お や お や
11月
成長
家には、幼稚園大好きな年長のAと2才になるRがいます。
Aは小さい時から外で遊んだりお出かけするのが好きでよく公園などに遊びに行っていました。
近所の公園はあまり遊んでいる子供さんがいなくて、いつも1人で遊んでいたためお友達と遊んだりできるようにと家から近かったむらさき幼稚園の園庭開放に行くことに。
お友達と遊ぶのは好きなのですが、人見知りもあったAを少し心配しながら連れて行きましたが、門を入ったら元気のいいお兄さんやお姉さんに声かけられニコニコに。
初めは遠慮ぎみに遊んでいましたがいろんな園児さんや先生に話しかけられるうちに幼稚園に行くのが楽しみになっていきました。
入園をしてからも同じバスのお友達から仲良くなり、日に日に遊ぶお友達も増えてはいましたが人見知りの部分もあり、
なかなか自分を出せず周りのお友達に合わせることが多かった幼稚園生活。
だんだんに幼稚園生活になれてきたころに弟のRが産まれ、日常生活に変化が。
うちは父親が仕事でほとんど家にいないため、普段の生活は親子3人で過ごすことが多くなかなか子供1人1人のペースで過ごすのが難しくなっていきます。
特に弟の動きが激しくなってきたころから、Aの様子が不安定になります。Aは弟のしゃべることを理解してあげたいと言う思いが強くなり、パニック状態へ。
親の気づかない所で子供に負担をかけてしまい、年中の秋ごろ赤ちゃん返りがひどくなり幼稚園に通えなくなりました。
幼稚園が好きなAは毎朝、準備まではするのですが玄関先で号泣する毎日でした。弟に手がかかってしまい、頭を悩ませてましたが見かねたおじいちゃん、
おばあちゃんがお寺に呼んでくれ仕事の合間に子供と遊んでくれたり、ピアノを触らせてくれたりしました。
おばあちゃん子であるAにとっては日常と変わらない遊びでもちょっとした環境の変化で気持ちの切り替えができたようで幼稚園に泣かず通えるようになりました。
不器用な親のため、バランスよく見てあげれず寂しい思いをさせてしまっていましたが、Aも日々成長で自分に合った気分転換のし方を見つけているのかなと思いました。
その後も幼稚園でいろんなタイプのお友達と遊んだりしている話を先生やAから聞いて一安心。
元気よく毎日幼稚園に通ってくれるのがうれしく思っていたのも束の間、今度は新型コロナウイルス感染症で休園になり幼稚園のお友達と遊べなくなりました。
公園などで遊べればよかったのですが、父親の仕事が運送業のため自分達の気づかない所で自分が感染源になってしまう可能性があるため必要以上の外出をせず家で遊んだり、
家の駐車場で遊んだりしていました。弟のイヤイヤ期もあって、なかなか自分の遊びができず姉弟ゲンカも増え家の中はグチャグチャに。コロナ禍ではありましたが子供の気持ちを
落ち着かせてあげることも大事だと思い、おじいちゃんのお寺へ。週一でお寺のお手伝いや遊ばせてもらいに行きました。外に出かけるのが好きなAにとっては、
場所が変わるだけで気分転換になるのか落ち着いた後は弟の世話をしてくれたりします。親の私にいつも余裕がないため気づかないうちに子供達に負担をかけていたことに
、ちょっとした環境の変化で気づかされます。Aも幼稚園に入る前は自分の意見を言えなかったが、年々お友達や先生とのかかわりの中で自分の意見を言えるようになったりしているのを見て
頼もしく思えます。
これからも子供の成長と一緒に親も成長できたらと思います。今年は例年と違う幼稚園生活になりますが、あと少しお友達と楽しい思い出を作ってもらえたらと親としては願っております。
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