遊撃インターネット狂人雑記71 北のりゆき=死売狂生=行方未知 遊撃インターネット雑記 遊撃インターネットTOP ご意見等は掲示板へ |
2010 年10 月16日(土)『ヒトラーの秘密図書館』を読む ヒトラーが大変な読書家であったことは、よく知られています。この『ヒトラーの秘密図書館』は、ヒトラーの蔵書の書きこみや読んだ痕跡を調査して、ヒトラーが読んできた本が彼にどのような影響を与えたのか探るという内容です。ヒトラー研究もよくここまで細分化したものだと思いました。 雑記TOP 遊撃インターネットTOP 10 月17日(日)書籍のPDF化/『妖獣教室外伝2エロスの女神降臨』『妖獣教室外伝3聖母のエクスタシー』をみる細君の出産に備えて山のようにある書籍を処分しています。売ってしまったり、読まないけど捨てられない本は、業者に頼んで PDF化しています。PDF化したのは、今のところ二二〇冊くらいかなあ。五〇冊もオウム真理教の本を送ったけど、業者はどう思っただろうか…。さらに整理を進めたら三〇〇冊を越えそうだ。そろいのマンガ本なんかは、ヤフオクに出品するとけっこういい値がついたりします。細君を下請けにして、出品させています。儲けは細君にやってしまうけど、有意義に使っているようなので、まあよかろう。そのカネで細君は、子供をつれて遊園地にいってきました。もう八ヶ月にもなるのに、でかい腹を抱えて申し訳ない。オレは、家に残って古物の整理です。ようやくエロLDを全部blu-ray化できました。S-VHSの端子でつないでいるんだけど、LDってこんなに画質が悪かったのかとちょっと驚きましたね。 部屋の隅のほうから『仔猫ちゃんのいる店』『くりいむレモン 超次元伝説ラル』『くりいむレモン ポップ・チェイサー』とかが出てきて、いや、なつかしいなあ。『仔猫ちゃんのいる店』なんて、もはや民芸品か文化財の域じゃないか? ここんところ十年くらいは、低予算手抜き作品ばかりで飽きたのでエロアニメなんてほとんどみていません。オレがみたエロアニメのなかで最大の傑作は、やはり『くりいむレモン 黒猫館』ですね。ああ、富本たつや先生…。素晴らしい耽美エロスだ…。それと、宝塚風の魔女狩り拷問エロアニメという怪作『淫魔妖女4』もよかった。我ながら上質なところを選んで買っておる。
あまり知られていない作品ですが、『妖獣教室外伝2エロスの女神降臨』『妖獣教室外伝3聖母のエクスタシー』の二連作シリーズもすごい。あの『大魔神』の大映が制作したんだぜ。たしか劇場公開したんじゃなかったかな。最近の凡作エロアニメとは、およそ水準が違うという感じです。ただし『妖獣教室』という題名に難ありで、 教室なんてまったく出てこないよ。黒髪ロングヘアーで貧乳のヒロインが、変なエジプト風の乱交セックス教団の教祖におさまっていて邪神をよみがえらそうとする。
1995年制作だけど、今みてもまったく色あせていない。むしろ異様な熱気を感じて、すげえ面白い。そういやこいつは、触手モノの元祖的な作品のひとつでもあるな。もう日本では、新品が手に入らないのが惜しいですねー。北米版は無修正なので、そっちを買うのが正解かな。でも、アメリカアマゾンだと売ってくんないんだよな。海賊版なら簡単に手に入るのだが、あまり感心しない。まあ、場末のレンタルビデオ屋でみつけたら、ぜひみてみることをおすすめします。同じ『妖獣教室』でも、初期の作品は絵が下手でくだらない。面白いのは外伝シリーズだけなので気をつけてください。 他にも『くりいむレモン ポップ・チェイサー』の原画に、エヴァの『あんのひであき』の名前をみつけたのも面白い発見でした。この作品は、戦闘や爆発のシーンに凝りすぎて発売が一年くらい延びたんだよな〜。 子供が不在だったおかげでエロアニメをみることができました。コーフンしたというよりも、なつかしかったなー。 雑記TOP 遊撃インターネットTOP 10 月18日(月)『ロリコン 日本の少女嗜好者とその世界』(高月靖)を読むなかなか目を引く題の本ですが、『ロリコン』というよりも『ロリコンとオタク』のほうがよりふさわしい題のように思えます。「オタクとロリコンをいっしょにするな」と言いたい人もいるだろうけど、オレには、オタクとロリコンは分かちがたく結びついているように思われます。かならずしもオタク=ロリコンではなく、オタク>ロリコンだろうけれど、オタクでロリコンという人は、多いよなあ。それに、同人誌界から発展した男性向けオタクの世界は、 80年代初期のロリコンブームからはじまったといってもいいだろうから、オタクとロリコンを同時に語るのは、かならずしも的はずれともいえないだろう。70年代末のアニメブームに淵源を持つとされるオタクの歴史の暗黒面が、三次元ロリコンなのだろう。しかし、ロリコン編とオタク編の二つに内容があまりにも分裂しているようにも思えました。著者が、オタク=ロリコンというようなよく見聞きするレッテル貼りを嫌い、気をつかって書いているからだろう。最初にロリコンとはどのようなタイプの人間かをえがき、つぎにコミケのロリコンブームからはじまる男性オタクの歴史について語っています。