遊撃インターネット雑記24
北のりゆき=死売狂生=行方未知

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2007226日(月)赤ちゃんのオシッコ

 細君が病院に行ったため留守番していました。本当は仕事をしなければまずいんだが…。細君は、今度ちょっとした手術をすることになりそうです。

 税金の計算などやれる仕事をしておこうと思ったんだけど、赤ちゃんがいると難しい。マウスや書類が大好きで、見つけると数メートル離れたところからでもあっという間に這い寄ってきてメチャメチャにします。しかし、赤ちゃん部屋に閉じ込めると狂ったように泣きわめく。遊んでやるとニコニコしているけど、定期的にお母さんがいないことを思い出すらしく泣いてしまう。

 紙オムツがパンパンになっていたのでかえてやろうとしたら、体をくねらせて大泣きします。オムツをかえることが、なんでそんなに気に入らないんだろう? 「せっかくオシッコがしみこんできもちいいのに、なにすんだー」と怒っているのかなあ。あまり激しく暴れるので手をつけかねていると、オシッコをしてしまいました。とほほ…。

 暴れまわるのを押さえつけてオムツをつけ、水たまりになったオシッコをふいた。その時、手についてしまった赤ちゃんオシッコをなめてみました。いや、大丈夫。赤ちゃんのオシッコはきたなくないから。オレは、五感すべてを駆使して赤ちゃんを観察したいんだよね。視覚・聴覚・触覚・嗅覚は日常的に使っているけど、味覚だけは普段使わないからね。せいぜい赤ちゃんの腹をなめて細君に嫌がられるくらいです。

 それで発見。赤ちゃんのオシッコって塩辛くない! そんなにたくさんなめたわけではないけど、無味でしたよ。赤ちゃんオシッコの材料は、ミルクだけで塩気のあるものは与えていないから当然といえば当然だよね。でも、ちょっとした発見でしたよ。

 

 先日購入した柳田國男全集の1巻を読み始めました。『海上の道』からです。この本は寝る前に読むと良く眠れますな。

 学生時代の柳田國男が海岸で拾った椰子の実の話を友人の島崎藤村に語ったことが元になって椰子の実の詩「名も知らぬ遠き島より流れよる椰子の実ひとつ…」が生まれたことは有名です。しかし「椰子」といえば、あまり格調高くないオレの中では『つよきす』のツンデレクイーン・椰子なごみが連想されます。椰子なんて変な苗字あるのかなあと思っていましたが、椰子の実は、かなりひんぱんに日本に流れてきて、江戸時代は酒器として珍重されたらしい。

 『海上の道』は、日本人の先祖は南方から椰子の実ルートを通ってやってきたという仮説。最近の研究では中国の長江のあたりが日本人の原産地らしい。

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2007227日(火)立花隆を読む

 立花隆の新刊『ぼくの血となり肉となった五〇〇冊 そして血にも肉にもならなかった一〇〇冊』を読みました。やけに題名の長い本です。

 二部構成になっています。前半は、編集者とともに事務所兼本置き場であるネコビルを巡り、置いている本について語るという形式。後半は、週刊文春で連載している『私の読書日記』です。

 立花隆の蔵書数は3万5千冊とのこと。ちょっとした図書館だったら10万冊以上蔵書があるから、立花隆ならそのくらいは読んでいるだろう。問題は質で、前半のネコビルで紹介される本の多くは水準が高い哲学書など。ちょっとオレじゃあ歯が立たないものが多い感じですね。好きな本をディレッタント的に読み散らしてきた者と、ちゃんとした体系的な教育を受けてきた人の差でしょう。まぁ、それ以前に頭の程度に根本的で大きな差があるのは分かっていますよ…。

 後半は、2001年から2006年末まで週刊文春で連載された書評です。こっちは比較的やわらかい本が多い。最初の2年くらいは、バブルの後始末や金融危機に関する本がけっこう紹介されているのも、今となってはなつかしいですね。

 『臨死体験』『サル学の現在』『日本共産党の研究』『天皇と東大』といった立花隆が著した数々の傑作とは比べるべくもないのだけど、良書をたくさん紹介してくれる役に立つ本でした。読みたい本が40冊くらい増えてしまったよ。本のおかげでゲームやアニメやマンガの時間がとれない。オタクとしてあるまじきことだよな。

 あいた時間はずっと本を読んでいたので他に書くことがない。そうだ。例の左翼のメーリングリストから面白い記事が回ってきたので転載します。新聞にも載っていたけど、こちらのほうが詳しいし面白い。

