遊撃インターネット狂人雑記61
北のりゆき=死売狂生=行方未知

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2010

516日(日)精神病系のマンガを読む

 本屋でみつけた『マンガで分かる心療内科』(原作・ゆうきゆう/作画・ソウ)を読みました。現役精神科医が原作を書いています。クリニックのホームページに載せていたマンガが雑誌連載に出世して単行本化したらしい。この前読んだ加賀乙彦も精神科医だったから、最近精神科医の著作によく当たるなあ。
 看護師のマヌケ姉ちゃんと心理士(どういう仕事なんだろう…)の兄ちゃんのコンビがボケとツッコミをかましながら心療内科の病気の解説をします。内容は「ロリコンはどこから病気なの
?」とか、「幻聴を消す4つの方法」とか、「心のEDを改善する方法」など。インポなんかでも「ED」と書くと、偉そうな病気に聞こえるよな。
 どういうわけか半分以上は鬱病についてです。やっぱり最近流行ってるからかな。
頭がよくクールに判断する人ほどうつになりやすい なーんて言ってますよ。ほめられちゃった…。これだったら『マンガで分かる精神病院』でもいいと思うんだけど、そこはさしさわりがあるのだらう。
 鬱病について描かれている部分で特にオレに心当たりがあったのは、『貧困妄想』についてです。
自分は貧乏なのではないか?と強く思い込むことを言います この場合たとえば100万円以上持っていても貧困だと思い込んでしまう例もあります という症状。いや、小学生がイメージする大金じゃないんだから、100万円程度じゃあダメだろうとは思う。しかし、贅沢しなければ三年は働かず暮らせる程度の貯金があるのに、女房が妊娠したぐらいで寝こむほど鬱になるのは、たしかに異常だよなあ。かかりつけの精神科医も「いざとなったら生活保護という手もありますよー」なーんて明るくいってたしねっ。民生委員とか小うるさそうだから、そそそそそそれは避けたい事態ですけどね。医者を味方につけると有利だよなあ。
 漫研出身のゆうきゆう医師は、なかなかの経営者です。巻末の宣伝によると、池袋と上野の駅前ビルに二軒もクリニックを持っているぞ。なぜか上野のクリニックの入っているビルの一階は、まんがの森です。オタク趣味で場所を選んだのかなあ
? 

 数ヶ月前から精神病院の待合室に置いてあり、気になっていた雑誌を頼みこんでもらってきました。『こころの元気+ まんがスペシャル2009』です。『こころの元気+』とは、日本で唯一のメンタルヘルスマガジン なんだそうな。つまりメンタルがヘルスじゃない人の専門誌。いろんな雑誌があるなああ…。巻末宣伝によると 封筒には「精神」等の文字は使用しておりません。安心してお取り寄せください とのことです。エロ本の通販みたいだね。

 

 なんといっても 日本で唯一のメンタルヘルスマガジン のマンガ版ですからねー。欲しくて仕方なかったんですよ。「もう2010年だから、去年の雑誌なんて読む人いませんよー」とかなんとかうまいこといって、もらってきてしまった。
 この本のスゴイところは、描き手の皆さんがオレと同じく精神病メンタルヘルスを損ねておられるという点です。

 

 だからといって、こんな絵↑は収録されていませんよー。
 こんなのを見せられたら、ますます狂ってメンタルヘルスが悪化してしまう。ほのぼの系の絵が中心です。
 特に気に入ったのが、不安神経症で通院しつつイラストを描き本屋さんでバイトもしているというがんばり屋さん、及川園子『たいせつなもの』です↓

 

 萌え絵だ! かなりよく描けてるぞ。作者がモデルとおぼしき病んでしまったけなげ美少女がよい。特に「ひそひそ クスクス」の幻聴の表現が秀逸だ。早く美少女系の雑誌に持ちこみをしなさい。ヤンデレは流行だから、いい線いくと思うぞ。
 他にも『わが家のおクスリ事情』『いろんな薬の形』『ちむライフ 番外編』『困ったお医者さん』『服薬もぱぴぷぺぽ』『アドヒアランス入門』など力作ぞろいです。一般書店でも売ったらいいのに。

 

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517日(月)DVD『ワルキューレ』をみる

 国防軍将校のヒトラー暗殺とクーデター計画を描いた映画『ワルキューレ』をみました。
 ヒトラー暗殺でシュタウフェンベルク大佐を主人公にした映画は、四本くらいつくられています。だいたいのストーリーは知っているので、あらためて『ワルキューレ』をみて感じたのは「やっぱりドイツ軍はかっこいいなあ」という極めてミーハーなものでした。この映画では、ドイツ軍はかっこいいうえにおおむね正義側ですから安心してみることができます。
 あんまりドイツ軍が好きなので、思わず外国からドイツ兵士胸像とナチス鷲の置物を購入してしまいました。パソの上に飾っています。レーニンやトロツキーの胸像と仲良くならんでいる姿は、なんとも妙というか異景ですね。

 

