ZUAN図案創設11回目(通算13回)
服部一成氏講演会
「デザインを語るのはむずかしい」のご報告


 10月1日に行われた「服部一成氏講演会・デザインを語るのはむずかしい」は満員の参加者の中、服部氏の熱意あふれる講演が行われました。さらに服部氏による講演会記念ポスターが参加者全員にプレゼントというハプニングもあり、お越しいただいた皆様にご満足いただけたと思っています。講演会のご報告として、会員レポートの一部をご紹介いたします。
(前文は会員誌WebMagazine次号にて)

 『デザインを語るのはむずかしい』という思い、それに時は止まる事なく流れているという事なんだと思いますキューピーハーフの表現のスタート(ポラロイドシリーズ)へは戻る事はできない。今の表現とは、意味が違うけれど、私は、また何かのきっかけで戻れる事もあるかもしれないとも思いました。それは、誰にもわかりません。それが時が進んでいる事なのかもしれません。
 今この瞬間にいる大切さ、今ここで感じる事の大切さ、それは、1つしかないという現実。でもそこから離れて、時間がたっていくと、そこに新たな知識や新たな問題に気づき、様々な角度から色々な事が発見される。デザインを語る時は、デザインを作っている時よりも後になるわけで、語るのはむずかしいのではないのかと解釈しました。
 それは、デザインだけの事ではなく、会社でも、設立者の思いが時代と共に変化していく事はよくあります。でもその原点が常に側にあるか無いかで見え方や感じ方も違って来るのではないかと…。それが、服部さんの仕事への責任。講演会をしてくださった、『デザインを語るのはむずかしい』という正直な気持ちなのだと感じます。言葉は発した時点から、責任を伴うのではないかと。その意味が変化していく、その時はそう思ったけれど、今は…みたいな。時間は常に動いているし、考え方も変わっていく、人は常に通過点を生きているという事なんだと考えてしまいました。
 少し、深く考え過ぎたのかもしれませんが、今回の講演で私は、今ここにいる事、今を感じる事の大切さ、自分と一人の人間を通して出て来るデザイン、そして言葉が持つ責任感。原点の想いを維持する心(責任)を学びました。『デザインを語るのはむずかしい』という思いの中、講演をしてくださった服部さんに感謝致します。



ZUAN図案創設10回目(通算12回)
新村則人氏講演会
「デザインセンスのない人の
デザイン」のご報告


 講演会担当として、その方の制作活動や考えをたっ
た二時間で講演していただくのが申し訳ないと常々思っていましたが、今回は特にその思いが強まった講演会でした。なぜなら、今の新村氏を語るにはその始まりである瀬戸内海の小島での生まれと育ち、家族そしてそれしかないとも言える自然の事などが不可欠だったからです。

 その小島から、大阪を経て東京へ。学び、仕事をしながらのコンクール挑戦の中から、普通なら劣等感やマイナス要素になりかねない、本人いわく「田舎者」であることが、実は自分自身の個性、強みであることの「気づき」があったのは並々ならぬ努力苦労があったのだろうなと想像させられました。

 今回の講演では多くの作品の制作秘話が公開されましたが、本当の自然を知っているからこそ本物の自然にこだわり、その実現に協力する島の家族友人達の存在を知り、あの一枚一枚にそうした多くの人達のこころが閉じ込められていたのかと感動した次第です。
 
 その他、「葉拓」や「プリントごっこによる制作」
といった具体的制作技法までもお話しいただけましたが、こうした人柄の良さも新村氏の作品を支える大きな要素であるなと感じました。新村氏は「分かる」「伝わる」を大切にしているとお話になりましたが、これも相手に対する親切心がもたらしているのだろうと思います。今回の講演についても新村氏自らスケジュール調整のご協力をいただきました事感謝に堪えません。今後の更なるご活躍を祈るとともに、今回時間の足らなかった部分も加えまた講演いただけたらと願っております。(事務局長)

*詳細はWebmagazine38にて、会員のレポートとともにご報告の予定です。


ZUAN図案創設9回目(通算11回)
森本千絵氏講演会
「うたう。goen°」のご報告


 猛暑が続く真夏の日曜日でありながら会場は満席。
今最も輝いているアートディレクターの一人、森本千絵さんの人気にあらためて驚いた次第です。この講演の感想として、会員誌WebMagazineの原稿の一部をご紹介します。