 

 児玉誉士夫(1911年〜1984年)と言えば、「政財界の黒幕」・「フィクサー」・「日本の裏のドン」と言われた人物です。戦後日本の政財界と裏社会を語る上で欠かすことができない人物でした。彼は、政治家、大企業経営者、官僚、右翼、そしてヤクザににらみをきかす男として恐れられました。ロッキード事件で逮捕されたことで有名です。また、統一協会を通じて、韓国の軍事政権と深いつながりを持っていました。

 自民党の大物政治家のほとんどが彼と関係がありました。安倍首相の祖父岸信介、父親の安倍晋太郎、麻生外相の父麻生太賀吉、福田康夫元官房長官の父福田赳夫、そして田中角栄に中曽根康弘、竹下登・・・。自民党の影の総裁は児玉誉士夫だ、「闇将軍」だと言われたことがあります。 

 参考 

 ウィキペディア
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%90%E7%8E%89%E8%AA%89%E5%A3%AB%E5%A4%AB

 はてなダイアリー
 http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BB%F9%B6%CC%CD%C0%BB%CE%C9%D7

 さて、児玉は以前からアメリカの情報機関である中央情報局(CIA)と協力関係にあったのではないか、と指摘されてきました。政財官界と裏社会に通じ、右翼の大物として暗躍してきた児玉は、CIAの対日工作活動にうってつけの人物だったからです。

 このたび、CIAの機密文書が公開されました。そこで児玉に関する資料がありました。そこに書かれていた児玉に対するCIAの評価は驚くものです。

  1953年の報告書です。 

 「(児玉は)情報工作員としての価値はほぼゼロ」

 「プロの嘘つきで悪党、ペテン師、大泥棒。情報工作は完全に無理で金もうけ以外に関心がない」

  (2007年2月26日付け西日本新聞夕刊より)

  ここまで言うか、と言いたくなるような酷評ぶりです。よくまあボロクソに言ったもんだと関心します。

 しかし、この評価は児玉という人物の本質をすべて言い当てていたと思います。

 ここに書かれてあるとおり、児玉はプロの嘘つきで悪党でペテン師、泥棒でした。

 社会主義者だった彼は右翼に転向し、日中戦争から太平洋戦争にかけて旧日本海軍の手先として工作活動を行い、物資横流しや資金の横領などで莫大な財産を築きました。太平洋戦争敗戦後はA級戦争犯罪人として逮捕されたものの釈放、その後は山口組や東声会、住吉会などのヤクザや、その配下にある右翼団体をまとめ上げました。彼は同時に自民党や財界、官界との太いパイプをつくり、ヤクザなどの裏社会とつなぎました。彼はカネと人脈で「地下帝国」を築き上げ、戦後日本の暗部で活躍しました。今もその全容は明らかになっていません。

 「嘘つき、泥棒、ペテン師」と外国の情報機関からとこき下ろされた人物が、日本の表と裏を操る人物の一人でした。このことはもう少し関心を持った方がよいと思います。

 なお、同じCIAの報告書は「日本人協力者のほとんどは信用できない」と断じています。児玉誉士夫の他に、旧日本陸軍の参謀でノモンハン事件、ニューギニア、ガダルカナル、ビルマ戦線で無謀な作戦を指揮して多くの将兵を死なせ、シンガポールでは多くの中国系住民を処刑したとされる辻政信についても、 

 「人格、経験の両面でどうしようもない」

 とこき下ろしています。

 児玉誉士夫には面白い話があります。ロッキード事件で国民の憎しみの的になった児玉は、事件後に脳梗塞で倒れて救急車で病院に担ぎこまれました。テレビが臨時ニュースで児玉が病院に向かっていることを流すと、群衆が病院の前に集まり、やってきた救急車に投石。救急車はUターンして児玉邸に逆戻り。やむえず医療機器を自宅に運び込んで治療することになったらしい。そのうえ自宅に特攻隊にかぶれたアダルト男優がセスナ機で突っ込んできて殺されかかったりと、最後はマンガみたいな末路でした。

 そういえば立教大の付属校に通っていた友人に、同じクラスに児玉誉士夫の孫がいて「事件で児玉君をからかうのはよそう」なんていうクラス決議がなされたという話を聞いたことがあるなあ。

 

 もうひとつ面白い記事がありました。立花隆が「政権の命取りになるか 安倍首相の健康問題」という記事を書いて話題になっているようです。「安倍首相は失禁で紙オムツを常用」「安倍一族は4050代で死んでいる」など、なかなか過激な内容。ネットで読むことができるよ。