昔なつかしい『クラリスマガジン』やら『シベール』やらが登場することでもわかりますが、なかなかよく調べている。もっとも米沢嘉博、竹熊健太郎、大塚英志、永山薫あたりの本を読んで、古いオタクにちょっと話しを聞けば、まあ書ける内容ではあります。 最近流行のオタク論なども、宮台真司や本田透などから紹介しています。よくまとまっているのでオタクの歴史をたどるには、非常に優れた本だと思う。 余談だけど、オレは『シベール』の二巻から七巻まで持ってるぜ。あと、『ミャア官』もね。なにを書いているかわからない人が大部分だろうけど、わかる人には、これだけでオレの同人誌コレクションが、どれほど粒よりでカネと手間をかけているかわかるはず。…だから処分できないんだよう……。 さまざまな同人誌の表現についてもよく調べています。面白かったところを引いてみましょう。 あるいはエスカレートしたサディズムは「鬼畜」と呼ばれ、早くから一部のマニアに支持されてきた。そこでは想像し得る行為があらかた試みられている。精神的な傷を負った美少女がいっそう絶望的な状況で拷問されるといった、メンタルな嗜虐表現もある。度を過ぎるともう商業媒体では扱われず、マイナーなネットのコミュニティーなど極めて狭い世界でしか見られない。 そのなかにはもちろん、現実的にあり得ない状況を描く嗜虐カテゴリもある。例えば「拡張」は、膣や肛門などに物理的に不可能なサイズのものを挿入する、あるいは何らかの器具で膣を拡張した上で子宮口が外部に飛び出した状態にするといった描写。拡張される美少女は白目を剥いて放心した状態で描かれることが多い。 「欠損」は手足など体の一部が欠損した美少女に萌えるカテゴリ。視覚障害、精神障害なども含まれるらしい。これが進むと、嗜好を満足させるために身体を欠損させる行為、さらに殺人、死体姦、死体損壊のような描写に行き着く。 さすがにこのあたりがもう彼らのフェティシズムのデッドエンドらしい。アニメ美少女を使ってこうした極限的な嗜好をビジュアル化しているのは、アンダーグラウンドの悪趣味を自覚的に楽しむシニカルなマニアだろう。あるいは空想の力でタブーの向こうにあるものを見たいという、純粋な好奇心もあるかも知れない。だがネットなどでそのイメージが不特定多数に発信される時、「本物」を引き寄せてしまう恐れもある。 オレも鬼畜は大好きだけどね。 「本物」を引き寄せてしまう というのは、隣に住んでいるOLをさらって殺してバラバラにして食って便所に流して消滅させてしまった『江東マンション神隠し殺人事件』の星島貴徳被告のことをいっているんだろうな。星島被告は、『欠損志向』というなかなか上手な同人誌を出していました。続いてロリコン編では、宮崎勤による連続幼女殺人事件ついて多くのページを費やしています。 80年代初頭のロリコンブームの時代から、ロリコン冬の時代。そしてネットを利用した現代のロリコン犯罪者の動向までを要領よくまとめています。ちゃんと二次元コンプレックスのオタクと三次元好きの本物ロリコンとは、かなり嗜好が異なると書いているところは評価できる。最近のロリコン界については、2000年代にウクライナでつくられたロリポルノシリーズ『LS Magazine』が、ネットで流通しているなんて書いています。おおっ、現代のソーニャだ! さっそく親友のPG氏に『LS Magazine』と入れてみました。でるわでるわ、三百点以上ヒットしました。オレは、左巻きの人なので、ロシアっぽいのには弱い。続いてアメリカ人の父親が、小学生の娘をレイプするという『vicky』シリーズを検索すると五九件。ついでに2ちゃんのロリスレで話題になっていた日本人のハゲ父親が、娘をレイプする『小5ゆい 11歳』も二件ヒットしました。こいつはマジな児童虐待で大変に鬱な動画らしいので、オレはみてないけどね。 オタクとロリコンの相似と差違についてもう少し突っこんでもらいたかった気がしました。しかし、日本のロリコンについて要領よくまとめた良書だと思う。外国のロリコンとの違いは、オタク>ロリコンが、日本の誇る(?)オタク文化の作り手であり担い手でもある点でしょうか。アメリカ大衆文化の多くを創造しているユダヤ人やゲイが差別されているのと、なんとなく似ている気がしなくもない。 難点は、足で書いた部分が少ない点です。実際に面会して取材しているのは、ロリコン専門店ペペの店長、ロリドール収集家、日本ユニセフの広報係の三人のみです。この本は、頭がよくて文章のうまい人が百冊くらいの関係書籍を読んでまとめたという感じですね。良書だけど、もっと足も使って書いてもらいたいと思いましたね。 他にも著者は、メーカーなどにインタビューをしてダッチワイフの歴史をえがいた『南極1号伝説―ダッチワイフの戦後史』という非常に優れた本を書いています。最近は、ダッチワイフをラブドールと呼ぶらしい。ゴム風船みたいな粗悪なものを想像していたら、とんでもない間違いです。シリコン製で美しく立派なもので、思わず六十万も出して買いそうになってしまったよ…。置く場所がないから思いとどまったけどね。オタクと人形は、親和性が高いようです。すぐに文庫になった傑作ですので、人形系に興味のある人は、ぜひ一読をお勧めします。フィギュアからラブドールに趣味を進化させたら面白そうだ。