(前略)出版記念パーティのエピソード、テーマソングのお話し、聞かせて頂き楽しかったです。本当に作品集がうたい、音符が踊っていました。森本さんは本来であれば動かないものを、魔法の力で動かせる。作品集の他にも、これからの扉を開けて見せて頂き、得した気分でした。英語のミュージカルに鉄板ダンス。これからも、うたいまくりですね。
 みなさん、私が取材時に感じた「頭にある事は必ず形になる」というキラリと輝いた言葉、感じて頂けたでしょうか。CGではなく本当にやってしまう行動力の強さ。森本さんの自由に素直に好きなものや、うた、人を繋げる柔らかなやさしい魔法。この強さとやさしい魔法で『goen°(森本さん)』が作られているような気がします。(後略、この感想文の全文はWebMagazine32号に掲載いたします)

 上述の通り、これまでの作品紹介に加え、現在制作中の仕事の話題やプライベート映像までも見せていただきました。それを語る森本さんの楽しそうな声や姿から、やる気、元気、クリエイティブへの情熱が、参加者全員に伝わったと確信しています。私自身涙が出そうになったほどですから。

 最後に、作品集出版直後のお忙しい中、快く講演をお引き受けいただいた森本さん。講演のスタッフもしていただいたgoen°の皆さん。羽田から直行してくれた浅葉会長。ご支援していただいているZUAN図案会員の皆様。会場関係者の皆様。心から感謝いたします。



ZUAN図案創設8回目(通算10回)
佐藤 卓氏 講演会
「スタイルを、つくらない生き方」
のご報告

 佐藤卓氏は、私の大学同期生という事もあり、ずっと注目し続けているデザイナーです。雑誌等に彼の作品仕事が紹介されるたびに嬉しく、流石だなと感心していました。しかしそれにしても色々なジャンルに挑戦し、多様なデザインを発信するものだと驚きもしていました。

 今回の講演のテーマ「スタイルを、つくらない生き方」を聞いて、その理由がようやく分かった気がします。それは、卓氏は「自分のデザインスタイルを意識的に作らないようにし、ニュートラルな状態からクライアントのリクエストに最適なデザインを提供しようとしている」という事だったのです。それは同時に、これだけの実績を持ちながらも守りに入らないという尊敬に値する姿勢だとも思いました。

 そして、作品における「個性」についても、「無理して創ったり探したりする必要はなく、創造するたびに自分が創ったものには自然に個性が存在するものなんだ」という意外なメッセージは、驚きであると同時に私たちの肩の力を抜いてくれる素晴らしい言葉でした。

 卓氏の作品の個性は、作品と人への愛情ではないかなと思います。使用後も可愛がってもらえる、捨てがたいパッケージこそ本当の意味での「エコ」でしょうし、公表されないちょっとした仕掛けに人への愛情を感じ取りました。ですから、講演会もデザイン同様受け手へ配慮があり、大変分かりやすく且つ面白いものでした。ご多忙の中、素晴らしい講演会をしていただき、ただただ感謝するのみです。同じくご多忙の浅葉会長もお越しいただきお礼申し上げます。次回講演会にもご期待下さい。




ZUAN図案創設7回目(通算9回)
梅田正徳氏講演会
〜梅田正徳のデザインの系譜〜
のご報告

 ようやく秋めいてきた10月24日、くしくもGマーク賞受賞作品展が行われているミッドタウンデザインハブのインターナショナル・デザイン・リエゾンセンターにおいて、プロダクト・インテリアデザイナー梅田正徳氏講演会が行われました。
 
 梅田氏の中学時代から現在までの時間軸に沿った作品解説には、2大巨匠であるCASTIGLIONIとSOTTSASSとの日々、ブラウン大賞、そして伝説のOLIVETTI、MEMPHISが登場し、教科書や専門書での文字の上でしか知ることが出来なかったデザインの歴史を、そこにいた、受賞した、一緒に活動していたご本人から直接お話を聞くことが出来た喜びを参加者全員が感じていただろうと思います。

 また、梅田氏の、MOBILE SUPPLY SYSTEMやTAWARAYAといった作品が生まれるきっかけやコンセプトは意外なものも多く、梅田氏の時代を見る眼や直感力に驚かされました。講演の最後には質問に答える形で「デザイナーとして心がけるべきこと」へのアドバイスもあり、充実した内容で講演を締めくくりました。
さらに講演会後も有志とコーヒーをお付き合いいただき、より詳しいお話や今後のデザイン界の展望等をお聞きすることが出来ました。

 今回も梅田氏のご協力、ZUAN図案会員の皆様のご支援とリエゾンセンターさんのご協力のおかげで、充実した講演会を行うことができました。プレゼントをくださった浅葉会長にもお礼申し上げます。これからも皆さんのご期待に応えられる様努力致しますのでよろしくお願いいたします。



