危険文書の歴史1 書籍編

ここでは同人誌サークル『冥土出版』が今までに発行したオリジナル翻訳書や資料集などの危険文書の紹介と解説を公開しています。おおむね発行順に掲載しました。一部の品は通信販売を行っています。特別に表記されているもの以外は全てB5版のコピー誌です。通信販売の方法など詳しくは通信販売ページをご覧ください。

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危険文書の歴史2 遊撃隊TOP 

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書籍  

球根栽培法 90年8月発行

『球根栽培法』は、五〇年代に武装闘争を行なっていた共産党が発行した伝説的な地下文書である。あの野坂参三が執筆したものといわれている。ただし現在手に入るものは、オリジナルではなく、六〇年代後半に新左翼によって復刻されたものである。復刻したのはどうやら共産党から分裂した毛沢東派の連中らしい。この中の一派は、後に連合赤軍を結成する京浜安保共闘になった。

内容は、「われわれは、武装の準備と行動を開始しなければならない」というフレーズから始まり、ガリ版に鉄筆で書いたと思われるゲバ文字がなんともバタ臭く、いかがわしさに満ちたシロモノだった。いかに武装闘争を行うことが正しいのかを強調し、どのように闘うかといったことを述べた基本的綱領文書である。後になって活字版も手に入り、『五〇年代共産党非合法軍事文書集成1』に再録した。

 

遊撃戦の基礎戦術 60P 90年8月発行 

『球根栽培法』と同時に発行した一番初期の危険文書である。『球根栽培法』が、なぜ、どのように闘うのかという、どちらかといえば戦略書に近いものだったのに対し、『遊撃戦の基礎戦術』は、「襲撃」とか「偵察」といった戦闘部隊の運用法を記したゲリラ戦の具体的な戦術書である。中国革命の影響が濃厚で、ところどころ中国語が出てくるのも、共産党指導部が北京に亡命して武装闘争を指導したという当時の情勢を伺うことができて興味深い。毛沢東のゲリラ戦術を理解するには格好の本であろう。

 

ゲリラ戦士の150問 50P 90年12月発行 

キューバ革命を勝利に導いたカストロやゲバラにゲリラ戦の戦術を伝授したスペイン戦争の英雄、アルベルト・バーヨによるゲリラ戦の具体的な指南書である。「ゲリラ部隊はいかに装備すべきか?」とか「誰がゲリラ部隊を形成すべきか?」といった一五〇問からなる問答形式になっており、分かりやすい。発火装置などの破壊工作に使用する初歩的な武器の製造法もイラスト入りで載せられている。原本は一九五九年にハバナからスペイン語で発行された。本書は戦闘的なアナーキスト団体が七〇年代に英語版から翻訳発行したものの復刻である。1ページ公開しています。

 

連合赤軍服務規律 60P 91年8月発行 

七〇年代にあさま山荘銃撃戦やリンチ事件などの大事件を起こした超過激派、『連合赤軍』の服務規律を中心に、赤軍派の『戦争宣言』や『蜂起の軍隊=赤軍に志願せよ』といった過激文書、さらに日本赤軍によるイスラエルのリッダ空港小銃乱射事件の声明など、赤軍派から見たあさま山荘事件のドキュメントなど、赤軍関係の重要文書を収録した。服務規律では、『住居』『生活』『交通』『指揮・行動』『連絡』『機密』『対捜査』『訓練』など党活動や軍事活動の実際についてこと細かに規定しており、都市ゲリラに関する一級の資料になっている。さらに付録として赤軍派の機関紙『赤軍』第五号の一面のコピーをつけた。連合赤軍服務規律は、ホームページ上に公開しています。

 

五〇年代共産党非合法軍事文書集成一 50P 91年12月発行

五〇年代共産党非合法軍事文書集成二 50P 91年12月発行 2冊セット

武装闘争時代の共産党の軍事文書や公安の資料を集めた本。このシリーズは七巻まで発行した。

一巻に収録したものは、『日本共産党地下組織の全貌』『栄養分析表』『新しいビタミン療法』『非合法活動について』『健康闘争を強化するためZ活動を組織せよ』。『栄養分析表』は、左翼による武器製造教本の古典といわれるもので、時限装置などの製造法が簡単に述べられている。『新しいビタミン療法』は、火炎ビンの作り方などついて述べている。『非合法活動について』では、当時の非合法活動の具体的な手引きや、公然活動から非公然活動への移行の方法が述べられている。『健康闘争を強化するためZ活動を組織せよ』は、武器を入手することの必要を訴え、その方法を述べている。

