日本テロゲリラ情報1998年7月29日
中核派による運輸省課長宅放火ゲリラ
日共系
(らしい)団体『成田空港から郷土とくらしを守る会』HPより転載また、中核派が放火ゲリラ活動・・・運輸省幹部宅
先月の29日未明に横浜市青葉区の運輸省幹部の自宅に発火装置が仕掛けられたゲリラ事件で、昨日、報道機関に「中核派革命軍」を名乗る犯行声明が送られてきました。犯行声明では「共生大綱は反対同盟農民の生活を無視するもの。」と書かれています。しかし、いつまでこのような子供じみたゲリラを続けるつもりなのでしょうか。
ブル新より転載
運輸省課長宅で発火
横浜 成田空港絡みゲリラ?
29日午前3時15分ごろ、横浜市青葉区たちばな台1、運輸省海事産業課長、春成誠さん(47)の玄関付近から出火しているのを近所の人が見つけ、110番した。火は玄関の外壁約5平方メートルを焼いて消えたが、裸足で消火しようとした春成さんが左足に軽いやけどを負った。
玄関で時限式発火装置の部品とみられる乾電池とリード線が見つかったため、神奈川県公安3課と青葉署は成田成田空港の拡張工事や新しい日米防衛指針(ガイドライン)などに反対する過激派のゲリラ事件とみて、現住建造物放火の疑いで調べている。
春成さんは1992〜94年に航空局国際航空課から航空交渉官を務め、95年から1年間、国鉄清算事業団に出向していた。
運輸省の幹部を狙った過激派による最近のゲリラ事件としては、昨年12月、川崎市多摩区の大臣官房技術審議官宅の車に仕掛けられた時限式発火装置から出火する事件や、今年2月、東京都世田谷区の元航空局長宅の新築現場で同様の事件がある。
中核派機関紙『前進』1873号(98年8月10日)1面より転載
「共生大綱」爆砕へ第一弾
7.29 横浜軍報速報
革命軍は以下の軍報を発表した。
革命軍は、七月二十九日午前三時十五分、心の底からの怒りを爆発させ、運輸省幹部に対する激烈な火炎戦闘を敢行した。ターゲットは、神奈川県横浜市青葉区たちばな台一ー七―三九にある、運輸省の前大臣官房・広報室長であり、現海上交通局海事産業課長の春成誠の自宅である。この戦闘によって、春成の自宅を、怒りの炎で包み、大破したのである。
この戦闘は、運輸省が七月十五日に発表した「共生大綱」=農地強奪大綱を徹底的に粉砕する闘いの第一弾として決行したものである。春成は、この「共生大綱」を準備し、空港建設に反対し続けてきた反対同盟農民の生活と闘いを完全に無視抹殺し、「二〇〇〇年空港完成」=九八年秋工事再開を一方的に宣言するという、天人ともに許されざる暴挙を率先して行ってきた階級的大罪人である。怒りの鉄槌が振り下ろされて当然の輩なのである。
革命軍は、断固として宣言する。運輸省の「共生大綱」を必ずやズタズタに粉砕する。この歴史的大罪に手を染めた者は、一人たりとも許さない。反対同盟との血盟にかけて、全力で決起する。
日帝・運輸省、空港公団が九八年夏秋に平行滑走路の工事を再開するならば、文字どおり革命軍の総力を傾注して、それを完全に破産に追い込むまで、戦闘を徹底的にエスカレートする。無制限・無制約のゲリラ戦争に戦慄せよ。
一九九八年七月二十九日
革命軍
中核派機関紙『前進』1874号(98年8月31日)より転載
「共生大綱」爆砕の第一弾
運輸省幹部宅に火炎戦闘
平行滑走路の着工阻止へ
革命軍軍報
革命軍は偉大な戦闘を貫徹し、以下の軍報を発表した。
七月二十九日、革命軍は九八年秋平行滑走路工事着工―二〇〇〇年空港完成に向かって、七月十五日に運輸省が「地域と共生する空港づくり大綱」(「共生大綱」)=農地強奪・農民殺しの大綱を発表したことに対して、満身の怒りを爆発させ、これを全人民の実力闘争で粉砕する闘いの先陣を切り開く第一弾の戦闘に立ち上がった。
「共生大綱」で運輸省は、「平行滑走路の二〇〇〇年度完成を目標とする成田空港整備の全体像と手順」を示すと称して、平行滑走路の完成年度を「二〇〇〇年」と明記し、そのためのタイムリミットとして今秋平行滑走路の工事着工を宣言した。反対同盟やその他の農民とその家族が生活している農地や居住地の上に「平行滑走路」を完成させると一方的に宣言したのである。
しかも、七月二十二日には、空港公団が平行滑走路予定地の北端わきに航空機燃料を備蓄するための給油センターを新たに建設することを発表した。これこそ、事実上の平行滑走路建設の工事開始そのものではないか。農民の生きる権利を無視したこんな攻撃を、許してなるものか。今こそ、一大反撃に打って出るときだ。革命軍こそ、その先鋒(せんぽう)の役割を果たさなければならない。強力な武装反撃を突破口に、九八年秋二期工事着工に総力の反撃戦をたたきつけなければならない。
