5リットルのペットボトル十二本分です。ペットボトルを十二本も持ち上げるとなったらかなり重い。「よっこらしょっ」という感じです。ところが、そんなに減らしたんだからずいぶん身体が軽くなっただろうと思うだろうけど、実際はあんまり変わったように思えません。四ヶ月もかけてちょっとずつ減らしたからかな〜。むしろ安眠できるようになったのが大きいですね。
 減量のコツは簡単です。要するに食わなければいい。具体的には成人の男だったら一日の摂取カロリーを一七〇〇以下にすれば確実にやせます。ちなみに病院食は一日一六〇〇キロカロリー。カロリー計算はエクセルとネットのカロリー表を使えば簡単だよ。
 しかし、それだと腹がへってかないません。いい加減に滅入ってきたので一家そろって近所の無添くら寿司にいってきました。子供ができるまでは回転寿司なんてバカにしていたけど、子供がいるとこういう店は本当にありがたいですよ。食べてみるとけっこううまいしね。家を出る前に携帯で予約すると並ばないでもすむのも評価が高い。
 ノルウェーだったかと提携して無添くら寿司は、サーモンフェアなる催しをしていました。サーモンをメインにひさしぶりに腹いっぱい食事をしたのでした。

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414()五〇年代共産党非合法軍事文書集成をつくる

 仕事の合間に時間をつくって以前発行した『五〇年代共産党非合法軍事文書集成』の一巻と二巻をパソコンに取りこみました。原資料は、万に近い蔵書の海に埋もれてみつからず、別に保管していた版下原稿はでてきたけどノリが劣化して変色したうえにちょっと持ち上げただけで貼りつけた紙が落ちてきます。そいつを修正しながらの作業だったからかなり時間がかかり読みにくいものになってしまった。しかし、これ以上はどうしょうもない。
 一巻の収録文書は、『日本共産党地下組織の全貌』『栄養分析表』『新しいビタミン療法』『非合法活動について』『健康闘争を強化するためZ活動を組織せよ』。
『栄養分析表』と『新しいビタミン療法』は、左翼による武器教本の古典といわれるもの。『非合法活動について』では、当時の非合法活動の具体的な手引きや、公然活動から非公然活動への移行の方法が述べられている。『健康闘争を強化するためZ活動を組織せよ』は、武器を入手することの必要を訴え、その方法を述べている。
 二巻の収録文書は、『共産主義者と愛国者の新しい任務』『なぜ武力革命が問題にならなかったのか』『山鳩』『われわれは武装の準備と行動を開始しなければならない(球根栽培法)』『中核自衛隊の組織と戦術』『孟子妙・講孟余話』『中核』
『われわれは武装の準備と行動を開始しなければならない』は、『球根栽培法』の別名で知られた武装闘争時代の共産党を語るには外すことのできない基本文書。『孟子妙・講孟余話』は、アジトの設定などを行う技術部員が活動する際の注意を隠語を使って述べた技術的なもの。その他もすべて当時事実上非合法化におかれた共産党が地下出版した軍事関係の文書です。
 印刷までできたので、さっそく通信販売ページにアップしたのでした。

