前日に細君が明日は病院に行く日だったと言いだし、赤ちゃんと留守番です。困るんだよね〜。前日にそんなことを言われても、赤ちゃんといっしょだと仕事なんてまったく手につかない。たまたまそんなに忙しくなかったから良かったけどね。そういうことは数日前には伝えるように言ってるのに…。ケンカになってしまったよ。

　そうはいっても留守番をしないわけにはいかない。母親がいないことに感づくと大泣きするから、思い出させないようにしないと…。ひたすらかまってないといけないから簡単じゃないよ。…くたびれる。

　抱いたりかかえたりゆすったり歌ったり振ったり転がらせたり、しまいには熱帯魚水槽の前に赤ちゃんをつれていって、水槽をいじりながら退屈させないように水をひっかけたりします。それでも泣きそうになると風呂に入れます。赤ちゃんにとって風呂はスリルがあるらしく、湯船に入れると顔をこわばらせるけど泣かないんだよね。

　風呂から上げると泣き出したので『赤ちゃんけろっとスイッチ』の出番です。アマゾンの通販で買ったものだけどね。すごく売れてるみたいですよ。

赤ちゃんのためのぐずり解消メロディ付きぬいぐるみ。赤ちゃんのぐずり泣きに困っているママのための応援グッズだ。

犬語翻訳機「バウリンガル」でもコラボレーションした有限会社日本音響研究所との共同開発。赤ちゃんの好奇心をメロディにひきつけ、飽きさせず、ぐずっている気分を切り替えられるよう、聞き取りやすい周波数、楽器構成、テンポの変化、効果音などの音響効果をバランスよく盛り込んでいるという。

　赤ちゃんによって効き目に差があるみたいだけど、ウチの子には絶大な威力があります。文字通りぴたっと泣きやむ。音楽に飽きたら効き目がなくなりそうなので、違う曲の入ったプーさんとカエルさんを購入し、かわるがわる聴かせるというワザを使っています。

　そのうちにうんちをしたのでシリをふいて…、せっかくシリをふいてやっているのになんで暴れるのだろう…。手にうんちがくっついてさらに疲労度をアップさせられたところで細君が帰ってきました。仕事なんかまったく手につかない。

　昨日ポリオの予防接種をしたので、うんちからもポリオが感染する可能性があるらしい。ちゃんと手を洗ったかな…。覚えてないぞ。

　なんかのドラマで似たような設定をみた気がするという人がいるかもしれないけど、それはドラマのほうがマネているのです。なんといってもこの作品が出版されたのは第二次世界大戦中のアメリカですから。

　古き良き時代のアメリカのにおいがする作品ですね。映画でいえば『カサブランカ』とか『市民ケーン』とか、ちょっと後になるけど『第三の男』とかね。仮にもモノを書こうという人間なら読んでおかなければならない作品です。学生時代に手にとった覚えがあるんだけどすっかり忘れていました。

　内容はもとより、やはり翻訳がうまいですねえ。うまい文章は多いだろうけど、舌を巻くほどじょうずな訳文は、他には米川正夫訳の『罪と罰』と小尾芙佐訳の『アルジャーノンに花束を』くらいしか思いつかない。

　楽天では売切れてしまったけど、アマゾンではまだ出品されていません。たぶんすぐ無くなっちゃうと思うけど、アマゾンに出たらリンクしますね。

　水槽をあたためるヒーターは、かなり熱くなるんですね。サザエ石巻貝がヒーターの上を歩いているときに熱くなってきたら、逃げられずに死んでしまう…。熱帯魚はカネがかかるにゃ〜。

　連休だというのにどこにもつれて行かず、細君が怒り気味です。なだめるために駅前を散歩しました。

　ブック・オフがはじめたネット貸し本屋に加入しました。月会費が９８０円で、さらに１冊１２０円くらい払うと、２０冊くらいまとめてマンガを自宅に送ってくれます。読み終えて送り返すとまた新しい本を送ってくるという寸法です。

