スキーに便利な列車情報 上越編
◆東京から越後湯沢方面へ
新幹線なら首都圏を出て1時間かからず越後湯沢へ。。。昔を知る人間としては身震いする速さです。
また在来線でも乗り継いでいくことは可能ですが、毎週末は大宮始発の臨時直通快速が運行されます。
高速バス利用も便利です。但し曜日により必ず渋滞する区間というのがあります。下記を参考にして下さい。
◇上越新幹線
ほとんどの新幹線が東京・上野・大宮と停車して行きますが、土曜朝利用の場合、始発の東京駅で並ばない限りは
座れません。上野・大宮から乗車する場合、指定席確保が必要です。
また座れたとしても難儀するのは荷棚の確保。あっという間に埋め尽くされていきます。スキーや荷物置きを考えると
早めに車内に入らなければなりません。ボストンバッグなどは足元に置けたりしますが、キャスター付きの大型バッグは
荷棚に置けないとなると相当難儀します。
この荷物対策を考えると、車両の一番後ろの座席に座ると、座席と壁の間にスキーや荷物を入れておけるので
便利です。リクライニングを倒せなくなったりはしますけどね^^ 下記に各車両別座席番号を紹介してます。
一方グリーン車の場合、ビジネスマンが多いこともあって荷棚が一杯という事態はほとんどありません。
逆に現地から東京方面に戻る場合、日曜の夕方でなければ指定席の確保は必要ないかもしれません。
新潟始発の新幹線も、越後湯沢で前の方に並んでれば自由席はほぼ座れます。
上越新幹線は長野新幹線と異なり多彩な車両が使用されます。
全車2階建て車両というMAX。MAXとき・MAXたにがわという愛称の列車の場合、
1階席は要注意。窓からは防音壁が流れるばかりで何も見えなかったりします。
時速200キロ以上で壁が流れるだけの視界ですから酔いやすいです。
では、以下使用車両別にお薦め座席を検討していきましょう。
T.新型MAX
全車2階建て8両編成ないし16両編成のMAXです。12両編成のMAXは旧型となりますのでUを参照下さい。
この新型MAXは8両の固定編成ですので、16両の場合は2編成繋いでの運行です。
東京から出発する場合、前から16号車・15号車の順で最後尾が1号車となります。
東京に向う場合はその逆で、前から1号車・2号車の順になります。
2階建て車両の1階は低位置にあるため、窓からは高架線の防音壁しか見えません。これが高速で流れて
いきますから酔いやすい人は絶対避けましょう。(ということで、この欄でも1階席のお薦め番号はありません)
但し1階席でも2階部分のない車端部分は従来の1階建ての車両と同じ高さになります。この部分は2×2の
横4列ですからスペース的にゆとりがありますし、2階席に比べ空いてますから逆にお薦めです。
座席は指定席と自由席で仕様が異なります。指定席はリクライニング機能のほか
座面スライド機能を備えてあります。
一方自由席の方は隣との肘掛け区分もないただのベンチシートです。座面スライド機能も
リクライニング機能もありません。(但し自由席でも1階席は指定席と同じシートが装着
されてます)
2階席1階席とも広窓を使ってますので(ごく一部の席が狭窓)眺望は見やすいです。
車端部分は狭窓です。
▽グリーン車
16号車・15号車・8号車・7号車がグリーン車です。
リクライニング機能のほか、列車では珍しいレッグレスト機能がついてます。ものすごく楽ですよ。
通路を挟んで片側2列ずつの横4列ですが、16号車と8号車の21番席は一人掛けのシートです。
・荷物を置くには
東京発 16号車および8号車21番、15号車および7号車21番
現地発 16号車および8号車25番、15号車および7号車29番
※16号車と8号車の21番は一人掛けですから座席横にも荷物を置くスペースがあります。
・窓からの景色を重視するなら
東京発 16号車および8号車22・24番、15号車および7号車21・23・25・27番
(※29番は狭窓)
現地発 16号車および8号車21・23番、15号車および7号車22・24・26・28番
▽普通車指定席
4〜6号車・12〜14号車が普通指定席です。リクライニング機能のほか座面スライド
機能を備えてあります。
2階席は通路を挟んで片側3列と2列の横5列ですが、車端1階席は片側2列ずつの
横4列です。
・荷物を置くには
東京発 各号車21番(2階席)、各号車15番(車端1階席)
現地発 各号車31番(2階席)、各号車17番(車端1階席)
