遊撃インターネット狂人雑記67
北のりゆき=死売狂生=行方未知

 遊撃インターネット雑記 遊撃インターネットTOP

 ご意見等は掲示板へ
 
http://webkit.dti.ne.jp/bbs1/yuugeki/yuugeki/

2010

811日(水)在特会が逮捕・ガサ入れ

 ネットの朝日とサンケイによると、在日朝鮮人の特権がどうとかこうとかいう右翼団体、通称『在特会』のメンバー四人が逮捕されたとのこと。警察は右翼に甘いのにめずらしいと思う。民主党政権になったから右翼が弾圧されるようになったとか? んな、バカな。
 朝日の記事によるとネットを活用したネットウヨクとよばれていて、会員が一万人いるらしい。表に出てきて直接行動をするんだったらネトウヨじゃないだろという気もするが、まあいいや。
 組織が大きくなり、ちょっと騒ぎすぎて公安に目をつけられたようですね。微罪でガサ入れって組織解明のための公安警察の伝統的な手法です。ネトウヨがガサ対なんてしているはずもないし、パソコンやらも押収されたらしいので、これで一万人近い右翼・レイシストの名簿が当局の手に入ったわけだ。在日朝鮮人に対する襲撃事件とかあるたびに、こいつらを洗うんだろうな。
 なんでも容疑は、朝鮮小学校がとなりの公園に置いていた朝礼台やらを撤去しようとしてハンドマイクで騒いだのが、威力業務妨害だそうな。小学生をいじめちゃダメだろ。日本人は子供を大切にするから、そこらへんも当局のカンにさわったのかもしれない。供述によると「
日本を守るためにやった」そうな。記事を読んだ限りではこんな感じですね。

 【動機】 日本を守るため
 【行先】 朝鮮小学校
 【行動】 朝礼台の撤去
 【結果】 四人逮捕・ガサ入れ

 ☆朝鮮人小学生
 ★在特会の精鋭
 威力業務妨害罪逮捕で小学生の一本勝ち。

 わははは…。
 なぜかこの連中は2ちゃんねるによく登場するので、どんな団体かちょっと調べてみました。笑っちゃったのがこの画像です。

 

 美しい日本をどうとかこうとかいう前に、文字ぐらいおぼえようよ…。漢字は中国の文字だから右翼としてはおぼえる必要がないのかな〜。
 連中のホームページを読んでいたら、八月一五日に靖国神社の前を通る『
反天連の反日デモ』に対抗デモをかけるらしい。ネトウヨのデモ…。さぞや見ものだろうな。コミケの行列を臭くしてアタマをおかしくした感じ? 勘違いしたヤクザ右翼も混じって障害者プロレス顔負けだな。きんもーっ☆。
 見物に行こうかと思って調べたんだけど『
反天連の反日デモ』なるものは、ネットに載っていない。検索してもネトウヨの対抗デモばかり出てきます。ダメだな、左翼。ちゃんとネットを活用しろよ。苦労してようやくみつけました。これのことみたいだ。

 植民地主義と排外主義を許すな!8・15反「靖国」行動
 ●日時:2010年8月
15日(日)
 ●デモ:午後3時/西神田公園(地下鉄神保町駅、JR水道橋駅より5分)
 ●集会:文京区民センター2A(地下鉄春日駅)/午後5時
45分開場
 【呼びかけ団体】アジア連帯講座/国連・憲法問題研究会/立川自衛隊監視テント村/反天皇制運動連絡会/「日の丸・君が代」強制反対の意思表示の会/靖国解体企画/連帯社/労働運動活動者評議会

反天連の反日デモ』ではなくて、反天連は呼びかけ団体のひとつなんだな。参加しようかなあ。でも、暑いしなあ。それによくみたらコミケと重なるじゃないか! これじゃあ真のネトウヨは参加しないだろう。
 それにしても民族差別ってのは、底辺のガス抜きとして機能してるんだとつくづく感じます。どこの国でもそういう傾向があるらしいが、貧乏になればなるほど右翼が増える。戦前の右翼革新運動もそうだろう。好景気の左翼、不景気の右翼、という感じか。

