お や お や

7月

大好きになった日々

 
  2017年4月に入園したむらさき幼稚園に通うようになって、6月で1年3カ月が過ぎようとしています。
娘のSはこの4月に進級し、ももの組での年中さんとしての園生活にも慣れてきた頃なのですが、残念な事に、7月中には主人の仕事の都合で引越す事になり、退園する事となりました。
 幼稚園が大好きな娘にこの事をどの様に説明すれば良いのか、お別れの意味を今の娘が分かる様に説明するのは難しい事ですね。
 そこで、大好きな幼稚園で過ごした日々がどの様なものだったのかをこちらに書かせていただき、もう少し娘が大きくなった時に説明できる様に、娘の記憶の一助になればと思い、こちらに書かせていただく事に致しました。
 入園前のSは、ちょうど人見知りが出てきたころで、外出先などの家以外の場所や、親以外の人には、少し引っ込み思案な所がありました。入園してからも、しばらくは、お友達と一緒に遊ぶというよりは、お人形を持って一人で遊んだり、先生や、大人の人を見つけては、くっついて行くという感じで、お友達の遊ぶ姿を遠くで見ている事が多かった様です。先生からのメモや、お話で分かる園での様子に、最初の頃は大丈夫かなと心配に思う事もありました。
ただ、Sは幼稚園に行きたくないとか、幼稚園が嫌だと言う様な事も無く、朝のお迎えのバスも嫌がらずに乗って行く様子をみて、きっと幼稚園に興味を持っていて、園での生活にも娘なりのペースで馴染んで行こうとしているのかなという、意思の様なものが感じられました。
 園での生活が何ヶ月がすぎた頃には、お友達の名前をたくさん教えてくれる様になり、その日にあった事や、遊んだ内容を話してくれるまでになりました。
ある日には、いきなり、かくれんぼやダルマさんが転んだが始まったりします。
夕食の支度中に始まってしまい、困ってしまう事もありますが、皆んなで遊べる事を覚えたんだなと思うと嬉しくなって、つい一緒に遊んでしまいます。今、娘は本当に幼稚園が大好きで、園での生活が楽しいんだなという事がよく分かります。朝、起こそうとしても中々起きない時、掛け声の一つは決まって、「幼稚園行かないの?」です。すると、眠そうにしていても、「行くよ?」と言って起きてくるからです。週末の夜には、お休みの日の朝寝坊のせいでまだ眠くないからと、いつまでも起きている事がありますが、明日は幼稚園だからもう寝ようよと言うと、自分なりに納得して、お布団に行ってくれます。幼稚園での時間が楽しすぎてしまい、帰りのバスの時間になっても、帰りたくない、もっと遊んでいたいと、先生に呼ばれているのに逃げ回ってしまい、先生方を困らせてしまっている程です。
 園での生活で自信がついたからか、最近の口癖は何でも、「自分でできるよ?」です。外出先での様子も本当に変化しました。見知らぬ人にも積極的に自分から挨拶する様になり、公園では、初めてあった子供逹とも自然と遊びの輪の中に入っていける様になっています。
 そんな大好きな園での生活も残り僅かとなってしまいました。園での生活を支え、優しく見守って下さった先生方、関って下さった皆様には、本当に感謝の気持でいっぱいになります。むらさき幼稚園という場所で、自由自在に遊んで過ごした、大好きな日々、園での色々な経験がSの中で育ち、糧となっていて、それはきっと、次にどの様な場所に行っても、様々に活かされていくものだと思います。




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