雑記TOP 遊撃インターネットTOP 10 月19日(火)『東京赤ずきん』(玉置勉強)全四巻を読む 主に成人向けマンガで活躍されている玉置勉強の一般誌連載『東京赤ずきん』を、一から四巻まで読みました。玉置勉強の作品は、たしか同人誌収集に凝っていたころ即売会で武蔵美か多摩美の学漫で見かけたのが最初だと思う。ずいぶん上手な人だと思ったら、立派に漫画家になりました。
そういえば思い出したけど、十五年も前に『内ゲバで GO』というふざけた文章を『危ない1号』というサブカルチャー誌に書かせてもらったことがあります。その記事に挿絵をいれたのが玉置勉強氏だったなあ。編集さんが依頼したことで、面識はないけど…。探したら出てきたので載せてしまおう。
これを中核さんにみられていたら怒られたかなあ。うーん。困ったもんだねっ。
雑記TOP 遊撃インターネットTOP 10 月20日(水)『見える暗闇 狂気についての回想』(ウイリアム・スタイロン)を読む ちょっと前に鬱病を「心のカゼ」などと軽く描いた『ツレがうつになりまして』というマンガが流行りました。しかし。重度の鬱病はそんなに甘いものではないらしい。著者のウイリアム・スタイロンは、ホロコーストを題材に取った『ソフィーの選択』で有名なピューリッツァー賞作家です。公民権運動を支持したりベトナム戦争に反対したリベラル派の作家として知られています。良心的なアメリカ文化人という位置にある人でしょう。 ホテルに帰るとわたしはベッドに倒れ、横になって天井を見つめながらほとんど動くこともできず、極度の不快感の中に呆然自失して身をまかせていた。こういう場合、理性的な思考は精神から離れてしまうのが通例で、だから呆然自失なのだ。この存在状態に対してこれ以上適切な言葉を思いつくことはできない。認識能力のかわりにあの「絶対的で活動的な苦痛」がやってくる、どうにもならない麻痺状態だ。そして、こうした幕間狂言のもっとも耐えがたい場面の一つが不眠。これまでの人生でほとんどのあいだ、数多くの人びとの例にならい、午後遅く安らぎの昼寝に身を休めるのがわたしの習慣だった。しかし、通常の睡眠パターンを破壊するのが鬱病の悪名高い破滅的な様相だ。毎夜悩まされる有害な不眠症に加えて、午後のこの不眠攻撃。夜と比較すれば小さなものだが、みじめな気持がもっとも激しい時間に襲ってくるだけに、なおいっそう恐ろしい。全生活時間の疲労にたいして数分間の安らぎも許されないだろうということが、いまや明らかだった。 不眠というのは、鬱病の典型的な症状のひとつです。オレは、眠くなるまで起きているという対策をとりましたが、スタイロンは、神経が繊細な作家だからでしょう、不眠が大変な苦痛だったようです。とうとう自殺志向があらわれてきて、精神病院に通院することになります。 博士は自殺志向はないかとたずね、わたしはしぶしぶ「ある」と答えた。その必要もないようだったからそれ以上詳しくは述べず、家の中の人工的製造物の多くが実際に自己破滅の潜在的道具となったことは言わなかった。屋根裏部屋のたるき材(それに庭のカエデ一、二本)は首を吊る手段、車庫は一酸化炭素を吸入する場所、浴槽は動脈を切って血の流れを受ける容器なのだ。台所の引き出しにある包丁はわたしにはただ一つの目的しかなかった。急性心不全による死は実行責任を免除してくれるからとりわけ歓迎すべきものと思われたし、雨の降る森の中をシャツ一枚で長い間こごえたまま歩いてわざと師炎にかかる、という考えをもてあそんだ。ランダル・ジャレル(自殺してしまった知人の作家)ふうに近くのハイウェイでトラックの前を歩き、事故にみせかけることも見逃しはしなかった。こうした考えはとんでもない不気味なもの、誇張した冗談と見えるかもしれないが、正真正銘のことなのだ。 オレには、死ななければならない理由などないのに、なんとなく死にたいと願う『希死念慮』が軽く出ました。でも、何でもかんでも自殺に結びつけて考えてしまう自殺志向は、なかったなあ。この人は、かなり重症です。 いまやわたしの病気は、心のあらゆる希望が未来への期待感ともども消えうせてしまった局面に達していた。無法なホルモンにとらわれた脳は、思考の器官というよりも毎分毎分強さが変わる脳自体の苦しみを記録する器具となった。人工的に獲得した眠りのあと、ねぼけながらあたりをさまようために、いまは朝のうちからひどい気分だった。しかし午後はいまでも最悪で、三時ごろから有毒な霧の壁にも似た恐怖が押し寄せて精神の上にかぶさり、床につくほかなくなる。六時間ものあいだベッドに横たわって、意識が混濁し事実上麻痺状態のまま天井を見つめながら、ふしぎにも受難がやわらぐ宵の時間を待つのだ。その宵のひとときにむりやり食物をからだにつめこみ、それからまるで自動人形のように一、二時間の眠りをふたたび求める。なぜ入院しなかったのか? ついに自殺を決意させる決定的な瞬間がやってきます。さらに落下して、とうとう底についたという感じでしょうか。 