 雑記TOP  遊撃インターネットTP

812日(木)ソニー製のHDD/ブルーレイレコーダーが故障

 オレはソニーが嫌いです。格好つけているだけで中味スカスカ。すぐ故障して対応が悪い。電機製品を買うなら松下かシャープにしています。最近日本の電機企業がソニー化しているようでちょっと心配だ。
 しかし
HDD/ブルーレイレコーダーは、ソニー製じゃないとダメなんだよね。特許でも取っているのか、キーワードを登録すると勝手に録画してくれる機能があるレコーダーを他社製にはみかけません。オレは、大変面倒くさがりなので、EPG・電子番組表をチェックすることすらだるい。キーワード録画は、見落としていた番組も勝手に録画してくれるから楽だ〜。
 そういうわけでソニー製の『
HDD搭載ブルーレイレコーダーBDZ-RX30』というのを購入しました。…買ってから八ヶ月しかたっていないのにもう壊れやがった。リモコンに反応しません。テレビは反応するからリモコンの故障ではない。コンセントを抜いて再起動するとなおったりするので今まで我慢してきました。格好ばかりのソニーらしく、本体側では操作することができないんだよね。すぐにテレビをみたいのにコードをさしたり抜いたり、イライライライライラ…。修理に出すと毎回録画している番組にアナがあいてしまう。もう一台ソニー製品を買うのは腹が立つな。
 とうとう何度コードを抜きさししてもリモコンに反応しなくなってしまった。………三十分くらいああでもないこうでもないと奮闘し、とうとうかんしゃく玉が破裂。アタマにきてソニー野郎をぶん殴ってやった。一発ではなく五、六回殴りつけた。こぶしが切れて血が出てきたよ。ぜーっ、ぜーっ。
 もうぶっ壊れたかと思ったら、再びリモコンを認識するようになりました。なおったみたいだ。三十年前のテレビかよ…。しかし、どうせまた壊れるのは時間の問題だろう。
 リモコン以外では操作できないというのは、ふざけた仕様だよな。そのリモコンもテレビ入力切替専用のスイッチがついていない。テレビの入力切替をするのに、あちこち何回も押さなければならない。五年前に買ったパイオニアや松下の
DVD録画機のリモコンには、テレビ入力切替スイッチくらいついているぞ。だからソニーはダメなんだよ。イライラ…。

 これからハイビジョン環境をつくろうという人のためにアドバイスします。
 テレビは三十七インチ以上がおすすめ。今は三十二インチが安くて手ごろだけど、ハイビジョンだとそのうち物足りなくなる。部屋がせまくてもすぐになれます。
 液晶とプラズマだったら、液晶のほうがよいと思う。プラズマテレビは、画面から目にみえない近赤外線というのをコタツなみに大量にだしているらしい。目や人体に対して害があるかどうかまだ不明なんだけど、テレビは何時間もながめるものだからちょっと怖い。
 
HDD/ブルーレイレコーダーは、HDD500キガバイトはほしい。ハイビジョン画質だとかなり容量を食うので、320キガだとすぐにいっぱいになってしまうよ。1テラあってもいいくらいだと思う。
 最近は、テレビとレコーダーをつなげるのに赤・白・黄色の端子ではなく
HDMI端子というのをつかいます。一本さすだけで映像と音声両方がつながるから便利だよ。しかし、けっこういい値段がして、テレビやレコーダーに付属していないことが多いので気をつけてください。せっかく買ったのにつながらないとか、情けないからね。
 オレができるアドバイスは、こんなところかな。

 雑記TOP  遊撃インターネットTP

813日(金)『猫物語 黒』(西尾維新)を読む

 アニメ『化物語』が面白かったので続編ということで購入しました。ずいぶん読者をなめた小説だと思う。オタク相手の商売なんて、こんなものなのだろうか。
 
307ページ中最初の94ページが本筋とまったく関係ない主人公と妹のじゃれ合い会話。それもパンツの色がどうだとか、そんなくっだらないことを延々と書き散らしています。ドストエフスキーも会話が長いけど、「人生でおこなった最も醜悪な行為について」だとか「永遠について」だとか、読んでいて勉強になる。妹のパンツじゃあどうしょうもない。
 しょせんライトノベルなので、文字が大きく改行で中味もスカスカです。
94ページが主人公と妹のじゃれ合い会話といっても、ドストさんの25ページ分くらいだろうか。退屈なのを我慢して乗り越えました。
 本編は、そこそこ面白かった。メガネ委員長・羽川翼さんが化け猫になってしまうお話しです。かなりアニメの影響を受けているようですが、そこもまたよし。というか、アニメ化されていなかったら、こんな程度の小説を読みません。
 羽川翼さんが思っていたよりもはるかに病んでいて危ない人だという点が面白かった。これだったら戦場ヶ原さんのほうがずっと健全でマトモですねえ。阿良々木くんが戦場ヶ原さんを選択したのは当然だなあ。
 小説家としての腕はいいんだけど読者をなめているのが気に入らない、という感じでしょうか。だから購入はお勧めしない。アニメで羽川翼さんが気に入った人なら読んでもいいかもしれない。アニメでヒロインだった戦場ヶ原さんは、ほとんど登場しません。

