北のりゆき＝死売狂生＝行方未知

　３０日にアキバのまんだらけをのぞいたら、特典セットが二千円で売られているのを発見。しょんぼりしてしまっていたので、ちょっと嬉しい。

　まぁ、中身を見てみたら案の定、使いようのないものばかりで、ヤフオクで売っちゃおうかなぁと思っています。でも、どんなものか見ることができて満足だ。

　１１月も期間限定で吉野家の牛丼が復活です。細君もいないことだし、ちょっと食べてきました。大盛りとタマゴ。さらに持ち帰りで大盛りを３杯。１２時ジャストに吉牛に到着。並ばずに食べることができましたが、持ち帰りは行列になっていて１０分ほど並びました。

　日本マクドナルドの創業者の藤田田が、女性秘書は嫌がるが昼食は吉野家が多い。安くて早くて美味いんだから当然だ、と書いていたのを思い出しました。死んじゃったけど藤田田って数百億も財産のある大金持ちだぜ。誰が食っても美味いものは美味いんだよな。満足して帰宅。メシを作るのが面倒くさいので三食牛丼でした。

　１０月１７日と２３日に売買した株を手仕舞いしました。いずれも手数料と金利を差し引いた額です。２３日に空売りした三井造船は、まだ手仕舞いしていません。

　１０月１７日分

　金利と手数料を差し引くと１７日分が１１万５４２６円のマイナスで、２３日分は１７万６０８６円のプラスでした。合算すると６万０６６０円のプラスになります。手間がかかった割にはたいした利益は出ませんでしたね。でも、マイナスにならなくて良かった。

　１９日に手仕舞いした前回の取引は、金利と手数料を差し引いた実現損益が１８万５２４０円のプラスでしたので、今回の取引と合算すると２４万５９００円のプラスになりました。

　なかなか調子がいい感じです。でも、短期の株取引は、いくら人事を尽くしたとしても運やタイミングが大きい。慢心することなく、慎重に利益を積み上げていきたいと思っています。

　そうそう、遊撃インターネットは本日で１０周年になります。もう１０年か…。早いなあ。

　ネットで１０年といえば大昔です。でも、すぐフリーズするパソコンでなんとかホームページを立ち上げたのが昨日のように思い出せますね。いろいろあったけど、ひどく早く感じるよ。もともと遊撃隊と冥土出版という同人誌サークルをやっていて、その資料をアップするのが目的でした。今では、遊撃インターネットが本家みたいになっていますね。

　長いだけで退屈なゲームに飽きたので、主人公とヒロインが人肉を食いまくるというカニバリズムエロゲー、『沙耶の唄』をプレイしました。前から気になっていたんだよね。

　ゲームといっても、音楽つき紙芝居という感じのノベル形式です。選択肢は３か所しかなく、ラストも３種類。大体５時間程度で終わります。１００時間とかいうゲームなんかやってられないオレとしては、気持ちの良い短さでした。アマゾンで価格が３８００円と、エロゲーのわりに安いのも嬉しいよね。

　このゲームのヒロインである沙耶は、「ズルル」「ベシャ」とかいう擬音の似合う粘液系の化け物です。主人公は、脳に障害を負い世の中のすべてが内臓のようなグロな形に見えてしまいます。唯一、まともな姿に見えるのは、この本来化け物である沙耶です。ゲームは主人公の視点で進みますので、沙耶はロリ美少女に描かれています。本当は化け物なんだけどね。グロ怪物とのエロシーンも、美少女エロに変換です。そうでなきゃ、このゲームを買う人がいなくなってしまいます。

　主人公視点の背景に力が入っています。内臓がモチーフで、廊下もベットもあらゆるものがぐちゃぐちゃ内臓に描かれています。しかし、グロがダメな人でも大丈夫。グロシーンをソフトにしたり明度を落とすという、なかなか気がきいた機能がついています。

　キワモノ作品は粗雑な作りのものが多いんだけど、キャラやストーリーがしっかりしていて面白く、意外に人気がある作品です。５時間で終わりでは短いと思うかもしれませんが、密度が濃いのでそんなに短く感じませんでした。コストパフォーマンスは低くないと思います。

　こいつで抜くのは困難だけど、大変な怪作であることは間違いありません。グロやサイコ好きな、オレみたい人に特におすすめです。

　外にも出ずに一日ゲームをやっていただけで、書くことがないような日だったんだけど、夜中に困ったことが起こりました。赤ちゃんが鼻水を出してぐずります。熱はないけど、どうやら風邪をひいてしまったらしい。だいたい３０分ごとに起きてはヒイヒイ泣きます。泣いてる赤ちゃんにつきあって徹夜ですよ。