ディナーでわたしはほとんど話ができなかったが、四人の客はみな親友でわたしの状態によく気づいており、強硬症的な沈黙を礼儀正しく無視してくれた。それからディナーのあと居間に腰をおろしていると、絶望を超えた絶望としか言いようのない奇妙な内面的痙攣をわたしは経験したのだ。それは寒い夜から起こって来たもので、そのような苦悶がありうるとは思いもしなかった。 − 略 − わたしは銃殺執行隊の前に立った男のように心臓が狂暴に動悸を打つのを感じ、取り消せない決定を自分がくだしたのだと知った。 どうして自殺せずにたすかったのかが、この本の最大の読みどころです。くわしくは書きませんが、共時性現象的な偶然に助けられました。そして、その場で奥さんを起こして病院に直行し、そのまま入院します。
雑記TOP 遊撃インターネットTOP 10 月21日(木)『GUNSLINGER GIRL』(相田裕)一〜十二巻を読む19日の雑記で紹介した『東京赤ずきん』よりもさらに鬱で病的な『GUNSLINGER GIRL(ガンスリンガー・ガール)』を十二巻まで読みました。なぜ今ごろと思うかもしれないけど、以前鬱で寝こんでいた時期に全巻をネット購入し、一巻を読んだだけで嫌になってしまって、本棚にしまいこんでいたのでした。 イタリアが舞台で、かなりおしゃれな作品でもあります。しかし、この仮想イタリアは、三〇年前の北アイルランドみたいなところで、極右の独立派が軍事組織をつくって活発にテロ活動をおこなっているという設定です。悪役が極左じゃなくて極右で、国家権力に対してテロ攻撃をしかけてくるというのは、めずらしいよね。右翼といえばたいてい権力の手先で、右翼の反体制軍事組織といえば、アルジェリア戦争時代のフランスのOAS(秘密軍事組織)くらいしか思いつかない。イスラム原理主義過激派は、右翼とちょっと違う気がする。 独立運動に手を焼いたイタリア政府は、秘密機関を創設し身体障害者の美少女を集めて改造手術を施し、指揮者に絶対服従するように洗脳し記憶も消し、殺人部隊をつくってテロリストやらマフィアやら野党政治家やらを殺しまくるというお話しです。ひでえ設定だよ〜。イギリスのアマゾンで購入したアニメ版DVDは、R-15でした。 記憶を失い殺人マシンと化した改造美少女たちですが、感情はあって指揮担当官を盲愛し、どんな命令でも絶対服従します。それで命令に従ってニコニコしながら人殺しをしたり、捕虜を拷問をしたり、敵の銃弾から担当官をかばって蜂の巣にされたりする。改造手術をされているので少女の寿命は、わずか数年です。そのうえ全員が薬物中毒で、大切な記憶が消えたり肝心なところでフラッシュバックを起こして戦闘不能になったりする。 アホなオタク向けにライトな感じに描いてくれればまだ救いがあるんだけど、これを実に陰鬱で病的な感じに描いています。それにこの作者は、十二歳くらいの女の子が銃で頭を撃ち抜かれて血まみれになって死ぬというシチュエーションが好きなんだよね〜。 オレは、殺人現場を目撃されてしまったため、自分に淡い想いを寄せる何の罪もない男の子を問答無用で射殺するという一巻第二話のこのシーン↓で、もう嫌になってしまった。鬱期のオレは脆弱だな〜。
特に六巻までの鬱&病気ぶりは大変なものです。これ、ホントに少年誌に連載したの ?という感じですね。さすがに編集者の介入があったのか、七巻以降はずいぶんライトになりました。普通のマンガに堕落したともいえそうですが。アマゾンのレビューなどでも賛否両論です。嫌いな人は読まなくなるので後の巻はよい評価ばかりになるのだけど一巻のレビューでは、賛否が極端でしたね。悪いほうの意見を一部転載させてもらいます。 しかし読み進めていくうちになんともいえない不快感が生まれました。それは「洗脳」というものの恐ろしさがだんだんわかってきたからです。ここに登場する少女たちはみな何の疑問ももたずに担当官を愛し、人を殺しています。そこには人間にあるべき葛藤がどこにも見られません。「良心の欠如」というのでしょうか。心の底からぞっとしました。
狂っとるのう… ひたすらにサディスティックだ。キャラクターに対して、ではなく、読者に対して。 作者が何を描き、何を訴えたいのか疑問に思うようになりました。ただ少女の身体を傷付けたり、改造される事を描くのが好きなだけなのではないか ?悲しく、そしてこんなにも現実にあって欲しくない作品は初めてでした。 そういうのが我慢できない人は1巻から吐き気がすると思うのでご注意を。 初めて、このシリーズをざっと見た時、 美しさのデコレーションを施して、意味を持たない悲劇を弄ぶこの作品は、この上なくグロテスクだ。ただし、絵やストーリーの構成と言った技巧的な部分は見るべきものがあるので、大嫌いだが評価は星二つ。 こういうキワモノ“作品”を送り出すことが、果たして良いものかどうか、作者はメディアを扱う側として、考えて欲しいです。 …まあ、このくらいにしておきましょう。七巻以降は、逆に「 普通のマンガになってしまってつまらん」という意見が多くなります。