 雑記TOP  遊撃インターネットTP

814日(土)『つるた部長はいつも寝不足』/Candy boy/20世紀少年の脇役ウジコウジオ作品集』/『あまんちゅ!』三巻/『ヌイグルメン!』一巻を読む

  コミケなのに暑いしダルいし体調が悪いしで、一歩も家から出たくない。友人が次回の参加申込書を買ってきてくれることになったので、今回はコミケをお休みです。ネットで評判のいいマンガを続けて読みました。

『つるた部長はいつも寝不足』は、表紙に比べて中味の絵がヘタクソだ〜。ちょっとかわいい美術部部長のつるたさんは、慢性的な欲求不満らしく、いつもなにかの拍子に性的妄想をしてしまい「アワアワ」というマンガ。たいして内容はないし、買って読む価値はないと思う。
Candy boy』は、双子の女の子が下宿して、仲良しというかイチャイチャする話し。なにが描きたいのかさっぱりわからない。なにかと戦うわけでもなければ、目標があるわけでもなし、恋愛もしない。絵はかなり上手で女の子がかわいく描けているんだけどねえ。楽しみどころがわからないから、ちっとも楽しくない。
20世紀少年 の脇役 ウジコウジオ作品集』は、『20世紀少年』に登場した藤子不二雄をモデルにしたとおぼしき二人組の漫画家・ウジコウジオの作品と称するものを載せて、それをユキジさんが批判するというもの。大半を占めるウジコウジオ作品は、古くさいラブコメで面白くもない。浦沢直樹じゃない人が描いています。浦沢直樹の名前と表紙につられて買って損をしてしまった。
 スキューバダイビングマンガ『あまんちゅ
!』も三巻です。同じ作者の『ARIA』のほうが面白かったなー。なんか女の子がスキューバダイビングしてるだけで、「だからどうした」としかいいようがないんだよね〜。相変わらず雰囲気がよくて、買って損したという水準ではないんだが…。もう少し見せどころがほしい。『ARIA』のようにスゲー面白いというわけではないんだよね。つぎの巻も買うと思うけどねー。もっと「面白く」描いてほしいよなー。
 唐沢なをきの『ヌイグルメン
!』一巻は、面白かった。売れない役者たちが、特撮番組の主人公になったりヌイグルミの中に入ったりでがんばるお話し。唐沢なをきは、ちゃんとこういう青春群像ものも描けるんだな〜、と感心しました。ギャグタッチだけど、作者の特撮に対する思い入れもよかった。特撮に対するうんちくも深いし、これは買う価値があると思う。二巻以降も注文ました。なぜか一巻が品切れなのが残念。四十代以上の特撮世代に特におすすめ。

 今みているアニメでは『ストライクウイッチーズ2』と『けいおん!!』が群を抜いているように思います。『ストライクウイッチーズ2』では、六話のエイラ&サーニャ回がよかった。ユリカップルが足にとりつけたロケットで三万メートルまで上昇して化け物と戦う。うーん。面白い。『けいおん!!』は、ロミオとジュリエットの文化祭演劇回がよかった。律のジュリエットが、妙にはまっていたなあ。料理上手で意外に美人。律の株は上がる一方ですね。

  

 雑記TOP  遊撃インターネットTP

815日(日)コミケ欠席

 コミケ最終日なのに、暑いしダルくて無気力状態に落ち込み、欠席してしまいました。ダメダメだな〜。
 本来の予定としては、午前中コミケに参加してちょっとみてまわり参加申込書をゲットしたあとで、靖国神社に抗議するデモに加わってウヨどもと機動隊をはさんでもみ合いをして運動するというのがベストでした。
 しかし暑いいいぃぃ。夏はいつも元気が出ないけど、例年以上に元気が出ない。貴重な時間をひたすら無為にダラダラすごしてしまいました。
 コミケに参加した友人が、律儀にも帰りがけに最寄り駅に下車して参加申込書を届けてくれました。ありがたいな〜。喫茶店でジュースやアイスをごちそうした程度で、たいしてお礼ができず申し訳ない。元気が出ないのであんまり日記も書けません。