 しかし、記事にある「安倍一族は短命の家系である。一族の墓誌を丹念に調べた人の報告によると」という部分は誤り。墓誌というのは、中国の風習で埋葬された人の経歴を刻み棺おけに入れる石版をいう。埋葬記録のことではありません。立花隆らしくない間違いですな。

 立花隆の「メディア ソシオ-ポリティクス」第98回
 http://www.nikkeibp.co.jp/style/biz/feature/tachibana/media/070221_kenkou/

    

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2007228日(水)日本酒飲みくらべ

 ハードディスクレコーダーに自動録画していたkanonをまとめて観ました。栞編とあゆが消えてしまう回まで。次回は秋子さんが交通事故にあうみたいだな。ハルヒみたいな派手さはないけど、面白いですなあ。女の子だらけで苦労したであろうシナリオも破綻なくまとめられていて、作画も良い。やはりこれはDVDを全巻そろえねばなるまい。DVDのあとでブルーレイのボックスが出そうなのが困りものだ。

 ゲームkanonのアニメ化作品として、欠点はほぼないと思う。ゲームのイメージとちょっと異なるキャラクターもいたけどね。特に名雪はゲームではのんびり屋のちょっとダメ子ちゃんだったのが、有望な陸上選手に化けていましたよ。栞は妹度がアップしていました。これはいいですねー。それにあゆ。あゆはいいねえ。いつも思うんだけど、「うぐぅ」なんていうむずかしい口ぐせを難なく演じる堀江由衣はうまいよなあ。まったく違和感ないもんなあ。

 

 先日注文した『我らは勝利する!ラテンアメリカン革命歌』と新潟の名酒3本セットが届きました。革命歌のほうは5CDboxで聴き応えがありそう。曲名くらいは知りたいんだけどスペイン語がまったくダメなのが困りもの。だれか読んでくれないかい?

  

 新潟の名酒3本セットを撮影していたら、赤ちゃんがとんできました。ちょっと変わったものを見つけるとすっとんできて、5秒くらいでもう取りついています。

 

 越乃寒梅・八海山・真野鶴の飲みくらべ3本セット。どれもいい酒です。さっそく冷やして飲んでみました。…新潟の酒はクセがないですなあ。うまいけど香りを感じない。オレはもう少し果物っぽい酒が好きだなあ。あえて順位をつけるとしたら、八海山・越乃寒梅・真野鶴だろうか。しかし、3本とも醸造用アルコールを使っているのが気に入らない。日本酒なんだから、サトウキビなんか使わないで米だけで作ってほしいよな。

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200731日(木)日経ビジネスと東洋経済

 左翼のメーリングリストによると、大阪で労働者の施設に住民登録していた日雇い労働者の住民票が3000人分も抹消されそうなんだそうだ。居住の実体がないとかいうリクツらしいが、あきれ返って言葉も出ない。野宿者というのは社会にとっても本人にとっても不幸なことで、行政は彼らが定住できるように手を尽くすべきだろう。そうしてくれないと一般市民も困る。それを逆に行政が3000人も「浮浪者」をつくりだそうとしている。バカじゃないのか。さすがに裁判所が差し止めをしたらしい。当たり前だ。

 

 日経ビジネス2月26日号の『敗軍の将、兵を語る』に、2月1日の雑記に書いたPCサクセスの会長が登場しました。いや、あきれたものでした。これじゃ倒産するのも当然という感じです。

 価格.COMで安値一番を維持するため、ライバル会社の動向を調べて自動的に最安値を設定するソフトを導入。ところがそのせいで、他社が安値をつけると原価割れでもさらに安値をつけることになってしまった。企業のクセに利益を度外視しているのだから、資金繰りが苦しくなります。とうとう不渡りを出して倒産してしまった。原価割れで販売していたということは、客にカネをばらまいていたのと同じだよね。そりゃあ倒産するだろう。

 オレは、PCサクセスで安い商品をかなり買いました。安い分はだれかが負担していたんだな。なんだか悪いような気がするよ。

 

 ちょっと前だけど、東洋経済2月24日号に面白い記事が載っていました。山田昌弘学芸大教授の「'もてない男'はなぜ生まれるか 恋愛の「格差問題」その過酷な現実」という論文です。要約してみます。

