遊撃インターネット狂人雑記83
北のりゆき=死売狂生=行方未知

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2011

525日(水)ヒトラーの画集が届く 

 一週間くらい前に注文したヒトラーの画集がイギリスから届きました。アドルフ・ヒトラーが画家志望だったということは、よく知られています。でも、どんな絵を描いていたかは意外に知られていないんだよね。そんなヒトラーの絵を収集して画集を出版した物好きがいたんですね〜。A4250ペ−ジで、ほとんどのページがカラーの立派な本です。

 

 さっそくながめてみましたが、『意外にうまい』というのが正直な感想です。五百人くらい生徒のいる高校で、一番絵がうまいくらいの水準はいっているんじゃないかなぁ。これだけ精緻に根気よく正確に建築物を描ける学生は、なかなかいないでしょう。しかし、絵描きには必ず必要だろう『個性』とか『生彩』とかが感じられないんだなあ。それに風景画にくらべて人物がヘタです。建物をこれだけ描けるのに、どうして人物画がこんなにヘタなのかと驚くくらい描けていません。たぶん人物を描くのが嫌いだったんだろうな。
 画家として人物画を描けないのは致命的だよね。そこでヒトラーは、建築家に転身をはかります。ところが学校の勉強を小馬鹿にして中退してしまっていたため建築学校に進学する資格が無く、行き所がなくなってしまいました。それで独裁者という人類にとって最悪の選択をすることに…。
 この絵では、クリムトが教授をしていた当時のウィーン美術アカデミーに入るのは無理だろうなぁ。でも、このくらい描けていれば現代の日本だったら芸大はどうかわからないけど、武蔵美か多摩美か造形大か日芸か、どこかの美大には引っかかると思います。建築家は無理でも一流か一・五流くらいのデザイナーにはなれていたんじゃないかなあ。
 ヒトラーの画集なんていうキワモノが好きな人はけっこういるようで、この本はかなり高額でした。オレはイギリスアマゾンから取り寄せましたが、最近あらためてみてみたら二五〇ポンドもします。この円高でも三万三千円くらいですね。オレが買ったときは、送料込みで二万円くらいだったけどなあ。値上がりしとります。オレ的には、二万円までならなんとか出すけど、三万円じゃなあという感じでしょうか。
 どうしても欲しいという人は↓で買えます。でも、高いしねえ。
e-bayで探したほうがいいかもしれません。

 http://www.amazon.co.uk/Adolf-Hitler-Billy-F-Price/dp/0961289406/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1308061850&sr=8-1


 
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 526日(水)一万円の中古ノートパソコンを買う

 父親が光回線を引いた際に無料でもらったちっこいネットブックパソコンを使っているのがかわいそうなので、細君に一万円の中古ノートパソコンをプレゼントしました。画面が十四インチ液晶と二倍くらい大きくなり満足そうです。性能は↓程度で送料込み9999円でした。

 富士通 FMV-C8210 / Celeron-M 1.4GHz / メモリ 512MB / HDD 40GB / CDROMドライブ / 14.1インチ液晶 / WindowsXP Pro&Office

 まあ、十年以上昔の安ノートパソコンというところですよね。
 なんといっても送料込み
9999円というバカ安品ですから、くたびれきったボロボロのシロモノが届くのを予想していました。ところが意外にもきれいなちゃんとした商品が届きましたよ。梱包もしっかりしています。中古といってもモノのあつかいの荒いオレが二週間くらい使った程度の状態です。たぶんどこかの企業が業務用に使っていたパソコンなんだろうな。
 ネットにメールにワープロとしてはなんの不自由もなく使えているようです。しかし、動画をみるのはきついですね。アメーバピグの魚釣りができないのだそうな。…よくわからないけど、そんな程度の性能です。
 パソコンが一台しかないと故障したときにネットに頼れずどうしょうもなくなるので、サブ機として持つのに良いと思います。怪しいソフトを入れたりして、いじくりまわして遊ぶのも楽しそうだよね。
 一万円ノートパソコンは売り切れだったけど
11999円ノートパソコンとかはまだありました。なかなかの優良店なので、もう一台パソコンを持っとくかという人におすすめです。