 雑記TOP  遊撃インターネットTP

816-17日(月-火)『ちはやふる』(末次由紀)六〜九巻/『競艇少女』(作:寺島優、絵:小泉裕洋)一〜五巻を読む。

 カルタ少女漫画『ちはやふる』(末次由紀)の六から九巻までを読みました。いや、面白いですな。「たかが」カルタをここまで面白く描けるのは、才能というほかない。評判になって売れるのは当然だし、内容もそれにふさわしい。一度手にとるともう止めることができない麻薬的なマンガの面白さを備えた立派な作品だと思う。
 主人公は、美人なのにそんなことをまったく意識していない女の子。百人一首の競技カルタにハマり才能もあるんだけど、ライバル連中は天才ぞろいで苦戦する。仲間は、それぞれ個性派ぞろいです。その中の美形は、どうやら主人公が好きらしいんだけど、主人公は遠くに住んでいるライバルが好きみたいだ。
 勝負もののパターンと三角関係パターンをうまく組み合わせています。そのうえ絵がうまくてキャラクターが魅力的。和歌の勉強にもなるし、マンガを面白くみせるハッタリや構成力も高い。優れたマンガの手本みたいな作品だと思う。たぶん今一番勢いがあって面白いマンガなんじゃないかと思う。カルタ少女漫画などとバカにせずに、ぜひ読んでみることをおすすめします。絶対面白いから。
 余談だけど作者の末次由紀は、別作品で井上雄彦の『
SLAM DUNK』『リアル』などからの作画トレースがバレて、関係書籍を絶版にされたうえに二年ほど作家活動を停止したという過去があります。普通はこんな事件を起こしたらつぶれてしまうものだけど、これほどの才能だと再起できるんだなあ。
 週刊連載マンガのアシスタントをやっていた経験からすると、作画トレースに似たことは日常的におこなわれています。トレースされた「被害者」である『
SLAM DUNK』の絵だって、モロに写真を参考にして描いているよね。まあ、マネたのがばれないように昔のマイナーな雑誌の片隅に載っている写真を利用したり、ビデオをキャプチャしたのをつかったり、ちょっとアングルを変えたり腕の位置を変えたりして完全に一致させないのがコツなんだよね。人気漫画をバカ正直?に完全トレースしたのが、失敗でしたね。被害者の漫画家や編集者も、そのくらいのことは知っているはずだがなあ。誌面でのおわびと該当ページの差し替えくらいですませられる不祥事で、絶版にして作者を二年も干すようなこととは思えないんだが…。まあ、復活できてよかった。

 つづいて『競艇少女』(作:寺島優、絵:小泉裕洋)を五巻まで読みました。大金持ちの三女が、かごの鳥状態に嫌気がさし高校を中退して自分の意志でできる競艇の世界に飛びこみ、研修生になってしごかれたりライバルと競争したりするお話し。
 競艇というガラの悪そうな世界に金持ちのお嬢様がまぎれこむというアイディアが面白い。しかし、連載していたのがスーパージャンプですから『ちはやふる』と比べると野暮ったいし、あらゆる面で詰めが甘い感じがします。これはわざわざ買うまでもないかなあ。

 引きこもってダラダラしていてもしょうがないので、株のデイトレードをしました。売ったり買ったりゴショゴショやって、二日で三万千円程度の利益が出ました。普通に働くよりわりがいい。でも、損することもあるからなあ。HDD/ブルーレイレコーダーの購入資金にでもしようかしらん…。

 

 雑記TOP  遊撃インターネットTP

818日(水)弟一家がくる/『ヌイグルメン!(唐沢なをき)二−四巻を読む

 この暑い中を九州から弟一家が上京してきました。二月に死んだ継母のナントカ盆だそうです。義理堅いなあ。父がメシ代を出すということなので、鬱で一歩も家から出たくないんだけど、こらえて出かけてきました。
 スッポンエキスのしゃぶしゃぶなるものを食べました。大変うまかった。子供たちも大喜びで駆けまわっていましたね。

 帰宅後『ヌイグルメン!(唐沢なをき)二〜四巻を読みました。面白い。特撮番組制作現場のグダグダを実にうまく描いています。唐沢なをきを単なる短編ギャグ漫画家と考えるのは間違いかもしれない。ギャグ風味のストーリー漫画っぽい作品も立派に描いているからね。なかなかの良作なのに、品切れで手に入れにくいのが困りものです。

 雑記TOP  遊撃インターネットTP

819日(木)『銃夢 Last Order(木城ゆきと)一〜五巻を読む

 革命マンガ『銃夢』の新版、『銃夢 Last Order』を読みました。…つまんねえ。最初の『銃夢』は、ものすごく面白かった記憶があるのに、二期の『銃夢 Last Order』は、まったくダメ。小理屈をこねながら主人公が、なんかよくわかんない敵と戦っているだけでタイクツです。SF天下一武道会ですか? それに一期にくらべると主人公のガリィが、なんかブスになったぞ。ネット貸本屋で十巻まで借りたけど、五巻まで読んでいやになってしまった。