ZUAN図案創設6回目(通算8回)
中川憲造氏講演会
「横浜の魅力創造」
〜都市をブランディングする〜
のご報告


 2009年度最初の講演会は、中川憲造氏。本会としては始めて会員外の方をお迎えした講演会でした。今、開港150周年イベントで注目を浴びている横浜の中心地、横浜万国橋にあるSOKOに本拠を構え、C.I.やサイン、I.D.、マップ、PromotionD.、ProductD.、EnvironmentalD.と多面的かつ総合的に横浜のブランディングに取り組んでいらっしゃる中川氏に、その狙いと戦略、そしてその実践・実際をお話いただきました。
 
 その中でもっとも身近に感じられたのが「横浜みやげ」。参加者の多くが実際に購入した経験のある製品です。それらはグッツのデザイン制作にとどまらず、ショップの展開までをも行い、デザインしたものがお客様に渡るまでトータルに計画され、その反応を直に感じながらその後のデザイン展開に生かす姿勢は、羨ましくもあり、また尊敬すべきものでした。パッケージにまつわる楽しい話題は、常に現場にあってこそと笑いながらも感心しました。また、そのコンセプト「横浜の思い出を残せるもの、込められるもの」という姿勢、人を大切にする心が、ああした魅力のあるグッツを生み出しているのだと納得できました。この講演会でも資料として冊子やマップを参加者に配布(参加費よりも高価なものでした)、プレゼントをしていただき、中川氏のサービス精神、人を大切にする姿勢に実際に触れる事になりました。

 講演後は浅葉会長のご挨拶に続き、会員の近況報告や今年度からつくられた代表幹事の紹介や今後の活動予定の報告等を行い、もちろん恒例の記念撮影も(会員の方で写真データご希望の方は事務局までご連絡下さい)。散会後は更に有志と中川氏との懇親会も行われ、より詳しく学ぶ事ができ、世代や立場を超えた交流も行われ、充実した一日となりました。

 参加者からは「今後に役立つキーワードを沢山頂いた」「自分になかったデザインへの姿勢、違った発想や動機を知ることができた」といった感想や感謝の声が届いています。お忙しい中、講演をお引き受けいただいた中川氏に感謝致します。またご協力いただいたリエゾンセンターやDESIGN HUB、JAGDA等関係者の皆様にもこの場を借りてお礼申し上げます。

*詳しくは会員誌Web Magazine No.23にてご報告いたします。


ZUAN図案創設5回目(通算7回)
十文字美信氏講演会
〜十文字美信の写真の秘密〜
のご報告


 2009年最初の講演会は、十文字美信氏。本会としては始めて写真家の方をお迎えした講演会という事で、皆さんの期待も高く、寒さに負けず大勢の方にお集まりいただきました。ゲスト参加の方の中にはカメラマンの方も多くいらっしゃったようです。
 
 本会の講演会の趣旨は、「会いたい方、聞きたい方のお話を直接聞く」という事です。ここに至るまでに十文字氏の展覧会を何回も見、氏の著書「感性のバケモノになりたい」を読んだ私でも、十文字氏ご本人から、その写真を撮った理由と狙い、苦労話といったリアルなお話しを伺えたことは幸せな事でした。その時代を切り裂き先行してきた写真家十文字氏、やはり迫力が違う。言葉一つ一つを選びながら話されるその内容には重さがあり、会場では頷いたり、メモを取る姿を多く見ることができました。

 十文字氏のご配慮により、写真だけでなくコマーシャル映像を見せて頂けた事も感謝に耐えません。CF撮影もなさっている事は知っていましたが、まさかこれもかと驚くものもあり、十文字氏の手にかかればCFもこれだけの美と質を持つものなのかと感心した次第です。

 今回も最後に浅葉克己会長にご挨拶いただき、またやる気と元気を分けていただきました。次回講演会のお知らせ等の連絡後、恒例の記念写真。有名な写真家を真ん中にというのもZUAN図案スタイルかなと後で可笑しくなりました。

*詳しくは会員誌Web Magazine No.20か21にてご報告いたします。


ZUAN図案創設4回目(通算6回)
浅葉克己氏講演会
「一日一図」のご報告。


 会員の皆様から強く要望されていた浅葉会長の講演会。ついに実施されるということで多くの会員をはじめ、同行のゲスト、一般応募者等大勢の参加者が集まりました。当日はDESIGNHUBの中央スペースでデザイン系大学作品展も行われており、そちらの見学に訪れた学生さんが浅葉氏の名前を発見し、飛び入り参加するという嬉しいハプニングもありました。
 