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 611日(土)アニメ『あの花』が面白い

 ながいこと雑記を休んで申し訳ありませんでした。いつものことですが…、鬱でねえ。ガサガサいろいろ動き回っていたんだけど、実のあることはなにもしておらず、今になって思い返すとなにをしていたか定かではなく記憶がぼやけている。人間とは人格と記憶から成っているとするならば、いよいよオレは人外の存在に転落しつつあるといえるのかもしれない。このまま本格的なキチガイに向かって一直線でしょうか。
 先日ムスメの幼稚園の小運動会に往復四時間もかけてわざわざやってこられた細君方のジジ・ババが、孫たちを猫かわいがりしてくれました。もしオレが本格的に発狂してもガキと女房はなんとかなるだろう〜。

 少し元気が出たときに、HD録画機が自動でとりだめていた深夜アニメをまとめてみました。最近の作品では、『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。(あの花)』と『花咲くいろは』が二強ですね。両作ともテレビアニメとは思えないほどの高水準の作画が素晴らしい。『花咲くいろは』をつくっているのは、『tt』、…じゃなくて『true tears』のアニメスタジオですか。ナットクです。アレは近親相姦がテーマで、腹黒ヒロインとメンヘラヒロインが男を取りあうというすげえアニメでした かわいい笑顔 そんな無邪気な顔で簡単に眞一郎の心つかんじゃうのね すごいわ・・・という腹黒ヒロインがメンヘラーに向けたセリフは、いまだに忘れられません。

 しかし『あの花』と『花咲くいろは』のどちらかを選べといわれたら、オレは『あの花』を推します。八話までは、漱石がもっともらしい文体で書いたら新潮文庫あたりに入ってもおかしくないような内容でした。
 六人組の仲良し小学生が、遊んでいる最中に仲間の少女が事故死したことをきっかけにバラバラになってしまう。そして五年後の高一の夏に、その少女の幽霊が主人公の元にあらわれ、願いをかなえてほしいとお願いする。引きこもっていた元リーダーの主人公は、どうにかしようとするけど他の四人の幼なじみもココロに傷を負っていて一筋縄ではいかない…。そんな話しです。全十一話で現在九話まで放送しています。
 ヒロインでロシアンクオーターのロリ幽霊『めんま』ちゃんが、よーい
! だいたいオレはロシア娘に弱いのだ。ソーニャ・コンプレックスだからね。カラダが汚れていてココロが清純って萌えない?

 

『まどか☆マギカ』のような強烈な面白さはないけど、病みと和みが奇妙に同居した秀作です。思わずブルーレイの一巻を予約してしまいました。

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 612日(日)田舎に墓参り

 義母が死んで一年以上たつので墓参りに行こうと父がいいだしました。鬱なので本当は家から一歩も出たくないんだけど、まあ墓参りならしかたないと車を出すことに。
 ところが数日前に連絡すると、若いころの友人たちがホテルのレストランに集まって話しをするので、ついでに墓参りをすると話が変わっています。年寄りの集まりに車を出してくれと頼んでも断られるのは目にみえているので、墓参りを名目にしやがったな…。タヌキジジイ…。
 オレは精神病でキチガイなので、なにかちょっとした用事ができると気になって数日前から眠れなくなってしまいます。前日ようやく眠れたのが四時過ぎで、七時に起きてジジイ宅まで迎えにいきます。なぜか細君と子どもたちもついてくるんだよなー。…眠くてだるくて気分が悪い……。
 高速道路を使って二時間半で目的地のホテルに着きました。ジジイは旧友と会って嬉しそうだったけど、ジジイ集会のあいだオレたちは四時間くらいすることがありません。細君が近くに水族館があるのをみつけ、行ってみることにしました。
 ナントカ大学の付属施設なのでアカデミックところを予想していましたが、クマノミの展示に力を入れたヘンな水族館です。入場料が大人千五百円はわかるとして、四歳以上の子どもが七百五十円というのは、ぼったくりじゃねーか。
 ムスメがひどくエイを怖がるのがおかしかったですね。理由を聞いてみると腹に口があるのが恐いんだそうな。よくわからんな。オレは休憩所で一時間ばかり寝かせてもらいました。
 約束した四時にホテルに迎えにいっても、なかなかジジイが来ない。最初から墓参りなんかする気はなかったようだな…。それでもなんとか薄暗くなったころに墓場に着きました。もうじき自分が入るところなのにジイさんは墓の場所を忘れていて、みつけるのに手間取った。…バカバカしい。

