芳香がある植物

 植物には良い香りがするものが多いですね。良い香りのことを芳香といいますが、人によ
って良い香りと感じたり、良い香りと感じない場合があるので、良い香りとは難しいですね。

 ここで芳香がある植物をご紹介しようと思いますが、TOP PAGEにあるジャンルと同じジャ
ンル分けで行います。

1果樹
 
花に芳香があるものとして
   ビワ、柑橘類、梅などがあります。以下、参考例をあげておきます。
   


 
葉に芳香があるものとして
   ストロベリーグァバ、フェイジョア、レモンなどがあります。
   


  花の場合はそのままでも香りますが、葉の場合は葉をこすったり、もんだりしないと香
 りがしないものもあります。ストロベリーグァバ、フェイジョアの葉はフルーティーな良
 い香りがします。レモンの葉はレモンの香りがして、葉をお湯のなかに入れて弱火で5分
 間煮込むと、レモンティーが出来ます。グァバの葉も同様にしてグァバティーが出来ます。
  ただし、無農薬栽培していないと安心して飲めません。


2ラン
 
花に芳香があるものとして
   カトレア、デンファレ(純白花)などは同じ品種でも、芳香がある株と芳香がない株が
  あるので、芳香がある株を購入したい場合は、花が咲いている時に、自分で確認して購
  入すると良いと思います。カトレア、デンファレ(純白花)の花に芳香があることを知ら
  ない人が結構います。
   デンドロビュームではセカンドラブ・トキメキ、キンギアナム、ロディゲシーなど。
   シンビジュームではゴールデン・エルフ・サンダスト、桃峰など。
   東洋ランでは一茎九花、雲南雪素、連弁ラン、駿河ランなど。中国ランには芳香があ
  るものが多いです。
   その他のランではニオイエビネ、ビフレナリアなどがあります。
   


 
葉に芳香があるものとして
   ランでは少ないと思います。わたしは知りません。


3その他の植物
 
花に芳香があるものとして
   たくさんあって書ききれません。月下美人、におい桜、キンモクセイ、沈丁花、山百
  合など。
   なお、ぼたん、サボテン、ミニシクラメン、ハーブ類などは、品種によって、花に芳
  香があるものと、無いものがあります。
   サボテンでは同じ株でも、花が咲く時期の朝晩の気温の温度差が大きい場合と、小さ
  い場合で、花に芳香がある時と、無い時があります。また、花が咲いている時間によっ
  て、芳香がある時と、ない時があります。詳細はサボテン(白花)をクリックして見て
  ください。
   


 
葉に芳香があるものとして
   ハーブ類でパイナップルセージ、ローマンカモミール、ローズマリー、ラベンダー、
  レモンバーム、ゴールデンレモンタイム、など。
   


4花から香る芳香の強弱について
  長年、植物を栽培していると、同じ株で、年によって花から芳香が強く香る年と強く香
 らない年があることを経験します。なぜ、この様なことが起きるのか、分析したことがあ
 ります。
  分析した結果、その植物が本来生息している場所で花が咲く環境と同じ様な環境になっ
 た時に、強く香ることが分かりました。
  花から香る芳香が大好きで、本来、花に芳香がある植物を栽培しているのに、花が咲い
 ても芳香が香らない場合は、上記の下線を引いた環境を調べて、自分の栽培場所が同じ様
 な環境になるように栽培すると、良い結果がでると思います。
  また、花には時間によって香りが強くなったり、弱くなったりするものがあるので、強
 く香る時間を調べて、強く香るタイミングを逃さず匂いをかぐことも重要です。
  例えば、月下美人の花では、夜の咲き始めから満開までが最も強く香り、翌朝8時頃に
 は香りがほぼ無くなります。

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