 クーデター失敗の直接の原因は、ヒトラーを討ちもらした点にあります。しかし、これは偶然の結果であって、ヒトラー暗殺の実行者とクーデター計画の指揮者が同一人物だった点に計画の致命的な無理がありました。そのためシュタウフェンベルク大佐の移動に貴重な時間をロスしてしまい、ナチスに立ち直る機会を与えてしまった。ヒトラーを暗殺できるのはシュタウフェンベルク大佐しかいなかったとしても、同様に決意を固めたより上級の将校がクーデターの指揮をとっていれば成功した可能性はもっと大きかっただろう。
 ただし、それがドイツにとって良かったかどうかは別です。地上戦で壊滅的打撃を受けソ連軍に首都にまで攻めこまれたから、分裂したとはいえ二度の世界大戦を引き起こしたドイツが戦後に右翼的な方向にぶれず立ち直れたのだと思う。
 日本は、沖縄以外は空襲だけで降伏したため、右翼勢力が根強く生き残ってしまった。日本も地上戦に突入して、昭和天皇もろとも軍部と右翼が皆くたばっちまえば良かったのにと思わないでいられない。実際そうなると一般市民も巻き添えで殺されてしまうからダメなんだけど、市民を盾にした卑怯な右翼野郎はどうにかならないものか。
 日本軍は、招集した予備役ばかり前線に出して、エリート軍人は主計将校などをやっていて安全地帯にいたし、職業軍人も戦闘自体にはそんなに参加せず、戦死者も少ない。地位が上の者ほど無責任で厚顔無恥なのは、戦争以来引き継がれた日本の伝統のようだ。

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519日(水)『ぱきすタン』を読む

『あふがにすタン』といっしょに購入した『ぱきすタン』を読みました。萌え擬人化のパキスタン本です。前に読んで感心しなかった『あふがにすタン』より、はるかに面白かった。ぱきすタンに『いんどちゃん』やら『ばんぐらちゃん』やらのライバル姉妹がいるからかな。
 もとはひとつの国だったのに植民地にされて宗教の違いで分離独立し、お互い宿敵となった印パ関係の歴史について勉強になりました。特にパキスタンとバングラディシュの関係について整理できたのが収穫でした。
 パキスタンとインドは、最も核戦争の起こる可能性の高い地域だと思う。印パ全面戦争になったら、戦力の強いインド軍がパキスタンに進撃。追いつめられたパキスタンが核攻撃に踏み切って、インドが報復核攻撃という図式になるだろう。

 パキスタンの歴史以上に興味深かったのが、挿入されていた中央アジアの地図でした。ネットでは中国が日本に攻めてくるとかいう暴論が流行っているけど、ちょっと地図を見ればそんなことは絶対にあり得ないということが分かる。書くのもバカバカしいけど、「中国が攻めてクルー〜」とか大真面目に信じているネトウヨがいるようなので書いてみます。
 中国の北に大国ロシアがあって、七〇年代に国境紛争を起こして戦争寸前にまでいった歴史がある。今も決して無条件で友好的というわけではない。南にも大国インドと国境を接し、中印戦争でカシミール地方の一部を分捕っている。それ以来、宿敵のあいだがらです。インドの東の東南アジアには地域大国のベトナムがある。七〇年代にカンボジア問題で中国軍が侵攻し、負けてたたき出されている。西の国境は、旧ソ連の一部だったカザフスタン・キルギス・タジキスタンで、イスラム勢力の強い地域。イスラム原理主義勢力は、今はイラクやアフガニスタンに向かっているけど、いつ新疆ウイグルのイスラム系住民と結びついて独立運動を激化させるかわからない。ロシアとチェチェンのような内々戦になる可能性すらある。さらにチベットの独立運動も執拗に続くだろう。東北アジアでは、北朝鮮が万年飢餓状態にあり、いつ崩壊しても不思議ではない。北朝鮮が崩壊したら、国境を越えて数百万人の難民が中国になだれこんでくる可能性が高い。地域のパワーバランスを崩し北朝鮮を崩壊に導くことは中国の国益にそぐわない。その隣の韓国は強力な反共国家で、日本に向かう進路をふさいでいる。本気で日本に攻めこむつもりなら、韓国を味方につけるか征服するかしないと不可能だろう。現実問題として韓国を味方につけることは困難だろうから、日本侵攻の前に第二次朝鮮戦争を起こして勝利する必要がある。
 中国は、ユーラシア大陸の中央で四方から仮想敵国に取り囲まれている国です。ロシア・インド・ベトナム・イスラム勢力といった強力な敵対勢力と国境を接している現在の状態で、アメリカと戦争になるリスクをおかして日本に攻めこむなど、およそ不可能でしょう。中国の隣国の中では、日本が一番友好的で御しやすい相手に思えます。なぜそんな国に攻めこむ必要があるのか
? 今後五〇年くらいは、複数の仮想敵国とにらみ合い、国内の治安を維持するだけで精一杯と予想します。
 本来そんなことは不可能なのだが、政治や経済を抜きにして純軍事的に考えても、アメリカのような最強国がイラクとアフガニスタン程度の相手をもてあましているくらいなのに、中国が海を越えて日本まで攻めこんでくることなど軍事的にも不可能です。制空権がとれない、船がない。なにか奇跡が起こって
(奇跡など起きないのだが…)数十万人の軍隊を上陸させることができたとしても、補給が続かず孤立して全滅するだけ。それに中国軍が日本を占領できたとしても、どうやって統治するのだろう?
 そもそも中国が日本を征服してなんの利益があるのか。軍事的に日本を征服できる国があるとしたら、おそらくアメリカだけだろうけど、そんなことをしてもなんのメリットもないから攻めてくることなどありません。
 むしろ中国人は政治が上手だから、資本と技術を持っている日本をアメリカから引き離して味方に引きこもうとするんじゃないかと予想します。日本は、アメリカと中国を天秤にかけて、アメリカ寄りだけど中国とも商売上うまくやるというスタンスをとるのが一番賢いでしょう。
 床屋政談的なことを書いてしまいました。ちょっと2ちゃんねるをのぞいたら、ネトウヨがあまりにもバカすぎて…。こんな悩みを書きこんでいる人がいました。

  私の場合、家族に一人ネトウヨがいます……。

  勉強について行けなくなり大学を中退。
  専門学校を卒業後就職するも、会社でいじめに遭い、
  配属後二ヶ月くらいで退職。
  現在は家に寄生しながらフリーターを続けるという、コピペのようなスペックです……
  嘘だと思われる方もいらっしゃると思いますが、本当です。

