このねこ雛三段飾りは、私がプロディースしてマリア書房から出版された｢ねこ・猫ゆうゆう(優遊）」を見て特別注文を頂いて制作したものです。

お内裏様は下から耳先までやく７..5cm
座っている三人官女と５人ばやしは耳先
までやく６..5cm、立っている三人官女は
やく７cmです。座っている三人官女を手
の平にのせてみました。

雛段は横幅は依頼者のご希望で３０cmと決められていて木で制作しひもうせんの
代わりに、赤いちりめんをはり裏側には桃色地に金砂子の和紙を張りました。
制作した雛段の大きさからねこ雛の大きさを決めました。お内裏様はほかのねこ
ちゃんより少し大きめにデザインしました。お顔は依頼者から送ってきた写真から
デザインしました。お顔と手はちりめん布を張って彩色しました。
着物は古い帯で作り飾りは赤以外は手染めのリリアンで作りました。
ぼんぼりや桜橘やお道具は職人さんのものですが、鯛のお飾りは緋縮緬を張って
作った手作りです。衝立て屏風は古い帯のめおと鶴の柄の部分を切って木に張り
裏には金の和紙を張り周りを黒地に細かい金模様の帯で縁取りし、気分によって
どちらを表にしても飾れるようにして作りました。