二巻に収録したものは、『共産主義者と愛国者の新しい任務』『なぜ武力革命が問題にならなかったのか』『山鳩』『われわれは武装の準備と行動を開始しなければならない(球根栽培法)』『中核自衛隊の組織と戦術』『孟子妙・講孟余話』『中核』。一巻では武器の作り方などを中心にしたが、二巻には戦略的な論文を中心に収録した。ただし『孟子妙・講孟余話』は、アジトの設定などを行う技術部員が活動する際の注意を隠語を使って述べたものだ。以前発行した『球根栽培法』は、活字版が手に入ったのでここに収録した。

 

ケーキの作り方Vol.1 110P 92年8月発行 

ブラックブックの名でも知られている、米軍マニュアルTM31ー210 IMPROVISED MUNITIONS HANDBOOKのオリジナル翻訳版。一部伏せ字あり。

 

ヒトラー総統演説集1 50P 92年8月発行  1938年ベルリンにおけるヒトラー総統の演説

戦前に発行されたヒトラーの演説を収録した本の復刻版。オーストリア併合の一ケ月ほど前、ナチスの力が絶頂にあった時期の演説である。ページ数の関係で1ページにつき原書4ページを収録した。演説以外に『総統をたすける人々』というナチス高官の略歴と『建設への道』というヒトラーの伝記を収録した。

付録としてナチスの出したレコードから落とした「ナチス音楽テープ1」をつけた。収録曲『ホルストベッセル(ナチス党歌)』『アドルフヒトラー護衛連隊』『総統は叫ぶ、突撃隊よ前進!』など。

 

ヒトラー総統写真集1 158P オフセット印刷 92年11月発行 

1933年にナチスが政権獲得を記念して発行した豪華写真集の復刻版。イラストなども多く見応えがある。独文。1ページ公開しています(45k)

 

ケーキの作り方Vol.2 96P 92年12月発行 

ブラックブックの名でも知られている、米軍マニュアル TM31ー210 IMPROVISED MUNITIONS HANDBOOKのオリジナル翻訳版。1ページ公開しています。

 

五〇年代共産党非合法軍事文書集成3 血のメーデー事件 50P 92年12月発行

1952年5月、共産党が主導したデモ隊が警官隊と激突し2人が射殺された血のメーデー事件の論文資料集。『メーデー事件の軍事的教訓』『人民広場を血で染めた偉大なる愛国闘争について』『メーデー闘争の成果と欠陥』『予備隊工作当面の重点』『警察工作の立ち遅れを克服するために』など。

 

五〇年代共産党非合法軍事文書集成4 50P 92年12月発行 

一巻に収録できなかった武器の製造法や軍事活動に関する地下文書を収録した。催涙弾やピクリン酸爆薬の製造法を述べた『理科学辞典』、放火や爆破に使用できる薬品名や放火謀略の実例を記した『料理献立表』、警察に対する襲撃や具体的なテロ襲撃の方法を述べた『男女一代開運の秘訣』、在日朝鮮人の非合法武装組織である祖国防衛全国委員会が発行した『祖防隊の組織と戦術』、さらに共産党が組織内部で配布した『軍事ノート』を一から一〇まで収録した。この四巻と一、二巻をそろえれば、武装闘争時代の共産党の軍事文書にほとんど目を通すことができるだろう。1ページ公開しています。

 

公安関係資料集成1 公安調査庁資料 各派全学連大会を中心とする学生運動の現状 114P 92年12月発行

1971年に公安調査庁がまとめた内部文書の復刻版。一般にはベールに包まれたスパイ機関の活動の一端を示すものとして貴重な資料である。過激派セクトの全学連大会にスパイを潜入させ、その様子をのべて今後の活動の予測をおこなっている。またこの年の学生運動の情勢分析や闘争概況なども行っている。表などを使い非常に詳細なもので「さすが権力」と感心させられる。巻末に公安調査庁のスパイ潜入を摘発した過激派セクトの文書を転載した。スパイ活動の様子が具体的に暴かれており興味深い。

 

ヒトラー総統演説集1 戦時におけるヒトラー総統の演説 50P 92年12月発行

『日本の参戦に当たって』『対露進撃開始に当たり』など戦時中に行われたヒトラー総統の演説六編を収録した。原書は戦時中に発行されたもの。演説集1と同じく1ページにつき原書4ページを収録した。

付録としてナチスの出したレコードから落としたドイツ愛国歌音楽テープをつけた。収録曲『わが自由』『もしも不信が生じたら』『われら終わりなき始まり』『炎よ高く』『私にはわかる』『東プロイセンリート』『青い山、緑の谷間』『ドイチュラント ドイチュラント ユーバー アーレス(ドイツ国歌)』など。

