第12回福浦クリーンアップ大作戦


平成19年5月27日(日)、第12回福浦クリーンアップ大作戦が開催されました。
好天に恵まれたとはいえ、東京地方が真夏日を記録したこの日の暑さは横浜の海岸線でも例外ではなく、集合時刻の午前10時には既に立っているだけで汗ばむ程の陽気となりました。

春の釣りシーズン、しかも2日続けて好天に恵まれた週末とあって、大会本部周辺には、既に朝早くから釣り人の物と思われる車が寸分の隙間も無く駐車されています。
大会本部前のゴミ箱周辺も相変わらずの状況で、過酷なクリーン作戦を想像させられました。

午前9時過ぎから、既にお馴染みになってきた参加者が続々と集まり始め、午前10時ちょうどに注意事項の説明と協力団体様のご紹介、作業用品の配布をして作業に入ります。


大会本部


目印の幟旗


注意事項の説明


釣り場は今日も大盛況

作業の注意点として

@清掃する際、「缶・ビン・ペットボトル類」と「その他のゴミ」に分別収集すること (回収業者からの要請)
Aテトラポットでの作業禁止 (横浜市港湾局からの要請)
B大型粗大ゴミは回収せず、ゴミの種類と投棄場所の報告のみとすること (横浜市港湾局からの要請)
C釣り人とケンカをしないこと
D安全には十分注意すること

既に皆さん心得ているようでしたが、以上を再度徹底していただきました。


作業用品




今回も備品については、株式会社シマノ様より以下の品々をご提供いただきました。

・ 回収用大型ゴミ袋
・ 配布用ゴミ袋
・ 作業用軍手

これに、前回残した備品(配布用携帯灰皿等)を足して、参加者に配布します。

作業エリア


作業エリア


作業するエリアは毎回同じです。
幸浦のテトラ帯周辺から三号地岸壁のヘリポート付近までの広範囲に渡ります。

いつものように参加者を2班に分け、
第1班は、エリア北端の幸浦テトラ帯から南下、
第2班は、エリア南端のヘリポート脇三号地岸壁から北上、
二つの班が合流した時点で清掃終了とする作戦を取りました。

ゴミ袋は分別収集の為に一人2枚、子供さんの参加者には中型のゴミ袋を持っていただきました。

各エリアの責任者には、持ち帰り用の小型ゴミ袋と携帯灰皿を持って頂き、釣り人に配布していただきます。

ゴミの状況

実際にフィールドに出てみると、予想に反して釣り場は意外と綺麗な状態でした。
特に、北部エリアの幸浦テトラ帯周辺は、いつも大量に見受けられる弁当のパッケージや空き缶、ペットボトルといったゴミがあまり目立ちません。
このエリアは以前ゴミ箱が設置されていたのですが、現在は撤去されています。
「ゴミ箱がなければ持ち帰る」という行動が徹底されてきたという事でしょうか。
ただ、一たびゴミが置かれるとすぐにゴミの山となってしまう・・・残念ながらこれが現実です。
「最初に捨てない」という強い意志と、「人が捨てているから自分も」という考え方を持たないこと、これを釣り人に意識付けなければ釣り場のゴミは減らないでしょう。

目立つのはやはり不法投棄された粗大ゴミとデイキャンプのゴミ。
これは釣り人の仕業とは限りませんが、海をゴミ捨て場と勘違いしている輩は一向に減りません。

残念ながら釣り人の出すゴミ、特にタバコの吸殻と釣り糸類などが非常に多いのも事実です。
ゴミの大きさと罪悪感が反比例しているのでしょうが、実はこういったゴミが自然環境、特に周辺の動植物に一番悪影響を及ぼすという事をもっと認識して欲しいものです。

それから大量のヒトデも相変わらず減りません。
外道といえども一つの命、目の前が海なのに、海に返さない気持ちは全く理解できません。


ゴミ箱跡は綺麗そのもの


ゴミ箱があるとこうなってしまう・・・


わざわざテトラに放り込まなくても・・・


足場だって片付けてくれなきゃ!


デイキャンプがらみのゴミも多数


これまたお馴染みの家電ゴミ


炭の放置は危険そのもの!


残念ながら釣り糸の類も減らず・・・


必ずみつかる自転車の残骸


だから規則どおりちゃんと捨てましょうよ!