 講演会は200点以上の作品スライドを拝見しながら長年第一線でご活躍している浅葉氏の代表的な作品の制作コンセプトを知るとともに、ときおり挿入されている「文章」が印象的で、浅葉氏がデザインに取り組むにあたり大切にしている思いや考え方を言葉で表していただいたものでした。それは取り方次第では人生の教訓金言とも言える内容で、参加した皆様は自分の境遇現状に照らし合わせながら、今後の糧となる言葉を持ち帰ることができたのではないかと思われます。

 四年前の第一回講演会では卓球のパフォーマンスがありましたが、今回はご自身の文字との関わりの始まりとして、少年時代にマスターした手旗信号の実演がありました。常に人を大切にする浅葉氏らしい、分かりやすく、楽しく、内容が充実した講演会であったと、参加者の皆様から満足した声をいただきました。

 講演会後は今回講演のきっかけともなった浅葉氏がディレクションした「祈りの痕跡。」展をご本人の案内解説によって見学するという贅沢なイベントもあり、更に浅葉氏から会員への入場券プレゼントというサプライズまで加わり「来て良かった!」という声が聞こえるたびに事務局として今後の励みになると同時に浅葉会長への感謝の念が倍増いたしました。


ZUAN図案創設3回目(通算5回)
佐藤 浩氏講演会
「メッセージのあるデザイン」
のご報告。


 今回の講演会は佐藤浩氏を講師に迎え、第一部は佐藤氏の40年以上にわたるデザイナーとしてのご活躍について、そして第二部は仕事から一歩離れたクリエーターとしての制作活動についてお話し頂きました。更に佐藤氏からは作品絵はがきやサイン入りの絵本のプレゼントまでして頂きました。この場を借りてあらためてお礼申し上げます。
 
 高校時代の作品から始まり、1964年にデザイナーとしてスタートして以来、年代別の広告を実際に見ながら、その発想のポイントや制作時のエピソード等を聞くことができました。その中には私自身が学生時代に憧れた新聞広告が登場してきたりと感動でした。きっと多くの参加者の皆さんもこの広告、ポスターも佐藤氏の仕事だったのかと驚かれたことだろうと思います。佐藤氏が自分のポリシーとこだわりをしっかり持ち、その実現に妥協することなく努力を続けた事を知ることができました。

 後半は、自分のメッセージを伝えるための制作活動についての説明がありました。反核運動や地球環境問題への取り組み、そういった事へのご自分の考えをグラフィックデザインにのせて発信する活動が、その場限りの事ではなく、ライフワークとして続けられていることは尊敬に値すると思いました。そうした活動の一つの節目として昨年行われた個展「SCRAP LAND」で発表された作品制作についても、本業に負けないこだわりと粘り強さによって造られている事を知りました、更に広告制作で知り合った人達が共感し協力があったことは佐藤氏の人柄あってこその作品なんだと感動しました。

 今回も佐藤氏のご協力、ZUAN図案会員の皆様のご支援とリエゾンセンター・JAGDAさんのご協力のおかげで、大勢の方に集まって頂けました。これからも皆さんのご期待に応えられる様努力致します。4月からの新年度もよろしくお願い致します。


ZUAN図案創設2回目(通算4回)
宮田 識氏講演会
のご報告。


 本会が創設してまだ半年を越えたばかり、宮田氏に講演をお引き受け頂けただけでも大進歩というところに、浅葉会長をはじめとしてDESIGN HUB・JAGDAさんのご協力を頂き、話題の六本木東京ミッドタウン内、DESIGN HUBで講演会を行うことができました。

 当日は偶然展示スペースでグッドデザイン受賞作品展が行われていたため、会場のある5階は素晴らしいデザイン空間となっていました。講演会中も展覧会見学に来たお客さん達が、ガラス越しに講演会をのぞき見する姿が見られました。
 
 今回の講演会は宮田氏の発案で、参加者の皆様からの質問・要望を受け、それに答えるかたちで二時間以上にわたりお話し頂きました。詳しい内容はWeb Magazine7号でご報告致しますが、宮田氏の代表的な仕事作品の紹介、デザインへの取り組み姿勢、デザインの未来、そして実際の仕事のプロセスまで、期待以上に詳しく重要なお話をして頂けました。更にその場での質問では、デザイン会社の経営者としての本音の部分までお話頂き、感謝に堪えません。
 
 講演会には浅葉会長も参加され、熱心に聴講されたうえに、最後にご挨拶頂けました。こちらも大変素晴らしいお話があり、参加者のみなさんにとって大サービスだったのではないかと思います。

