アクアマリンふくしま

アクアマリンふくしまのレポートになります☆★

きほんデータ


~Access~
福島県・いわき市
イオンモールいわき小名浜より徒歩
(※JR常磐線泉駅よりバス)


~Fee~
大人:1850円

~Report Date~
2023.4/21(Fri)
2023.1/26(Thu)



~パラメータ~

  全体的充実度:
     サメ度:
     エイ度:
   サンゴ礁度:
     深海度:
   哺乳動物度:
   ペンギン度:
 レアせいぶつ度:

~みどころ~

東北地方(所在地としてはほぼ茨城よりですが)では最大級の水族館で、珍しい生き物たちが数多く展示されています。
親潮と黒潮のテーマが異なる水槽に挟まれたトンネルが見どころではありますが、展示実績がなかった深海の生き物たちが非常に多く展示されていたりと他の施設ではなかなか見られない種類が数多く見られるのも隠れたポイントです。
また展示されている種類全体で見ても約800種であり、日本全体で見ても展示されている生き物たちの数も非常に多い方ではないのでしょうか?
※ペンギン類の展示、イルカなどのショーは一切ありません。(鯨類の展示もありません)
※哺乳動物は海の生き物としてはアザラシやトドくらいですが、縄文柴犬など他の哺乳動物にも数多く出会えるため☆4つとしました。
~A.海・生命の進化~

本館に入ってすぐのエリアです。太古に水の中で展開した進化と絶滅の歴史を古代魚や生きた化石などを通じて紹介しているエリアです。
さすがに生体の展示は無理といえシーラカンス2種類の標本は珍しいかも。生き物としてはアメリカカブトガニ、チョウザメ、肺魚、ギンザメ、深海サメ2種(エビスザメとアブラツノザメ)を順に並べて展示しています。
~Photos~





エビスザメ


アブラツノザメ
(※アクアワールド大洗で撮影)


~それ以外の展示生物~

スポッテドラットフィッシュ、チョウザメ類、ハイギョ類、アメリカカブトガニなど(2023/4/21 時点)
~B.ふくしまの川と沿岸~

福島県内の川の上流域から海岸までを、自然光を取り入れた環境下で植物とともに展示しているエリアとなります。
公式サイトの説明通り外光が行き届いていて明るいエリアです。エスカレーターで4Fまで上がっていくと川をテーマとした水槽群から始まり、沿岸(海)へとくだっていく流れです。
~Photos~





コモンカスベ


チダイ


~それ以外の展示生物~

ドチザメ、ダイナンウミヘビ、スズキ、マダイ、ヘダイ(クロダイかも?)、マフグなどなど (2023/4/21 時点)  
~C.北の海の海獣・海鳥~

海獣や海鳥の類はこのエリアで暮らしている動物たちだけになります。エトピリカはここでも見ることが出来ます。
国内唯一の展示であったクラカケアザラシのくらまるがいましたが、彼は2023/7/25に天国に旅立ちました。
~Photos~





ウミガラス


クラカケアザラシ
※23/7/25に亡くなりました。


~それ以外の展示生物~

ゴマフアザラシ、トド、エトピリカ (2023/4/21 時点)
~D.熱帯アジアの水辺~

ふくしまの川と沿岸エリアと同様、自然光が行き届いているエリアです。川から海辺に広がるマングローブの森へと続く水辺の自然を再現したエリアとなっており、現地の川の熱帯魚を始めマングローブに生息するお魚たちを見ることが出来ます。写真の方はないですが、ハゼ類の展示が充実している印象でした。
~確認できた展示生物~

ケショウハゼ、ハスジマハゼ、サザナミフグ、マングローブオオトカゲなどなど
(2023/4/21 時点)
~E.サンゴ礁の海~

マングローブの森を抜けるとすぐにこのエリアに入ります。
入ってすぐの水槽では、サンゴの仲間やそこに身を隠しながら暮らす小さなお魚たちが展示されています。
2つめの水槽は背景こそ青一色ではありますが、チョウチョウウオの仲間たちなどが数多く泳いでいます。
そしてその後に自然の光が差し、きらめく大きなサンゴ礁の水槽があります。この大きな水槽についてはキンメモドキの群れや人気者のチンアナゴたちに目が行きがちですが、この水槽に展示されているチョウチョウウオの仲間たちは水族館での飼育が少ない珍しい種類ばかりであるところも見所かと思います。
~Photos~