このような批評を受けるということは、それだけ描いたマンガで他人の心を動かす技術が高いということです。マンガ力が高いとでもいえば良いでしょうか。キャラクターの魅力はもとより、アイディアや構成力など総合的な技量が非常に高いのです。 作画はパソコンで描いていると思われます。非常に精緻でうまい。しかし、人物のデッサンが微妙に不安定に感じる部分があります。萌え絵97パーセントに劇画1パーセントと吉田秋生1パーセント、それに微妙に下手な絵1パーセントをまぜ合わせたようなアンバランスさを感じます。大人のキャラクターが、男女ともにイタリア人の顔をしているのがいいですね。それに洗脳少女たちもそれぞれ個性的で描き分けができており、非常にかわいい。また、イタリアらしい背景と銃器に対するこだわりは、たいしたものです。 たいていの人は知っている作品で、知っている人は読んでいるだろうけど、大した問題作だと思う。未見の人は、ぜひ読んでみてください。オレは、仕事の合間に舐めるようにして読んだので、最新刊の十二巻まで読むのに二日もかかってしまった。 アニメ化もされていてDVDも出ています。アニメ一期は傑作なのに、二期は大駄作らしい。借りる時は気をつけてください。
雑記TOP 遊撃インターネットTOP 10 月22日(金)『アジアSEX・麻薬旅行マニュアル』が出てくる例によって本の整理をしていると、本棚のすみからいかがわしい本がワサワサ出てきました。その中でも最もいかがわしい本がこいつ↓ この表紙は、素晴らしいですねえ。
こんな本を持っていたこと自体忘れていました。内容をひとことで言えば、『地球の歩き方』の飲む (麻薬)・打つ(カジノ)・買う(女)バージョンです。全編こんな調子ですよ↓女の子は腐るほどいるので、じっくり選んで値段交渉を済ませたら、あとは精子と化粧の臭いが微妙に混ざり合った奥の個室でお楽しみとなる。 個室はひと部屋タタミ二枚ほどの狭苦しい造りで、やたら狭く、部屋の大部分を占領するベッドにかけられたシーツは、ここで戦った男たちの汗や体液が染み込んで、なんともいえない異臭を放っている。これらは基本的に女の子の寝室も兼ねているので、そこいらへんには彼女たちの私物も置いてあったりして、生活感もそれなりに漂っている。 一発あたりの制限時間は特に決まってないが、グズグズしてると体中蚊に刺されてしまうので、はやいとこ済ませてとっとと脱出しよう。コトが終わると、女の子は自分のタオルを持つて店の裏の水浴び場で身体を洗い、あなたにも客用のタオルを渡して身体を洗って来いと勧めることだろうが、この客用のタオルというのがまた、五年前から一度も洗ったことの無いような凄まじい色と臭気で、まるで病原菌のかたまりといった感じ。こんなもので身体を拭いたら死にかねないので、悪いこと言わないから使わない方が身のためである。 70ストリートの両側は大きな池になっているため、大抵の売春宿は、池の上に舞理矢理作られた掘っ立て小屋という形態になっている。従って排出されるゴミもすべて真下にそのまま捨てられるため、売春宿の水浴び場から床板の隙間ごしに水面を覗くと、そこには今までに捨てられた何万個もの使用済みのコンドームが、水面を覆い尽くすようにプカプカと浮かんでおり、環境問題的にみても凄いことになっているが、どうしょうも無いので見て見ぬフリをしよう。 この部分は、カンボジアの売春窟の案内です。具体的な場所や行きかたも書いてあるので、便利だぞ。 アジア買春本なら山ほど出ているけどこの本は、ドラッグについても異常なまでにくわしくガイドしています。全編にわたってこんな調子です↓ タイの田舎町での麻薬購入案内です。あまりにも具体的で、こんな本を出して大丈夫だったのかな〜。 Sea Bleeze前のフルーツ屋、バーミー屋、それとレストランからバンガローに行く途中の民家のオヤジ(バーミー屋の義理の弟)でヘロインならストローに小分けされた物が一本500B、ガンジャなら一パック200Bという相場で売られているようだ。しかし、どちらの場合も人を見て量の加減をするので、一目見て少なすぎる、と思ったら直ぐに「こんな少ないのならいらない」と言って突き返そう。そのまま帰されることはほとんどなく、「それでは、こちらなら800Bだ」とか言いながら倍以上入った物を持ってくるはずだ。しかし、実はそちらが本来の値段の物。「いや、それで500Bだ」と更に値引きを交渉しよう。 十年も前に出版された本なので情報が古くなっていて、今でも役に立つかどうかは疑問です。でも、捨てる気がしないなあ。このような悪書が大好きなのだ。でも、本箱に入れておくのは、子供の教育上よろしくない。こいつも PDF化してハードディスクの中に隠しておくことにしようか…。
雑記TOP 遊撃インターネットTOP 10 月23日(土)PFLPのヘッドラップを購入日本赤軍のスポンサー組織で、 60年から70年代にかけてハイジャック闘争やテロ・ゲリラ闘争をおこなったPFLP(パレスチナ解放人民戦線)のヘッドラップ(ハチマキ)が、ヤフオクで出品されていました。ゲリラグッズに目のないオレは、さっそく入札です。運良く落札できました。かっこいい !