 帰りの車で問い詰めたところ、ジイさんは一年前に死んだ継母が残したカネを原発企業の東芝と個人情報漏洩のソニーにつぎこんで、千百万円を六百万円にまで溶かしてしまっていました。こんなことになるのは最初から目にみえていたけど、ここまでみごとにやらかしてくれるとはなあ。これは一種の才能だな〜。
 義母が死んだときオレも百万もらったけど、本来は配偶者が半分とって残りを子どもが分配します。だからオレは三百万くらい受けとる権利がありました。でも、老い先短いジジイにカネのことでアレコレからむのもなんなので黙ってたんだよね。しかし、これは大変間違ったことでしたね。むしり取るようにしてでも自分の取り分をとっておけばよかった。もちろん遊びに使うわけではないよ。あのジジイに金を持たせるとたちまち無くなってしまうに決まっている。人一人死ぬのにもカネがかかります。ジジイが死ぬときに必要なカネをとっておかないと、いざというときにとても困ります。
 今の六百万は、来年の今ごろは三百万くらいに減るだろう。たぶん再来年にはゼロに近くなっているだろうな。ただでさえオレは、アタマの調子がおかしいのに子どもを二人も抱えていっぱいいっぱいです。このうえ文無しジジイの介護までかかってきたら、とてももたない。まとまったカネがあれば人を雇うなり仕事を減らすなりしてなんとか対応できるんだが、もう無理だろう。
 コロリと死んでくれればまだいいけど、継母の時の経験からして長いこと入院されたりしたら、かなりカネがかかるんだよね。そのカネはオレが出すのか
? ガキどもを大学にやるために毎月二万ずつ積み立てている定期預金をくずせというのか? それに葬式代はどうすんのー? 
 …ジジイのあまりの愚かさに頭が痛くなってきました。比喩でなくて本当に。脳に障害があるからマジで貧困妄想がわいてきます…。
「……どーすんの
?」ときいたところ、「オレが死んだあとのことなどしらん」とぬかしやがった。殴ってやりたい。
 よく2ちゃんねるとかで「氏ね」という罵倒があるけど、本当に死んでもらいたい。一日も早く。

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 925日(日)長いこと雑記を休んで申し訳ありませんでした

 毎年夏になると恒例なんですが、体調を崩してしまいました。書きものは、一旦途切れてしまうと再開するのに踏ん切りみたいなものが必要です。ダラダラしている内に三ヶ月もたってしまいました。申し訳ありません。
 この三ヶ月で読んだ本は、たったの十冊です。体調を崩す前は一ヶ月に十冊くらいは読んでましたから、少ないですねー。
 望月哲男訳『白痴』一〜三巻、江川卓訳『カラマーゾフの兄弟』一〜二巻、明治飜訳文學集
7内田魯庵訳『罪と罰』、三田誠広『[新釈]白痴―書かれざる物語』、中島修『40年目の真実』、佐野眞一『津波と原発』、亀山郁夫訳『罪と罰』一巻。
 なるべく毎日この雑記を書いて、本の感想などもちょこちょこ書いていこうと思います。