 通信販売ページ

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415()この国の品質(佐野眞一)を読む

 佐野眞一の『この国の品質』を読みました。ノンフィクション系の作家ではオレは立花隆が一番好きです。佐野眞一は、そのつぎくらいに位置するかな。この人は一貫して戦後日本をテーマにしてきました。独特のオドロ調文体がよい。
『この国の品質』の内容は、東電OL殺人事件その後、ダイエー中内功の死、宮本常一の民俗学、沖縄問題、ドキュメント東京の下層社会といったところか。週刊誌や月刊誌に執筆された短編が中心です。特に面白かったのは、『東電OL殺人事件』と『ドキュメント東京の下層社会』。
『ドキュメント東京の下層社会』は、文藝春秋に掲載されたときに話題となり本屋で立ち読みしたっけ。足立区の現在にみる格差社会とでもいうような内容で、かなりダウナーです。
 こいつを読んでオレの中のさまざまな疑問が氷解しましたよ。警察の取り締まりで壊滅してしまったけど、西川口では売春がすごく安かった。一万円で本番ができたんだぜ。横浜あたりから女を買いにくるヤツもいたとか。今どきの日本でなんでそんな値段で?と、ながらく疑問に思っていましたが、つまり川口と足立区はつながっていて、西川口のNK流は足立区の下層価格なんですね。なるほどね〜。貧困と売春は不可分のものですな。
 作者の佐野眞一が何度も書いていることだけど、バブル崩壊と小泉改革でこの国の底は抜けてしまった。この本を読むと、これからの日本は経済や道徳の面では悪くなるばかりだろうと確信できますよ。
 東電OL殺人事件には、オレにはちょっとした思いみたいなものがあります。逮捕されて無期懲役を食らったネパール人は、まず間違いなく冤罪だろう。東電OL殺人事件の数年前から新大久保や渋谷の裏街あたりがすごいことになっていました。百人を超える外国人の街娼がそこらじゅうに立って袖を引き、歩いているだけでイラン人の麻薬売りがクスリを買わないかと声をかけてくるというワンダーランドですよ。チョコからエルまでなんでも手に入ったなあ…。現代の日本でだぜ。
 オレが好きだった新大久保は、麻薬が主で街娼が従。東電OLが殺された渋谷丸山町は、街娼が主で麻薬が従という感じでちょっと違う。まあ、濃度の差にすぎないんだけどね。オレは、あからさまに犯罪の麻薬売りに興味があったので、新大久保がメインでした。けっこうウロウロしてたもんで売春婦さんに顔を覚えられちゃったよ。残念ながら円山町にはほとんど行ってないので殺された東電OLの顔を見たことはない。
 しかし、東電OL殺人事件の報道に接したときは、反射的にそこらへんで麻薬売りをしていた犯罪組織の外国人に殺されたんだと思いましたよ。ところが逮捕されたのは殺人現場の裏のアパートに住んでいたというしなびたネパール人労働者。…そんなわけないだろう。くわしくは同じく佐野眞一の『東電OL殺人事件』を読んでもらうとして、状況証拠からもネパール人労働者が犯人ということはまずあり得ません。ところが一審では無罪判決だったのに高裁で逆転有罪になり無期懲役だって。無罪判決を出した裁判官は懲罰人事で地方に飛ばされてしまったらしい。
 佐野眞一は、司法の腐敗に怒り筆鋒鋭く攻撃している。しかし、果たして司法の腐敗が問題の中心なのだろうか、とオレは思います。オレには、司法の現状はバブル崩壊後の日本の合わせ鏡のように思える。たとえは悪いけど、クソ壷のウジ虫とクソを比較して、ウジ虫のほうがキタナイとはいえませんわな。ウジ虫はクソの産物だろう。
 知らない人はいないと思うけど東電OL殺人事件とは、慶応卒のエリートOLが仕事があけると淫売と化して夜な夜なラブホテル街で客を引き、数千円程度のカネで駐車場やアパートの空き部屋で売春をくり返し、最後に何者かに殺されてしまったという事件です。客はアジアからの出稼ぎ労働者が主だった。
 東京電力という超一流企業のエリートOLさまがアジア下層労働者に淫売をくり返したあげく殺されるというシチュエーションが日本人のカンにさわったんですね。多くの日本人がなにかを穢されたような感覚を持ったのだろう。そして、ケガレを清めるためには「犠牲」が必要だったんですよ。本当の犯人である必要はなく、日本に出稼ぎにきた穢くて貧乏なアジア人を血祭りにできればそれで良かったんだろう。大衆のそういった集団無意識に組織のメンツをかけて応えたのが警察やら検察やら裁判所やらの司法権力だった。だから司法の腐敗を攻撃するだけではまったく不足で、日本人の心底に流れるそういう卑しい性向が無実のネパール人を無期懲役の監獄にぶち込んでいるのだとオレは思いますよ。日中戦争から太平洋戦争まで大衆は戦争の被害者だなんていうのも大嘘で、実際は戦争に反対した少数者を大衆が引きずりだして官憲に引き渡したというのが真実だろう。この事件にはそれに通ずるものを感じますね。
『この国の品質』は、若干の予備知識がないと?になってしまうかもしれません。佐野眞一の本を読んできた人におすすめの本です。佐野眞一の著作では、毛沢東に感化されて流通革命を起こし一代でダイエーを築きバブルの崩壊とともに破滅にいたった中内功の評伝『カリスマ 中内功とダイエーの「戦後」』と、この『東電
OL殺人事件 』が特におすすめです。

