第13回福浦クリーンアップ大作戦


平成19年10月28日(日)、第13回福浦クリーンアップ大作戦が開催されました。
突然発生した台風20号が前日から関東地方をかすめるように襲い、一時は開催を断念しようとも思いましたが、幸いにして時速90kmという猛烈なスピードで駆け抜けてくれた為、開催当日は朝から抜けるような青空が広がる絶好のクリーンアップ大作戦日和となりました。

午前8時には会場の長浜水路脇公園に大会本部設置を完了しますが、既にこの時間、周辺にはは釣り人のものと思われる車が寸分の余地もない程駐車されています。
前日の台風で釣りができなかった人が一気に押し寄せているようです。

午前9時半頃から、既に常連となった参加者の顔が見え始め、集合時刻の午前10時には約40名の方々にお集まりいただきました。


大会本部


目印の幟旗

作業に関する注意事項は下記の通り。

@清掃する際、「缶・ビン・ペットボトル類」と「その他のゴミ」に分別収集すること (回収業者からの要請)
Aテトラポットでの作業禁止 (横浜市港湾局からの要請)
B大型粗大ゴミは回収せず、ゴミの種類と投棄場所の報告のみとすること (横浜市港湾局からの要請)
C釣り人とケンカをしないこと
D安全には十分注意すること

皆さん何度も経験されていて、殆どの方が既に心得ているようでしたので、今回は細かい説明を割愛させて頂きました。

軍手や回収用ゴミ袋等の作業に必要な用具と、持ち帰り用ゴミ袋や携帯灰皿等の釣り人に渡す品々は、毎回株式会社シマノ様からご提供頂いていますが、今回は前回の残りで全て賄う事ができました。

過去の経験から、ゴミ拾いバサミや、吸殻を拾う為の割り箸等を持参してくれる参加者も多く、7年目を迎えたこのイベントの歴史を感じます。


作業エリア


作業エリア


作業するエリアは毎回同じです。
幸浦のテトラ帯周辺から三号地岸壁のヘリポート付近までの広範囲に渡ります。

いつものように参加者を2班に分け、
第1班は、エリア北端の幸浦テトラ帯から南下、
第2班は、エリア南端のヘリポート脇三号地岸壁から北上、
二つの班が合流した時点で清掃終了とする作戦を取りました。

横浜ヘリポートから北に伸びる東向き岸壁は、前回の台風で地盤が陥没した箇所が発見された為、現在は柵が設けられて立入禁止となっています。
こちらのエリア担当は、今回は柵の外側の緑地、及び道路付近を中心にゴミを拾っていただくようにしました。

ゴミの状況

台風の通過直後だったので、相当ゴミが散乱している事を覚悟しましたが、実際に作業エリアに出てみると意外と綺麗な状況でした。
前日の土曜の天候が悪く、釣り人が出ていなかった事も理由として挙げられるでしょうが、ゴミ箱が撤去された場所にゴミが置かれていなった点は前回と同様で、ゴミ持ち帰りを実践してくれる釣り人が増えてきた事を実感します。

ただ、やはり植え込みの中やテトラの間等、目に付きにくい所は相変わらずの状態で、残念ながら明らかに釣り人の仕業と思われるゴミも多数捨てられていました。
また、一見して綺麗に見える路上も、よく見るとタバコの吸殻や丸められた釣り糸などのゴミも多く、ゴミの大小が罪悪感と比例しているかのように感じます。
大きなゴミを見えにくい所に捨てるのは多少なりとも罪悪感を持っているという事、それならば小さなゴミも含め、自分の出したゴミは意識を持って全てキチンと持ち帰るように心掛ければ、とても気持ち良くなれると思うのですが。

ゴミ箱に捨てられたゴミも、よく見ると全く分別がされていません。
福浦の緑道公園に設置されているゴミ箱は「ビン・缶・ペットボトル類」と「その他のゴミ」に分別収集されるよう、1箇所に複数個置かれています。
必ずこれに沿って捨てるように心掛けて欲しいものです。

その他、台風通過後の特徴的なゴミとして、テトラの間から舞い上がったと思われる発泡スチロール片が多数飛散していました。
これも元を正せばどこかで捨てられたゴミが漂着したもの、不法に捨てられたゴミは、そのエリアだけでなく多方面に迷惑を掛ける事も認識したいですね。

少しずつ釣り人の意識が高まってきたように思える福浦界隈ですが、一人一人がもう一歩踏み込んで考えてもらえれば、海辺は更に綺麗になる事でしょう。


分別のやり直し


かつてゴミ箱があった場所は綺麗


植え込みの中に捨てられたゴミ


バッカンも植え込みの中にそっと・・・


投げ捨てられたペットボトルが散乱


わざわざ自転車をテトラの中に・・・


釣り糸はしっかり捨てましょうよ!


