お や お や

3月

すべてラブリー

 
 初めての園選びに長女(A)とむらさき幼稚園へ。門をあけてバスプールで遊んでいた子どもたちの第一声に「こんにちは」と挨拶をしてくれて、思わず笑みが出て、「こんにちは」と長女と一緒に挨拶をしました。園の中に入るとどこかなつかしく素朴な雰囲気に自分の通っていた保育園を思い出し、ほんわかしました。案内されたプレイルームで、娘の遊んでいたオモチャを手に取られ、他のオモチャで遊び出したのを見て、お子さんはオモチャをとられたからって泣く、おこる事もなく自然と他の方へ関心が移るから好奇心がありますね。と言われこんな風に見てくれる。遊戯室では園長先生の周りで楽しそうにしている子どもたちの姿をみて決めました。私自身は人に関心がなく、マイペースなので顔と名前を覚えてないからこそわかる。園にいる先生方、子どもたちの人への関心や興味・意欲からかな?「Aちゃんのお母さん」と声をかけてくれた子どもたち。「Aちゃんスモモとってきてあげる。」と言って木登りして取ってくれた女の子の姿を見て、親切な心にうれしく泣きそうになりました。長女が卒園を考えた時、もう一人欲しいと思うようになり、卒園する頃には長男(Y)を抱えていたのもあり、さびしさはあまりなく、この子もここでまたお世話になりたいと決めていました。長男(Y)も無事入園する事ができ、ホッとしました。Aの時からの梅本家の問題は睡眠時間です。ルールがなく習慣もない為、メリハリはなくダラダラ、何時に寝てるのかは把握してないので、幼稚園で寝たりして、その年その年でお世話になってる担任の先生とお話させてもらって、私自身は寝る時間も深夜2時までに寝る事が増えて、朝も目覚しが鳴る前に起きられるようになり、遅刻もなくなり少しずつ改善する事ができましたが、長女は中学になるのでまだいいかも知れないけど、Yはこのままの睡眠サイクルはだめだと思うので課題は続きます。
Yが年中になる頃、私は初の本部入り、むらさき幼稚園50周年という記念すべき年の会長になる事が決まった事を話したら、A「ママが会長って…詰んでるやん」でした。Yはピンときてない様子。コーラスも初めて参加するキッカケとなり、園で歌う様子をのぞきに見にくるY。近くにきて笑いかける。かわいいなー。って自然と笑みが出る。家に帰ったらコーラスで歌っていた歌を歌い出して毎日何度も歌っているのを見て、「ああ、私が園に関わる事でYは園の行事や歌も含めて幼稚園に大きな興味をもつ事で、つながりを感じてるんだな」ってフッと思いました。Aの時はあまり参加もしてなかったので、小学校6年生最後の年はボランティアも全部受けるつもりで心入れ直しました。Yの年長も年も同様に。時間は絶対に戻る事がないから、幼稚園で生活を送っている姿を見られるのは通っている間しかなくて、一生を通しての園生活の数年を考えたらすごく貴重な時間だと気付いてから、出来るだけ園の中にいるYの姿を追いかけ目に焼きつけていく。
年長児になったYは年少児に担任してくれた荒木先生の名前も覚えて今も好きな先生と言っています。年中・年長児に担任してくれている正野先生も好きな先生です。Aが年長児におねえちゃん先生として接してくれていた事。長女・長男共に大変お世話になりました。年長になったYはお調子ものな部分もでてきて、よくはしゃいで浮かれている姿もとてもかわいくてラブリーです。
Aは中学生。Yは小学生とそれぞれ進学をします。もう幼稚園との関わりも薄くなっていくと思うと、園生活の時間寝ているのはすごくもったいないので、夜に寝るを実行します。
生を知る実感するには死の存在を知るのと同じで、園での生活の経験を身をもって体験してきたYは、知恵も身につきどんどん賢く生き抜いていける。



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