 「青少年の性行動全国調査」によると、80年代後半から90年代にかけて大学生の性体験率が上昇した。その理由は、恋愛は結婚に結びつくという規範が薄れたからであろう。恋愛は恋愛として楽しみ、そこにセックスが含まれてもかまわない、という意識が80年代後半から若者に浸透した。これは、個人の選択肢が増大するという意味で、一種の規制緩和といえる。

 ここからが面白いよ。恋愛の規制緩和が何を生み出したか。

 選択肢が増えても、選択する「力」がなければ、規制緩和の実効は伴わない。恋愛するには資源が必要である。自由になるお金や時間がないと男女交際は始めにくい。

 80年代後半から大学生の性体験率が上昇したのは、大学がレジャーランド化しバイトが一般的になりカネと時間に余裕のある学生が増えたことを意味する。

 90年代後半に高校生の性体験率が上がるのは、進学を目指す者とアルバイトや遊びを主とする者に二極化が生じていることを示唆している。これは女子の性体験者の大学進学率が低いことからも明らかだろう。

 大学1年女子より高校3年女子のほうが性体験率が高いという統計にはちょっと驚きました。要するに恋愛の規制緩和の結果、カネとヒマとヤル気のあるやつが一層セックスを享受できるようになったということみたいです。

 グローバル化による恋愛の格差拡大についても面白い。99年の調査で3人以上とのセックス経験がある男子学生は20パーセントを少し超える程度だったのが、2005年は40パーセントを超えています。90年代までは、出会いの場といえばサークスやクラスといった狭い範囲に限られていた。それがネットや携帯電話の普及によって恋人を広い範囲から選べるようになった。恋愛のグローバル化が進んだわけです。

 すると、魅力の格差が明らかになる。魅力ある人は、より魅力ある相手を広い範囲から見つけ、別れても次の相手が見つかる可能性が高い。しかし、魅力のない者は、なかなか恋人ができない。

 いまだ男性のほうが積極的に告白すべきという意識が強いので、市場化の影響は男性により過酷となる。そのうちに、男女交際自体を諦める者が増える。そのようなロジックで、「性に関心がない」高校生や大学生が増えているのだ。

 規制緩和やグローバル化による選択肢の増大が、全員の幸せをもたらすわけではないという一つの例である。

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200732日(金)寿司を食う

 先日食べに行った無添くら寿司が美味かったので、再び家族そろって食べにいきました。かなり混む店なので昼食時を外し3時ごろ到着。いくら良い店でもこの時間帯はガラガラです。いや、食った食った。

 焼きハラス・モンゴイカ・エンガワ・ウナギ・タラバガニ・生イクラ・ホタテバター・ホタテ・姿ヤリイカなどなど。デザートにバナナパフェを食べ、オレンジジュースとリンゴジュース。満腹しましたよ。これで4000円に届かないんだから安いよなあ。

 すぐ目の前に時間経過寿司廃棄用の装置があり、古くなった寿司が音を立てて落ちていきます。人間だともったいないと思って手加減しそうだけど、機械だと容赦ありませんね。寿司が落ちていくたびにオレが罪悪感を感じましたよ。

 それにしてもくら寿司は恐ろしいほどに人間を使わないねえ。欲しいネタは機械を通して注文。皿投入口があって、そこに皿を入れると機械が数えてくれる。人と口をきくのは店に入ったときと会計のときくらいです。それを寒々しいと感じる人もいるだろうけど、オレはけっこう好きだな。なんだか面白いし人件費分安いからね。

 

 3月3日の毎日新聞によると、22日の雑記に書いた変な在日朝鮮人団体の施設使用許可が取り消されてしまったらしい。オレはかなり在日朝鮮人に同情的だと思うんだけど、そのオレですら???と感じてしまった人たちだからなあ。しかし、右翼はどこでこういう人たちの集会情報を見つけるんだろう。

 在日朝鮮人団体に施設使用許可

 抗議寄せられ取り消し

 東京都渋谷区は2日、区内の代々木区民会館で在日朝鮮人らが主催して4日に開かれる予定だったシンポジウムの会場使用許可を取り消した。

 同区によると、シンポジウムは「抗日朝鮮人読書会」という団体が主催。1月中旬に使用申請があり、許可した。しかし先月27日ごろから「公的な施設をそういう団体に貸していいのか」などの抗議の電話やメールが数十件寄せられた。建物が図書室や敬老館などを併設しており、区は他の利用者や近隣住民に配慮して取り消しを決めたという。

 主催関係者のホームページには、シンポジウムについて「日本人はご遠慮ください」「民族解放のための反植民地主義闘争を同胞へよびかける『朝鮮人抗日宣言』を公にする集会」などと掲載されている。