ハナゴイ


ケラマハナダイ


ニセタカサゴ


ツキチョウチョウウオ


ヤリカタギ


タテジマキンチャクダイ
~それ以外の展示生物~

★1つ目の水槽
ネオンテンジクダイ、ハタタテハゼ、アケボノハゼ、オトメハゼなど
(2023/4/21 時点)
★2つ目の水槽
イッテンチョウチョウウオ、ニセフウライチョウチョウウオ、シマハタタテダイ、
ナンヨウハギなど
(2023/4/21 時点)
★大水槽
チンアナゴ、ヘコアユ、キンギョハナダイ、キホシスズメダイ、
ミスジチョウチョウウオ、ミカドチョウチョウウオ、キンメモドキなど
(2023/4/21 時点)
~F.親潮アイスボックス~

北の海に生息する個性あふれる生き物たちを宝石箱を並べたような水槽で紹介しているエリアです。このエリアは深海に生息する生き物たちが多めですが、特に深海生物を集めたエリアというわけではないです。
このエリアの何がすごいかというと、日本初の展示であったりここでしか見られない珍しい生き物が数多く集められているところです。特にエビ類に関してはここで新種として発見された種類もいればここ以外で見た記憶がない種類も多いです。
魚類の展示に関しても他で見たことがないような種類多いです。後のエリアでは日本初展示のエイが2種類いますがかつてはこのエリアにも稀少な深海エイ(ドブカスべ、魚津水族館などでも展示実績あり)が展示されていたこともあります。
~Photos~



ハナブサギンポ


ヤイトゲンゲ


シロブチヘビゲンゲ


スミツキメダマウオ


キチジ


タマコンニャクウオ


テングトクビレ


タテトクビレ


ラウスブドウエビ


ラウスツノナガモエビ


ハサミモエビ


キタモエビモドキ
~それ以外の展示生物~

オオカミウオ、ケムシカジカ、ソフトスカルピン、ナメダンゴなどなど
(2023/4/21 時点)
~G.潮目の海~

館内で最大の水槽であり、親潮と黒潮2つの異なるテーマの水槽で分けられる三角トンネルを潜るゾーンです。(順路に沿って進んだ場合)左側には親潮、右側には黒潮の水槽が見える仕組みですね。
水槽の上層部はふくしまの川と沿岸ゾーンからでも部分的に見ることは出来ます。親潮は名前の通り冷たい海に住む生き物たちが数多く泳いでいます。黒潮の方は種類こそ少ないですが、フィーディングタイムではカラスエイがお腹を向けて餌をおねだりする貴重なシーンを見ることが出来るかもしれません。(カラスエイ自体が展示施設数も多くなくアカエイ科の中では珍しい種類ですが)
~Photos~



カラスエイ(黒)


クダヤガラ(親)


ギンザケ(親)


カナガシラ(親)
(おたる水族館で撮影)


アイナメ(親)


ニッポンヒトデ(親)
~それ以外の展示生物~

★黒潮
マダラトビエイ、マイワシ、カツオ、キハダ (2023/4/21 時点)
★親潮
タラ類、ホウボウ、ホッケ、ソウハチ、ヌマガレイなど (2023/4/21 時点)
~H.ふくしまの海~大陸棚への道~~

2018年のGWにオープンしたコーナーです。福島県沖の豊かな海にすむ生き物たちとともに、大陸棚から続く深海に生息する生き物たちを展示しています。
潮目の海大水槽の三角トンネルを抜けるとすぐにサンマが泳ぐ水槽があり、そこからこのゾーンが始まります。サンマの水槽付近にギンカガミの水槽もありますが、他は深海生物たちの展示がメインとなります。
キアンコウたちが泳ぐ水槽、タカアシガニたちが暮らす水槽を抜けると最後に珍しい深海の生き物たちが集められた水槽群にたどり着きます。小さな水槽群が並ぶ足下には希少なお魚が数多く暮らしている横長の水槽もあり、この水槽もアクアマリンふくしまの見所だと個人的には思うのです。
この水槽ですが、希少種とされるカサゴの仲間もいますが、何と言っても注目すべきは飼育が難しい深海のエイが2種類もいることですね。飼育が難しいため短期間の展示になってしまう可能性はあるものの日本では初展示となるエイが2種類もいることにはほんとに驚きでした。
※ガンギエイ科のエイはコモンカスベ以外は基本的にレア度が高く、特にソコガンギエイ属のエイやオナガカスベは超激レアです。(ソコガンギエイ属のエイではドブカスベなら前述の通り他館での飼育実績はありますが、それでもかなり稀少な種類です)
~Photos~



ザラカスベ


ザラカスベ(幼魚)


オナガカスベ


カンテンゲンゲ


アカボウ(※現在は展示していません)


ガンコ


アコウダイ


ヤナギメバル


サメガレイ


ヤナギムシガレイ


ベニズワイガニ


キタオオトゲヒトデ(※現在は展示していません)
~それ以外の展示生物~

サンマ、ギンカガミ、ツボダイ、アブラボウズ、キアンコウ、タカアシガニなど
(2023/4/21 時点)