出発駅-到着駅/目的地
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三日目:秋田港から青森・三厩に向かう、新日本海フェリー-奥羽本線-津軽線-奥羽本線
秋田港(05:20着)
フェリーは定刻より30分早く到着。
クラブツーリズムと、阪急交通社のツアー客は早速迎えのバスに乗り込んで出発。
こっちはフェリーが早く着いても、路線バスは定時。ターミナルでただひたすらバスを待つ。
秋田港(6:20)-秋田駅(6:50)
秋田(7:36)-弘前(10:18)
弘前(10:22)-青森(11:14)

青函連絡船メモリアルパーク
メモリアルシップ「八甲田丸」のパンフレット

秋田駅行きのバスは、最初はフェリーの乗客7人くらいであったが、市内を走るうちに通勤・通学の乗客を多く拾って秋田駅に到着。
青森行きの発車までしばしの休憩後、青森に向かった。

青森駅に到着後、駅からさして遠くない「青函連絡船メモリアルパーク」に行く。
青函連絡船には高校の修学旅行で北海道への往復に乗船した。

メモリアルシップ「八甲田丸」の入場券

メモリアルシップ「八甲田丸」の後部を岸壁から撮影
メモリアルシップ「八甲田丸」の後部を岸壁から撮影

メモリアルシップ「八甲田丸」と線路を接続する部分
可動橋・車両搬入口 陸側の線路と船内の線路を接続して客車・貨車を出し入れする

青函ワールドジオラマ・売店
青函ワールドジオラマ・売店、「鉄道弘済会」の表示が懐かしい。中段にニッカ・ウィスキー、下段に三ツ矢サイダーが見える。

青函ワールドジオラマ・連絡線の職員とかつぎ屋のおかあさん
青函ワールドジオラマ・連絡線の職員と船に乗り込もうとする「かつぎ屋」のおかあさん

青函ワールドジオラマ・真知子巻きの冬海真知子さん
青函ワールドジオラマ・真知子巻きの冬海真知子さん

青函ワールドジオラマに展示されていた千石船のパネル
展示されていた千石船のパネル

メモリアルシップ「八甲田丸」の艦橋から青森湾を見る、その1
メモリアルシップ「八甲田丸」の左手の艦橋から陸奥湾(青森湾)を見る

メモリアルシップ「八甲田丸」の艦橋から青森湾を見る、その2
メモリアルシップ「八甲田丸」の右手の艦橋から陸奥湾(青森湾)を見る

メモリアルシップ「八甲田丸」に保存されている車掌車
メモリアルシップ「八甲田丸」に保存されている車掌車、最後部にある手で操作するブレーキが懐かしい。自分の学生時代には普通に見られた。

メモリアルシップ「八甲田丸」の荷物車
メモリアルシップ「八甲田丸」に保存されている荷物車

自分の中学通学は東海道線利用であった。 毎朝、列車は通勤の大人で満杯、客車の入り口は狭いのでそこから乗るのは小さい自分には難しく、ハナから諦めて最後部に連結されていた荷物車や郵便車に乗るのが常であった。
客車に比べて乗り込む入り口が倍の広さなので子供の自分でも中に入れた。
もちろん荷物車や郵便車も大人で満杯、まだ背が低かった自分のまわりは大人の壁、 ギューギュー押し込まれて約20分、頭の上のわずかな空間を見上げながら、通学した。
そんなわけで荷物車や郵便車の実物はすごく懐かしい。 と言うより、そのことを懐かしむためにメモリアルシップに行った。

メモリアルシップ「八甲田丸」に保存されている荷物車の内部
荷物車の内部

メモリアルシップ「八甲田丸」に保存されている郵便車
メモリアルシップ「八甲田丸」に保存されている郵便車

メモリアルシップ「八甲田丸」に保存されている荷物車郵便車を後部から撮影
荷物車郵便車を後部から撮影

青森(13:17)-蟹田(13:57)
メモリアルシップ見学で想定した以上に時間を費やし、あわてて青森駅に戻り、蟹田行きに乗り込んだ。

蟹田駅の駅名票
蟹田駅の駅名票と、駅頭に掲げられていた看板(下)
蟹田駅の駅舎に掲げられていた看板

蟹田町改め外ヶ浜町の歓迎看板
蟹田町改め外ヶ浜町の歓迎看板

蟹田駅を発車してすぐに見た北海道新幹線の高架
蟹田駅を発車してすぐに見た北海道新幹線の高架、この先にJR北海道の新幹線駅、津軽今別駅が設けられる。 しかし、その駅のあたりは原野の中の民家の少ない場所としか見えず、赤字垂れ流しのJR北海道がなんでこんな所に新幹線の駅??としか思えなかった。