 わが家は、オレの部屋とリビングにクーラーを置いていたのですが、オレ部屋のクーラーが壊れてしまいました。震災やら原発事故やらで節電ばやりなので、まあ少しは協力しようと考え、修理をせずにクーラー一台で夏を乗りきることにしました。
 これが大失敗! 赤ちゃんとムスメがうるさくて、とても文章なんて書けないよー。読書も無理です。特に赤ちゃんは、母親の姿が一瞬でもみえなくなると狂ったように泣きわめきます。オレは、
鬱病で精神病でキチガイなので、打たれ弱い。10分も赤ちゃん泣き声を浴びせられると脳天にキリでも突き刺されたように頭痛がしてきます。「頭が痛い」と比喩的に使われますが、本当に頭が痛くなるんだよね。たまらずオレ部屋に逃げだすと、暑い! 一番ひどい時期は、三六度とかになって20分といられなません。
 焦熱地獄と騒音地獄。そのうち慢性的に頭痛がするようになってきました。後頭部が重いというか痛いというか不快というか、そんな感じです。鬱病が悪化したかと考え抗鬱剤など精神病の薬を医師の指示の上限まで服用したけど、ちっとも良くなりません。それどころか胃が痛くなり、腹具合も悪くなって慢性的な下痢となり、目が回ったみたいになって終日のびているという状況に陥ってしまいました。さらに食欲がなく、朝食代わりに豆乳とカステラを食ったら全身にジンマシンが発生。えらくかゆいうえに家族がキモがるので、一歩も家を出たくなかったけどヨレヨレと皮膚科医院に行ってきました。
 診断は、夏風邪による体力低下が原因のジンマシンとのことでした。慢性的な頭痛は、鬱病ではなく夏風邪のせいだったようです。下痢も風邪がハラにきたせいらしい。鬱病の頭痛と風邪の頭痛って頭が重い感じがそっくりなんだよね。
 見当違いの薬をガバガバ飲んだせいで、胃を痛めてアタマもかなりおかしくなってしまいました。特に記憶力の減退はそら恐ろしいほどです。朝起きたら、さっきまでみていた夢をみるみる忘れていくでしょ。それが日常的に起こると想像してください。つい三十分前の出来事を、ぬぐうように忘れていく。しかも、つぎからつぎへと忘れていくことが自覚できるから気持ち悪い。三十分前のことを忘れているのが、二十分前となり、十分前となり、一分になり…。ついに今現在の自分が何をしているのかわけがわからなくなるという状況=完全に発狂という最悪の事態を想像し、さすがに戦慄して
精神病院に飛んでいきました。
 医師の診断は、薬の飲みすぎ。…あんたが処方したんだろうが……。どうも、この先生はヤブ臭がただようなあぁぁ。薬を減らしたら記憶が消失する症状は良くなりました。しかし、今度は無気力状態
(アパシーというんでしょうかね)に陥ってしまった。もうグッタリです。
 こんな状態になってのびていても、ガキどもは元気
120パーセントでやかましい。たまらず自分の部屋に逃げ込むと、暑くて死にそうだ(実際、近所で熱中症の死人が出て新聞に載ったし…)。この夏はもう最悪でした。しかし、涼しくなったおかげか、薬の毒が抜けてきたのか、ここのところようやく少しは元気が出てきました。
 抗鬱剤は、向精神薬として治療目的以外での所持は『麻薬及び向精神薬取締法』で取り締まりの対象になります。『麻薬及び向精神薬取締法』なんていう恐ろしげな重罪っぽい法律で規制されているだけあって、副作用がきついですねえ。一歩間違えると
キチガイが悪化してしまう。
 来年は暑くなる前にクーラーを買おう。それにかかりつけの医師を変えることも検討することにします。