   

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416()秋葉原まんだらけコンプレックスにいく

 ちょっと秋葉原にいく用事があったので、ついでに最近オープンしたまんだらけコンプレックスをみてきました。
 しかし、ちょっと会社が大きくなるとどうしてビルを建てたがるのかね。土地の値段が上がり続けた時代ならともかく、バブル崩壊後はリスクのほうが大きいだろう。前に紹介した『カリスマ 中内功とダイエーの「戦後」』じゃないけど、土地の含み益で大きくなったダイエーは時代遅れで、今は身軽なイオンの時代だろうと思うんだが。
 それはともかくまんだらけコンプレックスは、たいした店でもなかったです。棚を多く入れてできるだけ詰めこもうとしたらしく、ケチって通路が狭い。そのせいでえらく本を探しにくい。本当にくたびれるし不便でしたよ。これだったら以前の店や中野の店舗のほうがいいなあ。でも、買い取り部門を一階にしたのは立派。古物商は、販売以上に買い取りが大切だそうだからね。
 秋葉名物のメイドさんからビラをもらったりヨドバシカメラをのぞいたりして帰宅したのでした。小型軽量の一眼レフカメラがほしいんだけど、なかなか購入する決心がつかない。

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417()『不正規戦の装置と技術』を作る

 ずっと前に翻訳して同人誌として発行した米軍マニュアル『不正規戦の装置と技術』をパソコンに取りこみました。即売会では『オモチャの缶詰』なんていう題名にしたせいであんまり売れなかったなあ。ネット通販では『不正規戦の装置と技術』に戻そう。
 米軍によるゲリラ戦の武器やブービートラップのマニュアルです。内容はこんな感じ↓。なかなかよそではみることのできないマニアな内容だと自負しとります。こういうのが好きな人は買ってね。
 

 上下巻で全二百ページ。二百回もスキャナをガチャガチャやっていたら、くたびれてしまった。パソコンに取りこんだだけではダメで、これから画像を合体させて九十度回転しレーザープリンタで印刷して紙折りして紙を重ねて製本しないとならない。すべて終わったら見本の画像をつくって販売ページにアップも…。仕事もしないといけないし、時間がいくらあっても足りませんよ。来週中にはなんとかしたいんだが…。

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418()イエローバラタナゴとヒドジョウが届く

 タナゴは安くて丈夫で電気代もかからない。それにガツガツしているのでエサやりが面白いぞ。ネットでイエローバラタナゴというのを発見し、先日ヒドジョウと一緒に注文しました。そいつらが九州から本日到着。
 黄色いメダカのタナゴ版とドジョウ版ですなあ。メダカに混じるとなんだか見分けがつけづらい。彩りということで、まあ良しとしよう。

 部屋の掃除をしていたら以前購入して忘れていた堀江由衣のPVを集めたクリップ集がでてきました。こんなところに埋もれていたのか。
 さっそくみてみましたよ。歌は上手でいいんだけど、映像がなあ…。これをつくったヤツは才能がないなあ…、という匂いをプンプンさせています。イメージが貧困なんだな〜。曲だってCDに収録されているのと一緒だし…。芸のないDVDだというのが正直な感想です。一応アマゾンにリンクを張っておくけど、CDを持っているんだったらあらためて買う必要はなさそうですよ。
 このDVDをみながら堀江由衣が整形をしているかどうか細君と論争になった。細君は整形派でオレは非整形派。細君にいわせると鼻筋あたりが整形くさいとのこと。しかし、堀江由衣は声優なんだから顔をほとんど露出させない。オレは、整形まではしないだろうと思うんだが…。
 ネットで検索してみたら
2ちゃんねるで「堀江由衣は整形か?」なんていうスレが立っているでやんの。みんな考えることは同じだねえ。実際のところどうなんだろう。
   