 

ヒトラー総統写真集2 60P オフセット印刷 92年12月発行

1938年にナチスドイツがオーストリアを併合したことを記念して発行された写真集の完全復刻版。ウィーンに向かい進撃するドイツ軍と、ヒトラーを取り囲み熱狂するオーストリア人。独文。日本語訳付き。

 

赤軍派武装蜂起資料 60P 93年5月発行 

大菩薩峠でナイフや爆弾などを使用して首相官邸襲撃のための武装訓練を行っている最中に、一斉検挙された赤軍派メンバーの裁判における冒頭陳述を集めた。『赤軍兵士としての再出発宣言』『『爆弾・銃で武装せよ』『ブルジョアジー諸君! 我々は君達の独裁を暴力で死刑執行する』『我々は勝利する! 共産主義は勝利する!』など。さらにこの事件に関する詳細な検察側冒頭陳述要旨を収録した。前に発行した『連合赤軍服務規律』のなかに、赤軍派の主要な論文や声明を収録したので、この本では、個々人のパーソナリティーに視点を当てた。1ページ公開しています(35k)

 

ナチスドイツ哲学大観 50P 93年5月発行

1942年に日独文化協会より発行された『ナチスドイツ哲学大観』の復刻である。ドイツ哲学のナチス流解釈とでもいうものだ。『純正ドイツ哲学思潮史』『国民社会主義の哲学的基礎』『第三帝国の科学と哲学』の三論文を収録。かなり難解な論文である。1ページにつき原書4ページを収録した。

付録として『ナチス音楽テープ2』をつけた。収録曲『戦闘準備はできた』『戦友』『パリ入城マーチ』『イギリスへの爆弾投下』『わが郷土連隊』『忠誠』『装甲てき弾兵マーチ』『突撃砲マーチ』『魚雷は放たれた』など。

 

ヒトラー総統写真集3 130 オフセット印刷 93年5月発行

1940年に戦時下のナチスドイツで西部戦線でのフランス降伏を記念して発行された写真集の完全復刻版。パリを訪れたヒトラー総統やドイツ軍の勝利の進撃。独文。日本語訳付き。

 

ケーキの作り方Vol.3 100P 93年8月発行

ブラックブックの名でも知られている、米軍マニュアル TM31ー210 IMPROVISED MUNITIONS HANDBOOKのオリジナル翻訳版。1ページ公開しています(26k)

 

朝鮮における内戦誘発者の正体を暴露する諸文書・資料 100P 93年8月発行

1951年に在日朝鮮人の軍事組織『祖国防衛全国委員会』が発行した地下文書の復刻版。当時の朝鮮戦争は、韓国が事前に計画して仕掛けたという「事実」を証明する文書。

 

ヒトラー総統写真集4 96P オフセット印刷 93年8月発行

1934年にナチスドイツで発行された写真集の完全復刻版。子供とヒトラーがテーマ。独文日本語訳つき。

 

ブービートラップ(上) 90P 93年8月発行 900円

アメリカ軍が発行したブービートラップ(仕掛け罠)のマニュアル。上巻は、作戦の原理から始まり、「設置位置」「建造物へのブービートラップ」などといったブービートラップの構造や設置法を詳しく解説している。既存の武器を利用したブービートラップの製造法も図入りで分かりやすい。設置する際の注意点なども述べられており実践的。1ページ公開しています。

 

ブービートラップ(下) 60P 93年10月発行 600円

下巻では今まで使用された仕掛け罠の図解と除去法などが中心。付録としてベトコンの使用したブービートラップの解説などを掲載。1ページ公開しています。

 

都市ゲリラの戦術 トゥパマロスは勝利する! 93年12月発行 96P 

歴史上初めて都市ゲリラ戦争を行った南米ウルグアイの『民族解放運動(MLN)「トゥパマロス」』の戦いの記録。トゥパマロスには戦闘記録を出版しようという計画があったが、メンバーの五〇人以上が軍部の秘密部隊に暗殺され三千人以上が捕虜になるという状況で果たせず、軍事クーデター直前の隣国チリで出版された。クーデター後、残部はことごとく焚書されたといわれる。内容は、戦闘の具体的な記録と都市ゲリラ理論について述べている。『同志奪還エストゥレーヤ作戦』『放送局占拠コミュニュケ作戦』『MLN組織内規』『都市ゲリラの戦術』『トゥパマロス・闘争日誌』など。1ページ公開しています。

 

ヒトラー総統写真集5 92P オフセット印刷 93年12月発行

一九三八年に年に発行された山荘でくつろぐヒトラーの写真集の完全復刻版。ヒトラー総統の日常が描かれている。独文。日本語訳付き。

 

