第17回福浦クリーンアップ大作戦


平成21年10月31日(土)、第17回福浦クリーンアップ大作戦が開催されました。
前々回〜前回と天気予報とのにらめっこが続き、主催者としては非常に気を揉むクリーン作戦が続いていましたが、今回は事前の予報も全く問題なく、当日は更に天気も良くなり、朝から青空が広がる絶好の掃除日和に恵まれました。

ただ、こういう好天になると海には沢山の釣り人が押し寄せるので、掃除にもそれなりの覚悟が必要になります。
いつものように午前8時には大会本部設営を完了し、その後作業エリアの状況を視察に向かいました。


大会本部


目印の幟旗

この辺りはカレイの一級ポイントとして知られていますが、今年はそのカレイが早くから好調だった事と、イナダやサバといった青物も安定して釣れていると聞いていたので、ある程度予想はしていましたが、一通り回ってみると既に釣り場では沢山の釣り人が竿を振っており、特に三号地東向き岸壁は入る隙間も無いほど竿が林立しています。

作業エリア


幸浦付近



三号地東向き岸壁



今回の作業エリア


写真を見る限りでは釣り場は一見綺麗に見えますが、実は植え込みの中や旧ゴミ箱後には無数のゴミが放置されており、前回よりも酷い状況になっていました。

地元の富岡釣りクラブの啓蒙活動によりいつも綺麗な釣り場を保っている為、前回は作業エリアから外した幸浦付近ですが、残念ながら今回はかなりの量の釣りゴミが放置されていました。

三号地岸壁側も同様で、トイレ前や植え込みの中には多数のゴミが捨てられており、今回はリネツ金沢から横浜ヘリポートまでの広範囲を作業エリアとし、長浜水路から北側の幸浦付近の第一斑、本部を置いた公園から南進する第二班、そしてヘリポート脇から北進する第三班に分けて作業しました。

ゴミの状況


前回同様、作業エリアの何箇所かにゴミの山ができていました。
一度ゴミが捨てられると、そこにゴミの山ができる・・・この図式は全く変わっていません。
もちろんそれだけでなく、植え込みの中やブロックの陰等、目立たない所に捨てられたゴミも相変わらず多く、更なるモラルの低下が感じられます。
今回は、特に餌や仕掛けのパッケージ等、釣りゴミがいつもに増して目立ったのが非常に残念でした。

また、青物が好調なせいでしょうか、あちこちで魚をさばいた後がそのまま放置されていました。
魚の下処理を現場でやるなとは言いませんが、せめて後をしっかり流して綺麗にしておく位のマナーは持ってほしいものです。

前回のように雨に濡れて酷い状況になっているという事はありませんでしたが、ゴミの量は確実に増えているようです。

本部前に捨てられたゴミ

幸浦テトラの後ろの植え込み

空き缶やペットボトルは非常に多い

植え込みの中はいたる所に

集魚財のパッケージ

風の吹き溜まりにゴミが集まる

小さなゴミも忘れずに

食事のパッケージも多い

袋に入れたら持ち帰ればいいのに

まぁこれは釣り人ではないでしょうが

植木の下での火気は危険です!

トイレの前はご覧の通り

ブロックの陰にそっと・・・ミ

ここは前回と全く同じ状態

こういう所は拾いにくいんです!

作業開始

いつものように午前10時には殆どの参加者にお集まりいただき、予定通り第17回福浦クリーンアップ大作戦がスタートしました。
まずは作業エリアの説明と、簡単な注意説明をして、上述の3班に分かれていただきます。

今回もポイント港南台店様、及び金沢文庫店様から計6名のスタッフの方々に参加していただき、釣り人へのゴミ持ち帰りを訴える活動にもご協力いただきました。

作業に必要なゴミ袋や軍手、釣り人に渡す小さなゴミ袋や携帯灰皿は、前回までに株式会社シマノ様よりご協力いただいた品の残りで対応しました。

また、今回もゴミの回収に際し、横浜市資源循環局金沢事務所のご協力をお願いしました。
ゴミはいつものように、@缶・ビン・ペットボトル類と、Aそれ以外のゴミに分別収集する為、参加者には一人2枚のゴミ袋を持って出発していただきます。