意味不明・・・遊ぶなら片付けて!


粗大ゴミも相変わらず・・・


分別して捨てましょうね!


だから火は危ないって!


このゴミが台風で舞い上がってしまうんです

参加者の風景

お会いする釣り人から、「今日は携帯灰皿とかもらえないの?」と声をかけられたり、ゴミ袋を渡そうとすると、「ちゃんと持って来てますよ!」とわざわざゴミ袋を見せてくれたりと、このイベントも福浦の釣り人にかなり浸透してきている事を実感できました。

参加者も既にこのイベントの主旨を心得ている方が多く、掃除をしながら付近の釣り人と和気藹々と話している姿があちこちで見かけられました。
こういったコミュニケーションが釣り人の心を動かしてくれると信じたいものです。

























前回同様、全体的にゴミの量が少なかった事もあり、再集合の時刻よりだいぶ早く、午前11時過ぎから収集を終えた参加者が本部に戻り始めます。
少ないとはいえ、分別収集している関係上、一人2つ以上のゴミ袋を抱えて長い距離を歩くのは結構大変です。
それでも皆さん笑顔で戻ってくるのも毎回同じ光景です。

最後に集めたゴミを再度確認して分別収集を徹底、株式会社シマノ様から協賛して頂いた参加記念品と、釣りマナー向上委員会からお茶をお渡しして、今回も無事全作業を終了しました。



今回はゴミも少なめ


再度分別のチェック

全ての日程が終了した後は、皆さんお待ちかねの懇親会BBQの始まりです。
今回も地元福浦の企業、関東日本フード株式会社様より食肉を協賛して頂き、福チヌ名物シェフ美味しい料理と釣り談義が晴れ渡った秋空の下に繰り広げられます。
お互いの意識を高め、「楽しくゴミ拾い」を実践していく為にも、今後もずっと続けて行きたいと思っています。

 ※ 懇親会BBQのスナップはこちら

7年目に入った今回のクリーン作戦、それなりの手応えを感じたという意味では、とても大きな収穫でした。
とはいえ、釣り人の皆さんが更にもう一歩踏み込んで考えてくれるようになるまでには、まだまだ相当時間が必要なようです。
これからも、地元福浦の釣り師が中心となって、応援して下さる近隣釣り師の方々と協力しあいながら頑張っていきたいと思います。

最後になりましたが、毎回このイベントをサポートして下さる協賛・協力団体の皆様とwebサイト様、近隣の釣り場から駆けつけてくれた釣り師の皆様方、そして福浦と釣りを愛して止まない全ての参加者の皆様方に心より御礼を申し上げます。

次回、第14回は2008年春に開催します。
また笑顔でお会いしましょう!




参加者


福浦チヌ同好会
ひさ夫妻・ひろしさんとそのご家族・みやさんとその家族
まーにゃんさん親子・pochikoさん親子・こーさんとその家族
くわぞーさん・まるみさん
富岡の幻の黒鯛> haneさん

メバルドットネット
あらいさん・まひぱぱさん・まひろさん
H氏さん・ひろくんさん・さなえさん
たろパパさん・おっちゃんさん・横浜Jさん

横浜大黒岸壁湯沸し隊
はまかぜのかほり> エコーさん
panchoさん

HB@S
かってさん

3号地へ行こう!
うぉうさん

黒鯛専科
COさん

黒鯛を追う
sakaさん

【湘南クロキチ倶楽部】
イソキチさん

CLUB MASA 釣り歩き日記
masaさん

【一般参加】
ヌマッチ様
MASSY様
ゴミを残さず思い出を残す様
sachi様
メバル様



以上、総勢43名




第13回福浦クリーンアップ大作戦


主催

釣りマナー向上委員会
福浦チヌ同好会


協力

株式会社シマノ
関東日本フード株式会社


協力webサイト

黒鯛専科
CLUB MASA 釣り歩き日記
ぼらきちハウス
はまかぜのかほり
まったり潮女
K爺のフィッシャーマンズ工房
本郷台駅前告知板
無量庵
HB@S
富岡の幻の黒鯛
黒鯛を追う
3号地へ行こう!
黒鯛ちーむ ぴくしぃ
横浜根魚倶楽部
メバルドットネット


(以上、順不同・敬称略)



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