釧路には何回か行ったが、いつも計画段階で挫折した花咲線の旅、そして「日本の東西南北の端の駅を訪問する」で残った東釧路駅下車
さらに急行「はまなす」乗車が自分にはラスト・ランになるだろう、ということでこの旅を計画した。
自分にとっては「はまなす」・「ブルトレ」ともにこれが最後の乗車になるだろう、思い出と哀愁が交錯する。
八戸(17:13)-青森(18:55)
急行「はまなす」乗車
青森(22:18)-札幌(06:07)
客車を牽引する青函トンネル専用の機関車、深夜の函館駅でディーゼル機関車に交代する。
「はまなす」廃止後は貨物列車を牽引して青函トンネルを猛スピードで走るのだろうか

一号車(寝台車)のエンブレム
函館と札幌の間は一号車が最後尾になる


「はまなす」のヘッドマーク
多くの乗客が写真を撮っていた。
青森から函館まではこれが最後尾だが、函館から札幌の間はこの車両が機関車のすぐ後ろになる。

ドリートミントオホーツク号乗車
札幌BT(08:00)-北見BT(12:30)
今回札幌から北見までの行程は幾案もシミュレートし散々考えた。
普通列車での乗り鉄の旅を貫徹するならば北見到着18時24分なんだが、夜行列車「はまなす」での疲れを考えると、体力的にきついし・・・
札幌で | 札幌発 | 途中 | 北見着 | 追加の交通費 合計待ち時間 |
---|---|---|---|---|
30分待ち 上幌向へ | 06:37 | 上幌向「ゆらら」で入浴2時間 岩見沢から特急利用で旭川素通り | 15:05 | 5,740円 1時間 |
30分待ち 上幌向へ | 06:37 | 上幌向「ゆらら」で入浴2時間 岩見沢で約1時間待ち旭川へ 旭川観光約2時間半 | 18:24 | なし 1時間半 |
2時間待ち | 08:00 | 札幌BTより北見へ直行、高速バスの旅 | 12:30 | 5,340円 1時間半 |
3時間待ち 旭川へ | 09:08 | 旭川着12:39 約2.5時間待って快速に乗換え | 18:24 | なし 5時間半 |

バック・パックのまま「北見オホーツク・ビアファクトリー」に直行してランチにした。
「エール(ろ過前)」をジョッキで飲む、これは旨かった。
その後、街中を散歩したが事前の予想通り面白みの無い町で、早々にホテルにチェック・イン、夜行列車の疲れを癒す。
夜になって街中に出たがシルバー・ウィークでさしたる居酒屋もなく、翌朝のことを考えて早めに就寝。
総合すると、丁度開催されていたイベント「旭川マルシェ」で旭川と周辺の食を楽しむのも考えたが、 旭川から先が問題で、旭川15時05分発、北見到着18時24分の「快速きたみ」しかない(特急も無い)のが決定的、 結局、夜行列車の疲れも考慮して北見直行にしたが、高速バスの旅はつまらなく、この選択は失敗だった。
左の普通列車で網走駅に到着、右は9時30分発の特急オホーツク4号札幌行き



網走BT(10:10)-フラワーガーデン はな・てんと(10:30)
バスセンターで網走観光施設めぐりバス1日券を購入して天都山行きのバスに乗った。
途中の「博物館網走監獄」の入口にはかなり観光客がいたが、興味無いので下車せずにパス、「フラワーガーデン はな・てんと」に向かった。
モヨロ貝塚館は行きたかったが、祭日休館だったので残念
網走市役所職員を含む市内の各団体がそれぞれ区域を決めてそれぞれに花園を作り、管理して盛り上げている立派な観光コンテンツであった。















展示品の一部とアムール川流域地図


不思議な生き物の数々


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そして桂台駅へ
教えてもらった近くの「道の駅 流氷街道 網走」に行ったが観光客でごったがえしていて、料理が出るまで一時間以上待ち、仕方なくホテル周辺で探したがなんにも無し。
することが無くなったので、仕方なくさほど遠くない「桂台駅(無人駅)」まで歩く。網走駅の次の駅だが、列車が来るのは一時間後釧網本線桂台駅
網走駅方向、右に見えるのが国道から直接ホームに降りる階段
北浜方向、列車運転手用のミラーで自分を写してみたがダメだった。

桂台(13:28)-北浜(13:43)

北浜駅
駅舎の中は名刺などがベタベタ貼られていて汚らしく、匂いも居心地も最低。
併設されている「軽食&喫茶 停車場」は閉店していたのでわからなかったが、雰囲気は押して知るべしかも




なんだこんな駅だったかと、がっかり

釣竿が沢山並んでいた。
この風景は昔の湘南海岸の浜辺と同じ
遠くに見える山は、湘南海岸の場合は箱根の山々だ


北浜(15:49)-桂台(16:07)
桂台駅で降りて、ホテルにチェックイン。ホテルの内風呂(温泉)で疲れを癒した、いい風呂だった。

さらに釧路で花咲線に乗り換えると、厚岸に丁度よい時刻に到着し、「厚岸コンキリエ」で食事することができるのが判ったので、この日の旅程はそれに決めた。
釧網本線の快速がホテルから近い桂台駅に停まらないので、やむなく網走駅まで歩いた、と言うか網走駅まで戻って快速に乗った。


摩周駅
後で再び来る釧路湿原駅



車掌が車内を回って配っていった


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内部は片側の窓に向かって座る二人席と、その反対側に三人と三人で並んで座るテーブル席が配置されている。
座席は二人席も含めて全て木のベンチシート

車両外側はノロッコ号、中は四人がけボックス席の普通車

ノロッコ号の客車内部・天井と照明
要するに昔の客車の天井と窓と木の部分をはがした車両
右側が二人席


東釧路駅を出て間もなくに見える岩保木水門(いわぼっきすいもん)

のんびり走っていくノロッコ4号


良い天気で観光客も大勢

線路に沿って流れるのが釧路川

ボートでの川遊び、ボートからノロッコ号を撮影するのも観光
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塘路(14:47)-釧路(15:17)
少し色づく沿線



厚岸コンキリエに直行し、夕食
炭焼き炙屋の店頭にある魚介市場で適宜食材を選択・会計して自分でコンロで焼くしくみであった。
炙屋には20名くらい座れる長いテーブルが沢山あり、テーブルのそれぞれに真ん中にテーブルとおなじ長さの長いコンロがはめ込まれていた。
客はテーブルの両側に相対で座る。
団体客の食堂と同じスタイルだが、テーブルの真ん中に長いコンロが用意されているのが特徴。
めのこで総数200人以上が座れ、それぞれが魚介を炙れるようになっていた。
客が座席に着くと、店員が店内中央の火おこし場でおこした炭をスコップに乗せて持ってきて、下の写真にあるようにコンロにセットし鉄製の網を置いてくれる。
客は店頭で購入してきた食材を思い思いに炙る(焼く)。
テーブルの反対側に座った仲間などと酒を酌み交わしたり、談笑しながら、適当に焼けたところでアツアツを食べる。
食材の追加は、また店頭にある魚介市場に行って、食べたいものをアルミのトレーに乗せて会計して、トレーごと自席まで持ってきて焼く
酒は十勝さほろ酒造の本格麦焼酎「十勝無敗」、
これがまたすっきりと旨い焼酎ですごく気に入った。
写真はつぶ貝とほたてを炙っているところ