　そんなことを一晩中やっていて、もうくたくたです。ネットで土曜日も開いている小児科医院を探し、９時に連れて行きました。まぁ、風邪だろうということで、シロップ状の赤ちゃん用風邪薬をもらって帰宅。子どもの医療費は無料ということで、薬代も無料。ありがたいことです。

　ちょっと試食したところ、けっこう甘くて美味い薬です。しかし、薬飲ませるだけでも結構な騒ぎです。食欲がなくミルクも飲まないので、混ぜて飲ませるのは無理。３０円で買ってきたスポイトで、口に薬を注入することになりました。だが、赤ちゃんは飲用を拒否。ダラダラ口からこぼします。グリグリと口の奥にスポイトを押し込んだら、目を白黒させ泣きわめきながらようやく飲んでくれ、１０分くらいで、コトンと眠りました。医者からもらった薬はきくなあ。

　最近体調の悪い細君は再び病院へ。オレは、気絶したみたいになって夕方まで寝てしまいました。帰宅した細君も病臥。せっかくの休みなのに、病人ばかりです。深夜目を覚ましましたが、酒を飲みふたたび寝ました。

　細君と赤ちゃん、ともに体調悪く、オレが面倒見ることに。あいた時間は、他にできることもないので『うたわれるもの』をプレイ。たしかに面白いんだけど、いい歳こいた男がやるもんでもない気がしてきました。　

　風邪がうつったのか、ちょっとだるい。せっかく日曜日で気持ちのいい天気だったのに、どこにも出かけなかったしねぇ。

　体調悪し。赤ちゃんに風邪をうつされるとは情けない。家族枕を並べて臥せっていました。

　毎日新聞に面白い記事が載っていました。「風に吹かれて」というコラムで、國枝すみれという人が書いています。

　米国の「アスベスト禍」

　メキシコからの不法移民が、低賃金で危険なアスベスト除去作業を行い健康被害も出ていると、取材を基にした実例を挙げ指摘します。最後に作業中に事故で死亡したメキシコ人を取材します。

　会社からは何の説明もなかった。補償金も出なかったが、遺体をメキシコに運ぶ代金と葬式代はくれた。米国人なら訴訟を起こすところだが、エリアスさんは違った。「兄を故郷に戻してやりたい、当時はそれしか考えなかった。会社は願いをかなえてくれた」

　ブッシュは嫌いだけど、オレは、アメリカ人の陽気さや善良さには好感を持っています。しかし、弱者を徹底的にしゃぶりつくすこの資本主義の悪辣さはどうだろうか。世界でもっとも経済が成長している地域といえば、やはり中国とアメリカ。両者に共通するのは、中国は内陸部の余剰農民、アメリカは不法移民という形で無権利で低賃金で働かせることが可能な大量の労働力を有しているという点だろう。冷戦後の新自由主義体制における経済成長は、この声の出しようのない不法移民などの犠牲のうえで成り立っている部分が大きいのではないだろうか。

　日本の経済成長が鈍化したのも、無権利低賃金労働力の減少が原因のひとつである気がします。最近話題のニートとか低賃金のパートタイマーの増加は、経済成長の原動力である低賃金労働力を政策的に創出している故ではないのかな。この記事を読んでそんなことを感じました。毎日新聞らしい、記者の顔の見える良い記事だと思いましたよ。

　それにしても、アメリカ的弱肉強食の資本主義社会では、弱者は徹底的に痛めつけられて搾取されるね。アメリカ人が大好きな「自由」も、実は搾取の自由だったりして。日本もアメリカ的資本主義の方に向かっているようだから、せいぜい「弱者」にならないように気をつけないと。しかし、最初からどうにもならない弱者の立場におかれている人も確実に存在するのだか…。

　風邪やら病気やらで家族全員ダウン。昼前に起きて前日調べた株を売買しました。こういうことは、体調が万全のときにするべきだったかもしれない。

　インターネットエクスプローラの７が出たというので、あたらしもの好きのオレは、早速ダウンロードしてみました。混んでいてダウンロードもままならないのではないかと思っていましたが、意外にもさくさく落ちてきて１０分足らずでインストールが完了。マイクロソフト、優秀です。再起動してインターネットエクスプローラを立ち上げ。おお、なんだか偉そうな画面になっています。早速ネットをウロウロして試乗してみます。

　結論からいうと、なんだか使いにくいや。別窓を開けばいいんだからタブなんか使わないし。「お気に入り」の窓がウインドウの下までしか伸びず、モニターの下端まで表示されなくなったのが致命的ですね。いちいちドロップして「お気に入り」を表示するのが面倒くさい。