血と土(上) 50P 93年12月発行

ナチスドイツの食料農業大臣ワルター・ダレの著した理論書である。農業政策のみならず、精神病者の安楽殺や人間の品種改良と言ったナチスの暗黒イデオロギーを説いている。ヒトラーの『わが闘争』、ローゼンベルグの『二〇世紀の神話』に並ぶナチスを研究するには必読の基礎文献である。1ページにつき原書4ページを収録した。

付録として『ナチス音楽テープ4』をつけた。収録曲『連隊の敬礼』『いつも忠誠を』『特攻隊』『モニカ』『艦隊マーチ』『敵中のUボート』『Uボートの歌』『ドイツ青年のマーチ』『ドイチュラントヴァッフェレーネ』など。

 

破壊活動兵器マニュアル オモチャの缶詰(上) 不正規戦の装置と技術 100P 93年12月発行 

アメリカ軍の技術マニュアルの翻訳版。不正規戦に使用する武器を解説した米軍の技術マニュアルの総集編であり索引をかねている。豊富なイラストや写真で主にゲリラ戦やテロに使用される各種武器の製造法や使用法の解説をしている。日本軍が使用した武器やヒトラー暗殺に使用されたイギリス製遅延発火装置なども取り上げられている。上巻に収録したものは、主に焼夷装置と爆薬を使用した武器で、『点火剤』『焼夷剤』『時限装置』『自然発火』『点火装置』『基礎爆破技術』『爆弾』『導火線』『信管』『発火装置』『発火スィッチ』に分類され、1ページに1つか2つほどの武器の図と解説が載せられている。1ページ公開しています。

 

血と土(下) 50P 94年5月発行

血と土の下巻。1ページにつき原書4ページを収録した。

付録として『ナチス音楽テープ5』をつけた。収録曲『目覚めたるドイツ』『名誉海軍旅団マーチ』『バーデンバイラーマーチ』『SS長官ハインリヒ・ヒムラー演説』『もしも不信が生じたら』『ドイツのザール』『SSパレードマーチ』『リサ リサ』『祖国ドイツ ジークハイル』など。

 

ヒトラー総統写真集6 94P オフセット印刷 94年5月発行

1939年に戦時下のナチスドイツで東部ポーランド戦線での勝利を記念して発行された写真集の完全復刻版。ワルシャワ攻撃を見守るヒトラー総統やドイツ軍の将官の面々。進撃するドイツ軍。前線を視察するヒトラーを取り囲み熱狂する兵士など。日本語訳。

 

破壊活動兵器マニュアル オモチャの缶づめ(下)不正規戦の装置と技術 100P 94年5月発行 

アメリカ軍マニュアル翻訳版の第二巻。『ブービートラップ』『地雷』『そのほかの爆薬を使用した兵器』『小火器の弾道と侵徹深度』『弾薬』などを図入りで詳細に解説している。付録としてベトコンの使用したブービートラップの図入り解説をつけた。1ページ公開しています。

 

逮捕時の手引き 100P 94年8月発行 

70年安保当時に新左翼系弁護士団体が作成した逮捕や家宅捜索されたときの注意を述べたパンフレットの復刻版。身辺整理や家族対策といった闘争に参加するときの心構えや、権力の狙いや取り調べのテクニックとそれに対する対抗策などの注意も述べられている。さらに留置場生活の知恵という章もあり、差し入れや接見の方法について噛んで含めるように分かりやすく説かれている。留置場や拘置所内部の詳細な図もあり分かりやすい。付録として全国の拘置所と刑務所の住所録や捜査令状のコピーなどもつけた。95年8月に発行した新版では、被逮捕経験者による前書きをつけた。1ページ公開しています(31k)

 

党の真の娘 82P 94年8月発行 

『お笑い北朝鮮』にも紹介された、朝鮮民主主義人民共和国で数々の賞をとった革命歌劇『党の真の娘』の日本語版台本。朝鮮戦争で従軍看護婦として南朝鮮人民解放のため英雄的に戦い、米軍の爆撃に倒れた女の子の話し。朝鮮労働党の理想的女性像が鮮やかに浮き上がる。金日成将軍サマを賛美しまくっている。

付録としてこの革命歌劇『党の真の娘』のハイライトシーンを収録し、さらに『偉大なる指導者同志 その愛をありがとうございます』『金日成将軍の歌』『ピョンヤンはわが心のふるさと』『首領に栄光ささげます』『首領の恩に報います』などの北朝鮮の歌を収録したテープをつけた。

 