 在日朝鮮人の集会は、3日も東京都立日比谷公園などで予定されている。日比谷の集会は当初、直前に都が管理者に使用承認を取り消すよう指示したため、主催者側が取り消し処分の停止を東京地裁に求め、認められた。その後東京高裁も管理者の即時抗告を棄却した。

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200733日(土)再び税金の計算

 税金の計算をしました。先日は領収書をまとめて金額を出す作業。今回はそいつを「消耗品」やら「荷造運賃」やらにまとめて計算する作業です。毎年の行事だけど、一年もたつとやり方をすっかり忘れています。…面倒くさい。

 扶養家族が増えると38万円控除されるのか。健康保険はきかないのに出産費用も医療費として控除されるのか…。今年はほとんど税金を払う必要ないみたいですね。我ながら貧乏だのう。

 細君の出産費用が大きかった。高リスク出産とかで大学病院ですよ。普通の市民病院だったら30万円以内で収まるのが70万円かかりました。それでもまだ幸運なほうで、相部屋病室がいっぱいだったら個室病室にまわされて、さらに1日あたり2万円払うことになったらしい。

 少しは蓄えがあったから良かったけど、カネがなかったらそこらの病院を利用することになったはずです。危なくなったら救急車で設備の整った病院にかつぎこむほかない。生命や安全までカネで買うんだなあと痛感しました。もっとも社会主義といわれる国だって、党幹部じゃないと良い医療を受けられなかったりするのだから大して変わらない。わけの分からないコネがなくても、カネを払えばいい資本主義のほうがまだマシなのかな。日本の医療は社会主義的な側面が強いからけっこうコネも重要らしいけどね。大病院で議員の紹介状を見せると、順番とばして診てもらえるとかいう話を聞いたことがあるぞ。

 税金の計算で頭が痛くなったので散歩に出ました。駅前の本屋でネットランナー3月号とつり丸を購入。XPをビスタのようにする方法など。くだらないことをしているなあ。釣りのほうは東京湾口でアジが釣れているらしい。そろそろ暖かくなってきたし、行ってみようかな。

 

 またしても左翼のメーリングリストが面白いメールを送ってきました。3月3日に開催され物議をかもした朝鮮総連の集会に参加しようとして、つまみ出された日本人の投稿です。人種差別されているのに在日朝鮮人を一生懸命持ち上げているのが、お人がよいというかなんというか…。こっけいだねえ。日本人だからしょうがないと自分への差別を許容する人は、他の日本人が差別されることも許容するのではなかろうか。こんなのは朝鮮人への差別を日本人への差別に逆転させただけだろう。石原慎太郎に八つ当たりしているのも笑える。

金涼子さんが紹介された集会に参加しようと思い、3月3日11時頃に東京・日比谷公園の野外音楽堂に行って来ました。例によって「カエレー!」とか、大音響で怒鳴りまくっている黒塗りの車がいました。石原慎太郎の不法な施策に、勢いづいているようです。警備には、戦闘服に身を固めた機動隊が多くいて、黒塗り車を取り囲んだりして、ものものしい状況でした。全く余計なことをする人物です。在日朝鮮人各位のご苦労が思いやられます。

ところが、集会の様子を拝見しようとしたところ、「この集会は在日同胞だけの集会であり、連帯集会でないから」と阻止され、どうしても中に入れてくれませんでした。ですから、集会の感想などを報告することは出来ません。事前に知っていたらそれなりの方法をとっていたのに、まことに残念です。

このような主旨で集会を開催しなければならなかった、関係者のご苦労は大変であったろうと思われます。さらに、間違った考えかもしれませんが、この主旨が石原慎太郎のような国粋主義者を刺激して、不法な指令をつきつけてきたのかもしれませんね。もちろん、国粋主義者たちの考えがおかしいのは明白ですが。

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200734日(日)三たび税金の計算

 赤ちゃんがつかまり立ちできるようになり、小高いものがあるとはい上るのがブームになっています。寝ていると腹にはい上ってきたりする。朝方オレの顔をかきむしるやつがいるので何かと思ったら、赤ちゃんがオレの顔の上に登ろうと奮闘していた。赤ちゃんの運動量ってものすごいですよ。二足歩行のためのリハビリみたいなものかと思ったけど、よく考えたらリハビリが赤ちゃんのマネだね。