茂みの中に置くのは後ろめたいから?


ベビーカー!?親の資格無し!




←←←
有志の釣り人が設置されたと思われる看板。

雨に打たれて文字が滲んでしまっていますが、ゴミの持ち帰りとヒトデを海に返す事を訴えています。

同じエリアで同じ思いを持って行動している人たちがいる・・・
非常に心強く思います。

参加者の風景

とにかく暑い中皆さんよく頑張ってくれました。
なんと言っても作業エリアが広範囲に渡る為、歩くだけでも汗が吹き出す状況でしたが、ゴミを拾いながら釣り情報を交換したり、釣り人に釣果を尋ねたり・・・皆さん笑顔で作業されているのを見て、このイベントのモットーである「楽しくゴミ拾い」が浸透してきている事を実感しました。
心を大らかに持つこと・・・ゴミを持ち帰る根本的な心構えなのかもしれません。

そんな気持ちで釣り人にゴミ袋や携帯灰皿を手渡すと、相手も笑顔で答えてくれます。
ずっと心に留めてくれると嬉しいものです。



















午前11時過ぎから大きな大きなゴミ袋を抱えた参加者が戻り始めます。
みんな汗だくで疲労の色も見えますが、どの顔にも達成感が溢れています。
最後に集めたゴミをもう一度チェックして分別回収を徹底し、全作業を終了しました。

作業終了後に、株式会社シマノ様、及び横浜鮴師会様提供の参加記念品と、釣りマナー向上委員会から飲み物をお渡しして今回のクリーン作戦を終了しました。


続々集まるゴミの山


提供いただいた参加記念品

全ての日程が終了した後、今回もささやかな親睦会を開催しました。
地元福浦の企業、関東日本フード株式会社様より食肉をご提供頂き、福浦チヌ同好会の名物シェフが腕を振るった料理と、尽きる事ない釣り談義で、初夏の一日を大いに楽しみました。
お互いの意識を高め、「楽しくゴミ拾い」を実践していく為にも、今後もずっと続けて行きたいと思っています。







福浦クリーンアップ大作戦も、早いもので6年目に突入しました。
今回も福浦以外をHGとしている釣り人にも多数ご参加頂きました。
このイベントの主旨に賛同いただき、わざわざ遠くから駆けつけてくれる釣り師の皆様には本当に頭が下がる思いです。

最後になりましたが、毎回このイベントをサポートして下さる協賛・協力団体の皆様とwebサイト様、そして福浦と釣りを愛して止まない全ての参加者の皆様方に心より御礼を申し上げます。

次回、第13回は秋に実施します。
また笑顔でお会いしましょう!




参加者


福浦チヌ同好会
ひさ夫妻・まるみさんご夫妻・ひろしさん親子・みやさんとその家族
まーにゃんさん親子・pochikoさん親子・こーさんとその家族
富岡の幻の黒鯛> haneさん
Haraboo's Home> ハラボーさん

メバルドットネット
あぱせさん・あらいさん・メバルさん・まひぱぱさん、まひろさん
H氏さん・さなさん・ヒロさん

横浜大黒岸壁湯沸し隊
はまかぜのかほり> エコーさん
K爺のフィッシャーマンズ工房> K爺さん
panchoさん

HB@S
かってさん

3号地へ行こう!
うぉうさん
O椋さん

黒鯛専科
COさん

黒鯛を追う
sakaさん

【湘南クロキチ倶楽部】
イソキチさん

CLUB MASA 釣り歩き日記
masaさん

【一般参加】
KARA様
ヌマッチ様
MASSY様
K.Himeda様
sachi様
前川様
テオ様
さとP様



以上、総勢46名




第12回福浦クリーンアップ大作戦


主催

釣りマナー向上委員会
福浦チヌ同好会


協力

株式会社シマノ
関東日本フード株式会社
横浜市港湾局
(財)横浜市臨海環境保全事業団


協力webサイト

黒鯛専科
CLUB MASA 釣り歩き日記
ぼらきちハウス
はまかぜのかほり
まったり潮女
K爺のフィッシャーマンズ工房
本郷台駅前告知板
無量庵
HB@S
富岡の幻の黒鯛
黒鯛を追う
3号地へ行こう!
黒鯛ちーむ ぴくしぃ
横浜根魚倶楽部
メバルドットネット


(以上、順不同・敬称略)



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