しかし、どっからこんなブツを仕入れてくるんだろうね…。 状態:実物中古 モノ自体としての価値は、ほとんどない品なので、買った本人が本物と思って満足していればホンモノだよね。 10月13日の雑記で書いたファラブンド・マルティ民族解放戦線(FMLN)のベレー帽といっしょに部屋に飾るつもりです。他にもレバノンのイスラム教原理主義民兵組織のヒズボラのハチマキも出品していたけど、オレとしては極左のPFLPだなあ。他にもネットをうろついていたら、ドイツ赤軍(RAF)マークのTシャツを売っていたりして物欲を刺激されて困ってしまう。 ほっ、ほしいにゃあ。三千円程度の品なんだけど、普段まったく服にカネを使わないオレからすると、けっこーお高いんだよね。どうせいつか着古して捨ててしまうものだから…。うーん。二枚購入して、保存用と普段着用にするかあ…。 録画機に秋アニメがたまってしまい、収拾がつかなくなってきました。雨なので外に出ず十本以上連続でアニメをみました。二五分番組とはいえ十回以上も連続してアニメをみると、くたびれるよう。 他に及第点をあげられるのは、『侵略!イカ娘』『それでも町は廻っている』『ヨスガノソラ』『海月姫』かな。『とある魔術の禁書目録2』は、途中で寝てしまった。でも、もう少しみてみよう。『輝きのなんちゃら』と『赤いなんとか』は、つまらんので切ることにしました。三話までたまったのにみていないアニメがまだ二つもあります。こいつらもみなければならないのか…。ほとんど苦行です。 雑記TOP 遊撃インターネットTOP 10 月24-25日(日-月)ダビングしまくるひたすらビデオを blu-rayにダビングしていました。今となっては貴重なビデオが山ほど出てきます。これを全部手作業でダビングするのかと思うと頭が痛い。ウイリアム・シャイラーの『ベルリン日記』をドラマ化した『陰謀 ナチスに挑んだ男』が六時間とか、イタリア船アキレ・ラウル号のシージャック事件をドラマ化した『恐怖の航海』二時間三六分とか、中国共産党が作成したケ小平を賛美する記録映画『ケ小平』十時間とか、同じく周恩来を賛美する『周恩来』二時間二二分とか…。だいたい90年代にNHKが放送したものです。特に『ケ小平』なんてよく放送できたものだと思います。中国共産党バンザイの内容ですからねえ。当時の日中友好ぶりがよくわかります。 さらに楽天レンタルで一枚五〇円で借りてきたDVDを二十枚もアレしていたから、てんてこ舞いです。十月いっぱいで五〇円レンタルは終わってしまうので、それまでにみたかったDVDを借りられるだけ借りてきてアレしなければならない。けっこう細切れな作業なので、合間にマンガをながめるくらいしかできない。 しかも細君は、大学病院の妊婦検診にいってしまったので子供の面倒もみなければならなかった。運の悪いことに保育園は休園です。疲れる…。何もできない…。何もできないから、機械にまかせられるダビング作業をしていたのだが。 テレビで騎馬警官隊がデモ隊を蹴散らしているシーンが出てきたら、子供が泣きやがるの。「お馬さんが人をふんづけてるよ〜」だってさ。馬だってたまには人を踏んづけたくなるんだと説得したけど、ギャアギャア泣く。泣く子と地頭には勝てません。チラチラみていたのに、テレビを消すことになったのでした。疲れる…。 雑記TOP 遊撃インターネットTOP 10 月26日(火)『ソヴィエト赤軍興亡史』一〜三巻を購入 一生懸命になって本を減らしているのに、良書をみつけるとつい買ってしまう。『ソヴィエト赤軍興亡史』は、歴史資料の穴を埋める非常に優れた本です。 ←トロツキーとトハチェフスキー。わかってるなー。
二巻はノモンハン事件から独ソ戦のスターリングラードの反攻まで。三巻はクルスクの戦いから冷戦期のソ連軍までをあつかっています。この二冊もソ連側の資料が多く貴重なものです。手榴弾の代用にするモロトフカクテル (火炎ビン)を生産している工場の写真など、どこから持ってきたんだというような資料がかなりありました。最初はみて楽しむ本だと思っていました。ところが期待せずに文章のほうも読んでみたら、的確で視点が面白いものが多い。優れた本だと思います。 定価は、一冊千八百円で三冊揃えると五千四百円もします。もう絶版なので古本で購入しました。新刊を買うのと同じぐらいの値段でしたよ。気がついた時にすぐ買っておけばよかったなあ。
雑記TOP 遊撃インターネットTOP 10 月27日(水)『アメリカ団塊の世代は今』をみるためこんだビデオを毎日のように blu-rayディスクにコピーしています。手作業でのダビングなので、テレビで再生して横目でみています。面白い録画が多くて困ってしまう。97年に放送された『アメリカ団塊の世代は今』に見入ってしまいました。NHKの四回シリーズで、『1.ベトナム反戦 八人の闘士たち』『2.反戦活動家の30年』『3.ブラックパンサー党の軌跡』『4.法廷を劇場に変えた男 ラディカル弁護士カンスラー』の四作です。いろいろやることがあるのに、ついついみてしまう。 アメリカでも、日本の全共闘運動のような団塊の世代による60年代の反体制運動は盛んでした。アメリカは、ベトナム戦争の当事国だったので、より深刻だったといえるでしょう。