　マンガ喫茶とかにくらべると高いよね。でも、どうもオレは、マンガ喫茶の雰囲気がきらいなんだな。それにブック・オフで買ったら１冊２００円くらいなんだから買ったほうがよい気もするけど、いいかげんに本を置く場所がないっ。読んだあとでヤフオクで売るのもおっくうだしね。

　連休だというのにどこにもつれて行かないので、細君のお怒りがさらに増してきました。今日もなだめるためにいっしょに近所を散歩です。いい天気だからどこかに行ってもいいんだけど、連休中はどこも混むので、家からでたくないんだよね。オレはけっこう時間が自由になるから、わざわざ混むとき出かけることはない。連休後にどこかに行こうといっても、ききわけがないんだよな。

　朝起きたら赤ちゃんが鼻水をたらしケヘケヘと咳をしています。最近寝相が悪くて気がついたら布団を飛び出して足元で寝ていたりするから鼻かぜをひいたようです。連休で病院も休みになってしまうので、念のため車で小児科につれていくことにしました。

　大通りに出て信号待ちの停車をしたところで、ドカンという爆発音とともに視界がブラックアウトするほどの衝撃にみまわれました。後ろからぶつけられてしまいましたよ。相手は学生さんで、ひらあやまりでしたね。赤ちゃんは泣いたけど後ろ向きのチャイルドシートに載せていたので無事でした。細君と赤ちゃんは小児科にいかせ、オレは交番で事故処理。やってきたオマワリの横柄なこと…。

　事故原因はわき見運転ですな。オレ、５年で３回ぶつけられているよ…。３回とも停車中に相手のわき見運転です。多いよなあ。なぜだろう。

　学生さんは、気の毒になるくらい謝りまくっていました。２度目にぶつけてきた中年のおばさんは態度がでかかったが、若いコは素直でいいねえ。ぶつけられたのは３回目だからもう慣れたものです。学生さんと話をしても謝ってくれるだけで実のある話はできないので、相手の保険屋と携帯で会談。今後の方針を決めました。

　かなりの衝撃があったせいで、後頭部がモヤモヤして、なんだかフラフラします。エアバックも出てないし身構えていればどうってことない程度の衝撃なんだけど、ぶつけられることがまったく予期できなかったからねえ。念のため小児科からもどってきた細君をつれて駅前の整形外科に行ってきました。事故の場合は健康保険がきかないんだってね。整形外科の看板の前に行って電話番号を伝え、折り返し保険屋が整形外科に電話をして手はずをととえてくれました。そうそう、小児科に行った赤ちゃんは、医者を見るなり泣きわめいて蹴りまくり「すごい足の力ですね」とおほめの言葉をいただきました。鼻かぜ以外なんの異常もないとのこと。

　整形外科では、レントゲンを撮られたり手がしびれないかとか質問されたり肩のあたりを揉まれたりしましたよ。骨には異常がないそうな。でも筋肉やスジの損傷は、時間がたって症状が出ないと分からないんだって。具合が悪くなったらまた来てくれということで、警察向けに夫婦そろって加療２週間ということになりました。薬やらシップやらももらったけど、そんなもん使わないに越したことはないなあ。

　診察後、保険屋の物損担当とも連絡がつき、車を修理工場へもって行くことにしました。買った店がいいだろうということで、運んだけど１時間半くらいかかるんだよね。事故の後遺症で頭がボ〜ッとするし、面倒くさいなあ。でも他人に運ばせると、逆に手間がかかるしね。修理工場で代車を受けとって、新宿でラーメンを食ってきましたよ。修理には３０万円以上かかるらしいぞ。オレが出すわけではないが…。期間も連休をはさむので３週間くらいかかるらしい。代車はレンタカーなので、１日６千円として２０日で１２万！　うーん。オレも自分の車じゃないと調子が出ないし、早く直してくれればいいのに。

