六日目:山形から米沢へ、ここで気が変わって新潟まわりで帰宅
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六日目:山形から米沢へ、新潟まわりで帰宅。
奥羽本線-米坂線-羽越本線-白新線-仙石線-信越本線-上越線-高崎線
山形(9:33)-米沢(10:21)
山形でうろうろせずにまずは米沢に向かい、あとは米沢駅で考えることにした。
企画段階から米沢駅の時刻表を調べておくべきだったが、米沢-福島間は奥羽「本線」でも、 昼間に一本しか走っていない、大変なローカル線であることが頭に入っていなかった。

つまり、奥羽本線にこだわるならば、山形を早朝発、東京に深夜到着の便を除くと、使えるのは米沢発 13:08の一本しか無い。 まさに、ワープを検討すべき路線であった。
とは言っても、在来線も新幹線も同じ線路を走っているので、特急利用のワープということになるが・・・

奥羽本線・山形新幹線の時刻表(平日、臨時列車を除く(2014/08)

奥羽本線福島方面山形新幹線福島方面
山形駅発米沢駅発米沢駅発
6:307:187:03, 7:38
7:118:088:40
7:40----
8:15--9:37
9:33--10:37
11:07--11:36
12:16↓(接続)12:38
--13:0813:40
14:21--14:38
15:24--15:40
16:31↓(接続)16:23, 16:38
 17:4417:41
以下、略

昨晩ホテルで調べておいた米坂線経由での時刻表と、福島経由とをにらめっこしてるうちに米沢駅に到着。
やはり接続が7分には勝てない、結局米坂線に乗換えた。初めての米坂線というのもあった。

自分が地方の都市でよく行く「地元の市場」は、山形では「山形県卸売市場」だが、JR山形駅から車で30分。 駅の近くに「秋田市民市場」みたいなものも無い。米沢が上杉の城下町といってもさほど興味なし、ということで米沢での時間つぶしは全く考えなかった。

米坂線
米沢(10:29)-坂町(12:24)
米坂線沿線の風景

列車の車中より、
後で調べてみたが米坂線は全線を通して一つの川沿いを走っているのではなさそうだ。

米坂線沿線の田んぼ

今回の旅では多くの「実りの秋真近」を見た、米原から加賀温泉の間では刈り取りを済ませた田んぼも見た。
多くはもう少しで刈り取りになる「黄緑の絨毯」が広がり、 稲穂が頭を垂れ、豊作間違いなしの、それはそれは豊かな景色が車窓に広がり、続いた。
この米坂線沿線から新潟にかけても、もうすぐ収穫の豊かな実りの風景があった。

米坂線今泉駅
今泉駅は山形鉄道フラワー長井線との接続駅。長井に行くにはここで乗換え。
今回の経路、坂町から長井へは車で通過していった記憶がある。
フラワー長井線は奥羽本線の赤湯駅と今泉駅、そして長井駅を経て荒砥駅を結んでいる。
おおむね一時間に一本。

長井線今泉駅に列車が到着するところ
長井方面から列車が到着

長井線今泉駅のホームに乗客が来た
長井線今泉駅のホームに乗客が来た。自分の居る場所は米坂線今泉駅のホーム

一部山岳路線があったが、米坂線は全体として平板な路線という感じだった。
ローカル線の乗り鉄の旅をして理解したことは、明治時代以降、川砂利や川砂、農産物などの産業輸送のために鉄道が通った川沿いの路線は、 そこに日本の豊かな原風景が見られることであり、飯山線も然りであった。
なお、飯山線は、飯田線、只見線などとともに「超ローカル線」の一つとして鉄道ファンの間では有名で、特に冬の沿線風景が抜群らしい。

坂町(12:36)-新潟(13:37)
坂町で白新線直通の羽越本線新潟行きに乗り換える。

上越線方向に行くには、5つ目の新発田から、新津・長岡を経て上越線に乗り換える手があるが、接続がうまくなく、そのまま新潟に向かった。
新潟では約一時間半の長岡行きへの待ち時間を使って、昼食休憩。

新潟(15:05)-長岡(16:25/16:32)-水上(18:32/18:37)-高崎(19:39)
上越線まわりに乗車したのは、「土合駅(どあいえき)」をチェックしたかったためであった。
改札口と地上の上りホームから下りホームまでは462段の階段(長さ338m)徒歩10分程度を要する、とのこと。

列車が土合駅の上りホームに停車したとき、若い方が前の方からホームを駆けてきた。
どこへ行くのかと見ていたら、階段らしきところで下を覗いていたので、この駅が有名な「土合駅」だと気づいた。

しかし気がつくのが遅く、自分も降車して階段の下を覗く時間はなかった。
座っていた車両がその近くだったので、入り口と案内表示らしきものは見えたが、 いずれ改めて、上り下りのいずれかに降車して、その構造を見てみたい。

そんなこんなで、高崎駅に到着。
あとは帰宅への経路を残して今回の乗り鉄の旅を終えた。