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 926日(月)ムスメにキュゥべえの評判が悪い 

 
 鬱ってゴロゴロしているあいだ『魔法少女まどか☆マギカ』を何十回となくみました。みる先から記憶が消えていくので、何度も楽しめてとてもお得です。「悪いアニメ」ということで細君に子供にみせることは禁止されていたんだけど、いつの間にかみちゃってるんだよねー。
 ムスメがもっているプリキュア絵本にキュゥべえに似たようなマスコットキャラがいたので、「
こいつ、キュゥべえの親戚だ〜。プリキュアも契約したんだよ。プリキュアも最後は魔女になるんだよ」といったらムスメはカンカンになって怒りだした。「キュゥべえは、だますからキライ」だそうな。なんでも「まどかはダメだからキライ」、「さやかはマジョになるからイヤ」、「マミさんは、たべられちゃんうだよ! プンプン!」、「杏子はケチだからキライ」←なぜ?、「ほむらちゃんは、くーるだからスキ」だそうです。
 ためしにキュゥべえの絵を描いてもらいました。五歳児の目には、キュゥべえはこのように映っているのか…。

 

キュゥべえは、本当にいるんだよ。証拠の写真もあるよ」といってをみせたけど、ジト〜ッと写真をながめ「これ、キュゥべえじゃない。だれかが服をきてるんだよ」と見破られてしまった。さすがに五歳でもだまされません。

 

 

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 927日(火)ほむらちゃんの足がみえない

 同じアニメを何度もみていると、一度だけでは気づかないところに気づいたりします。下↓の画像は『魔法少女まどか☆マギカ』一話にでてくる『ほむらちゃん、女王様のポーズ』のシーンです。

 

 
 こんなふうに
ほむら様にフミフミしていただきたいというようなバカ話はさておいて、ちゃんと足がみえているでしょうか?
 わが家の液晶テレビは、四〇インチで六万円ちょっとというシャープ製では一番安かった品です(
LC-40AE7 AQUOS)。このテレビだと、ほむらちゃんの足が背景の黒に埋まってしまってよくみえないんだよね。ところが二四インチで八万円くらいした三菱のパソコン用液晶モニタ(MDT242WG)で再生すると、ちゃーんと足がみえるのです。性能は価格相応というのは当たり前なんだけど、黒つぶれしてなにが映っているのか分からないのと、フミフミシーンがちゃんとみえるのとでは天地雲泥の差です。
 ちょっと調べてみたのですがシャープに限らず家電の最下級品というのは、とにかく安くつくることを最優先にしているらしい。そのためロクな部品をつかわずに性能が群を抜いて悪く、しかも組み立てもいいかげんになりがちで故障しやすいということです。
 倹約するにしても肝心のシーンがみえないようなテレビでは意味がないので、最下級品ではなく下から二番目くらいの品を買うのが一番賢いようです。

 面白い画像を拾ったのでついでに貼っておきます。あぁ、それにしても、ほむら様のお御足の美しいこと!

 

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 928-29日(水-木)ソニーのブルーレイ・HD録画機が壊れる / 『侵略!? イカ娘』を録り損ねる

