海の生き物写真集


このページではウシバナトビエイ属のお魚について書いていきます。

 ウシバナトビエイ属のエイは全部で8種類存在します。このうち日本で見られる種類は「ウシバナトビエイ」「クロガネウシバナトビエイ」「オーストラリアンカウノーズレイ」の3種類です。
 ですが、3種類ともかなり似ていて同じ水槽に入れられたら判別つかないと思います。
一応生息地が異なるという根本的な違いがあるとは思いますがこの個体はこの種類だというのを正確に調べるとなるとおそらく遺伝子レベルでの話になってしまうかと...。
 管理人は日本で見られるウシバナトビエイ属のお魚はすべて見ることができましたので、自分なりに感じた違いなどを書いていこうと思います。
 まぁ日本で見られるウシバナトビエイ属のエイのうち、海遊館のアクアゲート(入館してすぐのトンネル水槽)にいるのはクロガネウシバナトビエイ。シーライフ名古屋にいるのはオーストラリアンカウノーズレイ。それ以外はウシバナトビエイと思っていただければ大丈夫かと思いますがね。

 海外での展示状況としては、クロガネウシバナトビエイについてはジョージア水族館(アメリカのジョージア州アトランタ)の展示生物紹介ページに記載があったことを確認したことをはじめ、飼育している施設が北米には数多くあります。
 そして国内の水族館で展示実績がない種類としては、ゴールデンカウノーズレイがロサンゼルス南部にあるアクアリウム・オブ・パシフィックで飼育されているそうです(同施設のタッチプールではクロガネウシバナトビエイもいるとのこと)。他にはオーマンカウノーズレイがドイツに、ルシタニアカウノーズエイと思われる種類がロストチェンバー水族館(ドバイ)にいるらしいです。

和名 学名 英名
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Rhinoptera adspersa
Rough cownose ray
Rhinoptera bonasus
Cownose ray
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Rhinoptera brasiliensis
Brazilian cownose ray
Rhinoptera javanica
Flapnose ray
オーマンカウノーズレイ
Rhinoptera jayakari
Oman cownose ray
ルシタニアカウノーズエイ
Rhinoptera marginata
Lusitanian cownose ray
Rhinoptera neglecta
Australian cownose ray
ゴールデンカウノーズレイ
Rhinoptera steindachneri
Pacific cownose ray

~クロガネウシバナトビエイ~



~さつえいび~
2011/4/6
~さつえいち~
海遊館



~さつえいび~
2009/3/15
~さつえいち~
海遊館


~さつえいび~
2009/3/15
~さつえいち~
海遊館


~めずらしさ~

~コメント~
胸鰭の裏が褐色なのですが、ウシバナトビエイと比べるとコントラストがはっきりしてるように思います!
大西洋の熱帯および亜熱帯域に生息しているようです。
国内での展示は海遊館だけです。

~ウシバナトビエイ~



~さつえいび~
2015.7/17
~さつえいち~
名古屋港水族館



~さつえいび~
2009.8/12
~さつえいち~
鴨川シーワールド


~さつえいび~
2009.9/16
~さつえいち~
アクアワールド大洗


~めずらしさ~

~コメント~
クロガネウシバナトビエイやオーストラリアンカウノーズレイと比較して灰色っぽいように見えます。
国内にも生息してはいるみたいで、分布域としてはインド洋や太平洋あたりみたいです。

~オーストラリアンカウノーズレイ~



~さつえいび~
2022/10/27
~さつえいち~
シーライフ名古屋


~めずらしさ~

~コメント~
ウシバナトビエイとクロガネウシバナトビエイと比較して赤みが強いように見えますが、他の2種と比較すると牛鼻部分が角張っているところの方が見分け方としては明確かもしれません。 オーストラリア東海岸付近でしか見られない固有種なんだとか。