 ヤフオクをうろついていたら下↓の絵柄の抱き枕を発見しました。同人製らしいんだけど、よく描けているよなあ。撫子ちゃんがたまらん。これはほしいなあ。ハアハア。
 しかし、細君にこの絵をみせたら、狂人あつかいされてしまった。子供も寝る部屋にこんなポルノ抱き枕を持ちこむなら別の部屋で寝てくれだってさ。追放刑ですよ。
 ケッコンしたり、ましてや子供をつくってしまうと、著しくオタク道の妨げになります。まったくもって困ったものだ。

 

 雑記TOP  遊撃インターネットTP

820日(金)マンガ用ビューワLeeyesが便利

 よくny氏やsh氏が、マンガや画集のデータ画像をくれます。しかし、マンガは見開きで読むものです。一枚ずつ画像をみていくのは、大変読みにくい。そういうわけで遠慮していました。
 ところが画期的なソフトを発見しました。マンガ専用のビューワで、画像の形から一枚で見開きになっているか二枚セットで見開きかを判断して、自動的に見開きの状態で表示してくれます。二枚セットで見開きの場合は、次ページボタン↓を押すと次の二枚セット見開きが表示されるという便利さです。
leeyesというソフトなんですけどね。こいつがあればパソコンでマンガが読みやすいなあ。
 それだけではなく、
Susieプラグインを利用することで、ziprarなどの圧縮ファイルを解凍しないでもみることができるし、jpgファイルなどもみることができる。便利すぎる…。
 それと最近は、
ny氏やsh氏ではなくPD氏とつきあっています。PD氏には、落としたデータの採点機能がついています。点数が低いものをはじくことで、ウイルス入りや壊れたデータに当たらないですむ。これは画期的ですよ。

 しかし、マンガや画集のデータをもらって思うのですが、くれた人はわざわざ本をバラして手間をかけスキャンしています。なんの得にもならないのに、どういうわけなのだらう? 
 本を送るとバラしてスキャンしてくれる業者があるそうなので、あまり読まない本は、そこを利用してデータ化してしまおうかと思っています。戦前の戦争報道誌『写真週報』の揃いとか自衛隊の教範とか過激派の発行した闘争写真集とかトロ選とか、捨てるに捨てられない本が本棚をかなり占拠しているんだよね。

 perfect darkのダウンロードはここ
 
http://www21.atwiki.jp/botubotubotubotu/

 マンガビューワleeyesのダウンロードはここ
 
http://www.vector.co.jp/soft/dl/winnt/art/se381425.html

 Leeyes プラグインの使い方
 
http://plaza.rakuten.co.jp/gotsu/diary/200903120002/

 雑記TOP  遊撃インターネットTP

821日(土)『不思議な少年』(山下和美)一〜五巻を読む

 漫画レビュー.comで評判がよかった『不思議な少年』を五巻まで読みました。漫画レビュー.comというのは、アマゾンのレビューをマンガに特化したようなサイトです。やっぱりこんなところに登録してマンガの感想を書きこむ人は、ちょっとかたよっているみたいです。なんというか『文芸志向』なんだな。
 評価ランキング一位が、なんと藤子不二雄
Aの『まんが道』なんだぜ。ちなみに、二位『寄生獣』、三位『SLAM DUNK(スラムダンク)』、四位『サンクチュアリ』、五位『神戸在住』です。四位の『サンクチュアリ』は、題名だけきいたことがある。五位『神戸在住』なんて題名すら知らなかったよ〜。
 一般人を対象としたランキングではおそらく一位になるであろう『ブラック・ジャック』は、八位です。『あしたのジョー』は、なんと三八位。
三一位の『帯をギュッとね!』より下とは…。かたよっとるな〜。
 今回読んだ『不思議な少年』は、二八位です。人気作『天才柳沢教授の生活』を描いた人の作品で、金髪碧眼の美形少年が、さまざまな時代に現れて極限状態の人間を観察するというお話し。人間の愚行を冷笑的に観察するというパターンを想像するかもしれないけど、そうでもなくて、人間が持たされている業的な宿命を描いている…みたいです
? かな? かな?
 大学教授の娘だけあって作者がなかなかのインテリで、レーニンがいまわの際に「スターリンに気をつけろ」というシーンがちょっとだけ出てきたりして、共産趣味者のオレとしてはとても面白かった。
 主役というか狂言回しの『不思議な少年』は、時空を超えることができ、人間に幻覚をみせて操ることができ、性別や年齢すら変えられる、永遠の命をもつ存在です。そんな『不思議な少年』が、死刑を判決されたソクラテスと対話するという二巻のソクラテスの回が最も興味深かった。神に近い存在の『不思議な少年』が、ソクラテスの死生観の前にタジタジなのが実に面白い。
 読んで面白いというより、味わい深い『文芸志向』の作品ですねえ。漫画レビュー
.comで評判がよいのにも、うなずけました。