 今日も税金の計算です。一度にやるとアタマが痛くなってくるので、2時間ずつ細切れにやっています。それにしても、なんでカネを払うほうがいちいち計算しないとならないのか。こんな作業をいくらやっても一文にもならないと思うとやる気も出ない。面倒くせー。でもまあシメキリは15日までだからね。ゆるゆるとやりますよ。

 先日使い捨てカメラが5個ばかり出てきました。なにを撮影したものやら分からないので、とりあえず現像に出すことに。最近は1時間くらいで現像できます。5年くらい前の旅行の記念写真でした。北海道やら伊豆やら日光やら、我ながらいろんなところに行ってますな。それに5年前だと若いねえ。

 5年も現像しないでほったらかしにしていると、フイルムがかなり劣化します。色調不良というただし書きがついていました。色があせちゃってまあ何とか見ることができる程度の画質です。写真を紙のアルバムに入れちゃうとどうせ見ないので、スキャナーでパソコンに取り込みました。これもけっこう手間がかかるよなあ。

 オタクなフィギュアがたまってしまい生活空間を圧迫しだしたので、何点かヤフオクに出品してみました。4500円で買ったやつが2500円で、4000円で買ったのは2000円で落札されました。捨てるよりはいいけどね。損しちゃったよ。転売屋ってどうやって儲けてるんだろう。

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200735日(月)アマゾンクレジットカード

 アマゾンクレジットカードというのに入会しました。このカードを使ってアマゾンで買い物すると2パーセント引きになります。正確には100円ごとに2ポイントついて500ポイントになったらメールで500円分のギフトカードを送ってきます。2パーセント引きということだよね。

 驚いたのが審査の早さ。申し込んで数分で入会OKのメールが来ました。それだけでもうアマゾンでカードが使えるようになります。翌々日にはカード本体が届きました。本人確認資料はカードが届いてから送るんだね。どうやらシティバンク・ビザカード・アマゾンが組んだサービスらしい。外資系の金融業は日本とは比べものにならないくらい迅速だ。東京三菱銀行でネット取引を申し込んだときは、カードが届くまで2週間かかったぜ。

 細君がホームページにアマゾンアフリフェイトのリンクを張っているので、そこからたどって購入すれば細君のふところに3パーセント転がりこみます。2+3で合計5パーセント引きだあ! 書籍で5パーセント引きといったら大変なことですよ。金券ショップで図書券を買ったって1000円券が970円になる程度だからね。書籍は小売店の利益は10パーセントといわれています。そのうち5パーセント還元しちゃって経営が成り立つのかねえ。とにかく本を買うときは大抵アマゾンです。リアル書店で面白そうな本を見つけても、あとからアマゾンで注文することが多いよ。

 そういうわけで、アマゾンで『ネギま!?neo』と『ペンギン娘』1巻を注文しました。

  

 『ネギま!?neo』は、アニメ版ネギま!?を漫画化した作品らしい。描いているのは赤松健ではなく藤真拓哉という人。一読して、ダメだこりゃという感じでした。作画が赤松健に及ばないのは仕方ないとして、構成がヘタすぎる。あるべきコマがなかったり逆に必要ないコマが多数あったりで、すらすら読めないよ。それにお話が根本的につまらないんだな。もともとオリジナルも作品としては「くだらない」もので、大のおとなが読むようなマンガではない。作画と構成が良いから買っていましたが、neoのほうはそっちもダメですねえ。☆★★★★

 ネットで評判のいい『ペンギン娘』を読んでみました。………面白くもおかしくもないよ。ひと言でいえば、ダメ。これ、商業誌に載るような作品なんですか? ケンカ売るようだけど、こんなのが面白いと感じる人はよほどロクなものを見てこなかったんじゃないだろうか。ネットの評判は当てにならんな〜。★★★★★ダメ

 

 またまた例の左翼メーリングリストが、おかしいメールを回してきました。団体名が面白い。『「婚外子」差別に謝罪と賠償を求める裁判を支援する会』。なにかと思ったら、婚外子(父母間に婚姻関係のなかった子。要するに私生児のこと)だということが戸籍を見ると分かってしまうのは差別だから、謝罪と賠償を求めるという趣旨らしい。自分を婚外子にした親に「謝罪と賠償を求め」ればいいのに。

 「謝罪と賠償を求める」というフレーズは、最近の流行なのかな? 