  フリーターの分際で実家に帰る度に以下のようなことを私に口走り、
  実にゲンナリします。

   ・外務官僚は売国だらけで無能! ←フリーターが東大卒の官僚を無能扱い……
   ・ミンスが政権を取ると、中韓に主権を委譲し、日本が乗っ取られる! ←リアル会話
    で「ミンス」……

 信じられないかもしれないけど、マジでこんなのが生息しているんだよ。なにかといえば「中国が攻めてクルー〜、韓国のインボー〜」なんだぜ。やつらの最近の流行は「ミンスのせい」。こいつらは、中国・韓国臭が好きで仕方ないんだろうな。まるでゴキブリホイホイだね。
 ネトウヨが多数出没するスレでは、「
チョウセンヒトモドキ」だとか「シナ人は人間以下の存在」とかいう書きこみであふれている。クソ壷でものぞいているようだ。
 オレは、ネトウヨは自殺したらいいと思う。他人を差別したり蔑んだりしないと苦しくて生きていけない人生なんて、意味がないからね。

 

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520日(木)『西遊記』をみる

 レンタルDVD屋で、堺正章が孫悟空役をやっている『西遊記』を借りてきました。イギリスやオーストラリアでも放送されたらしく、かなりの人気があったようです。YouTubeで英語版のオープニングをみて、懐かしさのあまり借りてしまいました。

 

 今のネットユーザーには想像もつかないだろうけど、オレが子供のころ、一九七八年くらいだったかな、日中友好ブームというのがありました。上野動物園にパンダがきて、NHKが名作『シルクロード』を放送して…。制作年から考えても、この『西遊記』も日中友好ブームの一環だったんだろうなあ。日中平和友好条約の締結は、子供の世界にもけっこうな影響を与えました。『好きな国』で中国がアメリカにせまる勢いだったからね。
 中国では、孫悟空役は天下一の俳優がやることになっているらしい。中国でもこの『西遊記』が放送され、堺正章は日本一の俳優だと勘違いされていたらしいぞ。
 数十年ぶりにみたけど、やっぱり面白いねー。チープでカルトで笑えるところがよい。それに三蔵法師役の夏目雅子の美しさはすごい。美女というのは、こういう人のことをいうんだろう。二七歳で亡くなってしまったけど、美人薄命とはこのことだなあ。

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521日(金)悪くない歯を削られて神経を抜かれる

 歯医者にいってきました。前に奥歯を半分抜かれてしまいましたが、今度はブリッジをかけるというので、虫歯でもない隣の歯を削られて神経を抜かれてしまった。あふ〜。こんなことなら、やはりインプラントにするべきだっただろうか。でも三十万円もかかるしなあ。もう手遅れだが…。

 ネットをうろついていて面白い画像をみつけました。抱き枕と結婚した韓国人の話題のスレで、オレもこんなのもってるぜっという話題になり、貼られた画像です。

 

 下品な抱き枕だのう。しかし、それよりもオレは背景の本箱に注目しました。他人の本箱をみるのが大好きです。本箱をみれば、その人の知的水準や好みや過去の軌跡までたどれる。だいたいどんな人間だか分かってしまうからね。
 この画像でまず目についたのは、受験参考書の赤本です。どうやら京都大学文学部が本命で大阪大学と早稲田大学がすべり止めらしい。偏差値七〇くらいありそうだ。死ぬほど勉強したんだろうな。それによくみるとギターが置いてある。趣味を楽しむ余裕があるのか。優秀だなあ。たいしたものだ。
 その他の蔵書もなかなかのものです。『白川静文字講話』『岩野泡鳴集』『西鶴集』『宇治拾遺物語』など。講談社学術文庫も多数。うーん。文学部っぽい。高校生の分際でこんな本を読んでいたら、たいしたものです。さすが京大志望。
 しかし、この下品抱き枕ですべてが台無しだあ。せっかく最高学府に入っても、こんなのがあったら女を連れこめないぞ。抱き枕と結婚するのか
?

 オレは、もう結婚しているから大丈夫です。桂言葉様の抱き枕を二つ両側に置いて寝ている。抱きついて横向きに寝ていると、そのうち肩のあたりが痛くなってくる。そうすると転がって反対側の枕に抱きつくという寸法だ。細君は、最初はいやがっていたけど「この子はおまえの若いころによく似ているんだ」とかなんとかいって、あきらめさせた。

   

 しかし、三枚目のクドリャフカは、どうしても納得してくれない。クドリャフカ枕を置くんだったら本置き部屋で寝てくれとかいわれた。ロリコンで変態で異常だから絶対ダメなんだそうな。うむー。

 あと、最近感銘を受けたのは、自衛官募集のこのポスターです。

 

 下品抱き枕の受験生は、京都大学ではなく防衛大学に進むべきだな。きっと出世できるぞ。
 しかし、このポスターにひかれてきた連中が本当に戦力になるのだろうか…。弱そうな軍隊だなあ。それともオタクを鍛えなおそうという権力の陰謀なのか
?  