主旨説明


作業用具配布

参加者の風景

今回は作業エリアが広い上に参加者がいつもより若干少なかったので、一人当たりの作業量とゴミの量が増えてしまい、皆さん大変だったと思います。
一枚のゴミ袋で収まらなく、何度か本部との間を往復された方もいたようです。
それでも皆さんいつものように笑顔でゴミを拾い、釣り人と接している姿がとても印象的でした。

ゴミ袋を渡されて「ご苦労様!」と声をかけてくれる釣り人も多かったようですが、同じ釣り人である私達の行動に接して、少しでもマナーに対する意識が向上してくれれば嬉しいのですが。

公園内にゴミ箱が設置されていた頃は、作業はほぼ1時間位で終了できたのですが、ゴミの量が増えてしまった前回からは再集合時刻の11時になっても殆どの方が帰ってきません。
午前11時半になってようやく重いゴミを担いだ参加者が集まり始め、最後まで頑張っている参加者には終了を呼掛けに行く一幕もありました。
皆さん真剣に取り組んでいただいたので、時間の経つのが早かったんでしょうね。
しかし、帰ってくる皆さんはの顔がいつも明るい笑顔なので本当に救われる想いです。


女性も大きなゴミを持って・・・


最後まで頑張ってくれてくれました


最後にもう一度分別して・・・

集まったゴミの山

作業が終わった後に、株式会社シマノ様よりご提供頂いた参加記念品と、釣りマナー向上委員会提供の飲み物をお配りし、第17回福浦クリーンアップ大作戦を全て終了しました。



記念品の配布


ポイントスタッフの皆さん

そして、全てのスケジュールが終了した後は、恒例の懇親会BBQが始まります。
今回も地元福浦の企業、関東日本フード株式会社様に食肉を協賛していただきました。
楽しくクリーン作戦を続けていく為にも、こういう機会は非常に重要です。









久し振りに好天に恵まれた福浦クリーンアップ大作戦でしたが、以前に増して釣り場は酷い状況になっています。
賛否両論あろうかと思いますが、現時点でのゴミ箱撤去が早すぎた事は紛れもない事実です。
今後このレポートを持って、行政側に再度働きかけていきたいと思います。

最後になりましたが、参加された皆様、協賛していただいた団体様には心よりお礼申し上げます。
しかし、まだまだ我々のやるべき事は多そうですね。
次回は春!
また笑顔でお会いしましょう。





参加者


福浦チヌ同好会
ひさ夫妻・まるみさん・pochikoさん・ひろしさん・こーさん親子
くわぞーさんとそのご家族・・まーにゃんさん親子・みやさん親子
幻の黒鯛> 幻さん

メバルドットネット
横浜Jさん

横浜大黒岸壁湯沸し隊
panchoさん

3号地へ行こう!
うぉうさん

CLUB MASA 釣り歩き日記
masaさん

はまかぜのかほり
エコーさん

釣具のポイント
港南台店・小嶋様はじめスタッフ5名様
金沢文庫店のスタッフ1名様


【一般参加】
Moon-RAY様
わかこ様
MASSY様
ホッピー様
だこ様親子
sachi様
なお丸様
TK10様



以上、総勢35名




第17回福浦クリーンアップ大作戦


主催

釣りマナー向上委員会
福浦チヌ同好会


協力

株式会社シマノ
関東日本フード株式会社
横浜市資源循環局金沢事務所


協力webサイト

黒鯛専科
はまかぜのかほり
CLUB MASA 釣り歩き日記
幻の黒鯛
3号地へ行こう!
メバルドットネット


(以上、順不同・敬称略)



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