五〇年代共産党非合法軍事文書集成6 治安機関に対する調査、各種工作に関する指令および報告 50P 94年8月発行

武装闘争時代の共産党による警察や自衛隊といった治安機関に対する働き掛けを権力側が記録した文書。『各権力機関別襲撃事件発生件数』『警察官および派出所等に対する襲撃事件』『鉄道妨害発生件数表』『いわゆるY2工作について』『五全協以降の武装綱領実現に関する指令、報告、通達』など。

 

ゲッベルス日記(上) カイザーホーフから首相官邸へ 50P 94年8月発行

後の宣伝大臣ゲッベルス博士による、ナチスが政権を獲得する直前の1932年1月から33年5月までの日記。当時ゲッベルスはベルリンの指導者であった。上巻では、1932年8月までを収録し共産党との衝突や選挙戦の様子を述べている。原書4ページを1ページに収めた。

付録としてナチス音楽テープ6をつけた。収録曲は、『ドイツ、聖なるドイツ』『世界は指導者のもとに』『祖国を行く』『我ら大ベルリンを行進す』『ヒトラー/アドラー大隊』『ハイル・ドイツラント!』『ハイル・ヒトラー』など。

 

公安関係資料集成2 内閣調査室資料 世界軍事情勢資料第20号 110P 94年11月発行 

日本の情報機関として有名な内閣調査室が、執務参考用に1964年に編纂した内部資料の復刻。原版は300ページ近いものであったが、最も重要と思われる部分を収録した。収録したのは『第一章 概観』『第二章 各地域の軍事情勢 1.極東 2.東アジア』『第三章 主要国の国防政策と軍備 2.共産圏諸国の国防政策』。原版の全体の内容が把握できるよう、目次も収録した。

 

日本赤軍声明集 100P 94年11月発行

数々のハイジャックなど武装闘争の際の日本赤軍の声明を収録した。日本赤軍のリーダー重信房子が執筆したと思われる。『赤軍からの宣言』『戦争を知らない革命家たちへのメッセージ』『世界革命戦争宣言』『遠い戦場より』『戦闘宣言』など。

 

ケーキの作り方Vol.4 70P 94年12月発行

ブラックブックの名でも知られている、米軍マニュアル TM31ー210 IMPROVISED MUNITIONS HANDBOOKのオリジナル翻訳版。1ページ公開しています(31k)

 

ゲッベルス日記(下) カイザーホーフから首相官邸へ 50P 94年12月発行

下巻では、ゲッベルスによる1932年8月から33年5月までの日記を収録した。ナチスが政権を獲得しドイツのナチ化が一段落するまでの最もダイナミックな時代である。原書4ページを1ページに収めた。

付録としてナチス音楽テープ7をつけた。収録曲は、『東方の守り』『ドイツ・ポーランドマーチ』『イギリス・フランスに対して』『西方の森』『パンツァーマーチ』『降下兵』『我々はイギリスへ向かう』『我々はイギリスへ飛ぶ』など。他にヒトラーやムッソリーニの演説やOKW(国防軍総指令部)コミュニケも収録。

 

サリンの作り方 魔法使いサリン 34P 94年12月発行

『有毒化学剤の種類・性状』『有毒化学剤の効果』『アトロピン注射器の使用法』など。一部に伏せ字がある。1ページ公開しています。

 

五〇年代共産党非合法軍事文書集成7 さくら貝 50P 94年12月発行 

武装闘争時代の共産党が発行した組織の代表者による軍事方針の討議の概要。各地域での闘争の様子がかなり詳しく述べられており興味深い。球根栽培法を再録した。

 

魔法使いサリン2 毒ガス防護法 54P 95年4月発行

現在も使われている自衛隊の教範から毒ガスの防護について解説しているところと、毒ガスを無効にする方法などを述べた部分を転載した。『地形・気象の影響』『敵の化学攻撃に関する防護』『汚染地域にとどまる場合の動作』『有毒化学剤等による負傷および救護』など。1ページ公開しています(28k)

 

死の商人への挑戦 ベトナム反戦直接行動委員会 54P 95年4月発行

ベトナム反戦を闘い、軍需産業に殴り込んで、敵の生産点を破壊したアナーキスト集団『ベトナム反戦直接行動委員会』の闘争記録。これは後に爆弾闘争をおこなうグループの源流となった。『声明』『ベ反委への招待』『闘いのクロニクル』など。原版は1967年発行。

 

新会員の願いをかなえる宝石の言葉 オウム真理教資料 40P 95年11月発行 

「オウム真理教に入会してうれしいな! うれしいなぁ!」というフレーズで有名になったオウム真理教の洗脳テープの全文。入会すると薄暗い部屋に閉じ込められてこれを1000時間聞かされることになるらしい。付録としてオウム真理教被害対策弁護団が作成した『オウム真理教自殺・虐殺防止用テープ』の全文も収録した。