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522日(土)『西遊記』二、三巻をみる

 友人から電話があり、高校時代にロクでもない所行で知られていた同級生が死んだことを知りました。校庭でチンコをだして小便をしながら他人を追いかけ回すという大馬鹿だった。…偏差値の低い男子校だったからね。その後、搾取の宗教として有名な天理教の宣教師?になったとか風の便りで聞いていた。特に親しくもなかったので、バカでも若死にするんだなという感慨をいだいたのみです。その後、電話をくれた友人と『涼宮ハルヒの消失』をみにいこうと計画を立てたのですが、ネットで調べたらもうどこも上映していない。

 再び『西遊記』を借りてきて二、三巻をみました。一巻に三話ずつ入っていて三時間近く楽しめます。五十分ぐらいしか収録していないアニメDVDは、反省するように。
 たしかに面白いんだけど、『西遊記』をみながら妙な既視感を感じました。このノリや演出は…。これは時代劇のものだ。時代劇のノリで西遊記をやってるんだなあ。特に『水戸黄門』を想起しました。この若干ウエットな日本製西遊記が、外国で人気だったというのもちょっと不思議です。
 夏目雅子が美人なので、オープニングから取りこんだ画像を貼っておこう。

 

『西遊記』のロケで中国に行った際に原爆実験場で被曝したせいで夏目雅子は白血病になったと右翼雑誌『正論』が吹いていた(20096月号)。中国共産党が放置するシルクロード核ハザードの恐怖 だとさ。ずいぶん大仰なタイトルだけど、これがとんだ大ウソ。夏目雅子は、中国に行ったことはない。ちょっと調べれば分かることなのに、右翼雑誌は裏もとらないのか。エセな「正論」だな。

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523日(日)遊園地のプリキュアショー

 細君とムスメが、ママ友とどこかの遊園地のプリキュアショーに行ってきました。オレは、もうあきらめられていて、さそってもくれない。気楽なもんです。
 プリキュアショーに『大きなお友達』は、三人出現したとのこと。二人はカメラ小僧で一心不乱にプリキュアの着ぐるみを撮影。もう一人は「キモチの悪い人」で、胸元にハート型の巨大なプリキュアバッチを装着し、後ろのほうの席でプリキュアカードを差しこんだ分厚いカードブックをニタニタしながらめくっていたんだそうな。オレは、だれに迷惑をかけるわけじゃなから別にいいじゃないかと思うけど、細君とママ友は彼を変質者認定して常にチェックを怠らなかったようです。やっぱりオタクには、世間の目は冷たいな…。
 プリキュアショーが終わったら、プリキュアとの撮影会です。なぜかカメラ小僧が、プリキュアの着ぐるみとカメラに収まっているちびっ子たちを撮影しまくっていたらしい。細君は、カメラ小僧も変質者と認定。ムスメの番になったらカメラ小僧の前に立ちふさがって撮影を妨害したとのこと。「絶対、ダメ
!」だって。キビシ−。
 ショーが終わって遊園地を回ると、綾波レイやら仮面ライダーナントカやらが大勢いたらしい。どうやら雇われているのではなさそうだ。良くいえばボランティア
? コミケのコスプレの人は、普段は遊園地にいるのか…。

 妻と子がプリキュアショーに行っている間、ひさしぶりにゆっくりできました。読書にあきてネットをダラダラうろついていると、こんな画像をみつけた。今度発売される『ストライクウィッチーズ』のゲーム版らしい。

 

 こっ、これはイケてますな。良くできている! ハードはX-BOXか。ほしいソフトがないのでもっていないのだが、いっしょに買わなければならないか…。
 しかし、念のためネットを回って情報収集しました。するとこんな画像が…。

 

 なんだい、こりゃあ。二十年前にもこんなゲームがあったよな。いらねー。
 あぶない。あぶない。最初の画像にだまされて、こんなものを買わされるところだった。情報収集は大切ですな〜。

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524日(月)またまたとんでもないことに…

 たいした病気ではないんだけど、ちょっとした持病があって細君は毎日薬を飲んでいます。大学病院の高リスク妊婦検診から帰ってきた細君がいうには、その薬が胎児に対して催奇性があるのが判明したとかで、服用を止められたということです。催奇性といっても目が三つになったり足が三本に生まれるとかいうものではありません。心疾患。どうやら心臓が奇形になってしまうらしい。その医師がいうには、つい数日前に厚生省から通達がきたんだそうだ。厚生省よ、仕事がおせーよ! 
 ネットなどで調べてみました。その薬を服用していると、
2.9パーセントの確率で心臓が奇形になってしまうらしい。三十四人に一人の割合か…。そのうえ妊娠初期の三ヶ月に服用していると、危険性が高まるとか。お腹の子は、ちょうど三ヶ月です。冗談じゃない! 
 もし心臓が奇形の赤ちゃんが生まれて、五年以内に一億円かけてアメリカで心臓移植をしないと死ぬなんていわれたら…。『さくらちゃん募金』みたいなことをしなければならないのだろうか…。さくらちゃんの両親は、
NHK職員でエリートだから周囲のエリートさんも協力してくれてカネを集めることができた。しかし、オレにはとうてい無理だろう。
 無理と分かっていても親としてはやらねばなるまい。でも、カネは集まらないだろうな。おそらく集まるのは、弱いものいじめのネタをゴキブリのように嗅ぎつけて涌いてくるネトウヨばかりだろう。やれ「
死ぬ死ぬ詐欺だ」だの「キチガイが子供をつくるな」だの「奇形は死んで当然」だのと嘲笑罵倒されたあげく、悪のりしたネトウヨどもがオレの家の写真を撮りにくる様まで目にみえるようだ。そんなことになったら…。ううう。考えたら腹が立ってきた。
 この画面の向こうに確実に存在するであろうネトウヨ野郎どもの髪の毛をわしづかみにして引っぱり出して家畜貨車まで引きずっていきブチこんで錠をかけ、シベリアの荒野にでも連行して三方から機関銃で乱射してぶち殺してやったらさぞやスッキリするだろう。
 抗うつ剤には、重大な副作用があるらしい。死ぬのが怖くなくなるんだよ。鬱で自殺した人の大半は、抗うつ剤を常用していたらしい。死ぬのが怖くなければ、どんなことでもできる。元から他人ごとではないと感じていたが、『さくらちゃん募金』のときのようにネトウヨどもが徒党を組んで難癖をつけてきたら…。機関銃は無理でも猟銃の免許を取って、ネトウヨどものオフ会とやらに殴りこんで乱射してやりたい。ほら、オレはキチガイだから。なにをするか分からないんだ。
 まあ、確率からいって子供の心臓が奇形で生まれるなんてことは起こらないだろう…、と思いたい。起こらないでねっ。起こらないで。ねっ。ねっ。
ひえーっ、妊娠! 大変だあ!」から、「あとはなんとかするから、せめて健康な赤ちゃんを産んでくれ〜」に心境が変化しつつあります。やっぱりこのくらいに育ってくると、かわいくみえてくるのものですからね。