「むつ湾フェリー」が蟹田と下北の脇野沢を結んでいる。 その案内で見ると、津軽側は、JR利用のほかに、五所川原〜金木〜十三湖〜蟹田のバス・ルートにも興味を覚える。
しかし、下北側はJRバスでの接続しかなく、移動には大変不便なところだ。
例として、JR青森駅〜JR蟹田駅〜むつ湾フェリー〜JR大湊駅のルートではJRの特急を使わない場合は次になる。(2014年8月末の時刻表)
さらに、脇野沢港はただバスを待つしかないだけの寂しいところのようだ。

JR青森〜蟹田蟹田港への接続蟹田港〜脇野沢港FT〜大湊駅
(JRバス)
08:05-08:43駅から歩20分09:20-10:2012:43-13:47
10:38-11:1714:00-15:0016:38-17:42
蟹田(14:19)-三厩(15:00)
三厩駅前を散策し、折り返す

下は三厩駅に置かれていたもの。

三厩駅のスタンプ

三厩駅手前で陸奥湾を写す、向こうは下北半島

三厩駅手前の海岸

三厩駅の駅名標
三厩駅の駅名標(上)と乗ってきた列車を後ろから撮影(下)
乗ってきた列車

三厩駅の線路の先
文字通り津軽半島のJRの最北端。線路の先には除雪車が見える。山の向こうは竜飛岬方向。ホームの右手が線路を渡って駅舎

三厩駅で乗ってきた列車が折り返す15分を使って駅周囲を見学、駅前広場の向こうには竜飛岬行きの路線バスが待っていた。
駅舎を出てすぐ右にプレハブの店屋があり、水とおやつを購入。
盲腸線の終端ではあるが、駅員も居て、改札口前の待合室相当の空間には大勢の、20人以上だったか、折り返しの列車を待つ若者たちで一杯であった。

三厩駅の駅舎の看板

三厩駅駅頭の見学を終えて、列車に戻り、乗り込む。
改札口前の空間に居た大勢の若者たちは既に乗り込んでいて、車内は大混雑。
ところが、その若者たちは二人を残して全員津軽二股駅で下車、乗ってきた列車の進行方向先の踏み切りを頭にして並んだ。

津軽二股駅(津軽線)と津軽今別駅(津軽海峡線)

下車しなかった若者に、なぜこんなところでみんな降りるのかと聞いたら、10分後に津軽海峡線に接続すると教えてくれた。 その説明は、津軽線と津軽海峡線はこの駅で隣り合っていることになる。
時刻表で調べたら、津軽今別駅は特急が停車する駅であった。 それなら北海道に渡るのに、蟹田まで行かずに、ここ津軽今別駅で乗り換えればよいわけだ。 なるほど、若い人達はよく知っていると感心し、青春18きっぷで北海道に渡るには「蟹田駅」で特急乗り換えという一つ覚えを訂正した。

ただし、津軽今別駅に停車する特急は少なく、ここでの乗換えが成立する時間帯は限られることと、三厩駅側からこの駅に来る、 という条件を踏まえる必要はあるが。

三厩(15:19)-青森(16:53)
アウガ・新鮮市場
アスパム
青森(18:24)-弘前(19:12)
青森駅に戻り、市内散策に出る。最初に「アウガ・新鮮市場」に行く。
雰囲気としては冴えない「市場」で面白みもなく、早々に古川一丁目の「青森のっけ」の店に行こうとしたが方角が分からなくなった。
近くの商店の親父に聞いたが「地図はわからん」でおしまい。

「のっけ丼」の夕食は諦めて、青森観光物産館「アスパム」に方向を変えた。
しかし、「アスパム」も面白味のない図体だけのビルであった。ここも早々に引き上げて、駅方向に行く。
細い通りを駅前に出るとそこに「青森市観光交流情報センター」があった。
早くそれに気がつけばもう少し上手に観光できたと思ったが、「青森のっけ」の店はその日は休みということもここで知った。
自分としては青森観光物産館「アスパム」が観光情報センターを兼ねていると勝手読みしたのが大間違い。

そんなわけで「A-Factory」「ねぶたの家」に行くのは、疲れていたこともありすっかり忘却のかなた、 予定より速い列車に乗り込み、今夜の宿の弘前に向かった。