この「共生大綱」爆砕の反撃の第一弾のターゲットは、神奈川県横浜市青葉区たちばな台一―七―三九にある、運輸省前大臣官房・広報室長であり、現海上交通局海事産業課長の春成誠の自宅だ。午前三時十五分戦闘は炸裂(さくれつ)した。春成の自宅にたたきつけられた火炎戦闘は、威力十分である。日帝・運輸省、空港公団に対する怒りの炎は、春成の自宅を徹底的に破壊しつくしたのだ。
革命軍部隊は、戦闘が炸裂した時刻にはすでに撤退作戦を完了していた。日帝・国家権力の凶暴なデッチあげ弾圧を完全に封殺する作戦を貫徹したのだ。国家権力は、どのようなデッチあげも不可能である。
「共生大綱」を準備した春成
この春成は、運輸省幹部として極悪の階級的役割を果たしてきた。九四年までは航空局国際航空課で航空交渉官、九五年には国鉄清算事業団総務課長となり、九六年から今年六月までは大臣官房広報室長として反人民的所業を積み重ねてきた。
その中でも、広報室長として「共生大綱」を作成し、発表する準備を重ねてきたことは許しがたい悪行である。「共生大綱」は、(1)反対同盟と敷地内農民、地権者の生活や闘いを完全に無視抹殺し、(2)再び国家暴力を発動して、悪名高い軒先工事を再開し、(3)平行滑走路だけではなく、横風用滑走路の建設強行をも工事計画に含み、(4)「共生」の名のもとに、途方もない金をばらまき、買収にうってでることを宣言するかつてない反革命文書である。
七月十五日にこの「共生大綱」を発表するや、七月二十二日には、平行滑走路用の新たな給油センターを建設することを明らかにした。この給油センターは、平行滑走路北端わきに、航空機燃料を備蓄すると称して、土地十九ヘクタールに八基のタンクを建設、貯油量は約四万キロリットルという大規模なものだ。平行滑走路完成を前提に、増加する航空機燃料を備蓄するための工事である。これこそ、事実上の平行滑走路建設工事の開始そのものである。
しかも、この給油センターの用地は「七年越しの用地買収」で公団が入手したというしろものである。公開シンポ―円卓会議で「二期工事は白紙に戻す」「二期は話し合いで」などと言いながら、その裏では平行滑走路建設のための買収工作を執拗(しつよう)に続けてきたことをあからさまに示しているのだ。これこそが、日帝・運輸省、公団の正体であり、「隅谷最終提言」「共生大綱」の正体なのである。
三里塚闘争三十二年の歴史を覆し、反対同盟と三里塚闘争を破壊しようとする攻撃を許してはならない。いかなる手段を発動してでも、これを阻止しなければならない。決然たる武装反撃こそが求められている。革命軍は、今こそその総力を挙げて「共生大綱」爆砕に立ち上がることを決断して、七・二九戦闘を敢行したのである。
着工時総力戦へ突破口開く
七・二九戦闘は、第一に日帝・運輸省、空港公団の「共生大綱」攻撃=平行滑走路着工攻撃に対する、革命的反撃の第一弾である。革命軍は、日帝が国家暴力を発動して、反対同盟と三里塚闘争を破壊し、解体する策動を絶対に許さない。あらゆる手段でこれを粉砕することは、神聖な義務であり、権利である。無制限・無制約のゲリラ戦争の空前の爆発で絶対に粉砕する宣言として、この戦闘をかちとったのである。
それは同時に、反対同盟が呼びかける今秋十・一一全国闘争への総結集を訴える戦闘である。
第二に、三里塚闘争の新たな発展を、新安保ガイドライン粉砕の闘いと一体の全人民的全階級的闘いとして貫くことを呼びかける戦闘である。成田空港二〇〇〇年完成の攻撃は、何よりも新ガイドラインで打ち出された米日帝の朝鮮侵略戦争遂行のための必須不可欠の兵站(へいたん)基地建設のためのものだ。三里塚闘争を新ガイドライン粉砕闘争の全人民の砦(とりで)としてさらに徹底的にうち固めなくてはならない。三里塚闘争の戦闘的伝統である実力闘争を堅持・発展させるものとして、戦闘を貫徹したのである。
第三に、経済危機、政治危機の深まりの中で、そこからの脱出を、戦争と大失業の攻撃にかける日帝の、そのファシスト突撃隊となることで延命を策している現代のナチス=ファシスト・カクマルの完全打倒を呼びかける戦闘である。
いよいよ決戦の時がきた。革命軍は、反対同盟との血盟を貫き、全人民の先頭で闘うことを宣言する。
98年10月8日付ブル新より転載
爆弾ゲリラ事件で中核派20カ所を捜索
神奈川県警
横浜市青葉区の運輸省課長宅で7月に起きた爆弾ゲリラ事件で神奈川県警公安3課と青葉署は8日、同市中区長者町9の中核派「前進社」神奈川支社と同県内の同派活動家宅など約20カ所を、現住建造物等放火、傷害などの疑いで家宅捜索した。