 

『さくらちゃん募金』事件については、以前書いたこちらの雑記を読んでください。もう三年以上たつのか…。
 
200711() 毎日新聞がいい記事を書いた

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525日(火)『罪と罰』(小沼文彦訳)を読了

 五月一日の雑記でふれた『ドストエフスキーの言葉』の小沼文彦が訳した『罪と罰』を読了しました。いろいろいろいろあったので、読書に集中できず時間がかかってしまった。
 あんな悪本を出版するようなやつだからどうせロクでもない翻訳だろうと思っていたら、そんなことはなかった。オレが決定版だと思っている江川卓訳の影響があまりみられないところが良い。ほぼ同時期に訳されたからだろう。
 非常にこなれた日本文でした。いちいち調べるのが手間なのでうろ覚えですが、ラスコーリニコフのセリフで「
家庭教師の仕事なんか、ペッペッだ」と訳している『罪と罰』があります。別の訳では「家庭教師の仕事なんか、唾でもひっかけてやる」になっています。おそらくロシア語に、唾をはきかける音で対象をおとしめる慣用句があるのだろう。この部分が小沼文彦訳だと「家庭教師の仕事なんか、糞くらえだ」になっています。
 どれも意味は同じだよね。一番ロシア語原文に忠実なのは、「
ペッペッだ」でしょう。でも、ちょっと日本語としては不自然かもしれない。「唾でもひっかけてやる」は、よく考えた良訳だと思う。小沼文彦訳の「糞くらえだ」は、同じ意味の日本語の慣用句にあてはめていて、一番こなれている。しかし、意味は同じでもロシア語の原文からは最も離れているよね。これは一例ですが、翻訳文特有の不自然さが少ないという点で、良くできた訳でした。
 以前も書きましたがオレは、『罪と罰』を二十回以上読んでいます。『罪と罰』の分量は文庫本にして三冊分あるから、文庫本一冊の小説だったら六十種類読めた勘定になる。しかし、六十種類読んどけば良かったとはまったく思わない。くだらない本を六十冊読むのだったら、超名作を二十回読んだほうがいい。それに読むたびに新しい発見や喜びを感じることができるので、気分的にも初めての本を手にとるのと変わらないんだよね。
 今回は悪の怪人スヴィドリガイロフにこだわって読んでみました。主人公のラスコーリニコフは、まだ道徳感や倫理感を多分に有しています。しかし、スヴィドリガイロフは、享楽・腐敗・堕落・索莫・荒涼それに紳士という形容がよく似合うような奇怪な人物です。本格的に登場するのは、半分以上進んでからなのに、主人公のラスコーリニコフを食ってしまうほどの圧倒的な存在感をもちます。スヴィドリガイロフがはじめて登場するシーンです。

「僕は来世なんか信じちゃいませんよ」とラスコーリニコフは言った。スヴィドウリガイロフはじっと考え込んだまま坐っていた。
「しかしどうでしょうな、蜘蛛とかなにかそんなようなものしかそこにはいないとしたら」と不意に彼は言った。
『こいつは気違いだ』とラスコーリニコフは考えた。
「現にわれわれには永遠というものは、われわれには理解のできない観念として、なにか大きなもの、非常に大きなもののようにしか想像されません! しかしですね、どうしてぜひとも非常に大きなものでなくてはならないのでしょう? ところで薮から棒に、そんなもののかわりにですな、そこには部屋が一つある、まあ田舎の湯殿といった体裁のもので、すっかり煤で真黒になり、その隅々は蜘蛛の巣だらけだ、ところがそれこそ実は永遠そのものなのだ、とこう考えてみたらどうでしょう。実は、私はどうかするとそんなふうなものが目先にちらついてならないことがあるんですよ」

 永遠と聞くと「永遠はあるよ」のゲームを連想してしまう…。うむー。それはさておき、たしかに「永遠」というとなにか広大無辺でものすごいものを連想します。しかし、人間は死んだら消えるという現在主流の思想に沿って考えると、人間個人にとっては生まれる前に無があり、死んでからも無があるだけのことです。無になるのだから「永遠」を実感することなど絶対にできない。その「永遠=無」のもつ価値は、どこかの田舎の風呂屋の片隅にたれ下がる蜘蛛の巣と同等かそれ以下でしょう。なにせ永遠とは無と同義なのだから。このスヴィドリガイロフの感覚では、生とは真っ暗な薄汚れた部屋で一瞬光るフラッシュのようなものであろう。その一瞬にだけ存在する。あとはなんにもなし。このような極めて虚無的な死生観を、汚らしい蜘蛛の巣に仮託して表現できるのがドストエフスキーのすごさだと思う。
 余談だけど、死という圧倒的な現象の前には、その死すら存在し得ないように思えます。古代ギリシアの哲学者エピクロスは、「
死によって人間は原子に分解される。原子は感覚を持たない。だから、恐怖を感じることすらなくなる。それゆえ死を恐れる必要はない」と説きました。死が無であるなら死は認識できず、感覚を持って実在を確認するという意味においては、死者にとって死は存在しないのではないか。生者にとっても死とは、死体という物体にすぎないのではないか。
 また、今回『罪と罰』を読んで強く感じたのは、ドストエフスキーの『死刑体験』の深さでした。よく知られていますが、ドストエフスキーは反体制運動に参加し逮捕されて死刑判決をくらい、死刑場に引き出されて銃殺隊の目の前に立たされるという『死刑体験』があります。二十人近い仲間が死刑場に引き出され、死刑が中止になったあとで一人は発狂しており、もう一人の髪は真っ白になっていたということです。
 このような、あと数分で自分は銃殺されるという極限体験は、ラスコーリニコフがババア殺しに向かうシーンや、自首をするため警察署に向かうシーンで、独特の切羽詰まった息苦しくなるような表現に存分に生かされているように思えます。