 ソニーのブルーレイ・HD録画機(BDZ-RX55)が壊れました。毎週録画しているアニメの最終回の時期なので、なおさら困ってしまった。
 もともとソニーの製品は嫌いです。格好だけで役にも立たない機能ばかりついていて使いにくいし壊れやすい。最近では、音楽で著作権ヤクザをやろうとしてアップルにシェアをとられてるでやんの。バカで〜。というのがソニーに対するオレのイメージです。家電だったら松下ですね。がんじょうで使いやすくハズレがない、というのが長年いろいろ買ってきたオレの経験からくる結論です。
 しかし、録画機だけはソニーなんだよね〜。βビデオの時代から近くにあったので使いなれてしまったというのが第一の理由です。それに以前使っていたDVD・HD録画機についていた『おまかせ録画』機能が便利で離れられなくなったというのが第二の理由です。適当なキーワードを登録しておくと、その単語にかかる番組を勝手に録画してくれるという便利機能で、とても重宝しています。でも、壊れてしまってはどうしょうもありません。
 ハードディスクにためた番組が、ブルーレイに焼けなくなるという症状です。最初はビクター製のBDメディアに焼けなくなり、だましだまし使っていましたが、そのうちソーニー製のメディアにも焼けなくなりました。その他の機能に異常はありません。たぶんBDドライブの故障なんだろうけど、機械も病気は徐々に進行するものなのだろうか?
 しかも故障したのが購入してちょうど一年過ぎたかどうかという時期なんだよね。メーカー保証の一年が過ぎたら狙ったように壊れるという『ソニータイマー』の伝説は、本当だったようです…。
 ソニーのホームページで修理見積もりをしたところ、送料込みで二万七千円とのことです。価格
.comで調べると、同じような機能の最新機種が三万五千円で買えちゃうんだよね…。いっそ八千円追加して買いかえようかとも思ったのですが、ハードデイスクに録画済みの番組が惜しい。全十二話のアニメの十一話まで録画していたりですからねえ。
 保証書を探したところ、分厚い取扱説明書の最終ページにセロテープで貼ってありました。ちょうど一年くらい前に買ったと思うんだが…、と思って日付欄をみると販売店のシールが貼ってあるだけで日付が書いていない! 販売店のシールは、販売印と同じだよね。永久保証ということなのかな? 無精して販売日を記入しなかったのかな? 販売日が書いてなくても受けつけてくれるかな? まあ、いざとなったら自分で適当な日付を書けばいいや。さっそくソニーのホームページから修理を申しこんだのでした。
 ネットを利用したシステムは非常に効率化されていて便利でした。送り状を書く必要すらありません。ブルーレイ・HD録画機を玄関に置いておいたら、指定した時間に宅配便がきてテキパキと専用の箱につめてもっていってくれた。
 ネット上から修理状況を確認できるようにもなっていました。これはあんまり役に立たなかったなあ。工場に到着したことは分かったけど、あとはずっと『修理中』です。修理完了予定日になってもやっぱり『修理中』。予定日を二日過ぎたら『発送』になって翌日届きました。送ってから戻ってくるまで十日といったところでしょうか。修理に丸一週間かかったことになります。どうやらBDドライブを交換したようですが、部品さえあれば三十分でできる作業だろ〜。でも、ハードディスクがフォーマットされていなかったのは、たすかりました。

 実はブルーレイ・HD録画機を、もう一台もっています。修理に出した録画機の予約をこちらに入れたので、予約が混み混みです。録画予約があると同じ時間の自動録画は後回しにされてしまいます。二台あればめぼしい番組はだいたい自動で拾ってくれるのですが、過密スケジュールで録画していたせいで『侵略!? イカ娘』一話を録画し損ねた〜。
 アニメの第一話を自動で録画するように設定してたのに、ひどいじゃなイカ。

 

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 930日(金)マンガ『風光る』(渡辺多恵子)を二五巻まで読む

 長州の反幕派浪人に医者の父と兄が殺され診療所が燃やされて孤児になった十五歳の女の子が、美少年に化けて新選組に入り敵討ちをするという少女漫画です。
 主人公が女だということを沖田総司だけが知っていて、いろいろかばってくれる。そのうち相愛の仲になるんだけど、沖田総司は野暮天で自分が恋愛していることにすら気がつかない。そのうち三番隊隊長の斎藤一も「美少年」の主人公が好きになってしまって三角関係となり……。なんだか学生サークルみたいな新選組ですな…。まあ、随所にただようホモ臭さがアレですけど、絵がうまいしお話しも上手に史実に絡ませていて面白かったですよ。
 現在、三十巻まででているけど、二五巻まで読んだらお腹いっぱいになってしまった。作者は新選組マニアで、できるだけ史実に忠実に描こうと努力しているようです。本編よりも巻末のうんちくマンガのほうが興味深かったりしました。
 なんでも幕末の江戸と京都では、まったく風俗が違ったらしい。帯の結び方や町並みからして違う。刺身なんかでも、京都ではマグロは下品なものとされ鯛を皿に盛って出します。江戸ではマグロを皿に並べて出すとかね。それに生理の始末について調べるのに相当苦労したようです。山のような資料をあたったけどみつからず、あきらめたところ偶然手にとった本に江戸時代はどうやって生理を処理していたか書かれていました。いつの時代にも記録魔というかヒマ人はいるんだよねー。それにこういう偶然ってマニアによくあるよね。
 まあ、いくら史実に忠実に描こうとしても、新選組に男装少女が入隊という時点で『マンガ』なんだけどね。力点の置き方がちょっと違うような気もします。たぶん目的と手段が転倒して、好きで調べてるんだろうな。
 マニアというものは、実に恐ろしい存在です。昔ちょっとナチスの写真集の復刻版を出したりしたことがあるのですが、その際に関わったマニアの人たちは凄まじかったですよ。「
武装親衛隊第一装甲師団アドルフ・ヒトラーの第一SS戦車大隊××中隊△△小隊のルドルフ・マイヤー中尉は…」とか当たり前に会話する水準です。とてもついていけまへんでした。

