日本テロゲリラ情報1999年7月2日
解放派(革労協狭間派)山茂派(学生グループ
)による内々ゲバブル新より転載
過激派幹部
殴られ死亡
松戸の路上
2日午前11時ごろ、千葉県松戸市岩瀬の市道で、オートバイの男性がいきなり数人の男に鉄パイプのようなもので頭を殴られ、同日午後へ脳挫傷で死亡した。同県警公安3裸と松戸署の調べでは、殺されたのは過激派「革労協狭間派」幹部の長田佳比古さん(50)。同派内の内ゲバ殺人事件とみて捜査している。長田さんはヘルメットをかぶっていなかったらしい。
同派内では、主導権争いなどから内部対立が激化。先月4日には東京都北区で、同派幹部の男性(50)が4、5人の男に鉄パイプで襲われ重傷を負っている。
解放派機関紙『解放』697号(99年7月15日)より転載
(現代古文書研究会より再転載)
同志長田(荻野)佳比古を追悼する
7・2反革命的襲撃―虐殺に報復し、
親ファシスト―ミニ・スターリン主義
私的サークルグループを根絶・解体・一掃する
一九九九年七月
革命的労働者協会総務委員会
七月二日午前十一時頃、千葉県松戸市岩瀬の路上で、同志長田(荻野)佳比古が、親ファシスト―ミニ・スターリン主義私的サークルグループに襲撃された。襲撃者はオートバイで出勤途上の同志に襲いかかり、引き倒し、ヘルメットをはぎ取って側頭部のみに打撃を集中しハンマーをうち下ろした。この襲撃をうけて、同志長田は無念にも死亡した。
革命的労働者協会は、七・二虐殺に対して腹の底からの怒りをもって徹底し報復し、この反解放派―党・軍破壊分子を根絶・解体・一掃することを宣言する。
同志長田は、六〇年代以来の学生指導部として、権力闘争・党派闘争の最先端の歴戦の戦士として、建軍の創成期からの中心的な推進力として、そしてまた出身校である明大の生協理事・生協労働者として活動してきた。とりわけ五・四〜五以降反解放派―党・軍破壊分子と断固対決し、七・二当日も七・四三里塚現地闘争への決起を準備しつつ、明大五・二六被弾圧獄中被告の防衛のために奔走していた。われわれは、このかけがえのない同志の虐殺に断固として報復する。
この襲撃・虐殺は生協労働者である同志長田の出勤途上でなされたものであり、闘う明大生協労働者さらにはわが労働者同志に対する挑戦でもある。七・四三里塚現地闘争直前の虐殺であり、権力―敵対勢力による三里塚闘争破壊に与するものである。わが拠点・明大に対する廃墟化―破壊攻撃であり、明大生協の階級的再編に対する破壊攻撃である。われわれはこの反階級的・反労働者的本質をさらけだした虐殺に断固として報復する。
われわれがこの間展開してきた破壊分子解体の闘いに追いつめられ内部動揺を拡大してた彼らの延命のための手口は、権力から「非公然」と目されているメンバーを次々と浮上させての権力・革マルへの助命嘆願であり、「軍」を僭称してのテロル宣言であった。
彼らは反党・反軍(反プロ統)宣言=六・一三「革命軍声明」において複数の同志の実名をあげて殺害を宣言しあるいは権力・革マルの弾圧・テロルを要請し、さらにまた山田執筆「討議資料」など一連の文書で複数の同志の名前を連呼してきた。これらに含まれていない同志長田を彼らは殺害した。彼らは、一連の助命嘆願を条件として、官許の凶行におよんだのだ。
七・二襲撃・虐殺は、破産を深めるこの党・軍破壊分子の延命のために、わが同志を虐殺することそれ自身を目的にして兇行された、文字どおりの虐殺のための虐殺である。
虐殺を自己目的としそのエネルギーをもって内部収約を計るというのは、スターリン主義者やファシストと同様の手口である。この間幾多の困難を抱えながらも格闘し推進してきた解放派の党派闘争―「党内闘争」の路線とは縁もゆかりもないものである。そしてこれは、非公然・非合法部門の原則の解体であり、公然・合法部門による非公然・非合法部門の従属化と双方の腐敗を必然とするものである。
この虐殺は、同志長田が心血をそそいできたわが建軍闘争を破壊し廃墟化するものである。反革命的テロルに動員した「部隊」に対して、解放派への復帰の道を断ち、権力の弾圧(売り渡し)=投獄か、生涯共産主義運動の破壊者として追われる身となることを強制することを図ったものである。
そしてこの虐殺は、六八年東大教職員会館戦闘における「特警隊」をはじめとする同志長田の歴戦の地平を踏みにじり、明大―首都圏―全国の学生出身OBの組織化を破壊し、さらに生協の階級的推進の可能根拠を消し去り、明大をめぐる私利・私権にのめりこむものである。
われわれは、この解体戦をとおして、彼らの破壊と廃墟化を粉砕し突破する党・軍建設をおし進める。明大を解放派の不抜の拠点として再生する。
彼らは、〈恐慌―戦争〉情勢下、反革命戦争突撃とファシズム的改編の強攻撃にうってでた日帝国家権力の「解放派壊滅」攻撃―全戦線での路線転換の攻撃に耐えきれなくなり、革命的隊列の内部からこれに呼応し促進し加重し、解放派の歴史的地平の破壊を図っている。
この攻防は、プロレタリア革命に対するあらゆる敵対勢力への助命嘆願のために、路線転換=解放派への破壊・攪乱をはかる破壊分子と、あらゆる敵の集中砲火を引き受けひたすら永続革命・世界革命の勝利のために戦略・路線の堅持・発展を貫く解放派との、あらかじめ勝敗の決した対決である。しかし、破壊分子の反党性・反階級性はきわめて深い。
同志長田は、襲撃を受けた瞬間に襲撃者が何者であるかを知り、怒りに燃えつつ無念のうちに倒れた。われわれは、同志の側頭部に加えられたハンマーの一撃一撃をわが身に加えられた一撃一撃としてうけとめ、同志の激痛と無念と怒りをわがものとし、虐殺に報復し、根絶・解体・一掃をなしとげる。革命運動に生きかつ死んでいった同志の遺志を引きつぎ、親ファシスト―ミニ・スターリン主義的私的グループを根絶・解体・一掃する。七・二襲撃・虐殺の首謀者―山田・土肥をせん滅する。下手人・同調者を決して許さず、解体・根絶戦の一環として、せん滅戦―容赦ない報復の鉄槌をたたきこむ。
全同志―全潮流員は、解放派の建党・建軍の死活をかけてこの闘いに猛然と決起せよ。総務委員会はその先頭に立つ。党・軍建設の未来をかけて、また彼らを生み出した責任において、この烈火の死闘に決起し勝利する。
権力闘争・党派闘争の前進と党・軍建設の飛躍を心から求め、また明大の革命的拠点としての前進を心から求め、今まさに新たに精力的な決起を開始した同志長田の、未完の遺志をひきつぎ、同志長田の三十余年にわたる解放派としての全営為をわがスクラムの内にしっかりと共にし、われわれはひたすら前進する。
権力闘争の飛躍をおし進める。
同志中原虐殺報復―反革命革マル解体絶滅戦になんとしても勝利する。
ファシストせん滅戦の本格的着手―前進を切り開く。
われわれは総力で決起し、必ず勝利する。プロレタリア解放―全人民解放、プロレタリア・共産主義革命の大道を突き進む。同志長田、見ていてくれ。