タナゴを売っている店にリンク

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419()近所の神社にいく

 新聞に地図をかねた折りこみ広告が入っていました。そういや引っ越してからあまり家の近所を出歩いていない。広告地図をもち細君と赤ちゃんといっしょに近所を散歩しました。地図をみると川沿いに寺二軒と神社、それに教会が密集している場所があります。とりあえずそこに行ってみることにしました。
 ちょっと小高くなったところに神社があって、その両脇にもう少し規模の大きい寺が立っているという村の鎮守の典型みたいな配置でした。今は住宅街だけど昔は村だったんだなー。当り前か。
 神職もいない小さな神社だったけど鎌倉時代から続いているらしい。祭神は大国主命。国津神系の土着の神さまなのかな。本地は十一面観音とのこと。社殿は幕末期のもので市の文化財らしい。鳥居を観察したり境内をウロウロしました。なぜか狛犬と一緒に大正時代の横須賀重砲隊の砲弾がかざってあったぞ。どうも神社は右翼系なんだよな。反戦運動をやっている坊さんていうのはよくきくけど、反戦神主というのはきいたことがない。
 つぎに坂を下りて寺にいってみました。一軒は浄土真宗でもう一軒は天台宗。幕末まで天台宗の寺が神社を管理していたようです。浄土真宗の寺は、門前に「用のない方はご遠慮ください」という看板が立っていたので、中をのぞくだけにしました。無断立ち入り禁止の寺っていうのは、信仰の点から考えてどうなんだろうね。
 天台宗の寺は立ち入り自由のようでした。境内に六地蔵が建っていて、真新しい寺社には南無阿弥陀仏なんて書いてあった。本尊は阿弥陀如来なのかな。浄土宗みたいだね。観光地でもないのに説明の看板が立っている。六地蔵というのは六道の衆生をそれぞれ救済する菩薩なのだそうだ。なるほど、だから六人なのかとちょっと感心。
 こんな調子でオレは楽しめたんだけど細君はつまらなかったようです。こういう散歩は、ある程度知識がないときびしいのかもしれない。
 帰宅するとアマゾンから『デトロイト・メタル・シティ』の五巻が届いていました。お試しで無料だというのでアマゾンプライムというのに入っています。在庫があるものだったら夜中に注文しても翌日の夕方に届きます。使ってみるとこれはおそろしく便利ですよ。もうやめられません。無料期間がすぎても続けるつもりです。
『デトロイト・メタル・シティ』五巻はあんまり面白くなかったねえ。三巻くらいまではすごく面白かったんだが…。

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420()響きと怒り(佐野眞一)を読む

『この国の品質』が面白かったので、同じ佐野眞一の短編集『響きと怒り』を読みました。JR西日本脱線転覆事故、雪印食中毒事件、JCO臨界事故、阪神淡路大震災など、ちょっと前の事件事故をあつかったルポルタージュです。この本でも著者は一貫して「日本人は劣化した」「日本の官僚組織は腐敗した」と主張しています。
 どーだろうねー。負ける戦争に歓呼して突入した戦前のほうが日本人はダメだったと思うけどなー。官僚組織の腐敗はもともとだと思うし…。この人はニホンになにを期待しているんだろう。期待するから裏切られて悲憤慷慨することになると思うんだがなあ。
 でもまあ、ちょっと前に新聞でナナメ読みした事件をとらえ返すという意味で読んでよかったですよ。でも佐野眞一にしては、読みごたえがなかったかな。やはり佐野眞一の著作では『カリスマ 中内功とダイエーの「戦後」』と『東電
OL殺人事件 』がよい。

    

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