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200736日(火)逆説の日本史6を読む

 『逆説の日本史6 鎌倉仏教と元寇の謎』(井沢元彦)を読みました。オレは太平記が好きで、そういう関係の本をあさっていたら出てきた本です。『逆説の日本史』というよりは、『日本史物語』というタイトルのほうが似合いそうな本でした。作者はテレビ局の記者だったらしい。書きとばしのクセが抜けてないのか、本を書く際にほとんど原典に当たっていない。本人に聞いたわけではないけど、読めば分かるよ。

 戦国末期の歴史を書くのであれば、『信長公記』や『甲陽軍鑑』などの原典に当たるのは必須です。なにも博物館に行って原本を読めといっているのではない。ちょっとした図書館に行けば印刷したものがあるでしょう。原典の日本語漢文が難しければ、現代文に翻訳したものだっていくらでもある。しかし、この人は読んでないなあ。原典からの引用がほとんどない。たまにあっても孫引きです。それじゃあ何を参照したのかといえば、中公文庫などでシリーズで出ている『日本の歴史』の類ですね。そういう本を何種類か読んで、面白そうなところをつなぎ合わせているのでしょう。たとえれば、中国の歴史を書くのに『史記』や『漢書』を参照せずに、陳舜臣の『中国の歴史』を元ネタにしているようなものです。歴史書としては、まあお話にもなりません。でも読み物としていは面白いですよ。そりゃあ歴史上の面白エピソードをつなぎあわせているんだから…。

 この人の新機軸()は、ツギハギエピソード集に梅原猛の怨霊論と網野善彦のケガレ・賎民論を取り込んだところです。日本史物語 俗流梅原猛 俗流網野善彦といったところか。梅原も網野も人気はあるけど、史学の主流からは外れている人です。それの最も俗っぽい部分を無原則に取り入れているので、ずいぶん妙な日本史が出来上がりました。歴史上の事件は、みんな怨霊とコトダマとケガレ意識で説明がついてしまいそうです。

 それに司馬遼太郎など、小説家の引用も多いですね。「司馬史観」なんておっちょこちょいなヤツが書いていることがあるけど、そんな大層なもんじゃあないよね。サンケイ新聞の記者出身で忍者小説を書いていた人だよ。面白い歴史小説を書いていたし大変博学な人だったけど、学者じゃない。小説家の評論を日本史と称する本に引用して、さも歴史的に確定した事実のように書かれてもねえ。

 この作者は、戦後の平和憲法や平和主義に大変な敵意を燃やしています。ひょっとしたら日本史というのはネタで、それを書きたいのかもしれない。戦後の平和主義は軍隊をゲガレたものとして忌避する日本人特有の意識の現われで、平和憲法は、唱えていれば実現するという信仰に近い日本人のコトダマイズムなんだそうな。歴史上の人物が愚行を犯すたびに、作者が現れて今の日本と同じだ平和憲法と同じだと金切り声を張り上げ、話の流れが止まってしまい閉口します。

 実際は、中国のほうが日本よりはるかに軍人に対する差別意識は強かった。なんといっても尚文の国だからね。「良い鉄は釘にならず、良い人は兵にならない」ということわざがあるくらいです。日本には「文武両道」という言葉があるけど、中国人が聞いたら文と武を同等に扱っているといってびっくりしちゃうよ。

 当たり前だけど、こんな本、アカデミズムの世界では黙殺されているようです。すると、学会はマルクス主義で空想的平和主義だからオレの説を無視するんだとまた金切り声。マルクス主義と平和主義は並立しないんだけどね…。知らないのかな。

 記者上がりだけあって面白おかしく書く技術はあるし、ユニークというか変な本なので退屈はしないと思う。書いてることはむちゃくちゃだけどエピソード集としては面白いよ。それなりに歴史書を読んでいる人が、こんなのもあると手に取るにはいいんじゃないだろうか。最初に読む本としては、まったく勧められない。

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200737日(水)デジカメを注文する

 フジのデジタルカメラFinePix F10を使っています。技術のないオレにはカメラなんてどれも同じだ。使い捨てカメラで十分だ。と以前は思っていました。とんでもない間違いでしたよ。赤ちゃんが産まれてしばらくしてFinePix F10を購入したところ、突如として赤ちゃんが可愛く撮れるようになりました。カメラひとつでこんな違うんだと驚くくらいです。最近のカメラは、腕がないのを機械がカバーしてくれますね。