 

内ゲバ戦記 中核VS革マル 76P 95年12月発行

中核派と革マル派の一九七四年の機関紙から内ゲバ戦闘に関する記事を収集した。「脳天にハンマーを叩きつけた」とか「血の海に沈めた」など最高潮に達した血を血で洗う凄惨な内ゲバの様子が読み取れる。同じ戦闘なのに両派が自分たちが勝ったように正反対の記事を書いている点もおもしろい。新聞を縮小したもののため字が小さく読みにくくなってしまった。

 

当世学生運動戯歌集 78P 95年12月発行 フォークゲリラテープつき 

1969年に都立大全共闘が発行した学生運動の替え歌を集めた冊子の復刻版。戦後学生運動の内部で歌い継がれてきた替え歌が年代順に並べられている。『新宿騒乱ブルース(新宿ブルース)』『ゲバルトのマーチ(365歩のマーチ)』『デモ心(恋心)』『学連時代(学生時代)』などのほか、『同志は倒れぬ』や『ワルシャワ労働歌』といった革命歌の歌詞も収録。原版がゲリ刷りのもののため字がかすれて読みにくくなってしまった。

付録としてフォークゲリラテープをつけた。『平和な国へ』『機動隊ブルース』『友よ!』『フォークゲリラの歌』『勝利を我らに』『機動隊に入ろう』などの歌のほか、機動隊の規制と逮捕の現場の実音を収録した。

 

ソ連邦憲法 26P 95年12月発行 ソ連国歌集テープつき

今は無きソ連の憲法。付録としてソ連のウクライナや白ロシアという全共和国の国歌とロシア語版インターナショナルを収録した60分テープをつけた。

 

赤軍の戦略戦術 A5版 五八P 95年12月発行

1938年にドイツ国防軍が発行し、1939年に日本の陸軍大学が翻訳したものの復刻。旧仮名遣いだが図入りで一般原則、攻撃、防御など当時のソ連軍の戦略戦術が分かりやすくまとめられている。

 

自衛隊戦史資料 朝鮮戦争史 96年8月発行 112ページ 

60年代に自衛隊が幹部の戦史の理解を深めるため発行した戦史叢書シリーズの一冊『朝鮮戦争概史』の妙録である。戦争当事国の民俗文化や地理・気候から解き明かし、戦争の経済に与えた影響や包括的な勝敗因なども述べ、さらに実際の戦闘の経過をくわしく述べて現代の戦争における教訓をくみ出そうとしている。また、間接侵略や政治と軍事についての問題にもふれられている。詳細な作戦地図なども収録した。軍事や朝鮮問題に関心のある人には必読の一冊である。

 

公安関係資料集成3 公安調査庁資料『学園紛争白書』(上) 96年8月発行 100ページ 

昭和42年当時の公安調査庁の内部文書『学園紛争白書』の完全復刻版。公安調査官の情報活動の参考とするために編纂されたもので、一般にはベールに包まれた諜報機関の活動の一端を示す資料といえるだろう。内容は全共闘運動が起こる直前の昭和42年当時に頻発した学園紛争について、具体的に大学名を挙げてひとつひとつ問題点や経緯を検討しており、その情報収集能力には驚かされる。本書の原書には『極秘』の書き込みがあるだけで発行元などを記したおくづけなどは一切ない。思想信条の自由や学園の自治などを犯す極めて危険な内容であるため、問題になるのを防ぐため伏せたのであろう。

 

公安関係資料集成4 公安調査庁資料『学園紛争白書』(下) 96年8月発行 100ページ 

『学園紛争白書』の下巻。付録として外務省調査局の内部文書と思われる『ジャカルタ、香港より見たインドネシア、中共の治安情報』を収録した。『学園紛争白書』からは、学園紛争対策、学園紛争状況一覧表、全学連各派理論一覧表、全学連執行部名簿、自治会現況一覧表などを収録した。オウム事件でクローズアップされた破防法適用問題を考えるためにも、本書で公安調査庁の対する知識を深めてもらいたい。

 

朝鮮宣伝謀略文書集 96年8月発行 100ページ 

北朝鮮が日本向けに発行した宣伝謀略文書を3点収録した。左翼団体が北朝鮮を訪問した際に持たされたものである。『朝鮮の北と南を断ち切るコンクリート障壁』は、38度線の写真集。南朝鮮のバラックと苦役にさいなまれるリヤカー引きなどという笑える写真もある。朝鮮人民軍出版社発行の『板門店』は朝鮮戦争の責任はアメリカにありという写真&文章集。アメリカ帝国主義の雇用スパイの写真というのも収録。『チュチェ思想の光のもと抗日革命二十年』は、金日成をほめまくった革命闘争ドキュメントの抜粋。水滸伝みたいなノリです。また、金日成将軍の闘争を革命的に描いた絵画8点つき。1ページ公開しています(51k)

