『火と神道文化』
目次
はじめに
ごあいさつ・講師プロフィール

講演
1.火の神話と民俗(関根秀樹)
2.火のまつりをめぐって(加藤健司)

座談会
火と神道文化(関根秀樹・加藤健司・稲貴夫)


〔内容の特徴〕この講演および座談会において、伊勢神宮の発火神事で用いられているマイギリ発火具が実は古代からのものではなく古く見積もっても江戸後期以降からであることを神社本庁での公開の場で明確にされた点が重要で、これ以降、学校教育の中や学校の検定教科書の中からもマイギリ発火具が消えていったと思われる。その意味では重要なエポックだったと思われる。
〔新しいお知らせ〕この冊子が今度(2009年11月)神道に関する別の二つの話題と一緒になって立派な一冊の単行本(『自然と神道文化2−樹・火・土ー』神道文化会・編、弘文堂発行)になりました。写真や図が豊富に追加されて、とても親しみやすくなりました。ぜひご覧ください。
なお 論文『古文献に見られる古代発火技術について』も参照されたい。