革マル派館(革命的共産主義者同盟 革命的マルクス主義派)
革マル派といえば、中核派・解放派との内ゲバで知られています。最初こそテロ合戦に優勢でしたが、劣勢になると革マル派は文書作戦に切り替えます。主にテロで決着をつけようという中核派・解放派に対し、革マル派は攻撃文書で両派の政治力をそぎ大衆から孤立させようという作戦に出たのです。革マル派は、中核派・解放派を攻撃する膨大なパンフレットを作成し、あらゆる方面に流しました。その一部を現在も見ることができます。ここには表紙やイラスト・漫画などを収録しました。
革マル派の主張を簡単に書くと、中核派・解放派は革マルとの党派闘争に敗れ、スパイ集団に転落し権力の走狗と化しており、いわゆる内ゲバなどもスパイ・走狗集団を利用した権力による革命的左翼に対するテロ攻撃だというものです。私にはちょっと信じられませんが…。
内ゲバ戦争に関しては、立花隆『中核vs革マル』講談社文庫に詳しく書かれています。
反中核パンフの決定版。某大学革マル系自治会にて入手。
このイラストに出てくる「長谷川」とは中核派系の杉並革新連盟から立候補した長谷川ひでのり候補のこと。革マルは同候補を落選させるために全力を挙げた。
これを見ると一方的に被害者みたいですが、革マルもかなり中核派の活動家を殺しています。
「君の○○先生は殺し屋だ!」に実名を入れて中核派活動家教師の生徒宅にバラ撒いたらしい。右のイラストの犬にふんづけられている人物は革マルに殺害された中核派の本多書記長。
谷岡ヤスジのパクリ漫画が絶品。革マルは漫画がうまい!
182ページにもわたる大著。独自の権力陰謀論の世界観が圧巻。
中核派内ゲバ要員の手記と内ゲバ調査活動の実体を収録。
反安保漫画で有名な森哲郎が執筆。後に中核派に追及され絶版にしたらしい。
国会図書館にて入手。
社会党から立候補した中核派系候補(シンパ?)の選挙妨害パンフ。国会図書館にて入手。
パンフ『解放派の軍事拠点から摘発された謀略の証拠』表紙・証拠写真
解放派が警察無線で指令を受け革マルを襲撃していると主張するパンフ。証拠のメモ写真付き。ただの警察無線の傍受記録にも見えますが…。国会図書館にて入手。