 平成14年の小学館漫画賞受賞作だそうです。作者の力量で二五巻まで面白く読まされてしまったという感じです。でも、後半ちょっと話の進みが遅いかな…。歴史好きでホモっぽい少女漫画が気にならないようなら…、ブックオフで買うか漫画喫茶で読んでもいいかなくらいでしょうか。

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 101日(土)赤ちゃん入院準備の買い出し

 いよいよ赤ちゃんの手術の日が近づいてきました。右肺の三分の一に腫瘍があり腹腔鏡手術で切除します。腹腔鏡手術とは開腹せずに腹腔鏡という道具でで腹の中の様子をビデオスクリーンに写しだし、画面を見ながら特殊な器具を使って手術を行う方法です。もともと細君に子宮筋腫があり開腹手術は怖いというので病院図鑑で腹腔鏡手術日本一の病院をみつけて通っていました。さすが日本一だけあって予約が列をなしており、子宮筋腫の手術は一年半後ということでした。で、そのまま妊娠。その病院で出産したのでした。
 生まれる前からエコー検査で肺に腫瘍があるのはわかっていました。生まれてきたら腫瘍が大きくなって肺が破裂して死んでしまったり、逆に肺に圧迫されて腫瘍が消えてしまうこともあるそうです。うちの赤ちゃんはどちらでもなく、立派な腫瘍をかかえつつも手に余るほど元気でした。
 そうはいっても、まれに腫瘍がガンになることがあるということなのでとってしまうことにしました。腫瘍がガン化したら死亡率は
100パーセントだそうな。ガン化する確率は、0.1パーセント以下だそうだけど…。手術の検査のCTで被曝させると、特に赤ちゃんの場合は発がん率は上がるわけだし…。まぁ、むずかしいところですね。
 医師のすすめと肺に気味の悪いものを抱えて生きていくよりもとってしまったほうがいいだろうと考え、手術を受けさせることにしたのでした。それに出産特典で一年半も行列しないでも腹腔鏡手術を受けられます。
 赤ちゃんは二十日間も入院することになります。手術自体は、痛そうだしかわいそうだけどそんなに心配はしていません。しかし、ココロのほうが心配です。後追いの時期で、ちょっと母親がトイレに行って姿がみえないだけでも大泣きするありさまなのに大丈夫なんだろうか。以前レビューしたナチスの託児施設で愛情を受けることなく機械的に育てられた赤ちゃんが『断絶症候群』になってしまい、自殺したり家庭崩壊したりとロクな人生を歩んでいないことが想起されます。母子同室という手もあるんだけど、そうすると二十日間も別居となるので、五歳のムスメの世話に困ってしまう。細君が病院を毎日行ったり来たりするしかないなぁ。
 以前から十月初頭に手術するということになっていたのですが、先日病院から電話がありました。入院の前日に電話をするので、そしたらきてくれとのことです。だいたいいつごろになるかたずねたのだけど要領を得ません。ベットがあき次第ということらしい。人間は機械じゃないんだし患者が列をつくっているような病院だから仕方ないんだろうけど、二十日も入院するのに前日電話ですぐ来てくれでは困っちゃうよね。何時に行けばいいのかもわからないしね。
 まぁ、そういうわけで、いざという時あわてないように入院道具などをそろえに出かけたのでした。赤ちゃん用品だけでなく、緊急時にムスメの食事の手を抜ける子供用レトルトカレーなんてのも買ってきました。