 FinePix F10を買うときは、かなり調べました。ソニーや松下のような電器メーカーよりも、カメラメーカーやフイルムメーカーのデジカメほうが画質が良いようです。世の中にはデジカメマニアみたいな人がいて、いろんなデジカメの画像をホームページにアップしてくれています。そいつらを比較したところ、キャノンとフジのデジカメが画質で頭ひとつくらい抜けていました。値段はキャノンのほうがちょっと高価い。しかし、フジはメモリが高価いので、それを考えれば同じくらいだ。フジは、バッテリーの持ちが良くて屋内での撮影に強い。キャノンは、手ぶれ補正機能などがついていて外で活発に撮影するのによさそうです。でも、まれにレンズが良くないという人がいる。でもSDカードを使っているキャノンのほうが汎用性が高そうです。ここまでくれば、あとは好みの問題でしょう。

 結局フジのFinePix F10を買いました。キレイに撮れるのは当然として、暗いところでもかなりキレイに撮れる。オレは、腕がないのでフラッシュは嫌いです。それに赤ちゃんにフラッシュは良くなさそうだ。屋内で撮影することが多く、ISOが1600まであるので、フラッシュを使わなくてもかなり明るく撮れます。フイルムカメラじゃないから何枚撮ってもカネはかからない。ブレても何枚も撮影すれば、1枚くらいはまともに撮れてるんだよね。

 それにバッテリーの持ちが良いのが大きかった。いくら撮ってもバッテリーがなくならない。公式には580枚になっているけど、ネットのレビューによると、一度充電したら600枚以上撮影できるようだ。2ギガのメモリを入れたら、最高画質でも800枚以上保存できる。数泊程度の旅行だったら、カメラだけ持っていけばまず大丈夫でしょう。オレは性格的にバッテリーが切れるんじゃないかと心配しながら撮影するのは嫌で、そういう心配なしに撮りまくれるというのは大きいですよ。

 オレは常に最高画質で撮影しています。この最高画質というのも重要で、データ量が多いと暗くてつぶれてもフォトショップの色調補正で復活させることができる。画面の一部を切り取っても十分に使えるしね。うーん、便利だ。

 しかし、長いこと使っていると物足りないところも出てきました。一番気に入らないのは接写モードです。近くにあるものを撮影する際は、接写モードにします。これがウインウインいうばかりで、なかなかピントが合わない。特に赤ちゃんは動くから、撮影できないこともしばしばです。それとFinePix F10に限らないけど、背景が明るいと顔が暗くなってしまうことがあります。いちいちフォトショップで色調補正するのはめんどいし、やはり画質が落ちてしまう。撮影の際に注意して露出を顔に合わせればいいんだけど、面倒くさいよ。オレは何も考えずシャッターを押せばキレイに撮影できるカメラが欲しいんだ。

 そう思っていたところ、半年くらい前にすばらしいカメラが出ました。同じフジのFinePix F31fdという機種です。オレが持っているのがF10だから、三代あとの機種ということになります(F10→F11→F30→F31fd)。こいつには顔検出機能というのがついています。

 被写体となっている人物の顔を最短0.05秒で最大10人まで一度に検出。 検出された人物の顔にピントを合わせ、さらに検出された顔を自動で最適な露出に調整。

 カメラ屋に行って実験しました。顔検出機能は使えますねー。こいつがあれば自動的に露出を顔に合わせてくれるから、背景がきれいで顔が暗いという一番ありがちな失敗を回避できる。それに接写も早くなっていました。F10だとピントが合うのに10秒近くかかっていたのが、1秒程度に短縮されています。これなら動くものも楽々撮影できそうですよ。そのうえISOも最高1600から3200に上昇。暗いところにさらに強くなりました。そのほかにもいろいろ便利機能がついているようです。しかし値段がねえ。出たばかりのころは4万6千円くらいしたんですよ。別売りのメモリも買えば、軽く5万円を超えてしまいます。これじゃあなかなか手が出せません。

 フジのデジカメは、メモリにxDピクチャーカードというのを使っています。これの評判が悪い。SDカードの方が一般的だからだろう。メモリカードなんていちいち取り出さないでUSBでパソコンに直接カメラをつなげるから、オレはどんなカードでもいいと思うんだけどね。xDピクチャーカードの評判の悪さに、フジはSDカードも使えるF40というのを出したんです。でもこいつはカメラとしての性能は、F31fdよりも落ちている。

 新製品が出たおかげでF31fdが値下がりしました。アマゾンで2万8800円。しかもポイントで1600円くらいかえってくるから、発売当初より2万円も安い。ほ、ほ、ほ、ほしいにゃあ。でも、F10も十分に使えるしにゃあ。でも、ほしいにゃあ。にゃあ。にゃあ。にゃあ。………気がついたら購入しておりました。むーん。もう一枚xDピクチャーカードを買って、F10は細君に貸与しよう。

 

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