　ラーメンを食って帰宅したら玄関先に菓子折りがおいてありました。手紙が入っていた。親御さんが謝りにきたらしい。自分が事故を起こしたわけでもないのに親は大変だな…。オレは自分にモノをくれる人が大好きなので、たちまち気分がよくなったのでした。

　それに悪いことばかりでもないんですよ。ぶつけられたところは、ちょっとヘコミやスリ跡があったんだよね。見てもらったら修復に３万以上かかるといわれていました。そんなにカネがかかるんだったらこのままでいいかとほっといたんだけど、事故部分は全部交換するのでヘコミも含めて新品になります。得した気がする。半日つぶれたけどね。

　朝起きて首の調子を確認。なんとなくこったような感じはするけど、痛いとか動かないとかいうことはありません。そんなにひどいことにはなっていませんでしたよ。安心して気分がよくなったので、保険屋持ちの代車で立川にある昭和記念公園と日本一でかい熱帯魚屋に行くことにしました。

　学生時代にデモやら集会やらに参加して、散々逆らった昭和天皇を記念する公園だ。新宿御苑といい天皇系の公園は管理がよいのが特徴です。もともと米軍基地だったっけ？　ちょっと仕事をして出発が遅れてしまったので、到着は２時半でした。入口で確認したら５時までなんだそうだ。役所は早いな。４００円を支払い入場しました。

　バカでかい公園ですよ。有料だけあって管理が行き届いているし、巨大な原っぱがあるのがいい。今の季節はポピーとボタンが花盛りでした。３時間くらいではとても回りきれません。それに子供づれがやたら多かったですね。入口近くの売店で粉ミルクやオムツまで売っているし、１５０円で乳母車も借りることができます。

　子供の成長には適度な汚さも必要だと思うんですよね。いつも無菌状態にしてると虚弱な子になってしまう。だからたまに近所の公園につれて行って芝生に放したりしています。ちょっとくらい泥が口に入ったっていいと思うよ。

　このくらい広い公園だと２時間なんてあっという間です。４時半になるとどこからか管理している公務員がやってきて帰れかえれとさわぎだし、５時前に追い出されてしまった。今度は午前中に来ようと思いますよ。

　昭和記念公園からクルマで３０分くらいのところに日本一でかい熱帯魚屋があるという情報を聞きつけ、行ってみることにしました。水槽が２６００本あるらしい。水族館かな？　

　しかし着いてがっかり。薄暗くて管理がイマイチのキタなっぽい店でした。それにオレは小さくてキレイな魚が好きなのに、グロいのが多かったよ。電気ウナギやらアマゾンナントカナマズやら…。極めつけは生餌コーナーです。タタミ一畳分くらいのスペースにゲジゲジとミミズを足して２で割ったようなグロ虫が無数にうごめいている。ピンクネズミなんて書いてあるからなにかと思ったら、産まれた直後のネズミの仔を冷凍保存していたり…。赤ちゃんはおびえているし、細君は顔をそむけて見ないようにしている。オレもこんなもん見てもちっとも楽しくない。ほうほうの体で逃げたしたのでした。ペット飼育は行きすぎると、とんでもないところに行ってしまうようですね。

　休みなので一切仕事をせずに一日中花の慶次を読んでいました。隆慶一郎という人の『一夢庵風流記』という小説が原作らしい。作画の密度が濃いので読むのに時間がかかります。変な擬音が面白いなあ。これってギャグだよね。　

　まだ全巻を読みきったわけではないけど、どうも慶次の沖縄行きあたりから急速につまらなくなりました。ネットで見てみたら、原作では秀吉に頼まれて朝鮮に偵察に行くのが「大人の事情」で沖縄行きに変更されたらしい。うぜー。道理でつまらなくなるわけだよ。どうして小説で書いてあることがマンガでは描いてはいけないのか。ちょっと腹が立ってしまったのでした。