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526日(水)株で小金をかせぐ

 遊ぶカネというか無駄づかいするカネがほしかったので、ひさしぶりにデイトレードをしました。日本はもう老人の国になってしまって安定した経済成長は無理だろう。株の長期保有は危険だ。低リスクで株でかせぐ気なら短期取引しかないと思う。
 働くことを脳が拒否するのに、パソコンの前にかじりついて株を売ったり買ったりするのはなぜか平気です。…なんでだろう
? 自分でもさっぱり分からない。
 九時から三時まで空売りを主体に売買をくり返して、
51624円儲かりました。最近は、株価が下落傾向にあるので、空売りのほうが儲かると思ったんだよね。今回は狙いが的中して五万円程度の利益が出たけど、損するときは三十万円ぐらいアッという間に溶けます。クセにしないで儲かったらさっさと逃げるのが正解でしょう。でも、ほとんどやったことないけどパチンコよりはデイトレードのほうが割がいいと思うよ。ショバ代をとられないからね。
 少年誌連載で毎号買っている数少ないマンガ『はじめてのあく』で、こんなことを言われてしまった。

 

 ギャフン! やっぱり、ちゃんと生きないとダメかなー。ダメかなー。オレは、エーコお姉ちゃんを気に入ってるけどなー。この人は、無為無職でオレに似ているからなー。
 悪の組織の科学者高校生が正義の連中に組織を壊滅させられ無職の姉といっしょに美少女イトコの家に転がりこむというコメディーです。もう五巻まで出たんだな。肩がこらず楽しく読めるから、そういう作品を求めている人におすすめですよー。

 

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527日(木)『Re:キューティーハニー「天」の巻』をみる

 エヴァンゲリオンを監督した庵野秀明が総監督をつとめたアニメ『Re:キューティーハニー 「天」の巻』をみました。ハニー役は堀江結衣。これは期待するなというのが無理というものです。
 …ひどいシロモノだった。低予算アニメの典型みたいな作品です。動きはカタカタで脚本は投げやり。つまんねえよー
!
 同様にセーラームーンの後番組だったキューティーハニーもつまんなかった。しかし、その前にみたOVA版の『新・キューティハニー』は、ものすごく面白かったのだ。横山光輝アニメの決定版がOVA『ジャイアントロボ』なら、永井豪アニメの決定版はこの『新・キューティハニー』でしょう。OVA版の『R.O.D』匹敵するくらい面白かったな。当時はDVDがなかったので、LDを買ってしまったほどです。

 

 

 オープニング以上に内容も良かったですよ。特に四話までは最高です。
 ロリ・ニヒル美少女が裸で透明カプセルに入ってるアンドロイドという副首領も素晴らしかった。ボイン
vs ツルペタの対決は萌えたなあ。

 

 ハニーが悪者に痛めつけられて血を流すところもサディスティックで良かったよー。アンドロイドなのになぜか出血するんだよね。『Re:キューティーハニー』を借りるくらいなら、もう一度『新・キューティハニー』を借りれば良かったと深く後悔しました。DVDを買っちゃおうかなあ。

 余談だけど、ハニーの『空中元素固定装置』は、『空中窒素固定装置』が元ネタだろうと思う。第一次世界大戦に英仏が参戦したのは、ドイツでは火薬の原料になる硝石がとれないので、すぐに弾薬が不足するという見通しがあったからです。ところがドイツ化学界は空中窒素固定装置を発明し、火薬を化学的に合成することを可能にしました。そのおかげで第一次世界大戦は、五年におよぶ長期戦になったということです。

 オープニングが気に入ったら、こっちもご覧なされ。
    
http://www.nicovideo.jp/watch/sm4304517

 

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528日(金)TV『巨匠たちの肖像 ルノワール・マネ・ルソー』をみる

 HD録画機が勝手に録画してくれていた『巨匠たちの肖像』をみました。有名な画家の生涯をたどり、その作品について語るという番組です。ちょっと前に『ゴッホ』をみて、そのあまりに悲惨な人生に滅入ってしまい敬遠していたのです。ようやく再びみる気になりました。非常に面白く、ルノアール、マネ、ルソーと一気に三本。四時間半もみてしまった。
 多くの日本人と同じく、オレも印象派が大好きです。というか、印象派くらいしか西洋絵画は分からない。印象派が日本の浮世絵の影響を受けているからからねえ。印象派以前の西洋絵画は宗教臭くて大仰でマンネリで面白くないし、印象派以後は、ムンクやクリムトのような例外はあるけど、ヘタで雑な絵にしかみえなかったりする。