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102日(日)『中国嫁日記』(井上純一)をみかける

 先日買い出しに行った際に、駅前によくあるような中規模書店をのぞきました。こんな程度の書店でも、ネットで評判になっている『中国嫁日記』が山積みされ宣伝ポスターまで貼られています。オレはbk1で買っちゃったけどね。リアル書店でも売れているようです。
 作者の井上純一氏は、希有馬というペンネームでの同人誌活動のほうが印象深い。というか「希有馬って井上純一というペンネームも使っているんだ」という感じです。
 希有馬屋の発行しているエロパロ同人誌は、十年以上前から買っとります。同人誌にしてはけっこー分厚い本なのに水準が高くて良心価格という優良サークルです。しかし、マンガは非常に上手で面白いのに、本の半分がアニメ評論だったりするんだよねー。
 上質なエロ同人誌だから買っていたけど、アニメやらゲームやらの評論部分は、読まずにとばしていました。だってさあ、八百円も出せば古今東西の名著が読めるのに、わざわざ同人誌のアニメ評論なんて読む時間が惜しいよね。それでも十年以上前に最初の十行くらいは読んだような気がする。やたら理屈っぽい人だな。でも、頭がよさそうな人だなと感じたおぼえがあります。
『中国嫁日記』の内容は、異文化の人と接する際に受けるちょっとしたカルチャーショックを上手にコメディーにまとめたものです。まぁ、『ダーリンは外国人』とかのパターンですね。作者が真性のオタクである点と、その作者が中国嫁さんを溺愛していて、あけすけにのろける点が目新しいかな…。
 真性のオタクといったってそれで生活しているんだから立派なものです。それに十四歳も若い美人で性格のよい女と結婚したのだからうらやましいぞ。そりゃあ自慢したくもなるよなー。
 オレは、中国女にはロクな記憶がありません。高円寺に住んでいたころは、隣のしなびた日本人男と中国女の夫婦に児童虐待のクセがあり、幼稚園くらいの女の子を毎日のようにいじめて泣かせ、騒音でオレをむかつかせていました。今だったら録音して100パーセント児相か警察に通報してやるんだけどな…。そのうちだれかが通報したらしく、子供を取りあげられてやがるの。つぎに引っ越した先では、上の階に中国女が住んでいて夜中の三時ごろ毎日のように洗濯をしやがる。安普請だから音がひびいてうるさい。おぼれる夢をみて目を覚ましたら洗濯の音、なんてことがありました。夜中の洗濯だけなら文化の違いということで許容できるんだけど、文句をいってもやめないんだよな〜。むかついちゃったぜ〜。騒音の苦情を直接いわれても止めないなんてやつは、日本人にはなかなかいないよね。ずいぶん昔にピアノの騒音をまき散らして隣のやつに殺されるという事件があったから、そういうのも少しはいるんだろうけどさ…。
 そういうわけで、中国女はロクでもないという観念がオレの脳内に固着していました。日本と中国のどちらがよりよい国かと問われたら、いろいろ問題はあるにしてもオレは日本だと思います。そして日本と中国の差は、女の差だくらいに思っています。
 本なんか読むまでもなくそんなことは当たり前なんだけど、「性格のいい中国人女もいるんだな」と、オレの偏見を少しは正してくれたのが『中国嫁日記』を読んだ一番の効果でした。ネトウヨも読めよ〜。
 異文化がどうだとか七面倒くさいことを考えなくても、単純に面白いのでカネを出して読む価値はあると思います。

 ベットがあいたので明日の八時三十分から九時までに病院にきてくださいという連絡がありました。明日から二十日間、赤ちゃんは入院です。手術は十月五日とのこと。忙しくなりそうなので、雑記の更新が遅れるかもしれません。 

 

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