 ところで話はかわるけど、漫画レビュー.comで二位の『寄生獣』は、『デビルマン』のオマージュというかマネっこだよね。でも、結論が違う。『デビルマン』では、人類はその愚かしさによって滅亡します。人類の後を継ぐかたちになったデビルマン軍団はデーモンとの戦いで全滅し、勝者にみえたデーモンも神によって滅ぼされ、全ては無に帰る。
 それに対して『寄生獣』では、一番強くておっかないのはやっぱり人間で、正体がばれた寄生獣たちは軍隊に追いつめられ殺されまくる。一番知能の高い寄生獣ですら「あまりいじめるな」とか言いだすありさまです。
 ヒロインはキチガイ群衆になぶり殺しのバラバラにされるは、『悪玉』が勝って『善玉』が滅びるはで、少年誌連載の『デビルマン』のほうが『寄生獣』よりもはるかにキツい。好みもあるだろうが、オレは『デビルマン』のほうが上とみるな〜。

   

 雑記TOP  遊撃インターネットTP

822日(日)面白画像

 暑いやらダルいやらで、ひたすら引きこもっています。頭痛までしてきた。本を読む気力もわかない。細君も腹がでかくなってゴロゴロしているので、ゴロゴロ家族です。いつもゴロゴロしているから、雷神党とでも名乗ろうか。
 そういうわけで、面白いことはなにもありません。せっかくきてくれたので、ネットでみつけた面白画像を貼っておきます。

 最後のは、なに星人ていったっけ? 

 

 なに盗んでるんだよ…。オタクの窃盗犯なのかな?

 

 これは人ごとじゃないよな。ネットを回ると、毎年三百冊以上もエロ本を買って十年間感想を書き続けている人とかけっこういる。この人も数千冊のエロ本にかこまれて暮らしていたのだろう。
 オレもエロ同人誌だったら数千冊は持っているのだが、商業誌と違ってどうしても処分する気にならない。…もうひとり子供が生まれるというのに、どうしよう
? 困った。

 雑記TOP  遊撃インターネットTP

822日(月)DMM.com ポイントオークションでPSP-3000Panasonic ホームベーカリー シルバーホワイト SD-BMS101をゲット

 ネット貸しDVD屋のDMMがポイントオークションというのをはじめました。一時話題になったヤスオクと同じで、どの品も一円からはじまり一回入札するごとに70円くらいとられ、五円ずつあがっていきます。下からだんだんせり上げていき、最後に入札した人が落札できるというシステムです。出品者がDMMで、それにみんなが群がってとりあうという形式です。
 
DMMポイントオークションは、できたばかりであまり知られておらずライバルが少ない。そういうわけてPSP-3000の落札にチャレンジしてみました。
 先に書いたとおり一回入札するごとに
70円くらいとられます。DMMは、この入札代金で儲けるシステムみたいです。入札費に一万円くらいつぎこんで、三五二円でようやくPSPを落札できました。送料を三一五円とられます。10000352315=10667円。PSPの定価が一万五千円くらいだから四千円くらい安く買えたことになります。うーん。リスクの割りにたいしたことないなぁ。

のりゆき
DMMポイントオークションをご利用いただき、ありがとうございます。
下記の内容をご確認ください。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ ご購入内容確認
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
お支払い方法:クレジット
受取人のお名前:北
のりゆき
商品名:
PSP プレイステーション・ポータブル パール・ホワイト PSP-3000 PW 1 352
送料:
315
合計:
667(税込)

 調子に乗ってかなり入札ポイントを購入してしまい、あまってしまいました。落札したからもう用はないんで、なにか面白そうなものに挑戦することにしました。Panasonic ホームベーカリー シルバーホワイト SD-BMS101-SW というのに入札してみました。パンやら餅やらを作る機械です。細君が喜びそうだ。
 こいつは一万八千円くらいする品物なのに、だいたい入札費八千円くらいで落札できてしまった。ゲームや
AV機器よりも家電のほうが簡単に落ちるようだ。両方あわせると二万円くらいで三万三千円分のものが手に入りました。

 落札のコツとしては、いちいち手動入札はかったるくてやってらんないので、自動入札にして一度に一万円分くらいつぎこむことです。適度に落札価格が上がっていて他の参加者が疲れている品物を探し、入札履歴を確認して自分以外に自動入札している人がいない品を選ぶと、かなりの確率で落とせると思います。