 一番面白かったのは、オーギュスト・ルノワールでした。バブルを通過した世代としては、新興宗教の教祖や成金がルノワールを好きというイメージがあります。絵を描く職人と称し生涯四千点を超える作品を描きまくったルノアール。ゴッホとは、ほぼ正反対の人生を送り、良妻に恵まれ友人も多く名声を博し、長生きしました。だからかしらないけど、駄作も多いよね。特に印象派から離れて独自の画風を確立しようとしてルネサンス絵画の影響を受けていた時期の作品には、つまらないものが多いと思う。独自の画風を確立してからのルノワールも、裸婦がすっごいデブになってしまい好きくない。ルノアールは、『イレーヌ嬢』など印象派時代の少女を描いた絵が一番いいと思うなあ。
 ルノアールは、あんなに美女が好きでオッパイ星人なのに、奥さんは全身から性格の良さを発しているが、垢抜けない田舎くさい女というところがなんかおかしいね。

 エドゥアール・マネは、ブルジョワの露悪主義者といったところでしょうか。けっこうな金持ちの出身で紳士でした。『笛を吹く少年』が代表作。『オランピア』でパリの娼婦の裸体を描いて反感を買ったり、『草上の昼食』では、男女四人でピクニックにいっているけど、なぜか女たちだけ全裸だとか。当時としては過激な絵を描いていた。
 特に『草上の昼食』は、なんで女だけが裸なのか、わけのわからん絵だと思っていました。番組によると当時のパリの男女は、ラブホテル代わりにピクニックにいって、そこらの藪を利用していたらしい。現実の風俗を率直に書いているだけなんですね。娼婦を描いた『オランピア』も同じ。マネは、絵画から理想化や偽善をはぎ取った画家と理解しました。最後は、梅毒にかかり足の壊疽で死亡。芸術家らしい最後だ。

 アンリ・ルソーは、印象派を通り越して素朴派までいってしまっているので、オレにはよく分からない。でも、人柄や人生は面白い。有名なこの絵の人ね。

  戦争

 当時オレが生きていたとしたら、やっぱり下手な絵だとして見向きもしなかっただろう。ゴッホほどではないが、かなり境界線の人で、手形詐欺に連座して一度逮捕されている。罰金くらいで済んで狂死したわけではないので、ぎりぎりセーフだろうか。
 それにしても、あの時代にあの絵で自分は画家で芸術家だと信じこみ、死ぬまで絵を描き続けたのはすごい。やはり多少は狂気が入っていないとできないことですね。ピカソやアポリネールらの著名人が少数ながら理解者として存在したのが救いか。

『巨匠たちの肖像』シリーズは、今後BShiでセザンヌとドガを放送するらしい。七日にルノワールを再放送する。印象派絵画に興味のある人に、特におすすめします。

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529日(土)妊娠した細君の心身の変化

 妊娠してからつわりがひどく、細君は寝てばかりいます。オレも寝てばかりいるから、働き手は全滅ですね。食事も作れないことが多いので、レトルト食品が多くなってきた。オレは、レトルト食品なんか食うぐらいならなにも食べないほうがましという人なので、プリンなどのお菓子類やタマゴご飯などで飢えをしのいでいます。逆にムスメは、レトルト食品が好きみたいでけっこうよく食べる。むしろちゃんと作った食事よりも食いがいいので嫌になってしまう。
 細君は、一時期気むずかしくなっていたけど、少しは慣れたのか最近はあんまりオレに逆らわなくなってきた。身体的な変化としては、やはり体温が高い。それに顔色がちょっと赤黒くなってしまった。先日なんの前触れもなく鼻血を出して、びびってしまった。ご自慢の
Dカップ九〇センチバストは、妊娠前にはふにゃふにゃしていたのに、妊娠したらマリみたいに固くなってきた。それに少し大きくなった気もする。なぜか左胸のほうが固くて大きくなったようだ。左右対称に変化するんじゃないんだな。さわると痛がるので、あまりさわれないのが残念だ。
 下を脱いでマソをみせてくれと頼んだら、拒否されてしまった。どのように変化したか観察したいだけなんだ。夫婦だからいいんだよと説得してもだめ。数百回はみてるのに〜。なぜ今さらもったいをつける
? やっぱり妊娠してから逆らうようになってきたなあ。

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530日(日)エロゲー『SugarSpice』をプレイ/みているアニメの中間総括

 萌えエロゲーとして評判のいい『SugarSpice』をプレイしました。六時間くらいがんばったんだけどね。つまんない…。手抜きだとか雑だとかいうのではなく、なんかオレに合わないというつまらなさです。
 ここまでプレイした限りでは、事故にあって記憶を失ってしまった主人公が、高校に復帰して周囲の女の子と交流し、チヤホヤされて記憶を取り戻すという話しみたいだ。
 オレの好みのゲームは、こんなのです。すごく性格のいい彼女が売春婦に落とされたあげく火事で焼け死んでショックの主人公に幻覚であらわれるとか。幼なじみのニコニコヒロインが子供時代から父親に犯されて続けていて実はちょっと気が狂っているとか。反乱を起こして王位を奪い王女をレイプして周辺国を侵略しまくり捕虜の女軍人もレイプしてハーレムに入れるとか。呪われた血の一族の末裔で時期がくると発狂して殺人鬼になるので信頼していた目付役のイトコのおねいさんに誘い出されて殺されるとか。エロゲーには、そういったシビア性がほしい。
 主人公に目標があってそれに向かってなにかしていれば、それなりにみられる話しになるんだけど、六時間プレイしてもフラフラ女の子と遊んでいるだけ。タイクツ…。
 今後も鬱展開やシビア展開はないようなので、放棄しようかなあ。ていねいにつくられている良作だとは思うんだが。