　弁当を持って近所の河原に遊びに行きました。適当なところに腰を下ろして川を眺めながら弁当を食います。カネがかからないし、なかなか優雅な遊びですね。なぜか近くでインド人の集団がハイキングをしていました。

　クルマを駐車させてもらったホームセンターで適当に雑貨を買って帰宅しました。帰宅後、熱帯魚水槽を見るとどうも様子がおかしい。何匹かに白い点々がついています。数日前からラミノーズテトラに白点がついていたので気をつけていました。どうやら白点病が広がってしまったようです。数時間前に出かける際に見たときは異常なかったのになあ。

　しかし、オレの持っているヒーターは２６度の固定式です。早急に温度を変えることができるヒーターが必要になりました。再びホームセンターに戻りヒーターを購入してきました。出かける前に気がついていれば二度手間にならなかったのに…。

　もうひとつ問題があります。水槽の彩りとごみ掃除用にエビを入れています。このエビが高温に弱いんですね。水温が３０度以上になると弱り、３２度以上になると死にます。ヒーターの誤差はプラスマイナス１度だから、３１度に設定すると３２度になってしまう恐れがある。逆に２８度に設定すると本当は２７度で肝心の病気を治すことができない恐れがある。２９度か３０度がベストだな。でも、３０度程度でもエビは弱ってしまいます。水草の陰などに隠れていてとらえづらいのだけど、できるだけ捕まえてエビ水槽に避難させ、それから少しずつ水温を上げました。

　薬もねえ。あまり強い薬を使うとせっかくのバクテリアが死滅して毒物質が分解されずにたまり、今度は毒のせいで魚が死んでしまう可能性がある。ネットで調査したところ、唐辛子を刻んで投入するとバクテリアにダメージを与えず良いらしい。まずは高温攻撃と唐辛子攻撃を使い、それでもダメだったら最後の手段として薬を使用することにしました。

　白点病は、立ち上げたばかりで水質が安定しない水槽で発生するとか。試薬を使って毒成分が発生していないか毎日監視していたのになあ。気をつけねば。

　エビ水槽は２つあって、１号水槽にはレッドビーシュリンプ・インドグリーンシュリンプ・チェリーレッドシュリンプの三種を混在させています。そしてもうひとつの水槽には、スノーホワイトシュリンプだけを飼育しているのです。なんでスノーホワイトシュリンプだけ特別あつかいかというと、スノーホワイトは群を抜いて値段が高く希少なんてすね。２センチ程度の小エビが１匹２５００円だぜ。まあカネだけではなくて手に入れにくい非常にきれいなエビなのです。なんでもドイツでつくられて日本には入ってきたばかりだとか。

　三種混在水槽のほうが前から立ち上げているんだけど、こちらはいっこうに繁殖する気配がない。いろんな種類をまぜこぜにすると、ストレスかなにかで繁殖しないのかもしれないね。問題があるようだったら、水槽を買ってきて分けねばなるまいな。

　ジジ・ババと赤ちゃんの様子をデジカメで撮影し、プリンタを使って印刷しました。渡すのを忘れたらいけないので、印刷してすぐに写真を渡します。しかし、細君両親が帰った後に、すぐに帰れといっているみたいだったと細君が文句を言ったのでムカついてしまったよ。実際そんなつもりはなかったしね。非常に腹が立ったので「ギャオ」とか叫びながら太ももに噛みついてやったら悲鳴を上げていました。そのあとケンカになったのは言うまでもない。

　連休中あまり遊びにつれて行ってやらなかったので、一家そろって無添くら寿司に行ってきました。もうちょっといい店に行ってもいいんだけど、赤ちゃん連れだとねえ。細君が魚を食べたいというので寿司系になるんだけど、普通の寿司屋に赤ちゃん連れてはちょっと無理だよね。ファミリー向けの店なんてどこがいいのかと思っていたけど、たすかるよね。