 DMMポイントオークション
 
http://auction.dmm.com/

 雑記TOP  遊撃インターネットTP

823日(火)『罪と罰』(原久一郎)読了

 戦後に翻訳されたドストエフスキー『罪と罰』を、ようやく全て読み終えました。えっと、全部で七種類か八種類だったかな。最後になった原久一郎訳は、昭和三九年発行で約一千五百枚の原稿を一千枚に縮めた縮訳です。
 ドストエフスキーは、会話が長ったらしいからちょっと縮めたほうがよいのではないかと思っていましたが、とんだ思い違いでした。「神は細部に宿る」とはよくいったものです。この縮約版は、信じられないほどつまんなかった。数ページ読むと寝てしまうので、完読まで三週間くらいかかってしまったほどです。まあ、ドストエフスキーは、こんなにも細部に気をつかって書いていたのかとあらためて感じさせてくれたという点では読んだかいがありました。何気ない会話の中に宝石のように光る言葉がちりばめられているんだな。
 誤訳も多かったですね。ちょっと気がついただけで、十か所以上も誤訳がありました。馬に踏まれてできた黄色いアザが赤いアザになっていたり、ソーニャの糸杉の十字架が黒檀の十字架になっていたり、ラスコーリニコフの母と妹がマルメラードフの葬式の出席を拒否したことになっていたり…。それに会話も、予審判事も酔っ払いもラスコーリニコフも、みんな下っ引きみたいな下品なしゃべり方をするんだよね。
 前書きで訳者は、『罪と罰』を原書でそらんじられるほど何十回も読んだと自慢していました。原書を横に置いて、たまにチラチラ参照しながらバーッと書きとばしたんだろう。やっつけ仕事のうえに、もはや翻訳というより訳者による新釈『罪と罰』という感じですね。
 訳者は、明治生まれの老ロシア文学者です。ロシア文学者といえば、特に戦争中は特高
(特別高等警察)に監視されたりして苦労してきた人たちです。それなのにロシア文学にしがみついてきたのだから、学者としては良心的というか執念があると思うんだけどな。あまりひどい翻訳なのでちょっとネットで調べてみたら、死の七年前に書かれたほとんど最後の本らしい。もうろくしていたのかもしれないですね。
 こんど『罪と罰』の翻訳比較でもやってみたいと思います。

 雑記TOP  遊撃インターネットTP

824日(水)ワーグナーをきく

 NHKの衛星放送でバイロイト音楽祭のワーグナー『楽劇 ワルキューレ 全3幕』を生放送しました。六時間以上の長尺のうえに深夜なので録画です。世界初の生放送ということでNHKは大変な力のいれようでしたが、意味ないですねー。
 ワルキューレを六時間連続というのは、さすがにキツかった。字幕を読む根気が続かず、読書しながらの視聴になってしまいました。
 ワーグナーといえば、映画『地獄の黙示録』でつかわれた『ワルキューレの騎行』が有名ですね。もうひとつ、ワーグナーはヒトラーをシビレさせたことでも有名です。若いころからの大ファンだったらしい。壮大でロマン主義的で異教的なところが気に入ったのだろう。第二次世界大戦末期にベルリンがソ連軍に包囲される直前、シューペーア軍需大臣がベルリンフィルを呼び集めて『神々のたそがれ』を演奏させたなんていう逸話を思い出しつつ視聴したのでした。
 どういうわけか今でも『ワルキューレの騎行』は、ネトウヨがニコニコ動画あたりにアップしている差別デモ動画のバック音楽によくつかわれます。極右排外主義の感性に響くものがあるのかなあ。実際にワーグナーは、ひどい反ユダヤ主義者だったらしい。ヒトラーとの経緯もあって、今でもイスラエルではワーグナーの演奏はタブーらしい。数年前にイスラエルでアンコールでワーグナーをやろうとした楽団が、ブーイングの嵐で立ち往生したなんて新聞記事を読んだ記憶があります。
 しかし六時間は長い。バイロイト音楽祭は、世界で最もチケットがとりにくいコンサートといわれ、ドイツの田舎に世界中から『ワグナリアン』が集まるんだそうだ。だいたい二時間ごとに休憩があるらしいけど、一九世紀に建てられた劇場にカンヅメにされて六時間もワーグナーをきかされたら、オレだったら途中で気絶してしまうかもしれない。
 せっかくなので、いっしょに録画されていた『楽劇“トリスタンとイゾルデ”』を続けてみました。こいつも四時間以上あります。ワーグナーを連続十時間…。本を読みながらきいていても、クタクタにくたびれます。しまいにはアタマの中でワーグナーが響きわたり、終わると同時にフトンにもぐりこんで寝てしまった。