・窓からの景色を重視するなら
東京発 各号車21・23・25・27・29番
(※31番は狭窓)
現地発 各号車22・24・26・28・30番
▼越後湯沢駅 階段付近
16両編成の場合、6号車進行方向後ろ側ドアと9号車進行方向前側ドアが階段付近となります。
8両編成の場合、2号車ないし10号車の進行方向後ろ側ドアと、5号車ないし13号車進行方向前側ドアが
階段付近となります。
U.旧型MAX
12両固定編成のMAXです。8両ないし16両編成は新型MAXとなりますので上記Tをご覧下さい。
東京から出発する場合、前から12号車・11号車の順で最後尾が1号車となります。
東京に向う場合はその逆で、前から1号車・2号車の順になります。
2階建て車両の1階は低位置にあるため、窓からは高架線の防音壁しか見えません。これが高速で流れて
いきますから酔いやすい人は絶対避けましょう。(ということで、この欄でも1階席のお薦め番号はありません)
但し5号車には1階席でも2階部分のない車端部分があります。この車端部分は従来の1階建ての車両と
同じ高さになります。
座席は指定席と自由席で仕様が異なります。指定席はリクライニング機能のほか
座面スライド機能を備えてあります。
一方自由席の方は隣との肘掛け区分もないただのベンチシートです。座面スライド機能も
リクライニング機能もありません。(但し自由席でも1階席は指定席と同じシートが装着
されてます)
2階席1階席とも広窓を使ってますので(ごく一部の席が狭窓)眺望は見やすいです。
▽グリーン車
11号車・10号車・9号車がグリーン車です。
通路を挟んで片側2列ずつの横4列ですが、9号車の27〜29番席は両側とも一人掛けのシートです。
・荷物を置くには
東京発 各号車21番
現地発 各号車29番
※9号車27番と28番は一人掛けですから座席横にも荷物を置くスペースがあります。
・窓からの景色を重視するなら
東京発 各号車21・23・25・27番
(※29番は狭窓)
現地発 各号車22・24・26・28番
▽普通車指定席
5〜8号車・12号車が普通指定席です。リクライニング機能のほか座面スライド
機能を備えてあります。
2階席は通路を挟んで片側3列と2列の横5列ですが、8号車の21〜23番席は
両側とも一人掛けシートです。
また5号車についてる車端1階席も通路を挟んで片側3列と2列の横5列ですが、
17番は片側2列ずつの横4列です。
・荷物を置くには
東京発 各号車21番(2階席)、5号車15番(車端1階席)
現地発 12号車28番(2階席)、8〜5号車31番(2階席)、5号車17番(車端1階席)
※8号車21〜23番は一人掛けですから座席横にも荷物を置くスペースがあります。
・窓からの景色を重視するなら
東京発 12号車21・23・25・27番、8〜5号車21・23・25・27・29番
5号車16番(車端1階席) (※31番は狭窓)
現地発 12号車22・24・26・28番、8〜5号車22・24・26・28・30番
5号車17番(車端1階席)
▼越後湯沢駅 階段付近
7号車進行方向前側ドアと、4号車進行方向後ろ側ドアが階段付近となります。
V.従来型新幹線(10両編成タイプ) (ex たにがわ416号)
東京出発の場合 前から10号車・9号車の順で最後方1号車。現地発の場合その逆です。
従来型の中でも尤も古い型式ですが、塗装内装ともリニューアルしてあります。
指定席・自由席とも同じ座席仕様です。
全車両が狭窓ですのでお薦めの眺めのよい席はありません。
▽グリーン車
9号車がグリーン車です。通路を挟んで片側2列ずつの横4列。足置きは前の座席に
付いてます。
・荷物を置くには
東京発 9号車1番
現地発 9号車13番
▽普通車指定席
5〜8号車と10号車が普通指定席です。リクライニング機能のほか座面スライド機能を
備えてあります。
片側3列と2列の横5列ですが、7号車11番と12番は片側2列ずつの横4列です。
横に荷物をおくスペースが あります。
・荷物を置くには
東京発 各号車1番
現地発 5号車16番、6号車19番、7号車12番、8号車19番、10号車12番
(次善で7号車12番=座席横に若干スペース)
▼越後湯沢駅 階段付近
5号車の進行方向前側ドアと、2号車の進行方向後ろ側ドアが階段付近となります。
W.従来型新幹線(12両編成タイプ)
▼越後湯沢駅 階段付近