 つまらないといえば、アニメ『迷い猫オーバーラン!』と『会長はメイド様!』を切りました。
『迷い猫オーバーラン!』は、ロボットと麻雀のパロディ回の二連続で、あきれてみるのをやめた。一応「観客」なんだからよう。こんなしょうもないものをみせて時間を無駄にさせるのはやめてくれ。独りよがりなものつくっても、面白がっているのは作り手だけじゃないのか。バカバカしい。
『会長はメイド様
!』は、大金持ちで腹黒で万年躁状態の悪役が出てからつまらなくなった。リアルじゃないし、このタイプの悪役はマンネリだ。アニメやゲームは、なぜかありえないような大金持ちを出したがる。アニメ屋は、金持ちコンプレックスなのか? まあ、日本人全員が金持ちコンプレックスかあ。あり得ないような大金持ちを登場させてストーリーを転がしても、内容が貧困なだけでリアリティを失ってつまらなくなるだけだ。キャラクターが、困難なことをやろうとするから面白いんだろ。大金持ちキャラは、カネの力でたいていのことは簡単にできてしまうから面白くないのだ。
 現在みているアニメは、『
Angel Beats!』『けいおん!!』『WORKING!!』『ゼーガべイン』『BH系』『こばと。』の六本です。ずいぶん切ったと思ったけど、まだけっこうみているな。
Angel Beats!』は、作画と音楽がよいからみている。それだけです。ストーリーが独りよがりで意味分からん。ネットとかみるとけっこう人気があるようだが、作品としては面白くないなあ。アニメとは、音楽と作画を楽しむものなのか。
『けいおん
!!』は、いい! 文句なし。この調子で続けてもらいたい。やっぱりキャラの魅力だよな。今期一番の作品です。ストーリーはないけど。かわいい女の子が出ていれば、そんなものはいらないのだ。『けいおん!!』がダメなら、国民アニメの『サザエさん』だってダメだろ。
WORKING!!』は、まあこんなもんだろうという感じかなあ。もっと、ぽぶらちゃんを登場させてほしい。それにしても暴力女と山田ってなんであんなに人気があるの? 
『ゼーガべイン』は、再放送です。ネットの
blu-lay化希望投票で『true tears』と一位を争ったという作品。ロボットアニメはそんなに好きではないのだけど、たしかに作画がよい。ストーリーは、男子高校生が主人公の世界系の巻きこまれ型。ちょっとありがちかなあ。でも、思い詰めた声の副長の女の子がいい味を出しているぞ。
BH系』は、なにも考えないで楽しめるからいいですねー。まったく後に残るものはないけどね。それと、声優の田村ゆかりの魅力かな。
『こばと。』も再放送です。このアニメは、
NHKらしくとてもていねいにつくられている。こういう作品をみるのは気持ちがいい。それに、こばとちゃんがかわいい。同じ会社が作った傑作『カードキャプターさくら』のさくらちゃんは、ちょっと年齢が低すぎる〜。あと五年もしたらいい女になるだろうと思っていたら、こばとちゃんの登場だ。

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531日(月)『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』blu-rayをみる

 注文していた『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』blu-layが届きました。blu-lay環境はあるのに、blu-rayディスクをみるのは初めてです。普段はレンタルDVDny氏に動画をもらうかしていますからね。
 なぜ『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』を買う気になったかというと、初回版にはもれなく映画フィルムがついており、良い場面のものだとヤフオクで十万円以上の値がついているらしい。ハズレでも元々だし、宝くじ気分で買うことができました。それに
blu-rayは意外に安い。ちょっと前まで一万円くらいしたのに、今は四千五百円程度で買えます。五十分くらいしか入っていないテレビアニメに四千五百円も出す気にはならないけど、二時間近い映画クオリティの作品だったら出してもいいかな…、と。
 ムスメを寝かしてから、さっそくみました。細君も付きあわせたのに途中で寝やがった。寝床部屋に追放です。
 やっぱり
blu-rayは、画質がいいですなあ。この画質だったら隣にせんべいを食っているやつが現れたりする映画館にいく必要はないのではなかろうか。うちのは三二インチの液晶テレビだけど、ここまで画質がよいと四十インチくらいのものがほしくなります。
 鬱で映画には行かなかったので、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』は初鑑賞でした。お話し的には、そんな大層な作品とも思いませんでしたね。テレビ版をみていて、だいたいの内容を知っている。知らないメガネの姉ちゃんが出てきたぞ。だれだこりゃ
? といった程度です。使徒がなかなか格好良くなっていた。しかし、もっと綾波をだせよー! と強くいいたい。
 悪くはない。いや、むしろ傑作だと思う。でも、ネットが書かれているような十回も二十回もみるほどの作品かなあ。ストーリー的には、そんなに…。だいたい完結していないじゃないか。三年後か五年後に公開される作品に続くじゃあなぁ…。それとも作画や動きを楽しむ作品なのだろうか
? オレは、劇場版『涼宮ハルヒの消失』のほうが面白かった。
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』は八六点。ちゃんと完結していないのと、綾波の出番が少ないのと、なんというか意味が分からず、もうひとつ腑に落ちない気分がするのが減点です。それにテレビ版が、あの終わりかただったからね。警戒心が出てしまう。しかし、作画や動きだけなら百点でもいいと思う。。
『涼宮ハルヒの消失』は、九五点くらいかなぁ。これは独特の「おまえ、そんなことも分からないの
?」とでもいいたげなイヤミに感じられる演出が減点要因ですかね。もっと素直でやさしいみせかたをしてほしい。でも、ハルヒ好きというか長門好きには、ほぼ完璧な作品だったと思う。今年はもう二本も上質なアニメ映画をみることができた。収穫の多い年だと思う。

  

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