『自己否定』だとか深刻ぶって根が暗い全共闘運動とくらべると、アメリカの反体制運動は『セックス・ドラッグ・ロックンロール』というスローガンで、なにやら楽しげです。 結局『自己否定』なんてものをつきつめると、連合赤軍の同志殺しや内ゲバ戦争にまでいってしまいました。70年代には左翼反体制運動の破産は満天下に明らかになります。アメリカの『セックス・ドラッグ・ロックンロール』も、フリーセックスはエイズの蔓延で破産し、ドラッグは社会病理と化し、ロックンロールも商業主義に取りこまれてしまいました。でも、反体制派同士が殺しあうという日本の状態よりは、マシだよね。 現在の日本で共産党系以外の左翼がほとんどいないのは、新左翼特有のうっとうしい生真面目さというか非寛容さが大衆に見離されたということと、そのような体質に起因する内ゲバのまん延のせいだろうと思う。赤色過疎支配とでもいいたくなる小権力にしがみつき、なにか新しい運動があると介入し圧殺してきた中核や革マルのような既存セクトの影響力が無くならないかぎり、日本の非共産党系左翼の復活はないだろう。まあ、中核・革マルの影響力なんて今となってはゼロに等しいから、案外近い将来に面白い運動が起こるかもしれない。現在のような不景気だと右翼排外主義運動が流行するから、それに対抗する反差別運動かな。昔は左翼に対抗する右翼という図式が当たり前だったのに、これだと右翼に対抗する左翼ということになります。左翼も落ちぶれたという気がしなくもない。 『アメリカ団塊の世代は今』でとりわけ興味深かったのが、『シカゴ事件』と活動家のその後の人生についてです。シカゴでおこなわれた大統領候補選出の民主党大会にベトナム反戦派が集結し、警官隊や軍隊と衝突して五日間にわたって争乱状態になったというのが、シカゴ事件です。この事件で八人の著名な反体制活動家が起訴され、『シカゴエイト』と呼ばれ当時の反体制運動のシンボルになりました。シカゴエイトに代表される反戦活動家らが、 30年後にどのようなっているかという内容です。転向してレーガン支持者になった者、自殺した者、整形手術をして地下にもぐり最後に自首した者、なかには議員になった者もいます。大学の教師になった人が多いのが意外でした。日本の全共闘運動の指導者は、予備校の教師になって否定したはずの大学に高校生を送りこむ仕事をしているのが多いのだが、アメリカの大学はフトコロが広い。歴史を学んでつくづく思うことは、60年代の学生運動に限らず左翼運動の軌跡は敗北の歴史だということです。めずらしく勝った場合も、その瞬間から腐敗と堕落がはじまる。たぶん政治とか権力とは、そういうものなんだろう。その証拠に体制側は、最初から腐敗・堕落しているよな。 雑記TOP 遊撃インターネットTOP 10 月28日(木)『シアーズ博士夫妻のベビーブック』を読む あと一ヶ月とちょっとで子供が産まれるので、あらためて『シアーズ博士夫妻のベビーブック』を読みました。ムスメが産まれる前に読んで以来だから五年ぶりくらいです。新宿紀伊國屋の育児書コーナーにいき、あらゆる育児書をながめて、ついでにネットでの評判を確認して選んだ本でした。当時発行されていたあらゆる育児書の中で最も優れた本だと思います。 著者のウイリアム・シアーズは、ハーバード医学校の小児科出身。アメリカの医学は、世界の最先端なので、小児科の世界最高峰といえるかもしれない。奥さんも小児科専門の看護師で、八人の子持ちです。七人目の子はダウン症で、そこで打ち止めにするのかと思ったら、さらに八人目の子を養子にしている。よほど子供が好きでたまらないんだろうか。貧乏医学生の時に長男が生まれたらしく、夫婦で大変な苦労をして育児をしたようです。理論と実践をかねそろえた育児書といえるでしょう。 最近出ている日本の育児書は、だいたいこの本のパクリです。ベストセラーになった『子育てハッピーアドバイス』なんかも書いていることは『シアーズ博士夫妻のベビーブック』といっしょだもんね。どんなものでも同じだろうけど、やはりオリジナルが一番優れていますよ。 『シアーズ博士夫妻のベビーブック』に書いてある子育て極意をひと言でいえば、「赤ちゃんとふれあえ」です。できるかぎり赤ちゃんを、触って、目を合わせて、語りかけて、抱っこして、母乳をやり、添い寝してやれ、という感じでしょうか。当たり前のことを書いているようだけど、抱きグセをつけたらいけないからむやみに赤ちゃんを抱っこしたらいけないとか、ワガママになるから赤ちゃんが泣いても無視してミルクはきまった時間に与えろとか、そんなたぐいの迷信が二〇年くらい前までは、まかり通っていました。でも、こんな間違った方法で赤ちゃんに接すると、無気力か攻撃的かの情緒不安定人間になってしまうらしい。 ビデオをダビングしていて、ナチスにさらわれて『生命の泉(レーベンスボルン)』という育児施設で育てられた赤ちゃんのその後を追った『金髪のヨハネス』という番組をみました。ナチスは、完璧な環境で優秀民族の赤ちゃんを育て、人間を品種改良しようとしました。占領地から優秀民族の特徴を備えた子供を略奪して、独自の育児施設で育てたのです。 ところが終戦後に『生命の泉』出身の赤ちゃんを多数診察した小児科医の証言では、栄養状態は一般の赤ちゃんよりもよいぐらいだったのに、他者とコミュニケーションをとろうとしないという奇妙な特徴があったそうです。