4号車の進行方向後ろ側ドアと、7号車の進行方向前側ドアが階段付近となります。
実際の乗車体験 | |||||||
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乗車日 | 乗車時間 | グリーン車 | 普通指定席 | 荷棚 | 自由席 | 荷棚 | その他 |
2005年2月中旬木曜日 | 朝7時台 | 8割程度 | ーーーー | ー | ーーーーー | ー | MAXのグリーンは快適です。荷棚の心配もなし |
2005年2月下旬土曜日 | 朝7時台 | ーーーー | 完全満席 | × | 多分すし詰め | × | 指定席車両のデッキに人が立ってる状況ですから 自由席はびっしりなんでしょう。 |
2005年3月中旬土曜日 | 朝一(6時台) | 満席 | 満席 | ー | ーーーーー | ー | 朝一番でも指定席が全く取れない有様。 自由席となると大変なのでしょう |
2006年2月上旬木曜日 | 朝9時台 | ガラガラ | 2階席は8割程度 | × | 9割程度 | × | 2階席は埋まってる反面、1階席はがらがらでした。 各駅停車型たにがわ号だから余裕がありました。 |
2006年2月中旬金曜日 | 朝8時台 | ほぼ満席 | 満席 | ○ | 通路まで立ち客 | ○ | ビジネスマンで満席。新潟行き速達列車となると やはり混みます。 |
※乗車日をクリックすると、当日の体験記に飛びます。
◇高速バス
池袋から新潟行きの高速バスが越後湯沢バス停に停車します。安くていいのですが、問題はバス停から
スキー場への足。事実上タクシーを呼ぶしかありません。(バス停から駅までは1キロくらい)
加山キャプテンコーストでは電話すればバス停まで送迎してくれるそうですが、他のスキー場では・・・。
仮に利用される場合、平日の場合は渋滞なく快適に旅行できます。
ただ池袋から高速入口までの一般道が長いので、5の倍数の日・金曜日・雨の日など混むのが予想される日は
避けた方がいいかもしれません。(高速に入ってしまえば混みません)
土曜と日曜の午前中に出発する場合は・・・関越高速に関しては実はあまり使うことがわからないので
明示できません。スミマセン
◆越後湯沢から東京方面へ
日曜や連休の最終日午後に首都圏に戻る場合、関越高速もひどい時は花園辺りから渋滞域に入ります。
こうした日に帰る場合は高くても新幹線が楽です。
逆に平日は高速バスも快適ですよ。
◇上越新幹線
実際の乗車体験 | |||||||
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乗車日 | 乗車時間 | グリーン車 | 普通指定席 | 荷棚 | 自由席 | 荷棚 | その他 |
2005年2月中旬木曜日 | 夕方18時台 | がらがら | ○ | がらがら | ○ | ガーラ湯沢発の新幹線でしたが、信じがたいくらいがらがら。 これがウイークデーの現実なんですね。 |
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2005年2月下旬日曜日 | 夕方19時台 | 満席 | ーーーー | ー | 満席 | ー | 新潟方面からの新幹線は、列の先頭で並んでれば 自由席でも座れる可能性あります。 日曜のガーラ始発じゃ・・・湯沢は厳しいかも。 |
2005年3月中旬土曜日 | 夕方18時台 | ーー | ーーーー | ー | がらがら | ○ | 新潟方面からの新幹線ですが、土曜日はがらがら。湯沢から 乗車する人もまばら。土曜の帰りは指定席の必要ありません! |
2006年2月上旬木曜日 | 午後3時台 | 誰も乗ってない | がらがら | ○ | がらがら | ○ | 途中駅から増えてきて、最終的には6割ほどの乗車率。 |
2006年2月中旬日曜日 | 夜20時台 | 満席 | 満席 | × | 満席 | × | 新潟からの速達列車ですが、湯沢からのスキー客で埋まりました。 自由席なら先頭に並べれば座れます。 |
※乗車日をクリックすると、当日の体験記に飛びます。
◇高速バス
行きのところで記載したとおり、スキー場からバス停までのアクセスが問題です。加えて新潟始発のバスですから、
どこかで渋滞にはまってたりすると時間通りには来ません。
いつ来るかわからない状況で寒い中待つのは精神衛生上良くないので、帰路はお薦めしません^^