 雑記TOP  遊撃インターネットTP

825日(木)『放課後・ひとりあそび』(田中雅人)を読む

 二五年くらい前に白泉社のオタク向け少年誌『月刊コミコミ』で活躍していた田中雅人氏が、十年ぶりくらいにエロ本をだしているのを発見し、購入しました。といっても2002年発行の本ですが。八年前…。ぜんぜん話題にもならなかったようで、気がつかなかった。
 それもそのはず、ヘ、ヘタになっておられますな…。まるで出涸らしだ。
1988年発行の『妖魔ミカヅキ』なんて、今でも大事に持っていますよ。現在のマンガとしても通用するくらい上手くて面白かったのになあ。一時期の活躍を知る者にとっては、さびしいなあ。技量が落ちたというよりも、気合いというか情熱の問題だと思うんだよね。

  1988年『妖魔ミカヅキ』

  2002 退化しておられる…

 今になって思うと『妖魔ミカヅキ』は、薬害エイズ事件を予言したようなマンガでした。ヘンな人造血液を輸血された人が吸血鬼になって人々を襲い、それを美少女が始末して回るというストーリー。ちょっとヤバイかね〜。
 エロマンガなんてどうでもいいから、もっと気合いを入れて『妖魔ミカヅキ』の続きを描いていただきたい。

  

 雑記TOP  遊撃インターネットTP

826日(金)全学連のヘルメットを落札しそこねる

 ごくまれにヤフオクに過激派グッズが出品されます。過激派ヘルメットも数回見かけたことがありましたが、今回出ていたヘルメットはなかなかの逸品でした。まあ下の画像をみてください。「武装蜂起せよ」とか空気が入りまくりで、歴戦の強者のおもむきがあります。

 

 

 

 

 共産主義者同盟(共産同)の学生組織『社会主義学生同盟(社学同)』のヘルメットです。三枚目の画像の頭に書かれた『BUND』というのは、ドイツ語で『同盟』という意味で、共産主義者同盟をさします。下のほうに「民コロ殺せ」とか書いてあるね。『民コロ』というのは、共産党系の『民主青年同盟(民青)』に対する蔑称。意外なことに民青は、内ゲバに熱心でしかも強かったらしい。学内秩序派として過激派の憎しみの的になっていました。
 一枚目の画像の側面に『同志社』という文字がみえます。同志社大学の社学同は、東京の共産同指導部の指導にあまりしたがわない独立社学同としてかなりの勢力を持っていたはず。共産主義者同盟の関西派は、後に赤軍派として分裂しますが、同志社大学から赤軍派に流れたのはあまりいなかったと思います。むしろ自治会を中心に学内で固まって『同志社ガラパゴス』といわれる学生運動の楽園をつくっていました。ずっと時代は下がるけど、八〇年代初頭の同志社大学学生運動の様子は、佐藤優『私のマルクス』にくわしく書かれています。
 これはなかなかのブツだと、すっかりほしくなってしまいました。最低落札価格は二千五百円です。まあ、興味のない人にはガラクタだし、三千円だったら落ちるべえと入札し、寝てしまいました。
 翌朝さっそく確認すると、五二五〇円で他の人に落札されてしまっていた。うーん、こいつに五千円以上出すか…。ヘルメットの内側に書かれた落書きといい、この味わいはほとんど民芸品の域にまで達しているからなあ。購入できず、大変残念でした。

 オレは昔、戦旗・共産同という過激派組織のシンパをやっていました。伊勢神宮に火をつけたり皇居や首相官邸に火炎弾を撃ちこんだり、かなりの過激派で面白かった。この戦旗・共産同にも学生組織の社学同がありました。共産主義者同盟は、分裂に分裂を重ねて衰退し、いつのまにか社学同も消滅してしまっていたのです。それを八〇年代に戦旗・共産同が復活させました。
 彼らのヘルメットは、こんなに派手ではなかったですね。赤ヘルに白字で『社学同』と書いてあるのは同じなんだけども、黒いふちどりがなかった。テッペンに書いてある『
BUND』もなかったねえ。後ろの文字は『全学連』ではなくて『戦旗』でした。それにヘルメットの内側の落書きもなかった。たぶん個人所有ではなく、闘争のたびに組織が貸しだして帰りに回収という方式だったからでしょう。

 

 遊撃インターネット狂人雑記68

 

遊撃インターネット雑記 遊撃インターネットTOP

ご意見等は掲示板へ http://webkit.dti.ne.jp/bbs1/yuugeki/yuugeki/