 

弁明期日調書 オウム真理教資料 100P 96年11月発行 

公安調査庁が破防法適用のために開いた弁明手続きでの、公安調査庁職員とオウム弁明者との論戦を記録した部外秘の弁明期日調書。6回の弁明手続きのうち1から3回までを収録した。第3回弁明手続きには麻原彰晃が自ら弁明している。破防法問題に関する一級資料。

 

イエローケーキのつくりかた 原子爆弾製造法 B5版コピー 六四ページ 96年12月発行

インターネット上にアップされている原子爆弾製造法の翻訳版。ウラニウムの精製法から、原爆の簡単な設計図まで。オマケに自衛隊の教範から核攻撃を受けた際の対処法についてのべている部分を載せました。1ページ公開しています(38k)

 

マリファナブービートラップ アメリカ警察内部文書 B5版コピー 96年12月発行 50ページ 

マリファナの密栽培所や麻薬の密造所にしかけられたブービートラップについて解説しているアメリカ警察の内部文書の翻訳版。図が多く、分かりやすくて面白いと思います。1ページ公開しています(32k)

 

日大全共闘写真集 A4版コピー 五二ページ 96年12月発行

68年頃に日大全共闘が発行した記録写真集の復刻版。画質を良くするため少し値段の高いコピーを使用しました。つたない写真も多いですが、当時の熱気が伝わってきます。通常より少し大きめのA4版です。1ページ公開しています(43k)

 

ケーキの作り方vol.5 100ページ 

 おなじみケーキの作り方シリーズの五巻です。本当は四巻で完結だったのですが、新たに追加がでたので発行しました。一部に伏せ字があります。ケーキの作り方は1から4までも通販しています(各巻一〇〇〇円)。

 

中核vs革マル 内ゲバ戦記2 108ページ

 以前発行して評判がよかった『内ゲバ戦記』のパート2です。1巻は中核派と革マル派の新聞から記事を切り抜いたものでしたが、今回は主に革マル派の機関誌から記事を収録しました。1巻を読んだのがきっかけで、内ゲバ資料の収集を始めた葉寺覚明さんが原版を提供してくれました。革マル派論文『敗走する殺人狂集団』『腐敗を極めるブクロ派の末期』『惨澹たる獄中ウジ虫』。中核派論文は『反革命どもに血の処刑を』など。面白いです。

 

ペルー日本大使公邸占拠事件資料 50ページ表紙カラー 

 日本大使公邸を占拠し、ペルー軍特殊部隊の突入により全滅したMRTA(ツパク・アマル革命運動)の声明などを翻訳してまとめました。本書の売り上げの一部はドイツのMRTA海外代表にカンパする予定です。『ツパク・アマル革命運動コミュニケ』『MRTAヨーロッパ代表とのインタビュー』『MRTA虐殺に対する世界各地の抗議行動』『アメリカ政府テロ対策特別研究機関報告書』など。遊撃インターネットにアップしているものとほぼ同内容です。

 

オウム真理教資料 公安審査委員会告示第一号 50ページ

 オウム真理教に対する破防法適用請求を棄却した公安審査委員会の告示です。オウム真理教事件の推移や現在の勢力、公安調査庁の調査内容を簡潔にまとめてあり参考になります。官報より転載しました。参考資料として教団代表代行声明、弁護団声明などをつけました。

 

10、8闘争写真集・10、8闘争学生運動アジビラ集 写真24ページ アジビラ29枚

 角材を使用した史上初のゲバルト闘争である1967年の10、8闘争のオリジナル写真集です。某大学自治会に秘蔵されていたものを提供していただきました。また、関西の大学の方から10、8闘争のアジビラを提供していただきそれも掲載しました。開かずのロッカーに長年秘蔵されていたものです。共産主義者同盟、第4インター日本支部、マルクス主義学生同盟(中核派)、全学共闘会議などが発行したもの。資料としてかなり貴重なものだとおもいます。写真は遊撃インターネットに載せている10、8闘争写真と同じものです。

 

内ゲバ戦記3 解放vs革マル 108ページ 

 評判がよかった内ゲバ戦記の3巻です。1巻と2巻は中核VS革マルでしたが、今回は解放派と革マルの内ゲバ戦争論文です。解放派については参考資料も少ないので貴重だとおもいます。革マルの文章は意地悪ムチャで面白いです。信頼性はまったくないけど。