赤ちゃん同士ですら目を合わせようとしないという症状がみられたということです。その小児科医は、これを『断絶症候群』と名づけています。ナチス女が決まった時間にミルクだけ与え、愛情とかふれあいとかを赤ちゃんに与えないと、こんな『断絶症候群』になってしまうのだろう。『生命の泉』出身の赤ちゃんのその後の人生は、悲惨でした。根気が無く職についても長続きせず、また、家族関係をうまく築くことができない。優秀民族のナチス・エリートのはずなのに、社会の底辺に落っこちてしまった人が大半でした。うわ、ネトウヨみたいだよ。ネトウヨは、70年代から80年代に流行した間違った育児法の犠牲者なのかもしれません。主人公の『金髪のヨハネス』も、とても優秀民族にはみえない貧相なおじさんに変貌していて、結婚したけど二人の子供のうちの一人は自殺。もう一人も子供を産んですぐに赤ちゃんを『ヨハネス』にあずけて行方不明というありさまでした。 話しがそれましたが、赤ちゃん時代はいくら親がかまってやっても甘やかしたことにならず、むしろ自己肯定感を育み、成長すれば自主的に巣立っていくので大丈夫だということです。印象論ではなくて、ちゃんとデータもとっています。親に添い寝してもらった赤ちゃんの方が、そうでない子よりも成長がよいらしい。信じられないことにアメリカでは、赤ちゃんにも子供部屋を与えて赤ちゃんが寝ると子供ベットに置いて親はどこかに行ってしまうという育児法が主流らしい。それで自立心を養うつもりらしいのだが、この方式だと、赤ちゃんの成長は遅れぎみで、親子の絆が弱く普段の機嫌も悪かったということです。シアーズ博士は、赤ちゃんが夜中に何度も目をさまして激しく泣くので、成長のエネルギーがそれにとられてしまうからだろうと推論しています。オレには、それ以前の問題という気もしますが。
雑記TOP 遊撃インターネットTOP 10 月29日(金)『GUNSLINGER GIRL』ヘンリエッタのフィギュアが届く21日の雑記で紹介した『GUNSLINGER GIRL(ガンスリンガー・ガール)』にあまりにも感銘を受けてしまい、思わずヘンリエッタのフィギュアを購入してしまいました。一時期は結構なプレミアがついていたようですが、送料込みで三千五百円くらいでした。 荷物を減らそうとしているのに…。まあ、転売価値はなくなるけど、箱から出してしまえば場所はとりません。さっそく飾りつけ、三人娘になりました↓
本当にオレは、ヤンだキャラが好きだよな〜。 ムスメが夜中に熱を出し、オレの布団にゲンゲロゲーと吐いてしまいました。布団とマクラはゲロまみれー。子供は苦しがって泣く。ゲロ臭い。夜中に洗濯したりして四時間ぐらいしか眠れませんでした。新生児のころは、このくらい当たり前だったけとねー。やはり眠れないのはこたえる。
雑記TOP 遊撃インターネットTOP 10 月30日(土)『化物語アニメコンプリートガイドブック』が届く お気に入りのアニメ『化物語』の画集が出たというので、さっそくネット注文しました。今日届いたのですが、がっかりしてしまった。 原作者と声優の対談が載っていたりしますが、別段こんな本で文字なんて読みたくもありません。他に読む本が山積みしています。3150円もしたけど、そんな価値はなかったなあ。 アニメ『化物語』関係では、他にも『アニメ化物語オフィシャルガイドブック』という本が出ています。こちらは判型がA3判と大きすぎる。しまう場所に困るじゃないかよ。『化物語』を書籍化した編集者は、なにかカン違いしているとしか思えない。本は飾りものじゃないぞ。 こういう高価な画集の類は、ちゃんと手にとって確認しないと、とんだ無駄づかいをしてしまいますね 雑記TOP 遊撃インターネットTOP 10 月31日(日)レンタルDVDを三六枚アレする楽天レンタルでやっている DVD一枚五〇円キャンペーンに対抗して、GEOのネットレンタルでもDVD一枚八〇円キャンペーンをやっているのをみつけました。楽天レンタルは一度に借りられる分を借りつくしてしまったので、ここでも一気に一六枚借りました。そういうわけで、楽天レンタルの二〇枚と合計して三六枚も届きました。これを全部アレするのか…。ためしてみると意外に二層DVDが多い。二層DVDメディアとBlu-rayメディアでは、そんなに値段が変わらないんだよね。だったらBlu-rayを借りたほうがいいのかなあ。しかし、Blu-rayは、まだまだピーコ技術が安定していません。それにBlu-rayをアレするのには、えらく時間がかかります。やはりDVDが現実的だろうか。 今回借りたDVDは、ナチスドイツとソビエトロシアが舞台の映画ばかりです。主に戦争モノと収容所モノと脱走モノですね。これで当分退屈しそうにないけど、本当にみる時間がとれるんだろうか。 ゲリラ闘争が盛んだった 1985−86年の新左翼の闘争を記録した警察の広報誌『焦点』を手に入れました↓
広報のため警察庁が転載自由でマスコミに配ったもの。二〇ページ程度の冊子です。中身はけっこう濃くて、貴重な過激派写真や面白い絵が収録されています。機会をみつけて遊撃インターネットの 85.86年闘争の記録 コーナーにアップしようと思います。狂人雑記72 |
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