　赤ちゃんを抱えながら食事をするのはしんどいので、アマゾンで購入した赤ちゃんイスを持参しました。ちょっとかさばるけど軽いものなのでいつも車の中に入れています。こいつはスポッと赤ちゃんがはまって動き回らず、しかもはまりこんでいるとけっこう機嫌が良いという優れものです。最近はイスの上で立ち上がったりするから油断できない。ベルトすると機嫌悪いし…。アマゾンでは売り切れなので、下のほうで楽天にもリンクしときますね。

　くら寿司では、オレはあぶりサーモンやウナギやエンガワを食べ、細君はおもに魚のネタを食べていました。赤ちゃんには赤ちゃんせんべいを与え、そいつをかじってご機嫌です。妙にスプーンに執着してベロベロなめまわしていたので取り上げたら怒ってギャオーンと泣きました。でも、この店だったら大丈夫。そこらじゅうで子どもが泣いてますから。

　そんなこんなで帰宅するとスノーホワイトシュリンプがもう一匹産卵していました。観賞用のエビの養殖っていい商売になりそうだなあ。

　ようやく連休が終わってくれ、仕事です。オレは、普段も時間がけっこう自由になるからゴールデンウイークってあんまり面白くないんだよね。わしわし仕事をして、たまに息抜きに赤ちゃんと遊びました。

　最近赤ちゃんの知能の発達が著しい。細君がソファーの後ろなどに隠れると、はいはいして探しにきて、見つけるとケタケタケタケタケタケタケタケタと爆笑して喜ぶ。ちょっと前までは赤ちゃんにとって見えないことは消えることで、存在自体がなくなったと思うらしくすぐに忘れてしまっていた。それが見えなくなっても消えてしまったわけではないということを理解して、能動的に探しにくる…。そしておそらくは探しものが見つかることを予期して、予想通り見つけると大喜びして笑う。頭のいい犬くらいの知能になったようです。犬は笑わないから赤ちゃんのほうが上なのかな。

　それに、ものまねができるようになったぞ。細君が「ハーイ」と手をあげると赤ちゃんもマネをして手をあげる。オレが「ハイル　ヒトラー」とナチス敬礼をすると、赤ちゃんもナチス敬礼だ。変なこと教えないでと細君に怒られてしまった。

　『ロケットガール』も、女子高生が宇宙に行くということでちょっとお色気シーンもあったりして、なかなかの佳作ですよ。時間の無駄だったと後悔するような作品ではありません。よくみたらキャラクター原案がむっちりむうにい氏ではないか。どおりで絵柄にひかれると思った。この人の同人誌は十数冊持っているぞ。

　ここ数日病臥していたため更新が滞っていました。申し訳ありません。たちの悪い風邪みたいです。まだ気分がよくないので手短に…。

　熱帯魚にエサを与えていると、赤ちゃんがはいよってきてサーモスタットをいじくります。サーモスタットとは水槽の温度を調節する機械で、変なふうにいじられると熱帯魚が煮魚になってしまう。とりあげて赤ちゃんの手の届かない水槽の上においておきました。２時間くらいして水槽を見るとサーモスタットが水の中に落ちてる！　水槽に手を突っこんだら感電する恐れがあるのでコードをつかんで引き上げました。

　サーモスタットの中に水が入って故障したらしく水温が３３度に…。白点病治療のため水温を上げていた水槽だったんだけど、高温に弱いエビと透明魚のダニオネラが死んでしまいました。

　エビはバルサンで死んだゴキブリそっくりにひっくり返り、ダニオネラはシラスそっくりでしたね。くよくよしているうちに頭が痛くなってきた。どうやらこの時点で病気になりかかっていたらしい。そうでなきゃこんなミスは考えられないもんなあ。

　衝撃を受け、なんとなく気分も悪いので早く寝たのでした。