 

毒ガスと煙(上)108ページ 

毒ガスと煙(下)108ページ 

 大正時代に初版が発行された毒ガスマニュアルの復刻版です。太平洋戦争直前の昭和16年に発行されたものを底本にしました。特に重要だとおもわれる毒ガスについて30種類以上収録しました。イペリットやホスゲン、青酸ガスの製造法や使用法など、この本さえあれば毒ガスに関してはバッチリです。なるべく上下巻セットでお求めください。

 

オウム死体ビデオ バルドーの導き全文 30ページ 

 インターネットのオウム研究ページにアップされていた資料です。許可を得て冊子化させてもらいました。オウムが信徒にLSDを飲ませてコンテナに閉じ込めて無理やり見せたといういわくつきのビデオです。原版は、人が死んでゆくシーンの映像をつなぎ合わせてバックに麻原の「人は死ぬ 必ず死ぬ 絶対死ぬ」という声が流れる超バットなシロモノです。ビデオといっしょに見るとさらに効きます。

 

50年代共産党非合法軍事文書集成8 非合法機関紙『平和と独立のために』

  B4版52枚(B5版108ページ) 

前書き

 50年代に武装闘争を行い半非合法化された共産党の非合法機関紙。新聞というよりもビラに近い感じがします。この機関紙を持っていただけで2年もの懲役を食った人もいたという決定版です。激しい弾圧を受けながらも数日後とに発行されかなり量になります。そのすべてを冊子化するのは不可能なので、非合法化された直後の号から順に50号を収録しました。国会図書館にもない超貴重版です。

 

焦点 武装闘争特集合本 100ページ
 警察庁が発行している広報誌『焦点』の各号を収録した冊子です。官公庁の発行した調査統計資料や広報誌などは著作権保護の対象外になるし、丁寧に毎号「本誌に掲載された記事は自由にお使い下さい」という表示があるので、法的に問題ないと考え、使わせてもらうことにしました。『焦点』は、その時々の治安問題などを取り扱っており、70年代の過激派関係の武装闘争に関わる号を中心に集めました。「過激学生の「城砦(とりで)」」「孤立のなかの尖鋭ゲリラ」「指名手配」「ノー・モア手づくり爆弾」「内ゲバの実態」「内ゲバとその周辺」「陰惨化する内ゲバ事件」を収録。

 

公安関係資料集成5 公安警察の報告文書 100ページ 

 公安警察官が忘年会の帰りに忘れた作業報告書を労働組合員が拾い、資料提供を受けた秘密警察糾弾人権擁護共闘会議という団体が発行した反警察文書の復刻版です。昭和33年当時の警察によるスパイ工作や組合の監視などが作業報告書をそのまま印刷したかたちで克明につづられています。まだ左翼運動も警察活動も牧歌的な時代の物だが、ここで書かれている警察のスパイ活動は現在も行なわれており、第一級の資料となるだろう。

 

日本テロゲリラ情報98年版 48ページ

 98年度に日本で行われた新左翼によるテロ・ゲリラ事件の声明などを掲載しています。主に党派機関紙とブルジョワ新聞から転載しました。解放派(革労協狭間派)による韓国人牧師襲撃事件や中核派による自民党千葉県連幹事長宅放火ゲリラなど。遊撃インターネットにアップされている情報と同じものです。

 

フォークゲリラ冊子集 100ページ 

 60年代から70年にかけてひんぱんに行われた『フォークゲリラ』の集会で配られた冊子を合本したものです。フォークゲリラの歌を集めた歌詞集が手作りされ、配られたり販売されたりしました。集会が終わったら捨てられてしまったものが大部分だったと思いますが、フォークゲリラ集会に実際に参加し現在まで保存していた方に資料として提供していただくことができました。このフォークゲリラ歌集は、当時の雰囲気を知る上でも、また今は無きガリ刷り文化の遺産としても極めて貴重な資料であると考え、今回復刻させてもらうことにしました。原版は一冊20ページ程度の小冊子のため、4冊収録し合本としました。できるだけ原版に近い形で収録するようにつとめましたので修正や再編集は最小限にとどめました。そのため字がかすれて読めない部分や、重複して収録した曲がいくつかあります。

 

ナチス音楽歌詞集 108ページ オフセット印刷 1000

 ナチスドイツで歌われたプロパガンダ音楽を日本語訳して収録しました。『ナチス党党歌』『ドイツの目覚め』『親衛隊の歌』『突撃歌』『ヒトラー総統の軍旗たれば」など全70曲収録。こちらで一部公開しています。

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