 ZUAN図案会員の皆様のご支援とDESIN HUB・JAGDAさんのご協力のおかげで会場一杯の100名を越える方々に集まって頂けました。企画した立場として、こんなに嬉しいことはありません。これからも皆さんのご期待に応えられる様努力致しますので、今後もよろしくお願い致します。


ZUAN図案創設後の最初の講演会のご報告
勝岡重夫氏講演会
●曹1部/20代からのデザイン活動の紹介
●第2部/CIデザインとコンセプト
●第3部/世界的個展のアート活動の紹介

 横浜あざみ野に、年齢差が50年を越える会員ゲストが40人以上集まり、再会を喜び知り合い共に学ぶ、素晴らしい一日でした。ZUAN図案設立の重要な目的の一つが、講演会活動を再開し、続けること。

 そういった意味では講師に勝岡さんをお願いしたのは大正解だったと、会を終えて一層確信しています。勝岡さんの40年以上に渡るデザイナーとしてのご活躍、日本のC.I.デザインの歴史そのものとも言える実績、そしてニューヨーク個展をはじめ世界で発表されたアートとしての活動。そうした尊敬できる人物から制作のコンセプト・思いを直に説明して頂けたことは大変に価値のあることでした。更に、最近は中国の美術大学での特別講義を担当していらっしゃるせいかお話も上手で、楽しみながらも心から真剣に拝聴することができました。会場を見回すと、勝岡さんの真摯な説明にうなずく人、一生懸命メモする人、写真記録する人が見られ、参加した皆さんが同じ思いでいることが伝わってきました。

 お話の中に、感動し記憶に残る言葉が沢山ありました。「365日のBeautiful」「Design=人格」がその代表ですが、私は個人的には「発想がマンネリ化しないために、好きな芸術家になった気でデザインを発想してみるんです。」が一番気に入りました。沢山の教養・栄養を勝岡先生から頂けた、有意義な講演会だったと思います。

 二時間以上に渡ってお話頂きましたが、それでも勝岡さんの実績、伝えたい心のためには時間不足で、参加者の皆さんから、もっと聞きたい、詳しく知りたいとリクエストを沢山頂きました。できればまた、機会をつくり「勝岡重夫講演会 Part2」が出来たらと願っています。次の講演企画と合わせてご期待ください。

「巖さんが展覧会をやるというのに、みんなに伝えていないようだ。素晴らしいことなんだからみんなで応援しよう」という浅葉さんから提案があり、卒業生を中心に急遽連絡を取り合い招集しました。当日は美術館に予想を上回る百人近い人数が集まり、展覧会を盛り上げました。参加者はデザイン界の伝説といえる作品の実物を目の当たりにして、感動しきりでした。更に細谷さんの計らいで美術館のレストランで懇親会まで行なわれ、こういった応援や交流がこれからも続けられたら素晴らしいと全員の思いが一致しました。またその後に二次会・三次会と盛り上がりました。


浅葉さんからのご指名で栗林孝之さんに講演会がリレーされました。今回は栗林さんの希望で在校生の1.2.3年生を対象に授業風に2時間の講義行われました。これまでの制作物の制作物の実物を展示見学しながらの講演でしたが、在校生がもっとも反応したのは栗林さんの高校在学中の作品で、自分達と同様の勉強をした人がプロデザイナーとして活躍しているんだということが大きな刺激となったようです。栗林さんからも「夢を持って努力を続ければいつか実現できると信じて頑張ろう、そして人を幸せにする心を動かすデザインをしよう。」という言葉があり、後輩達に希望を与えることができました。


浅葉克己さんから後輩達のために何かしてあげたいというお話があり、この講演会が実現されました。当日は在校生と卒業生200人以上が集まり、大盛況。いきなりの卓球パフォーマンスでみんなの気持ちをつかんだ後は、160枚に及ぶ作品スライドに沿ってデザインへの思いや後輩への期待などを予定を大幅に越えて熱弁、参加した全員が浅葉さんからパワーを頂きました。その後も希望者全員のサインに応じ、更に終電までお付き合い頂きました。この講演会を続けようとの提案もあり、有意義な一日が終わりました。

●以上は浅葉克己氏の提案で始まり、多くの方々のご協力により実現された準備的活動の記録
です。今後はZUAN図案という組織ができることで企画・運営、連絡もスムーズになり、
皆さんにとってより良い活動ができると確信しています。ZUAN図案の活動にご期待下さい。

会員募集中です!

(C) Copyright 2007 by ZUAN図案. All rights reserved.  │トップ活動内容会規則幹事・会員活動報告ニュースリンク入会申込│印刷