　急ぐ買い物ではないし、安い型落ち品が出るかもしれない。しばらくネットをパトロールして出物を探す予定。

　赤ちゃんの鼻風邪が治らず、薬が無くなってしまったため、小児科につれて行きました。順調に治っているようで、数日程度鼻水が出るだろうけど心配ないようです。薬を処方してもらい、大阪風お好み焼きというのを食って帰りました。

　細君は豚肉入りお好み焼き、オレはチーズと餅入りお好み焼きというのを食いました。このチーズと餅入りお好み焼き、原料が小麦粉とチーズではピザみたいです。実際安いピザに餅を混ぜたみたいな味で、胸が悪くなってしまった。細君の豚肉入りお好み焼きは美味だったようで、あんまりキワモノを注文するもんじゃないね。

　オレのスキルでは、ここらへんが限界。掲示板に質問を書き込みました。親切な人が教えてくれればいいんだけど。

　五木寛之『霊の発見』を読了。感想は明日の日記にでも書きます。

　昨日読み終わった五木寛之の対談集『霊の発見』は、霊魂があるか無いかとか、あの世はどうなっているのかなどということを議論している本ではありません。宗教のない文化というものは無いそうで、最近でこそ「霊」とか「あの世」とか「神」なんていう言葉はいかがわしい感じがしますが、それ以前はそういう類いのものは、当然に「あるもの」として文化が成り立っていました。作家の五木寛之が、神職で大学教授の鎌田東二と「霊」「魂」「神」などが当然存在するのものという姿勢で日本文化を語り合ったのがこの本です。対談の相手が神職なので、神道と密教がメイン、仏教がサブという感じです。練って書かれた評論などに比べるとまだ浅い気がしますが、視野を広げてくれる良書だと思います。

　昨日今日と新聞が面白いですね。

　８日の毎日新聞では漂泊の俳人、種田山頭火が一面を使って特集されていました。長州の地主の家出身ながら、破産や家人の自殺という不幸にあい、僧となって托鉢の旅に出て自由律の俳句を詠んだ人です。

　分け入っても分け入っても青い山

　まっすぐな道でさみしい

　何を求める風の中ゆく

　空へ若竹のなやみなし

　もう死んでもよい草のそよぐや

　ふと死の誘惑が星がまたたく

　いつも一人で赤とんぼ

　ふくろうはふくろうでわたしはわたしでねむれない

　お月さまがお地蔵さまにお寒くなりました

　この道しかない春の雪ふる

　故郷の長州ではコジキとさげすまれていた山頭火も最近では復権を果たし、防府にファン１５０人が集まって大会が開かれたとか。

　最近イジメを苦にした子どもの自殺がはやっています。９日の毎日新聞が興味深い記事を載せています。

　この人、ネバダに殺された女の子の父親なんですね。あの事件は、イジメとはちょっと違う気がしますが…。書いてあることは、イジメ自殺事件の周囲の人たちは事件について正直に話してほしいというような内容で、目新しいようなことはありません。しかしこの記者さん、奥さんが癌で死んだ直後に５年生の娘を同級生に殺されてしまい、再起不能かと思っていました。事件直後に悲痛な文章を発表していましたし。立派に仕事をなさっていて、ちょっとほっとしました。毎日新聞は実録路線が好きで、アルツハイマーになった父親がだんだん痴呆になっていく様子のドキュメント『どうにか、こうにか―父が認知症になった時』なんていう記事も連載しています。

　アメリカの中間選挙は、ブッシュの共和党が大敗しました。見通しの立たない戦争を始めて数千人も国民を殺してるんだから、まぁ、当たり前だよね。日経新聞には『ウォール街ラウンドアップ』という欄があり、アメリカの株式相場について毎日コメントしています。選挙の結果アメリカの経済政策がどのように変わるか、民主党の政策を基に予想していました。

　アメリカの選挙ばかりが報道されていましたが、中米ニカラグアの大統領選挙も注目です。サンディニスタ民族解放戦線のオルテガが大統領に当選。１７年ぶりに政権を奪還しました。サンディニスタといえば、ニカラグア革命を達成し、レーガンに差し向けられた右翼民兵と死闘を繰りひろげたゲリラ出身の左翼政党。記事によると、野党時代に左派が分裂して中道左派政党に脱皮したようです。それにしても、元左翼ゲリラが１７年ぶりに政権奪還というのはすごい。ベネズエラ、ボリビア、ニカラグアと、アメリカがイラクで足をとられているあいだに、裏庭で次つぎと反米政権が成立しています。ブッシュは、途方もないくらい無能な大統領だと思うよ。